BUSIN
〜Wizardry Alternative〜

 これってウィザードリィなんですか? そうなんですか? 本当ですか?



 PS2用RPG。真女神転生シリーズを手がけた人がウィザードリィをベースに作った新作との事。ウィザードリィも真女神転生も大ハマリしたRPGなのでついつい買ってきてしまった。

 結論を先に言うと、ダメ・・・。久々の(買い物として)大失敗という感じ(-_-;

    (最近、ゲームってどうよ?)
    「映画みたいなゲームはいらない・・・想像力が・・・死んじゃうから。」
    (想像するRPGへ)
とか、
    (最近、ゲームってどうよ?)
    「なんか、内容さぁ、ないんだけどぉ・・・」
    「ビジュアルに、なんか〜」
    「頼りすぎなんだよネェ。」
    「ごまかしてんだよネェ。」
    「うんそう、中身がないのよネェ。」
    (濃いRPGへ)
などと挑発的なCMで宣伝していたが、実際にプレーしてみると映画みたいなゲームだし、ビジュアルに頼ってる感じがするぞ。
 仲間にできるキャラが固定されていて、それはつまりストーリーが固定されているという事であり、いちいちキャラの「語り」でストーリーが進むという点も合わせて、何だかんだ言ってもCMで批判しているRPGと同じなんじゃないの?という感じが強い。
 また、ウィザードリィの魅力のひとつとして、キャラは全部自分で作るというのがあると思うのだが、この「BUSIN」では最初は自分一人分のキャラしか作れない。他はストーリーに絡むキャラなので勝手に作られては困る、という事なのだろうけど・・・。(ある程度進むとキャラを自由に作れるようになるようだ)

 他には、戦闘シーンでモンスターがポリゴンで立体的に動くのは不要だと思う。毎回毎回モンスターの決まり切ったアクションを見せられるのは苦痛だ。一枚の絵だけで十分だと思う。その方が想像力がかきたてられる。だいいちビジュアルシーンに時間がかかるので、戦闘がいちいち長くなるのが嫌だ。もっとサクサクやらせてよ。
 そう言えば、同社の「女神異聞録ペルソナ」でも戦闘シーンのビジュアルがいちいち長くて、1回の戦闘にかかる時間が長いのが嫌だった。華麗なペルソナアクションも何十回も見ていると嫌になってしまう。あれと同じ。
 昔の「女神転生」シリーズや「真・女神転生」シリーズの戦闘はそういうビジュアルが無かった分、戦闘が快適でサクサクが進むのが特長だった。あれで良かったと思う。

 宝箱を開ける時に罠を回避するのに、突然「△△○×○」を2秒以内に押せ!みたいな反射神経を使う操作が出てくるのも違和感がある。この手のRPGはゆっくりじっくりできる所が魅力だと思うのだが、それがここでいっぺんに台無しだ。こっちのペースでゆっくりやらせてくれよ。そういう実時間での緊迫感を与えたいのなら、システム全体として実時間でプレーする内容にしなきゃダメでしょう。例えばN64の「ゼルダの伝説・ムジュラの仮面」みたいにさあ。

 パーティーメンバーとの友情とか絆を大事にすればパーティーとして強くなっていくというシステムなので、パーティーメンバーに対して心配りをしなければならない。そのシステム自体はなかなか斬新ではあるのだけれど、プレーの自由度という意味では確実に制約が多くなるので不利だ。
 私の場合、マイキャラの属性を「善」に設定して始めたのだが、ダンジョンでモンスターと積極的に戦っていたら知らない内に「悪」に変わってしまっていて非常に困った。昔の「ウルティマ4」を思い出してしまった。これじゃあ経験値稼ぎもよく考えてやらなきゃならんなあ。より現実的な人間関係を表現したという事なんだろうけど、ゲームとして面白いかと言うとあまり面白くない気がする・・・。それとも今の若い人はこういうゲームの方が好きなのか? どうなの?

 結論: ウィザードリィだと思ってやるから腹が立つ。別のゲームだと思ってやればそれなりに。
もっと良く調べてから買うべきだった度 ★★★


戻る