ファイナルファンタジーXI
(8:チョコボ免許編)

誰もがチョコボ免許を求める旅人だ。



【ジョブチェンジー】
 サポジョブをゲットした俺はさっそく街に戻り、モーグリに頼んで「ジョブチェンジー!くぽぽぽー!」(本当にこういうかけ声でジョブチェンジするのだ)。ジョブチェンジ自体は手軽&気軽にできるが、そのジョブでまともに活躍できるようになるためにはかなりの時間が必要になる。だから何をメインジョブにして、何をサポートジョブにするか、長期計画を考えておかないと後悔する事になるだろう。つまりサポートジョブの選択でその後のマイキャラの性格が決まると言っても過言ではない。

 前からの計画で、サポジョブは白魔道士にする事にした。サポを白とすればケアル(HP回復)とか、プロテス(防御力UP)とか、ポイズナ(毒消し)とかを自分で使えるようになるからソロプレイにかなり有利だ。(毒消しは1個300G以上もするので、解毒魔法ポイズナを自分で使えるのは非常に大きいアドバンテージだ)

 経験値はメインに設定したジョブにしか入らないので、まずはサポに設定したいジョブをメインジョブにして経験値稼ぎをしなければならない。という訳で白をメインにしてレベル1からスタート。レベル1は極弱だけど、街の門の近辺で戦う分にはソロで十分。戦い方はもうすっかり慣れているので、2日でレベル7まで成長。ゲーム開始当時、戦士を育てている時にはレベルアップするのにけっこう時間がかかったが、やり方に慣れてきたため短時間で育てられたと思う。なぜレベル7かと言うと、それがプロテス(防御力アップの魔法)を使えるレベルだから。プロテスも冒険に必須の魔法だ。

 魔法は「魔法書」を店から買ってきて、それを「使う」ことで覚える。しかし全ての魔法書が店に揃っている訳ではない。特定の場所でしか売っていない魔法書とか、特定のクエストをこなすことでもらえる魔法書とか、モンスターが落とす魔法書などがある。レベル7までで覚えられる魔法の中にもいくつか入手方法が不明の物があった。その効果すら判らない魔法もある。仕方がないので今手に入る主要な魔法だけを覚えた。

 こうしてメイン:戦士(レベル16)、サポ:白魔道士(レベル7)という組み合わせのキャラになった。サポジョブはメインジョブのレベルの半分のレベルまでしか能力を発揮できない事になっている。つまりメインが戦士16ならば、サポの白魔道士はレベル8までの能力しか使えないのだ。したがって白のレベルだけを上げても意味が無いというワケ。


 さて、この日ログインしているフレンドを調べてみたらミルキーさんがプレー中との事。前日向こうから声をかけてもらたにもかかわらずサポジョブ事件のため同行できなかったという事で、今日はこちらから声をかける事にした。ミルキーさんは快諾し、さっそく合流して経験値稼ぎをする事になった。

 ミルキーさんの仲間にはシーフの人が多い。この日はシーフが3人も集まっていた。レベル14以下のシーフはあんまり活躍できない。そのシーフが3人も集まって戦うなんて、いったいどういうパーティーなのだろうか?(^^;

 「あれ?ローディーさん、戦士なのにどうしてMPゲージがあるの?」
 「ふふふ。遂にサポジョブゲットしたんです」
 「えー!」
 「でもサポジョブはレベル18以上じゃないと付けられないんじゃ?」
 「その制限が無かったバージョンアップ前にクエストを受けてたので」
 「いいなあー!」

 このパーティーでサポジョブを持っているのは俺だけだったので、俺の鼻はニョキニョキと伸びた(^^;;;;;; その後まったりと経験値稼ぎ。しかしこの日も追いかけ回される事件が発生。ゴースト系のモンスターは直接攻撃がほとんど効かないのだが、このパーティには黒魔道士や白魔道士が1人もいないたためまともに戦う事ができずさんざん追いかけ回された。幸い逃げ切れたけれど、やっぱりシーフ3人なんて編成バランス悪すぎですよ、ミルキーさん(^^;


【魔法について】
 魔法は唱え始めてから実際に発動するまでに何秒か時間が必要で、詠唱時間は魔法によって異なる。唱えている間に攻撃されると「詠唱中断」になってしまい魔法が発動しない。だから詠唱が長い魔法は途中で邪魔が入らないように注意して使わないといけない。詠唱途中でモンスターに攻撃されたり、自分が歩いてしまったりすると「詠唱中断」になってしまう事が多い。(必ず中断する訳でもない)

 という訳で、戦士は盾役なので魔法を唱えてる暇なんて無いんだよねえ。だから攻撃系を覚える必要はほとんど無いワケ。でも、将来何らかの上級ジョブ(エクストラジョブ)に転職するのに必要だったりして・・・。


【エクストラジョブについて】
 最初は選択できない特別なジョブがある。それがエクストラジョブ。今判明しているエクストラジョブは「ナイト」「暗黒騎士」「狩人」「獣使い」「吟遊詩人」だが、多くの人はこれ以外に隠しジョブとして「忍者」「召還士」があるに違いないと信じている。しかしその存在を確認したという話はまだ聞かない。

 製作者のインタビュー記事には、「その件については社内でも知っている人は少数ですね」などと語っていたから、これは絶対に準備していると見たね。ただし現時点では封印されていて、いくら頑張っても転職できないようになっているのだと思われる。今後、時期を見計らってバージョンアップを行い、そこで初めて「忍者」「召還士」が使えるようになると見たね。

 現時点でのエクストラジョブの取得資格は「通常ジョブでレベル30以上になり、特定のクエストをクリアする」という事だそうな。でも俺の場合、レベル30なんていつになったらなれる事やら・・・。でも世の中にはエクストラジョブでレベル50まで行った人がいるそうだ。通常ジョブですらレベル30くらい行けば進んでいる方だと言うのに、どうしてエクストラジョブがレベル50なんて行きますか?(^^; あきれてしまう凄さだ。


【装備を一新】
 やっとの事でレベル17になった。ここで装備を一新。頭:ボーンマスク、胴:ボーンハーネスを装備。特にボーンマスクは顔が隠れるため外見的に珍しく、これを装備している人はあまり見掛けない(この当時の話)。こいつは外見的にかなり目立つ! この「ひとと違う格好をしている」という事が大切なのだ。俺としては。(右の写真がそれ)

 レベルが上がったおかげで、以前は全く歯が立たなかったタロンギ渓谷のキリンやゴブリンも独力で倒せるようになってきた。以前は1人でキリンとかゴブリンと戦っている人を見ると「凄ぇー!」と驚いていたものだが、ついに俺もひとりで戦えるようになった。感激ーっ! こいつらを倒すと得られる経験値がけっこう多い事に気がついた。落とす物もけっこう高値で売れる。レベル18まではここで経験値稼ぎをした方が良さそうだ。

 このゲームでは、装備品はそれを装備できる下限レベルが決まっていて、どんなに性能が良くても規定レベルに達していなければ装備できない。俺はかなり前に「アイアンソード」という剣をゲットしていたのだが、こいつはレベル18以上でないと装備できないため、ずっと死蔵されていたのだった。レベル18までもう一息だ。


【不気味な優しさ】
 それにしても最近ニョーボがやけに優しい。こんなにゲームを続けていたら絶対に怒り出すはずなのに、FF11に関してはむしろ協力的。

 休日なんかは、プレーしながらでも昼飯を食べられるようにとわざわざピザを出してくれたりして。普通だったら「食べる時くらいゲームを中断してよ!子供のいる前で!」とか言われそうなものなのに・・・。むしろ俺の方が「え?食べながらプレーしてもいいんですか?」と恐縮してしまう程だ(^^; 「もしかして、俺が不治の病で余命いくばくも無いので好きなようにさせているとか・・・」などと心配になる。

 俺がプレーを始めると横でずっと観ているんだよなあ。
 「○○さんはよく見掛ける人だよね」とか
 「△△さんと□□さんは変な事を言う」とか、
 「危ない!死んじゃう! 早く戦闘解除して逃げてっ!!」
 「ああ・・・死んじゃった。もうっ! 何やってんのよ!」
 とか、いろいろ感想(?)を言う。もしかして自分もやりたいのか?


【まったり経験値稼ぎ】
 1人でまったりとキリン狩りで経験値稼ぎ。他の人達の戦いぶりを見ていると、俺よりも数段強くて「あんたのレベルなら、こんな所で勝っても経験値出ないんじゃない?」とツッコミたくなるような人がまったりと戦っていたり、あるいはその逆で、俺よりも数段弱くて「あんたのレベルでは、ここで戦うのは無理があるんじゃない?」とツッコミを入れたくなるような人が苦戦していたりする。

 後者の人の場合、もう横で観ていても「あ、あんた本当に大丈夫なの?」と声をかけたくなるような頼りない戦いぶり。ニョーボが「あの人負けそうよ!助けてあげなきゃ!」などと声を荒げるが、当人が戦闘解除か救援要請をしなければ助けてあげられないのでどうしようもない。

 そういう人に限って、次の一撃で死ぬ!というような土壇場になってから戦闘解除して逃げ出して、逃げられずに死亡するんだよなあ・・・。そんな土壇場になってからでは救援が間に合わないんだよ(-_-; 逃げるならもっと余裕がある内に逃げなきゃダメだっつーの。(今まで何度もそういう目に遭ってきた経験者は語る(^^;)


【FF世界の需要と供給】
 前に「魚はなかなか釣れないので、釣った魚はけっこう高値で売れる」という話を書いた。しかしFF11世界の経済状況はかなり流動的だった。あの後釣り人口がかなり増えてしまい、すっかり魚が売れなくなってしまったのだ。そして釣り餌の需要が急伸して、店では釣り餌が慢性的な売り切れ状態。つまり釣り餌が買えなくなってしまったのだ。こうなると他国とかマウラの連絡船の船内売店で釣り餌を仕入れてくるとかしないといけない。

 こういう状況を見て取って、どこかで大量の釣り餌を買い込んで釣り場でバザー品として売り歩いてるヤツを発見。釣り場である埠頭に行ったら下着姿のキャラが行ったり来たりしていたので、何だこりゃ?と思って「調べる」をしてみたら、持ち物が全部バザー品の「釣り餌」だった。うわー、あんたエゲツナイ事しよるなぁ〜(^^; とも思ったけれど、価格的にはそれほど高くなかったのでむしろ良心的な商売とも言えるかも。(かく言う俺も、船内売店で釣り餌を買い込んでバザー品として売って差額で儲けた事がある)

 FF世界にはこういう商業活動に精を出す人が少なからずいるようだ。革細工ギルドで自作した革製品を大量に売り出している人はよく見かけるし、そういう自作に必要な材料を「相場よりも高値で買い取りまーす!」と宣伝している人もよくいる。例えばこういう事だ。ある材料の店頭販売価格は100G、店頭買い取り価格が20Gくらいだとする。この材料を一般プレーヤーから50Gで買い取れれば一般プレーヤー側は店に売るよりも30Gの儲けだし、買い取る側としても店から仕入れるより50Gの儲けになる訳だ。つまり、みんなが儲かるような道があるワケ。こういう、普通の店での売り買いとは違う、一般プレーヤー同士の売り買いというが盛んになってきているのだ。

 しかしFF世界の物品需要は、みんなのゲーム進行状況によって大きく変動する。多くの人がレベル10〜20程度の初期の頃だったら値段的に手軽な「○○○の指輪」がたくさん売れたけれど、今ではその団塊の世代がレベル20以上に成長してしまっているのでもうそのアイテムは全然売れないとか、そういう事がよくあるようだ。

 つまり、同じアイテムばかりを扱っていてはダメで、その場その場で需要と供給を読んで、的確な商売をした者が大儲けをできる・・・というワケですわ。大商人への道はいずこも険しい。こういうゲーム内の経済も研究すると面白いかもしれないなあ。いや、既にどこかの大学の経済学部でセミナーのテーマになっているかも! ニョーボは某有名大学の経済学部卒なので御意見を伺ってみました。

 俺「この件についてどう思う?」
 ニョーボ「私に経済学の話を聞くのは間違いよ」

 俺「でもおまえ、○○大学経済学部卒でしょう?」
 ニョーボ「経済学部は経済学部でも、私は体育学科だから」

 俺「え?経済学部に体育学科なんてあんの?」
 ニョーボ「体育会系の部活ばっかりしてて全然勉強しなかったって事よ」

 俺「・・・あっそ(^^;」


【まったり経験値稼ぎ2】
 今夜もまったりと経験値稼ぎ・・・。でも、やっぱりソロでチビチビ稼ぐのはリスクがある割に得られる物が少ない気がしてきた。例えば「丁度良い」の敵と戦うと経験値50くらい稼げるのだが、自分のHPが残り20%くらいまで減ってやっと勝ってるという感じになる。一歩間違えれば死ぬというレベルだ。また、HPが多くなってきた関係で戦闘後HPを回復させるのにかかる時間もそれだけ長くなってしまうのも辛い。かと言って「楽な相手」の敵と戦うと経験値10とかその程度。やっぱりパーティーを組んで強い敵と戦った方がメリットあるなあ・・・と思い方針を変更。強敵ぞろいのマウラの街へと向かった。

 強敵ぞろいという意味では別にメリファト山地という所があるのだが、現在そっちに行っている人は少数派だ。メリファトの方が稼げるような気もするのだが、なぜだかあんまり人気が無い。そのうち人気が出てくるかもしれないけど。

 タロンギ渓谷では敵の影におびえながら歩くような事は無くなった俺だけど、マウラ周辺ではまだ全然ダメ。レベル17でも一対一だと絶対に勝てない。こそこそ隠れながらマウラへ走った。思えば、初めてマウラに来た当時、俺はまだレベル10だった。よくもまあレベル10程度でマウラまで行けたものだと思う。この辺りの敵は、戦士の場合レベル15くらいないと攻撃がかすりもしないのだ。そしてレベル17でもなかなかダメージを与えられない。だからレベル10の戦士なんてこの辺りでは何の役にも立たないのだ。あの頃は世間知らずだったなあ・・・(遠い目)。でもその無茶のおかげでサポジョブを人より早く取得できた訳だけど。

 マウラの街に到着した時はもう夜だった。夜は「血染めの衣」目当てのパーティーが海岸に出払っているので、街の中がちょっと寂しくなる。出口近くに顔なじみのラビーブさんを発見。

 「こんにちは、ラビーブさん」
 「こんにちは、ローディーさん」
 「やっとサポジョブ取れましたよ」
 「それは良かった」
 「ラビーブさんの調子はどうですか?」
 「昨日やっとチョコボに乗れるようになりました」
 「え!それはうらやましい」
 「まだ1回しか乗ってませんが、凄く便利ですよ」
 「いいなあー」
 「ローディーさんも早く乗れるようになるといいですね」

 チョコボに乗るためには「チョコボ免許証」という物が必要で、かつレベルが20以上でないとダメだそうだ。免許取得の方法はだいたい判明しているので、近日中に挑戦しようと思う。

 さて、ラビーブさんとは都合によりご一緒できなかったので仲間を募ろうかとブラブラしていたら、「一緒に経験値稼ぎしませんかー」と叫んでいる人を発見。サンドリア出身のゼウスさんという人だった。調べたらほぼ同じレベルの人だったのでパーティー参加する事にした。その後、そのゼウスさんの友達が合流して6人パーティー結成。マウラ周辺でキリンとかゴブリンとかを狩って経験値を稼いだ。

 やっぱりパーティー戦は楽だ。「とても強そう」の敵でもほとんど負ける心配が無いし、得られる経験値も多い。おまけに戦闘スキルの上昇も早くて、珍しいアイテムも手に入る。HP回復もメンバーの白魔道士がやってくれるから、ほとんど座る必要も無い。良い事ずくめだ。ただ心配なのは、無謀なメンバーが超強敵と戦おうとか言い出して無茶な戦闘を始めてしまったり、リーダーがメンバーを仕切れず、いつまでもグダグダやって時間を浪費したりする事だ。

 しかしこの日のパーティーはそういうのが無くて非常に順調だった。「海岸で魚を狩ろうよ」とちょっとリスキーな意見を言うメンバーがいても「このメンバーでは無理だよ」と言ってたしなめ、手近な敵をサクサク倒し続ける事ができた。これはメンバーのうちゼウスさんら4人が元からの知り合いだったという事が大きいように思う。以前からの知り合いならば意思統一も比較的スムーズだ。俺を含む残り2人はおまけ的存在だからそれなりに行動を慎むので、パーティーの行動を乱す事も無い。完全な即席パーティーだったらこうは行かなかっただろう。という訳で俺は非常に気持ちよく経験値稼ぎができた。


【職人への道】
 普通にクエストとかミッションをクリアしていくのは既に凄い猛者がいるからとてもかなわない。でもギルド職人だったらまだあんまりやってる人がいないだろうから狙い目なのでは?と考えた。ギルドにも10種類くらいあって、「革加工」や「骨加工」みたいな装備品を作るギルドは比較的やりやすい。一方「料理」「釣り」なんかは、現時点ではあんまり実用性が無い(?)ように見えるので、あんまり人気が無いような気がする。だから今は「料理」が狙い目だな!(^^;

 装備品は一旦買ってしまうと長く使う物なので、1個の値段は高めでも消費量としては限界がある。その点「料理」は1回使えば無くなる物なのでコンスタントにたくさん消費され、つまりたくさん売れるはず。作る側としてもそれだけたくさん作る事になるから、スキルも上がりやすいのではないだろうか? 「料理」を食べると一時的にパラメーターが上がる(下がる物もある)ので、より強力な料理を開発できればバンバン売れそうな予感がする。

 実はこの料理に関係したクエストがあった。「ゆで卵」と「パムタム海苔」というアイテムを持って来てくれ、という内容だった。どちらも店のメニューにはあるのだが、いつも売り切れていて全く手に入らない(サービス開始当初の頃は買えたのか?)。どこで手に入るのか皆目見当がつかないので、ずっとペンディングになっていた。

 ある時、別の目的で釣りをしていたら「パムタム海苔」が釣れた。何と、海苔は海で釣る物だったのだ! じゃあ後必要な物は「ゆで卵」だけだという事になり、躍起になって情報を探した。そしたらそれは自分で調理して作るのだという。作り方は「トカゲの卵」と「蒸留水」に「炎のクリスタル」を使うとの事。クリスタルと蒸留水はすぐに手に入るのだが、「トカゲの卵」がどこにあるのか判らない。で、調べまくった結果、隣国バストゥーク領に出る強いトカゲがたまに落とすという。そんな遠くまで行った事ないし、そのトカゲはなかなか強いらしい。それじゃあ当分手に入らないなあ・・・と半分あきらめた。

 そのトカゲは倒せなくても、倒した人から卵を買うという手はある。だからバストゥークから来た人がバザーで売ってないかなあ・・・と、街の門の所にたむろしている人達を手当たり次第に調べてバザー品をチェックしまくった。しかし一度も見掛けた事は無かった。

 で、ある夜、やっと出会いました!「トカゲの卵」を売っている人に。値段は2千G! 高い!! やっぱりそうそう簡単には手に入らない物なのだろう。値付けが強気だ。横で見ていたニョーボが「早く!早く!他の人に買われちゃうよ!!」と大慌て。値段は高かったけれど迷わず購入。お金を貯めておいて良かった。

 さて買ったはいいが、本当の問題はこれからだ。「料理」は自分でやらなければならないが、俺は今まで一度も「料理」をやった事が無いのだ。「料理」は失敗する事があって、失敗した場合は材料が全部消えてしまうのだ。せっかく2千Gも出して買ったのに、料理に失敗したら一瞬でパーなのだ。

 でも料理ギルドの人にサポートをお願いする事はできる。ギルドにお金を払うと成功確率が少し上がるそうだ。もちろん払った。さあ、うまく出来るかな?・・・ドキドキドキ。「ぎゅいいいぃぃぃーん」という音がして料理開始。料理を作るのにどうしてこんな魔法のような音や光が出るのかは不明(^^; 失敗した場合は「がしゃーん!」という音がしてクリスタルが割れるそうだ。

 「きゅいいぃぃーーーん!」・・・せ、成功したのか? 「ゆで卵が出来た」というメッセージが表示された。成功だ。やった。初めての料理に成功だ! こうして作った料理を依頼人に届けてクエスト完了! いやー、長かったなあ。クエストを受けてから2週間くらいかかったんじゃないかなあ。(他にもこういう長らくペンディングになっているクエストがいくつかある)


【また経験値稼ぎ】
 その後、また経験値稼ぎのためにマウラに行った。行ってみたら昨夜と同じ所にゼウスさんが立っていた。挨拶をしたら「今日も一緒にやりましょうか?」と誘ってくれた。ありがたい!

 で、今日は海岸で魚狩りをする事になった。ここの海岸の魚は得られる経験値が多いので、人気があるのだ。ただしそれだけ強い敵でもあるので、万全の体制で望まなければ全滅の憂き目に遭う。で、黒魔道士がいない、白魔道士のレベルが低い、という問題を抱えつつも挑戦。俺は「大丈夫かなあ・・・」とかなり不安だったが、今さら後には退けない。でもやってみたら意外に勝てた。ただし魚の攻撃力が非常に高いので、レベル18の俺でも4回くらい攻撃を食らうと死んでしまう。回復魔法のタイミングを誤るとパーティー全滅だ。

 得られる経験値が多いのでみんな浮かれていた。特に魔法使いのXさんはかなりのおしゃべり。のべつ幕無しでしゃべり続けていた。どうやら未成年の学生らしい。「ゲームの中ではみんな仲間なのにゃー。歳は関係無いにゃー」 ・・・それはいい。それよりもあんた、戦闘中にもそんなしゃべりまくってて大丈夫なのか? 緊張感なさすぎやしないか? 嫌な予感がする。

 予感的中! 盾役になっていたゼウスさんに回復魔法をかけるタイミングが遅れてしまったため、ゼウスさん死亡! ゼウスさんを倒した魚は次の標的に魔法使いXさんを選択。Xさん一瞬で死亡! ヤバい!と思いつつも、魚のHPが残り少ないのでそのまま戦闘続行。何とか残りのメンバーで倒す事ができた。死んだメンバーは町で復活して、こちらに向かって走っているとの事。合流するまでしばし待つ事に。

 ・・・様子がおかしい。こちらに向かっている連中のHPが減っている。何かに襲われているんだ!! とっさに救援に向かう生き残り組。しかしどこにいるのか、走りながらではなかなかうまく調べられない。「ここだよー!」「早くきてー」などと言われてもどこにいるのか判らない。焦る。

 一旦立ち止まってマップでみんなの位置を確認。すぐ近くだ! やっとの事でゼウスさんを発見。「ゼウスさん。ご無事でなによりです」 手追いのボギーに襲われてしまったとの事。ボギーは通常攻撃があまり効かないモンスターなので、魔法使いがいないとどうしようもないのだ。

 ほっとしたのもつかの間、突然横からボギーが現れ襲ってきた。げげげげ! ゼウスさんはたまらずマウラの町に向け走り出した。「みんな、マウラに避難しないと襲われます!」

 ゼウスさんは逃げるが、ボギーの追撃は執拗。俺はゼウスさんに回復魔法をかけようと思ったが、走りながらでは魔法がかけられない。または俺がボギーに攻撃をしかければ標的が俺に移ってゼウスさんが逃げられるかも・・・とも思ったが、でもボギー相手に俺1人でどのくらい持ちこたえられるか・・・。その場合、俺が死亡する確率がかなり高い。自分が犠牲になってゼウスさんを逃がすか?どうする!? 迷っているうちにゼウスさんは町の門の所まで逃げていた。が、街まであともう50mという所でゼウスさん2度目の死亡(-_-;

 俺は、幸か不幸かほぼ無傷で街に帰還・・・。「2度の死亡で今日稼いだ分の経験値が無くなっちゃったよー(泣)」「俺、何もしてあげられませんでした・・・すみません」もうあやまるしかなかった。

 前に書いたように、ボギーは「血染めの衣」を落とすので、この夜もボギー目当ての大人数パーティーが集結していたが、この時には複数のボギーがいっぺんに出てしまったためボギー狩りパーティーの連中は全くボギーに手を出さなかったそうだ。さすがに複数相手では分が悪すぎるからなあ。さっきまで浮かれていたXさんは「もうやめるですー」などと言い残してログアウト。ゼウスさんも抜け、結局俺も抜ける事に。前回とはうって変わって気まずい結末であった・・・。


【強者の従者になる】
 メリファト山地でレベル上げをしようと思い、メリファトの入り口付近で「パーティーに入れてちょうだいー」と声をかけてまわる。運良くパーティーに入れてもらったが、主要メンバーがメリファトでは満足できず、更にその先の難易度が高いソグロム原野という事に行く事に。

 で、結局、1時間で3度も連続で死んでしまいました(;_;) 死んでも死んでも闘い続けるローディーの姿は痛ましかったです。これで経験値が1千2百以上後退。痛い!痛すぎるっ!! 悲しい気分を抱えたまま就寝。

 教訓: やっぱり白魔道士がしっかりしていないと戦えないッス。

 昨夜の連続死亡の痛手が癒えぬまま、マウラの船着き場でボーっと船を眺めていた。そしたらクロネコヤマコさんを発見。この人、直接の付き合いは無いのだけれど、かなり初期からしょっちゅうあちこちで見かけている人だ。調べてみるとこの人、すでに「暗黒騎士」というエクストラジョブになっていて、レベルは俺と同じ18だ。どうせついていくならこういう強者について行きたい・・・。お友達になりたいなあ・・・。

 クロネコさんが船に乗り込んだのが見えたので、俺も後を追いかけて船に乗り込んだ。朝という事もあって乗客は俺とクロネコさんの2名だけだった。客室(ただの倉庫)で顔を見合わせる俺とクロネコさん。
 「はじめまして。クロネコさんは以前からよくお見かけしていましたが、もう暗黒騎士になられたんですね」
 「もしよろしかったらお供させて下さい」
 などと話し、ローディーはクロネコヤマコさんの従者になった(^^;

 船はセルビナに到着。クロネコさんはセルビナ近辺で経験値稼ぎをしようと言う。まずは白魔道士が欲しいところだが、セルビナでは白の人気が非常に高いらしく、ソロの白は誰もいない。みんな既にパーティーに入っている人ばかりだ。仕方が無いので黒や赤の人をスカウト。結局4人パーティーになり、経験値稼ぎに出た。

 さすが歴戦の勇士クロネコさん、戦い方が手慣れている。非常に安定感のあるリーディングでパーティーを牽引。4人パーティーなのにテキパキと強敵を撃破。「なにげに強いぞ、このパーティー」 昨夜の3連続死亡による経験値ダウン分をあっという間に取り戻せた。それどころかそのままレベル19にレベルアップ!! クロネコさんから「連携技」と呼ばれる技の出し方まで教えてもらえて非常に有意義だった。やっぱりリーダーは戦い慣れている人に限る!!


 さて、レベルも上がった事だし、サンドリア国に行って残りのクエストでもこなしてくっぺかと思い、サンドリアに向かった。久しぶりのサンドリアだ。ここで未解決のクエストをこなし、サンドリアでの初期クエストはほぼ全て消化。途中、またクロネコヤマコさんとばったり出会ってしまった。そしてさらに、以前一緒に戦った事のあるヒロカトさんとも。この時クロネコさんとヒロカトさんは知り合いである事が判明。

ニョーボ「世間って狭いよねぇー」

 サービス開始当時、ウインダス国から始めた人はおそらく5百人程度。「友達の友達」まで含めれば、半数くらいの人が知り合いになっているのではないだろうか?


【海賊に襲われても何事もなく航海する連絡船】
 その後、セルビナまで戻って朝の経験値稼ぎの続きでもしようかな?と思ったが相変わらずの大にぎわい状態。ちょっとしたゴールドラッシュだ。フリーの白や黒は皆無に近く、戦士過剰の状態になっている。だから戦士が「パーティーに入れて下さーい!」といくら叫んでも誰からも返事が返ってこない。門の所で「一緒にやりませんかー?」と叫んでいる戦士がいたが、いつまで経っても仲間に入れてもらえる気配が無かったのが悲しかった。

 そんな状況なのでここでの戦いはあきらめ、マウラに戻る事にした。マウラに戻る船の中、のどかな船旅の音楽がとつぜんおどろおどろしい曲に変わった。こ、これが噂に聞いた「海賊襲来」か!?

 この連絡船では、最低1匹はモンスターが登場するらしいのだが、希に海賊に襲われる事があるという。海賊は複数のモンスターが一度に乗り込んでくる上に、それぞれが非常に強いため、レベル30でも歯が立たないそうな。とはいえ、客室でじっとしていれば安全なんだけどね。(誰かが知らずに扉を開けてしまうと、乗客全滅の危険もあるが)結局誰も戦わなかったため、無事にマウラに到着。ほっ(^^;


【チョコボ免許への前哨戦】
 マウラは、セルビナとはうって変わって寂れていた。サポジョブアイテムが他の地域でも取れるように仕様変更が行われたため、以前の「サポジョブ」目当てのゴールドラッシュ状態はすっかり無くなり寂しい街になっていた。しかし寂しいおかげで白や黒の人がフリーでいる場合が多く、セルビナよりもパーティーが組みやすいのだった。白魔道士のフミィさんからパーティーの誘いがあったのでさっそく参加。メリファト山地で「ゴゼビの野草」というアイテムを落とす敵を狩る事になった。

 この「ゴゼビの野草」というのは、チョコボに乗れるようになるために必要なアイテムで、結局4個必要になるという。当然他のパーティーメンバーも「野草」狙いなので、メリファトで延々と狩りを行った。こういう狙いがはっきりしているパーティーは安定している。昨夜のように変に色気を出して危険な敵に手を出したりしないからだ。

 結局俺は「野草」3個をゲットした。残りの1個はオークションででも手に入れようと思った。あとはレベルが20になればチョコボに乗る準備完了だ。

 さて、もう疲れたのでログアウトしようかな・・・と思っていた所にミルキーさんからの直通通話が来た。「ローディー、今来れる?」 調べてみるとミルキーさんらはほとんどレベルが変わっていない。俺がレベル19になっている事を知ったミルキーさんはうらやましがっていた。馴染みの人から頼りにされるのは嬉しいなあ。


【順調なレベルアップ】
 この日は朝からマウラでパーティーを募った。朝という事もあってフリーの人が多い。見たらすぐそばの白魔道士が「パーティー参加希望」を出しているではないか。すぐ声をかけて2人パーティー結成。もちろんこれだけでは戦えない。「こちら戦19、白16です。一緒にレベル上げしませんかー!」と叫んでメンバー募集。ここで既に白が入っているという事を明示する事が重要だ。白しっかりしていないパーティは不利という事はみんな知っている。だから既に白が入っているなら俺も加わりたいと思う人が多いはず。

 叫んだその直後から「入れて下さい」という直通会話が飛び込んできた。直接その場に走ってくる人も。あっという間に6人パーティー結成!! セルビナだったらこんな簡単には集まらないだろう。6人揃ったのでさっそく狩りに出発。マウラの海岸で魚を狩る事にした。ここの魚はかなり強いけれど経験値が非常に美味しいのだ。

 2度ほど「全員街まで逃げろー!」という危機的状況が発生したが、俺が死んだだけで他のメンバーは全員無事だったのが不幸中の幸い。リーダーはメンバーを死なせない努力をしなければならん(と勝手に信じている)。そうでなければ誰もついては来てくれないだろう。

 結局その2回を除けば極めて安定して戦い続ける事ができた。1回当たり100前後の経験値が得られ、しかも他のパーティーが誰もいない「プライベートビーチ状態」だったため、ボーっと待っている時間が全然無いほどに連続して戦い続けられた。おかげで経験値はあっという間に貯まり、レベル20にレベルアップ!! 普通にソロでやってたら何日もかかるような経験値が2時間程度で!! 当面の目標であるレベル20に到達できて大満足だ。

 他のメンバーも続々レベルアップ。みんなに喜んでもらえるのはリーダーとしても非常に嬉しい。


【本当に大丈夫なのだろうか?】
 くどいようだけど本当に毎日がFF。特に土日は2日で20時間近くも費やしている・・・。昼飯を食べながらプレーしたりして、本当にこんな事続けていていいのだろうか?(^^; 「肩が凝ってしょうがない」と言ったら奏一郎が肩たたき。奏一郎がいない時はニョーボが肩たたき。肩をたたいてもらいながらゲームができるなんて、俺は何て果報者なんだろう!!


【慢心】
 レベル20になったし、一旦ウィンダスの街に戻って持ち物の整理をしようと思いマウラから出発。さすがにレベル20ともなればここら辺の敵でも勝てるような敵が増えてきた。ちょっと前までは全く歯が立たなかったのに・・・ふっ、俺も強くなったもんだな・・・などと思った所にスキが生じたのか? 突然ゴブリンから遠隔攻撃を受けてしまった。戦えるか?とも思ったが、調べてみたら「強そう」だ。こりゃダメだと思いエリア境界目指して逃走モードに突入。一度は「逃げ切れた?」とも思えたが、やっぱり追いかけてきていて結局みんなが見ている前で死亡。とんだ恥さらしだ(^^; たとえレベル20でもソロでは危険なのだった。

 その後街に戻ってアイテム整理。「チョコボ免許証」を手に入れるには「ゴゼビの野草」が4個必要なのだが、今はまだ3個しか無い。オークションで売っているか?とも思ったが、調べてみたら売っていない。売ってるように思っていたのは勘違いだったようだ。仕方が無いのでまた先日のようにメリファト山地に行って「ゴゼビの野草」を探そうと思った。でもうまくパーティーに入れてもらえるか心配だ。

 メリファトに行ってみたら先日一緒に野草狩りをしたフミィさんが今日も野草狩りをしているではないか! 声をかけたら今日も野草狩りに加えてくれるという。ラッキー! まさに渡りに船だ。そして30分程度で野草は全員分揃い、野草狩りは終了。安心したフミィさんはサッカーW杯決勝戦を見るためにログアウトするという。しかし街に帰る途中、先行しすぎて孤立した所を襲われ死亡(^^; フミィさんは1人で突っ走るタイプの人なので、俺たちメンバーからかなり離れて孤立してしまい、そこを襲われたとの事。やっぱり1人では勝てないのですわ。ガンダム名ゼリフで言うなら「傲慢がほころびを生むと言うのか・・・」といった所。


【ジュノへの道】
 さて、野草が4個揃ったので、いよいよチョコボ免許証のクエストを受けに行くかぁーっ!と決心。このクエストはジュノ大公国という国で受けられる事は既に有名。ただしこの国に至る道は非常に危険で、たどり着く前に死亡してしまう可能性が高い。

 行く方法は3種類あるが、最も難易度が低いと言われる経路で挑戦する事に。まずセルビナまで船で渡り、ここで朝になるのを待った。この先を夜に移動するのは危険が高い。だから朝を待って出発する事にした。セルビナを朝出発すれば夜になる前にジュノに到着できるだろうという計算だ。

 朝になった。5時30分セルビナを出発! バルクルム砂丘からラテーヌ高原へ。ここまでは以前何度も来ているからあまり心配は無い。問題はその次のジャグナー森林。鬱蒼とした森林地帯なので視界が極めて悪く、近くに敵がいても気が付きにくい。出現する敵はもちろん強敵だらけ。何度もヒヤヒヤする場面に遭遇。横で観戦していたニョーボも「怖い怖い・・・」と唸っていた。敵に見つからないように迂回しながらの移動なので、想像以上に時間がかかる。もう昼だ。夕方までにジュノに着けるのか心配になってきた。こそこそ隠れながら何とか突破!

 次はバタリア丘陵。ここは、視界は開けているものの、足の速そうなサーベルタイガーがうろちょろ。右にも左にも、そして前にも! 見つかったら最後、絶対に助からない。ここでも迂回を繰り返しながら慎重に進んだ。

 ここまでほとんど人を見掛けなかったが、やっと人を見掛けるようになってきた。やっぱり人がいると安心する。見ると、先日マウラの海岸で経験値稼ぎをした時のメンバーのひとりラグナさんがいるではないですか。声を掛けてみたけれど忙しいのか返事が無かった。(後になって直通会話で「ローディーさんもとうとうジュノに来れたんですね!」という返事が来た) さあ、ジュノの門が見えてきた。かなり立派な建物だ。中からチョコボに乗った人が次々に出て来る。やったー! とうとうジュノに到達したぞー!!(^o^)


【チョコボの餌付け】
 ジュノは大陸と大陸の間にある海峡の上に渡された橋がそのまま街になった国だ。海の上に作られた巨大な石造りの街なのだ。例えて言えばイタリアのヴェネチアみたいな感じか? この街にいるプレーヤーはさすがに誰もが高レベル。レベル30や40は当たり前という状態だ。レベル20未満はほとんど見掛けない。高校や大学に初めて登校した時の心細さみたいな物を感じた。

 もちろんレベル1でも来る事は可能だが、レベル20未満でここに来てもやれる事は何も無い。買い物しようにも売っている商品はどれも超高価。装備品も装備レベルが30とか40とかいうような物だらけで利用のしようが無い。

 門の近くでは非常に多くのプレーヤーでにぎわっていた。「レベル25の戦士ですが、誰か誘ってくださーい!」とか「レベル27のシーフですパーティーに入れてくださーい!」とか、みんなパーティーに入りたがっている。かなり競争率が高いようだ。なにしろ外の敵の強さは半端ではないので、パーティーを組まないと何もできないのだ。おそらくここが現在この世界で最も人口密度が高い場所だろう。

 戦士レベル20の俺なんかほとんど誰も相手にしてくれないだろうというのはすぐに想像できた。俺のレベルが低いというのもあるが、とにかく戦士が供給過剰状態なのだ。白魔道士や黒魔道士の人はすぐにお呼びがかかるが、戦士やモンクはなかなかパーティーに入れてもらえない。戦士やモンクが「パーティー参加希望」表示を出して道ばたにズラーっと並んで立っている様は、まるで大恐慌時代の失業者の列のようだ。

 さて、チョコボの話に戻ろう。チョコボ舎に行ってみたら1頭だけ壁の方に向いているチョコボがいた。前の飼い主が乱暴に扱ったせいで人間不信になってるそうな。このチョコボを馴れさせる事ができれば「チョコボ免許証」がもらえるという。さっそくチョコボの好物「ゴゼビの野草」を食べさせてみた。しかしチョコボはおびえていて食べようとしない・・・。

 この野草やりは現地時間で1日に1回しか挑戦できない。馴れさせるまで毎日野草を食べさせに来る必要があるという(ただし連続した毎日である必要は無い)。FF世界の1日は40分くらいのようなので、そのまま時間が経つのを待っていると待ち時間がもったいない。というワケで、日付が変わる深夜0時のちょっと前に来て、2日分の仕事を一度にこなそうという人が多いようだ。0時直前くらいにはチョコボの周りにはかなりの人垣ができていた。

 で、俺は日曜日の夜に3日目までをこなし、月曜日の朝に5日目までをこなした。平日の朝だというのに、チョコボの周りには昨夜と同じくらいの人垣が。俺と同じように「出勤前にひと仕事・・・」という人が多いようだ。

 2日目、まだおびえていて食べない。
 3日目、やっと食べた。
 4日目、普通に食べるようになった。元気になってきた。
 5日目、すっかり安心して食べている。

 そして月曜日の夜6日目の餌やり。チョコボ舎のオヤジが「こいつはお前に馴れた」と認めてくれて、「チョコボ免許証」ゲット成功。チョコボに乗るにはこの免許証とレベル20以上である事が必要(この馴れたチョコボが自分専用になるわけではない)。1回30分までで、料金は変動制。利用者が多くなると料金が高くなるらしい。

 チョコボで移動している間は敵に捕捉されないので、危険なエリアでも安全かつ素早く移動できる。これでコソコソ隠れながら移動しなくても済むぞ!!


【戦士でいっぱい】
 チョコボ免許をゲットしたので、ゆっくりジュノの街を探索した。各国に向かう飛空艇の発着所が3つもある。飛空艇に乗るためのパスは50万Gだそうだが、実際には50万G持っていても乗る事はできないそうだ。飛空艇に乗るにはジュノ大公からパスをもらう必要があるそうで、俺のレベルではかなり先の話になりそう。(しかし既に飛空艇に乗っているヤツがいるそうだ。すげー!)

 現時点では3階の「ジュノ上層」というエリアが物凄くにぎわっていて、それ以外はあんまり人がいないようだ。理由は不明。

 歩いていたら以前一緒に戦ったトークンさん(白魔道士)と出会った。この人、前に会った時に「ジュノに行きたい!」って言ってたんだよね。

 「こんにちはトークンさん。私も結局ジュノに来ちゃいました」
 「あ、こんにちは。ローディーさんはもうパーティー組んでる?」
 「いえ、ここは戦士余り状態ですからレベル20の戦士なんて誰も相手にしてくれないです・・・」
 「そうですね。厳しいですね・・・」

 その場はそのまま別れたが、後になって突然連絡が入り一緒にパーティー組みましょうという事になった。その後、トークンさんが他の戦士をスカウトして6人パーティー結成! トークンさんは需要の高い白魔道士なので、パーティー結成時の核になれるのだ。トークンさんがいなければ絶対にパーティー組めなかったなあ。「持つべき物は友」という事を痛感したわ。ただしトークンさん自身もジュノは初めての経験らしく、実際のリーダーは別の戦士の方にお願いしていた。(最終的に、戦士3人+モンク1人+白魔道士2人という構成になった。本当は黒魔道士が欲しかったけれど、魔道士系は引く手あまたなのでスカウトできなかった。)

 さていよいよ外に出て戦闘だ。やっぱりジュノ周辺の敵はメチャメチャ強くて、俺なんか3撃くらいで死んでしまいそうな凄い攻撃力だ。だから盾役は一番レベルが高い人におまかせ状態。この付近はレベル24〜30くらいの人に丁度良いのかも?

 このあたりには古墳がたくさんあって、その古墳の入り口付近に敵をおびき寄せて戦うという戦法がポピュラーなようだ。こうすると他のモンスターがリンクしてくる危険がほとんど無くて安全なのだ。ただし、夜になると古墳の中からゴースト系のモンスターが出てくるため、この作戦は朝から夕方までしか使えないという。

 古墳の中で休憩中の事。
 Aさん「ここの中ってゴースト系出ない?」
 Bさん「出るよ」

 ここで心配になって周囲を見回してみたら、壁の近くに黒い影が・・・。

 俺「すぐそこにいる!!」
 Bさん「エビルスピリットだ!!」
 全員「ギャー!!」「外に逃げろー!」

 みんな大慌てで古墳から脱出した。冗談みたいな本当の話(^^; どうやらここでもゴースト系は恐怖の対象らしい。その後、古墳の外で待機していたのだが、近くにいた別のパーティーが戦闘中にそのエビルスピリットに乱入されて大混乱に陥っていた。結局そのパーティーは壊走。俺たちも危うくとばっちりを食らう所だった。(いや、向こうのパーティーの方が俺たちからとばっちりを受けたのかな?)

 とつぜんミルキーさんから直通会話が来た。「ローディー、今チョコボクエストやってるの?」 ふふふ。ミルキーさん、俺がジュノにいる事をサーチ機能で知って驚いているご様子。すぐさま返事。

 俺「チョコボ、ゲットだぜ!」
 ミルキーさん「えー!いいなあ・・・」

 調べてみるとミルキーさんは未だにレベル17だ。3週間くらい前まではほぼ同じレベルだったのに、俺だけ先に行っちゃったので取り残されたような気分になっているのだろう。俺もそういう取り残された気分を何度か味わっているので、気持ちはわかる。出来る事ならレベル上げの応援に行ってあげたい所だが、今日はジュノでまったりとやらせてちょうだい。後日ミルキーさんの応援に行こうと思った。仲間は大切にしなきゃね。

[2002/07/03]
Copyright (C) 2002 SQUARE CO.,LTD. All Rights Reserved.


戻る