ファイナルファンタジーXI
(14:コンクエスト編)

のんびり屋が多いと言われるウィンダス人は、団結できるのか?



【バストゥーク独走態勢】
 FF11の世界では、バストゥーク共和国、サンドリア王国、ウィンダス連邦の三国が勢力争いをしていて、これはコンクエストと呼ばれている。各地域における各国プレーヤーの戦績によってその地域の支配権が決まるようになっていて、定期的に戦績の集計・発表が行われる。

 サービス開始当初、バストゥークは慢性的な劣勢で、多くの場合3位、つまり最下位であったのだが、その後行われた難易度調整のおかげもあって徐々に勢力を伸ばし、気が付けば首位独走状態になっている。バストゥークで始めるプレーヤーが一番多いと言われているが、コンクエスト1位は人口が多いせいなのか? それとも根性がある人が多いからなのか? バストゥークとサンドリアは同じ大陸にあって国境(?)を接しているのだが、サンドリア首都のすぐ隣までバストゥークに取られてしまい、残すは首都がある地域のみ!なんていう悲惨なサーバーもあるという。

 その日、俺はいつものようにトカゲを狩って稼ごうと思い、メリファト山地に入った。メリファト山地の入口にはウィンダス連邦から派遣された係員が立っていて、シグネットという魔法をかけてくれる。・・・はずなのだが、いつもなら可愛いタルタル族の係員が立っている場所にゴツい巨体が立っているではないですか!!(右の写真)

 「え・・・、これってどういう事・・・?」

 まるで悪い夢を見ているような気分になった。調べてみたら、メリファト山地があるアラゴーニュ地方がバストゥークに取られてしまったのだ。支配国が替わったため、支配国から派遣される係員も交代したという訳だ。

 このためこれまでここで受けられたサービスが受けられなくなってしまい、要するに凄く不便になってしまったのだ!! うぬぬぬぬ・・・・、バストゥークが憎いっ!!

 参考のために挙げておくと、ウィンダスが支配している地方では右の写真のように、可愛いタルタルがちょこんと立っているのです。この風景に慣れていたのに、いきなりガルカの巨体ですよ。その衝撃を想像して下さい。

【アラゴーニュ地方奪還作戦】
 「ウィンダス人はのんびりした人が多い」とよく言われる。ゲームの中の設定もそんな感じで、ウィンダスでのクエストはどこかとぼけた内容の物が多い。プレーヤーまでそんな人ばっかりが集まってしまったのだろうか? それともゲームの設定に感化されてプレイスタイルがのんびり屋に変わってしまったのだろうか? でも、これまで自分ちの庭だと思っていたアラゴーニュ地方が他の国に取られてしまったというこの現実を前に、さすがのウインダス人(俺も含む)にも危機感が高まってきた。

 この地方の支配権を取り戻さないと困る具体的な理由としては・・・
(1)だだっ広いメリファト山地とソロムグ原野にあって、貴重な拠点である見張り所が使えなくなる。他に拠点になるような物が近くに無いので、ここを失うのは痛い!痛すぎる!!

(2)見張り所にある商人の出張所で、不要なアイテムの売却ができなくなる。ここは持ちきれなくなったアイテムを処分するのに重宝するのだが、自国以外の支配下になると、「支配国の国民しか売買できない」などと融通の利かない事を言われてしまい、利用できないのだ。

(3)これ以上浸食されてマウラがあるコルシュシュ地方まで取られたら、ウインダス人は物凄くプレーしづらくなってしまう。それだけは何としても避けなければならぬ。

(4)そもそも、バストゥーク一国に圧倒されているこの状況が嫌!

 そうは言っても自分1人では何もできない。せいぜいトカゲをチビチビ狩る程度だ。結局この日もメリファト山地で(ソロでも余裕で勝てる)弱いトカゲを狩るだけで終わろうとしていた。ここのトカゲは、現在のレベルでは倒してもほとんど経験値が入らないが、時々落とす「双子石のピアス」が900Gで買い取ってもらえるので、お金稼ぎにはなかなか良いのだ。

 でも、経験値がその国の戦績に直結しているはずだから、こんなチビチビ戦ってていいのだろうか?と思い、メリファトでの戦いをやめてジュノに行ってみた。そこで偶然、フレンドのシェイドさんと出会った。一緒にやりましょうという話にはなったが、2人だけではジュノ周辺では戦えない。困っているとそこに「アラゴーニュ地方をバストゥークから取り返そう」と言う一団が現れた。Pさん、Jさん、Aさんらだ。俺もシェイドさんもこれに賛同。参加者のレベルがバラバラなので経験値は期待できないけれど、アラゴーニュ地方を奪還しようというその心意気に惚れたぜ!

 ジュノ周辺でアラゴーニュ地方と言うとソロムグ原野という事になる。このソロムグ原野は、ジュノ周辺にあるエリアの中でもかなり戦いにくいエリアだ。緊急時に逃げられる場所が狩り場から遠い。徘徊しているモンスターの密度がやけに高い。このエリアに多い恐竜系のモンスターは、攻撃力が高くて苦戦する割に得られる経験値が少ないという、あんまり戦い甲斐の無い敵だ。もっと戦いやすいエリアは他にあるのだが、今は敢えてここで戦わなければならない。なんとしてもこの地方を奪還するのだ! と意気上がる面々。と言っても結局6人しか集まらなかったのだけれど・・・。

 ジュノとのエリア境界の近くに陣取り、周辺の敵を狩ったのだが、レベル28前後のパーティーではそうそう簡単には勝たせてもらえない。大勢が戦っているフィールドでたった1パーティーが踏ん張った所で流れが大きく変わる訳は無い。でも、焼け石に水かもしれないけれど、誰かがやらなきゃならぬのだ。2時間ほど戦った後、「明日もここで頑張りましょう」と約束してこの日は解散した。


【奪還するつもりが逆に得点献上?】
 奇しくもこの土日はコンクエストに関係した特別イベントが行われた。この土日に限っては、国籍に関係なく各出張所を利用できる事になった。また、装備品を出張所にいる係員に渡すと、その地方の戦績にプラスされるそうな。

 さて、この日も「アラゴーニュ地方奪還作戦」の約束だ。夜10時30分に集まる事になっていたのだが、約束の場所にいってもシェイドさんがいるだけだ。

 「誰も来ませんねえ・・・」
 「もしかして、やらないのかなあ?」
 「せっかく時間通りに来たのに・・・」

 約束の時間を10分過ぎたのであきらめて、2人でどこかに戦いに行く事に。と、ジュノ上層に降りてみたらそこに見覚えのある名前が! 昨日のメンバーはなぜかここに集まっていた。なんで約束の場所に来ないのか?!と文句のひとつも言いたかったが、小市民なのでそのまま合流。

 その後さらにメンバーを募り、12人パーティーとなってソロムグ原野に繰り出した。12人を6人ずつに分けて、それぞれ別々に戦う事に。でも俺は「ソロムグの敵は手強いから、バラバラに戦うと苦戦する。12人をひとつにして物量で押した方がいいのに・・・」と思っていた。でもやっぱり小市民なので何も言い出せなかった。

 俺はさっそく「私が釣って来ます」と釣り役を宣言。索敵に出てほどなく恐竜タイプのモンスター「テイバービーク」を発見。離れた所から矢をいかけてこちらに向かせ、みんなが待機している所まで誘導した。(このようにモンスターを誘導する事を「釣り」と呼ぶ)

 「いくよー」と声をかけながら走って行ったら、魔法使いの2人がいるだけで他の戦士が誰もいない! 「ええー?!」 他の戦士たちは全員敵を探しに出払ってしまっていたのだ。げげげ!!どうすんの!? どうもこうも、テイバービークは容赦無く追いかけてくる。こいつは6人パーティーで当たっても苦戦する強敵だ。俺1人と魔法使い2人では勝ち目無し! でももう攻撃を受けているので戦わざるを得ない。

 まず俺がやられ、他のメンバーが駆け付けてきた時には魔法使いも全滅していた・・・。あまりにも御粗末なパーティーだった。釣り役を宣言しておいたのに誰も聞いていなかったのか? それぞれが勝手に釣りをやったのでは釣る意味が無いではないか!?

 仲間の白魔道士がレイズを使って俺たちを復活させていると、もうひとつのパーティーも全滅したという報告が入った。

 「なんだってー!?」

 その場所に行ってみると、死体が無惨に散乱していた(右の写真)。なんてこったい・・・。

 死亡すると所属国の戦績が下がってしまい、アラゴーニュ奪還どころか返ってマイナスになってしまうのだ。

 「おいおいおい。かえって戦績下げてるじゃんか・・・
 「そうですね・・・(T_T)」

 もう黙ってはいられない。「別々に戦わずに、アライアンスにして12人の物量で押す方がいいよ」と提案。すると

 「その方がいいですね。アラにしましょう」
 「釣り役は1人だけにしましょう」

 とみなさんも同意。散乱している死体をレイズで復活させている間にもモンスターは襲いかかってくる。それを動ける戦士が壁になって防ぐ。復活した人は安全な所まで後退して体力回復。という事を繰り返して全員復活。かなり危険な作業であった。

 全員揃った所で12人のアライアンスに組み直し、俺がモンスターを釣ってくる事に。敵を発見したら「ゴブリン発見!」「強さは『とてとて』」などと逐一報告。するとベースで待機しているメンバーが「おk」などと了解を出す。了解を確認したら矢を放ってモンスターをおびき出す。この時に近くに他のモンスターがいない事をよくよく注意しなければならない。近くに仲間がいるとそいつまで参戦してきてしまう。ここら辺の敵は1体相手で精一杯。2体相手ではまず勝ち目は無い。危険なフィールドをひたすら駆け回り、敵をリンクさせずに誘導するのはなかなか神経を使う作業だ。慣れている人でも時々失敗し、落ち込む場面を何度も目にしている。

 またまたテイバービークを発見。慎重に誘い出し、みんなで袋叩きに。今度は大丈夫だ、と安心したが、遠くにもう1匹テイバービークが見えた。「向こうにもう1匹いるから注意!」と注意を促すも、みるみるうちにそいつが接近してきてリンクしてしまった!(;_;) 

 「みんな逃げてー!!」

 結局パーティーは壊走。というよりも、壊走にすら至らずに全滅・・・。レイズを使える白魔道士も死んでしまったため、みんなあきらめてホームポイントに戻って行った。でも俺は未練がましくその場にむくろをさらし続けた。「もしかしたら誰か助けてくれるかもしれない・・・」という一縷の望みに託して。でもそんなウマい話、そんなに無いよな・・・とも思って。

 しばらく待って、もうあきらめようと思ったその時、チョコボに乗った人がストトトッとやってきて俺の前で立ち止まった。そしておもむろにチョコボから降り、レイズを唱え始めた。やったー(;_;) 名も知らぬ人の好意により、またまた復活だー!

 「どうもありがとうございます!」

 その人は名前も名乗らずに去って行った(そりゃそうだ)。レイズを使える白魔道士は、死亡者が出るたびに呼ばれるためあんまり頻繁に呼ばれるのが嫌になり、身分を隠す人が多い。感謝されるのは嬉しいけれど、あんまりベタベタされるのも嫌なのだ。だから軽く「どういたしまして」くらいの言葉を残してすぐにその場を去る人が多い。生き返った側としても「どうもありがとうございました!」の一言くらいで十分なのだ。

 さて、2度の壊滅を経験した後は比較的安定して戦い続けた。その間、俺はひたすら釣り役としてフィールドを走り回り続けた。はあ〜、釣り役って疲れるわあ〜。でも、そのエリアの敵の特性を良く知っていないと釣り役はできないし、テクニック的に言ってもある程度熟練を要するので、誰でもすぐできるという役目ではない。それだけに上手い釣り役は重宝され、みんなの印象に残るものだ。俺はみんなの役に立てただろうか?

 さて、特別イベントの期限(夜中の12時)が来てしまった。ここから集計が行われ、各地方の支配国が決定される。結果、アラゴーニュ地方はやっぱりバストゥーク支配のままであった。

 「ダメだったか・・・」
 「ちくしょー!」
 「いや、今回はダメだったが、次は必ず取り返すぞ!!」
 「そうだ! 次こそは取り返そう!!」
 「おー!!」

 夜1時。パーティーを解散する事になり、1人2人と町に帰っていった。俺が帰る準備をしていると、この奪還作戦の提唱者であるPさんが「今度ウィンダス出身者限定のリンクシェルを作りますので、 ローディーさんも入ってもらえます?」と言ってきた。

 「はい、よろこんで!!」
 「おお!ありがとうございます!」
 「お互い、ウィンダスの為に頑張りましょう!」

 釣り役をやってたおかげか、けっこう印象に残ったようだ。このゲームでは、こういうプレーヤー同士の繋がりが重要なのだ。


【久々に4人勢揃い】
 ジュノでぼーっとしていたらレイチェルさんに出会った。これからスチールさんやミルキーさんらと一緒に狩りをするそうな。それならば俺もまぜてくれ!と強要。レイチェルさんとスチールさんはレベル的に近いので、一緒になる事もあるが、ミルキーさんはレベルが離れてしまったので、もう長い事一緒に戦っていない。

 行った先はオズトロヤ城。この奥にいるヤグードが「答案用紙」を落とすというのだ。「答案用紙」とは、ウィンダスにある魔法学校の試験の答案用紙の事で、何者かに盗まれたので取り返してきて欲しいと頼まれているアイテムだ。でも、俺が聞いた話では、「答案用紙」はホルトト遺跡の奥にいる骸骨が持っていると聞いたのだが・・・。それに、このパーティーには回復魔法ができる人が実質1名しかいない。これでオズトロヤ城の奥地に行くのは無理なのでは・・・。と思ったけれどもやっぱり入って行ってしまいました。

 途中、扉を開けて奥に進んだら敵がいきなり強くなっていて、もと来た道を戻ろうと思ったら扉が開かず「げげっ!一方通行か!?」と絶望的な気分に。でも、扉は横にあるレバーを動かせば開く事が判明し、何とか無事に脱出する事ができた。俺がミッションで来た事があったので、その時の経験が役に立った。レバーの事を知らなければ、戻れずに死んでいた所だ。

 その後、メリファト山地でアックスビークを狩る事に。このアックスビークという恐竜はクエストアイテムである「大鳥の羽根」を落とす事があり、それを狙っての狩りだ。しかしそもそもこのアックスビーク自体が滅多に出会えない。そして、異様に強い割に経験値を少ししかくれない。飽きやすい4人は2匹倒した時点ですぐにあきらめ、次の目的地、シャクラミ迷宮に向かった。

 シャクラミ迷宮での目的は、サソリが落とす「サソリの針」。これもクエストアイテムだが、レベルが低い内はサソリに勝つ事自体が困難なため、なかなか手に入らないのだ。レベル28前後になった今ならば比較的楽に勝つ事ができるから、さっさと入手しちゃおうという訳だ。

 こちらはサソリがいる場所が決まっているため、戦う事は比較的簡単。そして予想通りレベル28くらいならば余裕で勝つ事ができた。ああ、レベル24の頃には凄く苦戦した相手なのに、俺らって知らない内に強くなってるんだなあ・・・。

 こうして全員分の「サソリの針」をゲットして、この日は終了。ただ、ひとりだけレベルが低いミルキーさんはちょっと寂しそうだったな。


【ひたすらレベル上げ】
 ランク3からランク4に昇進するためのミッションを受けた。

 ウィンダスの象徴である「星の御子」様から直々に指令が下ったのだ。ああ、もったいなや、もったいなや!! これまでその名前を耳にする事はあっても、実際に会う事は許されなかった。で、会ってみると「星の御子」様は可憐な美少女タルタルだった。(右の写真。萌えーっ! あ、でもタルタルは外見では年齢判らないからなあ・・・)

 世の中、最近なんかヤバいって感じになっちゃってきてるってゆーかー。最近のあんたの活躍なかなかいい感じだから、あんたをジュノの大使館員に任命しちゃうから頑張ってちょーだい。・・・というような内容の事を言われた。(もちろん本当はもっと威厳のあるセリフで)

 さっそくジュノの領事館に行ってみると、大使は今出かけているから探してきて欲しいなどと言われた。その出かけている先というのがとんでもなく危険な場所で、レベル30のしっかりしたパーティーでもかなり厳しいと言われている。この時点でのレベルは27。・・・まだ無理だ。と言う訳で後はひたすらレベル上げ。パーティー参加希望を出してジュノの中をうろつく。

 何度も書いたけれど、ジュノでは戦士余りなので、そう簡単にはパーティーに入れてもらえない。サーチしてみても、戦士系の人はいっぱいいるけど、魔法使い系の人がフリーでいる所はあまり見掛けない。 2時間頑張ってもパーティー組めない事もあったので、ある程度で見切りを付ける事が肝要。しかし今回はなかなか運がよく、割とすぐパーティーに入れてもらえた。それも向こうから声がかかってだ。こちらからシャウトしたり直接交渉しても上手くいない事が多いのに、向こうから誘ってくるというのはラッキーだ。

 という訳でこの日はバタリア丘陵の古墳でエビルウエポン(通称「エビ」、左の写真)というヤツを狩る事に。このエビ、レベル30の6人パーティーでやっと勝てるくらいの強敵だけど、出現場所がはっきりしているので釣りやすい。攻撃力は高いけれど、それ以外は特に変な技は使ってこないから回復係がしっかりしていれば比較的戦い易い。そして得られる経験値がかなり美味しい。1回で150前後の経験値が得られる。こうしてひたすら狩り続けたのだが、釣り役のFさんが釣りに失敗。

 釣る際には他のモンスターがリンクしないようによく注意しなければならないのだが、希にモンスターが重なっている場合があって、遠目には1匹に見えても実は2匹という事もある。その場合には2匹とも釣られてしまうため、パーティーは急いで逃走しなければならない。

 この地域には古墳が点在していて、古墳の中に逃げ込めば助かるのだが、その場合、古墳の入口近くで戦っている他のパーティーには多大な迷惑がかかる事になる。場合によっては他のパーティーが襲われて何人も死者が出る事も。自分のミスのために他のパーティーに死者が出たりしたら、もうその日は立ち直れないくらいヘコむ。(中には、人に迷惑をかけても何とも思わないようなヤツもいるようだが・・・)

 この日、Fさんは釣りに3度連続で失敗してしまい、「みんなに迷惑かけっぱなしなので、もう抜けた方がいいのかな・・・」「パーティーに居づらい・・・」と言ってパーティーから抜けそうになった。でも、わざとやってる訳じゃないし、それまでFさんはしっかり活躍していたので、俺は「抜けちゃダメ!」「みんなで頑張ろうよ!!」と励ました。そしたら他のメンバーも「Fさんが悪いわけじゃないよ」「たまたま運が悪かっただけだよ」とみんなで励まして、思いとどまらせた。(エエ話や(T_T))

 でもさすがに釣り役はもうやりたくないと言うので、俺が釣り役を買って出て、その後も同じメンバーで狩り続けた。(お、俺もリーダーの器に一歩近づいて来たような・・・)


【サーバーダウン・・・】
 で、このまま終われば良かったのだが、実はこの後が大変だった。この夜の11時半頃、エビルウエポンと戦闘中にいきなり通信が途絶し、強制切断になってしまった。俺だけの問題なのか? それともサーバーが落ちたのか? パソコンで関係掲示板を調べてみると、全体的に落ちている様子。俺1人の問題でないのでちょっとホッとしたが、安心してばかりもいられない。戦闘中に強制切断された場合、その戦闘はどうなるのだろう・・・? 一旦始まった戦闘はプレーヤーが操作しなくても自動で続くから、強敵相手の場合にはそのまま負けてしまうという事も十分に考えられる。

 たとえサーバー管理側で切断時の戦闘は無かった事にしてくれたとしても、再ログインすると切断時に立っていた場所からスタートする事になるから、その場所がとても危険な場所であった場合には「再ログイン→すぐ近くに強敵が!→ソロでは勝てないから死亡」という悲惨な結末も十分に考えられる。

 その後30分くらいでやっと再ログインに成功。一体どうなるのか、不安いっぱいでゲーム開始。・・・・。さっき戦っていた場所に立っている。死んではないようだ。周りを見回してみても、さっきのパーティーのメンバーは誰もいない。でも何人かの人がモンスターと戦っている。とりあえず差し迫った危険は無いようだ。

 さっきのパーティーのメンバーがどうなったのか判らないので、名前を頼りにサーチしてみたら、Fさんを発見。

 「ローディーです。今復帰しました。Fさんは今どこですか?」
 「さっきと同じ場所ですよ」

 え? と、見てみたら、すぐそばで戦っていたパーティーにFさんがいた。サーバーが落ちた場合、いつ再開するか判らないので、その日の再ログインはあきらめる人が多い。だから前のパーティーのメンバーが全員戻ってくる事はあまり期待できない。しかしこの場所はソロでは非常に危険なので、同じ境遇の人に声をかけてパーティーを組んでいたという訳だ。俺もさっそくそのパーティーに入れてもらい、身の安全を確保した。

 その後、同じ場所でしばらく弱めの敵を狩って過ごした。元のメンバーが再ログインで戻ってきた場合、ひとりぼっちになっては可哀想であるから、ある程度は待っていてあげた方が良いだろうという考えだ。しかしその後元のメンバーが戻ってくる事は無かった。


【ついにレベル30】
 連日稼ぎ続けたおかげでとうとうレベル30に到達。レベル30になるとエクストラジョブになるためのクエストを受けられるようになる。吟遊詩人と獣使いはジュノで、ナイトはサンドリア。暗黒騎士はバストゥーク、狩人はウィンダスでそれぞれ受けられる。難易度としては簡単なのからとても難しいものまでそれぞれだが、受けるだけなら全部受けられるようなので、ひととおり受けて回った。エクストラジョブを付けられるようになって初めて一人前という感じだ。

[2002/08/31]
Copyright (C) 2002 SQUARE CO.,LTD. All Rights Reserved.


戻る