ファンタビジョン

プレステ2初期の愚作



 プレイステーション2用花火打ち上げパズル(?)。

 ゲーム内容としては、打ち上げ花火の爆発前の玉をカーソルで捕まえて、同じ色の花火玉を3つ以上捕まえれば爆発させられる。捕まえられなかった花火玉は一定時間経つと爆発せずに消えてしまう。爆発せずに消えるとエネルギーが減っていき、ゼロになるとゲームオーバー。・・・という単純なゲームだ。

 たくさん爆発させられると非常に綺麗。画面の解像度が従来のゲームに比べて高く緻密であり、映像的には文句はない。が、ゲームとしては底が浅くてイマイチ。

 このゲーム例えて言えば「テトリス」と同じく、単純な作業を延々と繰り返すタイプのゲームなのだが、ルールがテトリスほど単純ではない上に、操作方法もちょっと複雑な所があるため、取っつきが悪いのだ。しかも「奥の深さ」を感じさせる部分がほとんど無く、正直言って「え? これだけなの?」という感じなのだ。

 そして最も嫌悪を感じる問題はそれ以外の部分にある。ソフトのパッケージデザインを見ると判るのだが、いかにも「アメリカの平和な中流白人家庭」という実写キャラクターが全面に押し出されている。これはパッケージ写真だけではなくて、ゲームの中でもその白人キャラが家族団らんしている場面とかが時々挿入されるのだ。

 しかしこれらの実写ムービーは、ムードを出すためだけの演出であって、ゲーム内容とはほとんど関係が無い。単に「おしゃれなムード」(?)を出すためだけに流されているに過ぎないのだ。CM的であざといこの「平和なアメリカ中流白人家庭の団らん場面」には生理的な嫌悪感を感じる。ムードを出せばそれで良いという訳ではないはずだ。

 付属の取説も全編このムードで統一されており、この白人家庭の写真だけのページが何ページも挿入されている。こんな写真集みたいなページを入れるくらいなら、肝心のゲーム操作の説明をもっと詳しくして欲しかったわ。

 あまりにも60年代アメリカンなムードだし、パッケージデザインもまるで米国からの輸入商品みたいな体裁なので、「このソフトはアメリカから輸入したんだろうな」と思ってしまうが、実はこのソフトは全部日本人によって製作されているのだ。これがまた気にくわない。全部あざとい演出なのだ。

 もっと言えば、ムービーの中でこの白人キャラがPSをプレーして、わざとらしく楽しんでいる場面が出てくるのだが、PSのゲームの中でPSのゲームをプレーして楽しんでいる場面を流すというのは、自画自賛しているようで見ていて気分がいいものではない。

 このソフトの内容とは関係ないが、このゲームをプレー中にメモリーカードに問題が発生!! そう。当時話題になったメモリーカードの不具合問題が発生してしまったのだ!!

 ファンタビジョン中でセーブしようと思ったら、先にセーブしていたデータが全部消えている事を発見。まさか!と思って「ブラウザ」でメモリーカードの内容をチェックしたら、DVDプレーヤーのファイルも含めて全部のファイルが「破損ファイル」になっていた。がーん・・・(゚_゚;

 まあ、今回はファンタビジョンのセーブデータだったから別に惜しくはないけれど、これがもっと重要なデータだったらショック大きいぞ。もちろんすぐに障害報告のメールをドットコム当てに出した。

速攻で中古屋に売り飛ばす度 ★★★★★


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