決戦2

堅気の三国志ファンは「ちゅどーん」爆発!



 PS2用のシミュレーションゲーム「決戦2」。コーエーと言えば「信長の野望」「三国志」などの硬派な戦国シミュレーションゲームで有名だけど、この「決戦」シリーズはかなり、いや全然毛色が異なる。発売前のある日、友人F君が「決戦2」について「乳揺れが凄いらしい!」と言っていたのが気になり、ついつい買ってしまった(^^;

 で、さっそくプレーしてみた感想を一席。基本的には三国志を舞台にした戦略シミュレーションゲームなのだが、選べるマイキャラは劉備だけ。劉備が主人公なのだ。ほぼ全編が3Dポリゴンキャラの舞台劇みたいなシーンの連続。戦場の大群衆シーンも全部ポリゴンキャラなのはPS2のパワーを見せつけられる。

 そして、何よりも驚かされるのは史実を完全に無視した舞台設定。劉備と貂蝉(普通の三国志の中では全く無関係の二人)が「運命に引き裂かれた恋人同士」という設定で、曹操に捕らわれた貂蝉を助けるためだけに劉備が挙兵するという、一般の三国志ファンは「ちゅどーん爆発」してしまうような内容ダ!
(貂蝉:「ちょうせん」と読む。漢帝国を専横する暴虐の将軍を滅ぼす為に、愛人になったふりをして罠にはめた。中国4大美女のひとりとされるが、架空の人物。本当なら劉備は彼女の名前も知らないと思うのだが・・・。)
 この他にも司会進行役の美三嬢とか、張飛の娘三人組とか、謎のコギャル系妖術師ヒミコとか、美女含有率高し。

 劉備(声:古谷徹)が兵たちに「俺は貂蝉を助けたいだけなんだ!それでもお前たちは付いてきてくれるのか!?」と問いかけると、集まった兵たちが「そうだ!貂蝉さんを助けよう!」「おー!」などと意気上がるシーンは、もうテレビのスイッチを切っちゃいたい衝動に駆られるくらい恥ずかしい(^^; なお貂蝉は山中エミリが演じていて、本人が実写で登場するシーンもあるぞ。

 戦争の内容も凄くて、妖術使いが超能力で空を飛び、妖術で地割れを起こして敵兵が割れ目に落っこちるとか、ハンググライダー部隊が敵の城に空から攻撃するとか、妖術を使ったテレビ電話みたいなシステムがあるとか、もうド派手でケレン味たっぷり。

 全編そんな感じだから、普通の歩兵部隊が騎馬部隊と同じ速度で「しゅたたたたっ!」と併走する(時速60キロ以上出てる)なんてのはもう全く気にならない(^^; 「おいおい。これはいつの時代の話だ?」と思う間もなくガンガンやられちゃう感じ。つまりこれは、三国志と言うよりはもう封神演義に近い。ファンタジーの世界なんですわ。

 出演する声優も豪華。市川染五郎、前田愛、宮川大助・花子、島本須美、小山茉美、井上真樹夫などなど。一部のポリゴンキャラクターの顔は俳優の顔をモデルにしている。市川染五郎の諸葛孔明は良いとして、大助・花子の南蛮王・孟獲と祝融夫人には爆笑だ。ハリセンを持って登場する。

 で、ゲームとしては・・・、まあそれなりに楽しめるのかな?という程度かも。まだ序盤しかやってないけど、純粋にゲームとして楽しいという感じではないみたい。操作方法を覚えるまでがけっこう大変なんだよね。映画・演劇の新しいスタイルだと思えば良いのかもしれない。

 さて、F君が問題にしていた乳揺れだけど、ちょっとやった限りではそういうシーンは出てきていない。登場する女性キャラがやけに胸を強調したコスチュームで、胸の谷間のアップに劉備が動揺するシーンなんかは出てくるものの、乳揺れは無いみたい。・・・だまされた?!(^^;
コーエーの開発力、恐るべし度 ★★★


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