BS11のアニメが熱い



 去年(2007年)の12月からだったっけ? 新しく開局したBSデジタル局「BS11」。ここの深夜枠でやってるアニメ放送が熱い。


「新世紀エヴァンゲリオン」
 新作の映画版を見た後に、BS11でテレビ版を見返したら、「え? テレビ版ってこんなに絵が緻密で綺麗だったっけ?」とビックリしてしまった。何つーか、新作映画版のアドバンテージって意外に少ない?と。

 エヴァンゲリオンって、テレビ版の時点でかなりの完成度だったんだなぁ〜と、今さらながら感心してしまった。よって、敢えて今、一話から見直す価値ありと言おう。


「創聖のアクエリオン」
 何年前だっけ? 初回放送時は、正直言ってふざけた内容の回しか印象に残らなかった。「合体は、爆発だ!」とかの(^_^;

 でも今回BS11で改めて1話から見直したら、以前とは違う意味での面白さを発見できた。真面目に面白いジャン。これも一話一話見直す価値あり。


「ガンスリンガー・ガール」
 いたいけな少女たちがゴツい自動小銃などを自在に扱い、政府の「裏の仕事」=「暗殺」をこなすという話。

 少女に銃や剣を持たせる話はマンガやアニメによくあるパターンであるが、そういうのは俺としては正直言ってあんまり好きになれなかった。子供が無表情で人殺しする話なんて、ギャグや趣味でやる物じゃないし、かと言って真面目にやったら救いが無い・・・。

 この「ガンスリンガー・ガール」に関しても、最初はそういうパターンのひとつだと思っていた。が、試しに見てみたら、これが違うのね。監督が「カードキャプターさくら」「ちょびっツ」等、上質な作品で知られる浅香守生氏。

 少女達がどうしてそんな事をしなければならなくなったかとか、大人でも扱いが困難な(重くて反動も激しい)銃器をどうして的確に扱えるのかなど、舞台設定が上手く、描写も丁寧。少女達の存在の悲しさと、けなげさが見所。ただの美少女物でもなければドンパチ物でもない。それでいてアクション描写はキレがある。


「俗・さよなら絶望先生」
 ズバリ、今期最高傑作かも(笑)。こんなに面白いアニメがあったなんて・・・。絶望したーっ! アニメの評論っぽいのを書いているのに、面白いアニメを全然知らなかった自分に絶望したーっ! あと、第一期はこっちで放送してないから見れないなとか思ってたのに、実はスカパーのキッズステーションで放送してた事実に絶望したーっ!

 笑わせるサービス精神が過剰なほど高密度で、一度見ただけでは全てを笑い切れない(スロー再生でチェックしないと!)。ネタ、ボケとツッコミのリズム。笑いの要素が非常に高度。ネタの鮮度的にも頑張ってる。よく週一ペースで作れるなぁ〜と感心。

 また、「絶望したーっ!」と絶叫するシーンや、首をつるシーンががやたらと出てくるが、暗い話では全く無い。むしろ絶望や自殺を笑い飛ばしている。

 こんなご時世ですから、首をつりたくなったり、ビルの屋上から飛び降りたくなったりした事がある人も少なくないでしょう。かく言う私も、何度くじけそうになった事か。でも、そういう絶望を乗り越えるのは、上手く言えないけれど、「笑い」の中にある何かなのかも知れない、と思うのですよ。

 ブラッドベリの「何かが道をやってくる」に出てくる、人々に絶望をまきちらす「秋の人間」の弱点が無邪気な笑いであったように、みんな笑って笑って絶望を吹き飛ばし、生きていこうじゃないですか。そんな、深読みまでしてみたくなる面白さですよ、これは。(そ、そこまで考えるほどの話?byニョーボ)


「ペルソナ・トリニティーソウル」
 アトラスのRPG「ペルソナ」シリーズの流れをくむオリジナルアニメ。

 ヤオイ系でいじってくれ!と言わんばかりのキャラたちだが、物語は本格的に面白い。「ペルソナ」とは何か? 分かりそうで分からず、隠された謎が徐々に紐解かれていく過程がスリリング。

 でも昔から思ってたけど、やっぱり「ペルソナ」ってさあ、ジョジョの「スタンド」のパクりだよなぁ〜。あ、これって禁句?(^_^;


「ご愁傷さま二ノ宮くん」
 主人公1人(男)に、好意を寄せる女の子が2人。そしてそれ以外にも女の子が何人もからむ。よくあるハーレムアニメのひとつだと思っていたのだが、見たらこれが面白いんだなぁ〜。まいったなぁ〜。

 俺的には、個別のキャラに萌える点は無いんだけど、お話として面白いんだよなぁ〜。困ったなぁ〜。

 主人公の二ノ宮くんは、そんな彼女たちに振り回されて、ホント、ご愁傷様だと思う(^_^;

[2008/2/5]



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