キングズフィールド4

渋い大人のRPG。暗いよぉーっ!狭いよぉーっ!



 PSでカルト的人気を誇った3DダンジョンRPGのPS2用最新作。昔はよく「キリングフィールド」などと名前を間違えられて呼ばれていたが、今も間違う人はいるのかな?

 完全3Dタイプ、つまりモンスターとの戦闘でも画面が切り替わらず、全てが3Dフィールド上で表現されるタイプで、フィールドが本当の意味で立体的に作られている点が第1作からの特長。N64の「ゼルダの伝説」もこのタイプ。ひとつのダンジョンから別のダンジョンに移動する時、普通だったらCD−ROMからのデータ読み込みで画面が止まったりするのが普通だが、巧みに工夫されていて読み込みで止まるような事が無いのが偉かった。
 「2」「3」とプレーした私としては「4」が出たらやらざるを得ない。っつー事でさっそく買ってきてプレー!

 第一印象は、前作までと全く同じ! あのまんま(^^; 暗い! 重苦しい! 渋い! 渋すぎる!!
 説明が少なく、何も知らずに歩いているとすぐに死んでしまうシビアな世界。なにしろスタート直後の道に即死の落とし穴があるんだから。道がいきなり崩れて下が溶岩になった時にはあ然としたね。

 レベルアップした時、普通のRPGだったら明るいファンファーレが鳴ったりしてレベルアップした嬉しさを盛り上げてくれる所だが、キングズフィールドでは「レベルが上がった」と小さい文字で出るだけ。ぼそっと一言という感じ。そっけない。いろいろな意味で不親切だが、そこが逆にマニアには嬉しい。親切だけど生ぬるいRPGに飽き足らない、マニア向けのゲームだ。

 で、ゲーム世界の話だが、空はいつも暗く曇っていて、登場人物はみんなうつむいて、誰もが「もう夢も希望も無い」って雰囲気がいっぱい。く、暗い! なんて暗く重苦しい世界なんだ。この重苦しさがプレーしてて息が詰まる(^^; その上さらに狭くて暗い洞窟を探検した日にゃ、このまま道に迷って洞窟から出られなくなるんじゃないかとマジで心配になってしまう。「暗いよぉ〜 狭いよぉ〜」 出てくるモンスターも(外見的に)可愛くないヤツばっかりで攻撃の為とは言えあんまり近づきたくない感じ。

 ゲームは装備無しお金無しでいきなり始まる。持ってるアイテムは持ち主に災いをもたらすという「滅びの像」ひとつだけ。「えーと持ち物は・・・ うわっ!俺、何でこんな気色悪い物持ってんねや!?」って感じ(^^; 本当だったらすぐにでも捨ててしまいたいアイテムだが、ストーリー上重要なアイテムらしいので、捨ててはいけない? 持ち主に災いをもたらすって、もう既にこの状況が災いなんだけどなあ・・・。

 フィールドを歩いているとさりげなくモンスターがいる。もちろん近づけば攻撃を受けてしまう。が、近づかなければ取り敢えず害は無い。そこらをうろついているモンスターを避けながら歩き回って、落ちている装備品とかアイテムを拾い集める。が、平凡な物しか入手できない。当たり前ではあるけど、ちょっと悲しい。お店もあるのだが、売ってる装備品は値段が高くて手が出ない。取り敢えずそこらのザコ敵を叩き殺して経験値と小銭を稼ぐ事にする。

 最初の洞窟で革の鎧とショートソードを見つけた。これまで鎧無しの上に、棍棒を唯一の武器として戦っていたので鎧と剣を入手できたのは非常に嬉しい。・・・のだが、その鎧は誰かの死骸の横に落ちてた物なんだよなあ。そんなのを装備するなんてやだなあ(^^;

 さて、これで鎧・兜・盾、小手・剣・靴などひと揃いの装備が揃ったが、実はこの程度の装備など気休めに過ぎない。最初の頃のザコ敵は、うまく立ち回れば相手の攻撃を受けずに倒せるので、裸に棍棒ひとつでも何とかなるのだ。そして最初の頃はHPを回復する手段が限られているので、ダメージゼロで戦っていかないと生きていけない。正味な話。
 むしろ「胴体は裸なのに兜や小手をしている」という客観的に見て非常にまぬけで恥ずかしい服装が解消されたという喜びの方が大きい(^^; (装備画面で自分の装備状態が絵として表示されるので、裸に兜だけしてるような中途半端な状態はまぬけで恥ずかしいのだ)

 さて次は神殿のような建物を探索。歩いていたら突然ダメージ表示。何だ?何が起こったんだ?!と思って下を見たら足もとにスライムがうごめいているではないか! このゲームでは視野が意外に狭いので、天井や足もとに敵がいたり罠があった場合、見逃してしまう事がよくある。敵の場合には何らかの音(「ニュルニュル」とか「カサカサッ」とか)がするので、耳も澄ましていなくてはならない。音は聞こえていたのだが、足もとなんてあんまり見ないから知らずに踏んでしまった。序盤はHPが少ないので、スライムに殺される事だってあり得るからたまらない。

 で、地下室で隠し扉を発見! 開けてみたらすぐそこに骸骨剣士が立っていた。こっ怖っ!(^^;
 外のザコ敵だったら上手く逃げ回って背後から攻撃という事ができるが、ここは狭い部屋の中なので、そういう事ができない。まずい! 逃げなければ! ・・・でもちょっと戦ってみようかな? などと思っていたら2撃くらいで殺されてしまった。そうそう。前作でも骸骨剣士は序盤の強敵だったんだよなあ。

 死ぬ時は「ああ〜っ・・・」という嫌なうめき声がして、粗末な石の墓が表示される。ジ・エンド。
 ここら辺のあっけなさは昔のウィザードリィと同じ。重苦しいけどついついやっちゃうんだよなあ。ウィザードリィで「ダンジョンにもぐると何となくホッとする」ってのと同じ感じ(^^; でもこの暗さは尋常じゃないなあ。

 次の日、気を取り直して昨日の骸骨剣士と再戦した。骸骨を部屋の外に誘い出して、自分は階段の上に乗って戦った。こいつらは階段を上ってこないようだ。(上る可能性もあるようだ) 骸骨が後ろを向いた時に攻撃。前を向いたら後退という卑怯100%な戦法で7回くらい攻撃してやっと倒した。
 ニョーボ「『卑怯道一本!』ね」(わかる人にだけわかるギャグ)

 で、こいつが守っていた宝箱を開けてみたら・・・ 宝箱の中から別の骸骨剣士がヌウッと立ち上がった! ひぃぃいっ! しかも今度のは鎧を着ている。「骸骨剣士パート2」とでも呼ぼうか。

 でも結局こいつも前のヤツ同様、外に誘い出して倒した。で、今度こそ宝箱の中身をゲット。中身は「皮の盾」だった・・・。アイテムの説明文を読むと「臭い」と書いてある。あれだけ苦労して勝ち得た物が「臭い」とは・・・(^^;

 ニョーボ「でも皮の盾は腹減り半分なんでしょ? 良かったジャン」
 私「・・・あのねえ、それは『風来のシレン』と『トルネコの大冒険』の話なの! 他のゲームにはそんなルールは無いの!」
 ニョーボ「え! そうだったの?! びっくり!」
 私「俺の方こそびっくりだわ(^^;」

 その後、鉱山跡らしき洞窟を探索。ここには毒のスライムや、コウモリがいた。毒スライムは一匹倒す毎に毒にあてられ、毒消し草を大量に持っていないとその場でアウト。コウモリは空中を自由に飛び回るので、攻撃がなかなか当てられない。

 それを突破したら今度は炭坑夫ゾンビとでも呼びたくなるようなヤツが向こうからヒタ・・ヒタ・・と歩いてきた。ゾンビ特有の引きつった歩き方で。で、こいつに攻撃を加えたら、こいつ突然ゲロし始めた! それも蛍光色に光るゲロを! 地面に広がる蛍光色のもんじゃ焼き。嫌だーっ! もう嫌だこんな所! おうち帰るーっ!(^^; と言いつつそいつも撃破。落とすお金が多かったのでけっこう嬉しい。

 さらに先に進むと炭坑夫ゾンビが3人くらいタムロしてる。こぞって光るゲロ吐きまくり。もうやめてくれー! たぶんあれは毒なんだろうけど、見た目には放射能っぽいぞ。でもお金は欲しいので叩き殺す。そんなすさんだ毎日です(^^;
重苦しくて息が詰まる度 ★★★★


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