ウィザードリィ・シリーズ

元祖ハマリゲー



 ダンジョンRPGの元祖。ウィザードリィにはファミコン版から入った。それ以前から名前だけは知っていたが、あまり興味は無かった。

 ところがファミコン版に思い切りハマってしまい、その後10年以上やり続けている。#1、#2、#3と来て#5、そしてパソコン版で#4をちょっとだけやった。#4以外は何度もコンプリートしているが、#4は挫折。

 最近プレイステーション版もやったが、やはりファミコン版が最高だと思う。どこが凄いかと言うと、セーブ用のメモリーがカセット内部にあるおかげで、自動セーブという他機種には真似のできない仕掛けになっており、これが「後戻りできない」「死んだらおしまい」という緊張感を盛り上げている。


「ウィザードリィ#4」(プレイステーション版)
 やはりというか何というか、難易度高すぎっ! 取説にも「難易度の高さは相当な物だ」などと書かれているだけあって、半端ではない。「初心者には難しい」というのではなくて、シリーズをやりこんだ上級者にも十分すぎる程に難しい。俺、そろそろ嫌になってきたぞ(涙)。これをノーヒントでクリアできた人なんて存在するのかい?

 他のシリーズと違い、経験値を貯めて強くなるというシステムではないので、地道に頑張るという方法が通用しない。謎かけも理不尽なまでに難しい。謎かけとマップが全て判っていれば1日程度でエンディングまで行けるのかもしれないが・・・。


「ウィザードリィ#1」(プレイステーション版)
 #4があまりにも難しいので、同じソフトの中に入っている#5に逃避。しかしやっているうちに#1から順番にやりたくなってきた。で、#1〜#3がセットになった「リルガミン・サーガ」を買ってきた。

 さっそく開始。ファミコン版の操作に慣れていると、このPS版の操作はちょっと違和感がある。ファミコン版と違って自動セーブでないのは仕方がないとしても、ちょっと気に入らない所がある。それはモンスターのグラフィック。絵としてはあの末弥純氏の同じ絵なのだが、最初のまだ正体が解らない段階の時の絵が違う。

 ファミコン版だと未確定状態の時はそれ専用の絵が用意されていたが、PS版やパソコン版では単にそのモンスターの絵を暗く表示されるだけなのだ。これじゃあ見てすぐ正体が解っちゃうから正体未確定の意味が無いんだよね。あの、最初は正体が解らない所がドキドキしたのにさあ。やっぱファミコン版が一番出来が良いんじゃないかなあ。

 あと、宝箱を開けて手に入るアイテムが凄く少ない。地下4階まで潜っても宝箱アイテムはほとんど何も手に入らない。ファミコン版だったら地下1階でも薬とか巻物とか、たとえそれが安い物でも何か手に入ったように思うのだが、PS版ではほとんど何も出ない。俺の記憶違いかなあ・・・? だからPS版では、ブルーリボンを手に入れるまでは階段を使って地下7階まで潜ってた。(道のりが遠いのよねえ・・・)
 このくらいまで潜るとそれなりのアイテムが手に入るんだよね。ファミコン版では地下5〜8階は一度も行った事無かったように思うが、まさかこんな理由で何度も行く事になろうとは思わなかったぞ。

 アイテムの名前が違う。ファミコン版のきりさきの剣、まっぷたつの剣、にんたいの兜、かたい皮鎧、などの味のある名前は出てこない。PS版ではロングソード+1とかプレートメール+1とかそんなのばっかり。原作版でもこんな味気ない名前だったのかなあ? ファミコン版のアイテムの英語名を見ると、英語でもちゃんとそれっぽい名前になっているのだが・・・。

 ファミコン版だと宝箱の罠の確認で、盗賊が罠の種類を間違える事がけっこう多かったように思うのだが、PS版ではほとんど間違えない。モンスターの出現確率とか、モンスターの特性も微妙に違うようだ。例えば地下9階10階に出現するポイズンジャイアント。毒ブレス攻撃で強敵。経験値が高い。ファミコン版だと9階でもけっこう出現して、「マカニト」の呪文1発で倒せたので絶好のカモだったけど、PS版だと9階ではほとんど出現せず、しかも魔法が効かない! ファミコン版と同じ気分でやってたら危うく全滅させられるところだったぜ(^^;


「ニンテンドー・パワー版」
 コンビニで書き換えの出来るスーファミ用カセット「ニンテンドー・パワー」にもウィザードリィがある。それは#1〜#3をひとつにまとめた物で、基本的にファミコン版と同じ物だ。さっそくやってみたのだが、確かに音楽やグラフィック、アイテムの名前など、確かにファミコン版のそれなのだが、ちょっとガッカリ。

 どういう点がガッカリかと言うと、
  1. 文字のドットが荒くて小さい。スーファミの文字ってこんなに貧弱なんだったっけ?という感じ。
  2. ダンジョン内のモンスターのグラフィックが、原画はファミコンと同じなのだが、CGにする人が下手なのか、色塗りが素人くさい。ファミコン版の、荒いドットと少ない色数で表現した物の方が迫力があるというのはいかがなものか!?
  3. ダンジョン内で一旦冒険を終了して、ギルガメッシュ酒場で別のパーティを組んでダンジョン内で「仲間を捜す」をする時、ファミコン版やPS版では、ドアで仕切られていない範囲ならどんなに離れていても仲間を発見・合流できたのだが、このスーファミ版では全く同じ位置に行かないと仲間と合流できないようになっていた。これは合流する時けっこう不便。
 スーファミ版、PS版など他機種で比べてみたが、やはりファミコン版の完成度の高さを再認識した。ファミコン版の#1が出たのは1987年の12月。もうあれから12年も経ったんだねえ・・・。しみじみ。


「奏一郎とウィザードリィ」
 奏一郎は私がウィザードリィをプレーしている所を見るのが大好き。こんな動きの無いゲームのどこがいいのか判らないが、とにかく好きなのだ。PS版では戦闘中にパーティーの誰かが毒とか麻痺になるとキャラ名表示の色が変わるのだが、こうなると奏一郎が「あ!○○○がやられた!はやく!はやく!」とか騒いでうるさい。

 で、ゲームに出てくるキャラの名前がひらがなとカタカナで書かれているので、それらを覚えて自分で書くようになった。(この頃、奏一郎もやっとひらがなとカタカナを読み書きできるようになったのだった)

 右の写真では、一番上はビショップの「はかせ」、その次が魔法使いの「マーリンよしだ」、その次が「ロードくろさわ」、一番下が「ブシながおか」を表しているらしい・・・。(私の「ロード黒沢」というハンドルは、このウィザードリィのマイキャラ名が由来)

 ある日奏一郎が「ロースせった」という字を書いていた。私が「それは『ボーズにった』の間違いでしょ?」と言ったら、奏一郎は「『ロースせった』は『ボーズにった』が進化したのよ」と言っていた。ポケモンじゃないんだから進化しないっつーの(^^;


「ウィザードリィ・コレクション」
 ウィザードリィ・コレクションという本を発見。これはウィザードリィ#1〜#5の原作者とか日本版の製作にたずさわった人たちへのインタービューとか、オリジナル原盤とでも言うべきアップルII版(当然英語版)のFDのイメージデータをCD−ROMで収録している。

 これは、これを元にFDを製作すればプレー可能なFDが作れるという事である。このアップル版をプレーするためにはウインドウズ上で動くアップルIIエミュレータが別途必要なのだが、アップルIIを持っていない人がそのエミュレータを使用すると著作権侵害になるそうで、その本にも「自分の責任で行って下さい」などと注意書きが書いてある。

 でも、これじゃあ「どうぞみなさん著作権侵害して下さい」と言っているようなものじゃあないのかねえ? ま、今さらアップルIIのウィザードリィをやろうという人は奇特な人だと思うので、いちいち目くじら立てる必要も無いか?(^^;

 作者のロバート・ウッドヘッド氏へのインタビューがけっこう興味深い(#1〜#4の作者。#5以降には全く無関係)。この人、日本が大好きで、アスキーに招かれて来日した時の通訳をした女性と結婚したとか、奥さんの事を「私は世界で一番美しい女性−−−それは日本人だ!−−−を妻にした」などと臆面もなく発言していたり、日本のアニメを海外に輸出する会社「アニメイゴ」を設立したりしている。

 昔から日本好きだったからゲームの中に侍とか忍者が登場するのだろう。あと、「カシナートの剣」はいわゆる剣ではなくて、料理に使うかき混ぜ機のような、たくさんの刃がついた部分がくるくる回転する物なのだそうだ(みじん切りやミンチを作る時に使うフードプロッセサーのようなヤツだ)。かっこいい剣を想像していた人には幻滅だ(^^;

 #4の中で、カシナートの剣で鍋の中をかき混ぜるというイベントがあり、なぜ剣でかき混ぜるのか納得できなかったが、この話を聞いた後だとそれも納得という感じだ。

 毎回登場する「マーフィーズゴースト」のマーフィーは、昔はファミ通の記事などで「ウッドヘッド氏の同級生の嫌なヤツの名前」という説があったけど、実際にはウッドヘッド氏の友人で、#1の頃にテストプレーをしてくれた人なのだそうだ。

 #1に出てくる「カエルの像」はセサミストリートに出てくるカエルのカーミットの事だし、その他にもいろいろパロディが入っていたのだそうだ。しかしそれに気が付いた日本人はごく少数だろうなあ。

ダンジョンにもぐると安らぐ度 ★★★★


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