ファイナルファンタジーXI
(4:ブレークスルー編)

開始から約2週間・・・。レベル低迷を打破できるか?



【ミッション1、再挑戦】
 先日、挑戦したけれど見事に散ったミッション1。
 「○○の塔に行って●●さんに会ってこい」というような内容。ここはゴブリンやコウモリが複数いっぺんに攻撃してくる危険な場所なのだ。レベル3とか4の単独行ではまず無理。でも今ではレベル8。ゴブリンも今じゃ格好のザコ敵。結局ミッション1はあっさり完了。

 ミッションをクリアすると自分の「ランク」というパラメーターが上がるの。ランクとはその国における自分の地位・信用度みたいな物で、ランクが高くなるとそれまで入れなかった場所に入れたり、新しいストーリー展開に参加できたりするらしい。

 ミッション1をクリアしたらランク2になれるとばかり思ってたけど、まだランク1のままだった。後になって判った事だけど、ミッション3のクリア時にランク2になれるのだった。がっくし・・・。で、自分の「プロフィール」を見ると自分に付けられた称号を見る事ができるのだけど、見たら「泥棒ミスラの子分」だって! 誰が泥棒にゃ! 誰が子分にゃ!(^^;


【まだ見ぬ地に挑戦】
 街の人から○○の花を取ってきて欲しいと言われた。その花は俺が今まで一度も行った事が無い●●●渓谷という所に咲いているという。その谷はかなり遠いけど、ちょっと様子を見に行ってみた。

 谷の入口に着いてみたら、入口付近は多くのプレーヤーでごった返していた(^^; やっぱりみんな進捗具合が近いから、同じ所に集まっちゃうのかなあ。しかし俺にとっては既にこの付近ですらかなりの強敵だらけなので、この先に進んでよいものか悩む。

 ボーっと立ていたら近くにいた2人組から「一緒に行きませんか?」とのお誘いがかかった。向こうは白魔道士と黒魔道士の2人組。前衛になる戦士が欲しかったそうだ。俺としても魔法使いがいないとこの先ダメだろうなと思っていたので渡りに船とばかりにパーティーに合流。そして谷に突入した。

 谷の中もたくさんのプレーヤーでいっぱいだった(^^; みんなドヤドヤ走り回っていて、何だか緊張感ゼロ。
 Nさん「敵がいない。人ばっかりだ」
 Lさん「だねw」
 (最後のwは笑いを意味する記号として使われてます)

 敵を求めてひたすら走り続ける3人組(右の写真)。かなり走ってやっと敵を発見。

 敵は最初に攻撃してきた相手に対して反撃する。だから弱い人が最初に攻撃してしまうと、その人に反撃が来てしまい非常にマズいのだ。だから戦士が先陣を切るのがセオリー。しかし即席のパーティーではメンバー間の意志の疎通が悪く、HPや防御力の低い魔法使いがバシバシ反撃をうけてしまったりしがち。

 今回もリーダーであるNさん(黒魔道士)が先に攻撃を仕掛けてしまい、敵はNさんに対して反撃を始めてしまった。俺はあわてて戦士のアビリティ「挑発」を実行。「挑発」すると敵の攻撃目標が自分に切り替わる可能性が高いのだ。

 またパーティー戦においては、リーダー役の人が何をどうするかはっきり示さないと各人がバラバラの行動をとってしまって、収拾がつかなくなる。例えば分かれ道でどちらに進むかとか、複数の敵がいる時にどの敵と戦うかなどといった判断だ。

 さて、●●●渓谷はさすがに手応えがある敵ばかりで、レベル8の3人がかりでもちょっと苦戦。
 俺「ここの敵ってこんなに強かったんだ」
 Lさん「ギリギリで勝ってるって感じ」

 そんなこんなで何度か戦った頃、
 Nさん「あ、すいません、私もう抜けなきゃならなくなった」
 俺「おつかれさま」
 Lさん「おつかれさま〜」
 という感じで黒魔道士のNさんが中途で離脱(左の写真)

 俺「2人だと心細いからもう街に帰りましょうか」
 Lさん「そうですね。私も街についたら風呂落ちします」
 こうしてLさんと2人で帰路についた。

 途中、ふと横を見ると誰かがヤグド(鳥みたいな獣人)と戦っていた(この人を仮にAさんと呼ぼう)。近くに行ってみてみると、どうやら最初はヤグド1匹と戦っていたのだけれど途中からもう1匹来てしまい、絶体絶命の窮地に追い込まれているようだ。

 このままでは危ないと思い、とっさにヤグドとAさんの間に割り込んだ。そしたらAさんはすぐに戦線離脱。ヤグドは俺に照準を合わせた。そこにLさんも参戦。2対2の戦いだ。右の写真はその時の様子で、1匹倒してもう1匹と戦っている所。アイコンに隠れて判りにくいが、奥の方にAさんが立っていて自分のHP回復をしている。

 結果はこちらの勝利。
 Aさん「ありがとうございました。本当に助かりました!」
 俺「なんのなんの。こういうのがあるから楽しいですよね」
 Lさん「じゃあね〜、さよなら〜」
 ああ、人助けをすると気持ちがいいなあ〜(^^)

 こうして無事街に帰り着き、Lさんも「また会ったらよろしく」と言い残してログアウトしたのだった。どこの誰だか知らない人との協力プレー。相手が見えない環境でのコミュニケーションが生み出す微妙な緊張感(チャットと同じ感じ)が何とも言えない面白さを醸し出しているなあ。

【隣の国から個人輸入しよう計画】
 FF11サービス開始から2週間。最近はさすがに安定してきているようだけど、それでも特定のプロバイダからログインできないとか、バグ技でお金を稼げる問題とか、ゲームストーリー展開上のバグなどの問題があったそうだ。さて、ゲームの進行状況についてだが、通算プレー時間40時間を超えたにもかかわらずレベルは8で低迷。(ネットを見ると「プレー時間が200時間を超えた」とか「レベル31」とか、とてつもない人達が・・・(^^;)

 色々試行錯誤したけれど、ウィンダス国で手に入る武器で使い物になる物は両手鎌(ブロンズザグナル)のみ。他の片手剣や短剣などは威力が小さすぎて使い物にならない。しかしこの両手鎌というのがクセ者で、威力は大きいのだが攻撃をミスする確率が高いような気がする。しかも単位時間当たりの攻撃回数が少なく、相対的に相手の攻撃をたくさん食らってしまう。正直言ってこれで戦うには限界がある。それがレベル8という感じ。

 ミッションの方は他のプレーヤーの協力もあって何とかミッション3までコンプリートし、やっとランクが2にランクアップ! 報奨金として1千ギルもらった。しかしお金だけあっても町に買いたい物が無いのではどうしようもない。このままではイカンという事で秘密作戦を考えた。それが「隣の国から個人輸入しよう計画」! ジャジャーン!!

 Lordyとは別に第2のマイキャラを作成し、そいつの祖国を隣のサンドリアとしてスタートさせる。もちろん第2キャラ作成時にはLordyと同じサーバーになるようにしなければならないが、既にキャラを持っている人はそのキャラと同じサーバーを指定できるようになっているので問題無し。そしてLordyから第2マイキャラに、宅配機能を利用してお金を送り、第2マイキャラはそのお金で強い武器等を購入してLordyに送り返すのだ。こうすればLordy自身が隣国まで行かずともアイテムの購入が可能!という訳だ。

 さっそく第2マイキャラEijiroを作成し、サンドリア国所属でスタート。サンドリアは剣士の国なので剣とか鎧の品揃えが豊富だ。今まで見た事も無い武器や装備品がたくさん売られている。Lordyからこれまで貯めた全財産(約4千ギル)を送金。Eijiroはその金で「スパタ」という片手剣と「ヘッドギア」「革のベルト」を購入した。「ヘッドギア」については特に買う必要は無かったのだが、ファッションとして購入した。

 ウィンダスでは「ブロンズキャップ」という帽子(兜?)が比較的簡単に手に入るため、多くの戦士がこれを装備している。Lordyもそれを装備しているのだが、みんなと同じ装備では面白くない。っつーかダサいじゃん?! 敢えてウィンダスでは手に入らない「ヘッドギア」を装備する事で「お!あの装備は何だ?」とみんなに思われたい! っつーか思え! みんな俺に注目しろ!! 俺、死んでばかりでまだレベル8だけど、それでも俺なりに頑張ってるんだよ!と主張したい!! そういう目立ちたがり心からの購入なのだった(^^;

 さて新装備「スパタ」の使い勝手だが、これが非常に良好! 両手鎌並みの攻撃力と片手剣の攻撃回数を併せ持っている。これまでとはうって変わっての快進撃だ。以前は「難関」だった●●●渓谷が「格好の稼ぎ場」に変わり、気が付けばレベル10にレベルアップしていた。武器の個人輸入でブレークスルーに成功だ。

 勢いに乗じて渓谷を抜けて向こう側まで足を伸ばしてみた。そしたらそこはとてつもなく恐ろしい世界が広がっていた。今まで見た事もない敵がどんどん出現し、しかもそれらはどれもがメチャメチャ強い! どの敵に対してもレベル10程度では全く歯が立たない。一度でも敵に捕まったら確実に死亡だ! ひたすら敵に気が付かれないようにコソコソ隠れながら走り抜けた。

 みんながどんどん走り去って行くので「みんなどこ行くのかな〜?」と思い、後を追いかけて行ったら何と、雪山の峠に出た。今まではずっとサバンナ地帯や岩山だったので、雪山は凄く新鮮! そして峠を越えるとマウラという港町があるという。マウラ・・・。ウィンダスしか知らないLordyにとっては初めての別の町である。きっとそこには今まで見た事もない商品が売られているに違いない・・・と期待に胸を膨らませつつ、しかし敵の影におびえてコソコソを隠れながら雪原を走り続けた。

 そして遂にマウラの町の門が見えてきた。やった! 生きてマウラにたどり着いたぞ!! と喜んだが・・・、この後我々は信じられない光景を目にする事になる!! 続きはこの後すぐ!! ドドーン(エーッ!?)

 (CM中・・・)

 マウラの門の所には十数人のプレーヤーがたむろしていたが、遠目に見ても何やら大騒ぎになっているのが判った。(ドカーン、ドカーンと激しい音も聞こえる)

 近づいてみると見た事も無いモンスターとの戦闘になっていた。しかもそのモンスターはやたらに強いようだ。戦っているのは一人だけで、周りのプレーヤーたちはただただそれを見ているだけだ。俺もただ見ているだけ。なぜって、Lordyはここのモンスターの前では赤子も同然。助太刀しようにもできないのだ。

 どうなるんだろう・・・などと思っている所に、今度は門の外から誰かが走り込んできた。モンスターに追いかけられて逃げてきたのだ。そしてその人の後ろからこれまた強敵モンスターが追いかけてきて、人だかりの中に突入してしまったものだから現場はさらに大混乱にっ!!

 大勢のプレーヤーの真っただ中で暴れる2匹のモンスター。モンスターと戦う人、救援要請も虚しくモンスターに倒される人、そしてそれを無言で見つめる人。まさに地獄の様相を呈してきた。ひたすら戦いまくるモンスター。このまま横で観ていると、次に標的にされるのは俺かもしれない! 必死に戦っている人のすぐ脇をすり抜けて町に逃げ込む自分がいた。「ご、ごめん! 俺にはあんたを助ける事ができねえ!(;_;)」

 町に入るとそこは何十人というプレーヤーたちでごった返していた。門の所も人が多かったけど、ここにはその何倍もの人がいた。一箇所にこんなに人が集まっている所は初めて見た(下の写真)。
 外が大変な事になっているため、事態が収拾するまで待っているのだろうか? それとも誰かと待ち合わせしているのだろうか? あまりにも人口密度が高いため、画面が処理落ちし始めた。こんな状態は初めてだ。「入り口にいる人どけてあげて〜」などと呼びかける人もいるが、誰も動こうとはしなかった。

 さて、俺はマウラの町をひととおり見て回った。マウラでは雨が降っていた。これまで天候は晴天しか見た事が無かったので、非常に驚いた。この町は小さな町で、売っている物こそ珍しいものの、どれも値段が高くて何も買えない。港には船が停泊していて、毎日出港入港している。100ギル払えば隣の大陸まで行けるらしい。しかしLordyは個人輸入で有り金のほとんどを使い切ってしまったので、船に乗る事さえできない。

 町の様子はだいたい判ったので、ウィンダスに戻ろうと思った。しかし、外はとてつもなく強い敵でいっぱいだ。無事に帰れるのだろうか?と不安になってきた。似たような境遇の人もいるようで、「ウィンダスに一緒に行ってくれる人いませんかー?」と呼びかけている人もいる。しかしひたすら逃げ隠れしながら移動するのならば、むしろパーティーは組まない方が有利だ。(パーティーを組んでしまうと、パーティーの誰か一人でも敵に捕捉されたら戦わなければならなくなってしまう) 俺は一人で町の外に出た。

 町の門の所の騒ぎはすっかり収まっていた。しかし門の所で外を眺めながらひたすら立ちつくす人が十数人(右の写真)。外に走り出すタイミングを計りかねて、ずっと立ち続けているようだ。確かに、一人で走るよりも誰かの後に付いて走った方が何となく安心だ。その気持ちは俺にもよくわかる。それくらいここのモンスターは怖いのだ。

 おりしも夕方。日が沈み始めている。夜になると視界が悪くなり、敵に出会ってしまう危険性が高くなってしまう。行くならまだ日が沈んでいない今か? お互いに牽制しあい、みんななかなか飛び出せないでいる。

 誰も行かないなら俺が行くぜ!と俺は飛び出した。そしたら他の数人も後を追うように走り出したようだ。左右の敵の位置を確認しながら、敵に気付かれないように走り続ける。あっ! 前方からモンスターが接近っ! 左に急速転進っ! しかし後ろを走っていた人がそいつに気付かれてしまったようだ。モンスターのうなり声と走る音が聞こえる。「戻ってー!(願」という悲痛なメッセージが表示された(^^; 後ろを走っていた人が襲われしまったようだ。ひーっ!

 映画やテレビのヒーローなら、敢えて引き返して助けるのだろうけど、今は自分の命を守るので精一杯だ。「すまん!」と心の中で謝りながら俺はひたすら走り続けた。ゲームの中とはいえ、追い詰められた時の行動にはその人の本質が出るよね(^^;;;;;;

 おらが強ければさっきの人も助けられたし、門の所で死んだ人も死ななくて済んだはずだ。くそう!もっともっと強くなりてえ! おら、強くなりてえんだ! かめはめ波ーっ!!

[2002/06/03]
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