ファイナルファンタジーXI
(19:こつこつクエスト編)

こつこつやるしかないクエストが多いよね・・・



【大鳥の羽根】
 ゲーム序盤で受けられるクエストなのに、コンプリートするが異様に難しいクエストがいくつかある。大鳥の羽根を3個取ってこいというクエストがそれだ。たしかレベル10にも満たない頃に受けたと思うのだが、実際にそれをレベル20以下でコンプリートできた人はほとんどいないのではないだろうか? 現に、大鳥の羽根をバザーに出している人は8月くらいまでは一度も見た事が無かった。9月になってから徐々に見掛けるようになった感じ。つまり8月くらいまでそのクエストはあんまり相手にされていなかったという事ではないだろうか?

 そのアイテムを落とすモンスター(アックスビークという恐竜)はかなり強いモンスターなのでパーティーを組んでいないと勝てないのだが、生息数がかなり少なく滅多に出会えないから、わざわざそれ目当てでパーティーを組むという事が成り立ちにくい。以前、その目的でパーティーを組んだ事が一度だけあったのだけど、いくら探し回っても目的のモンスターに出会えないので1個もゲットできずに解散になってしまった。そのモンスターにソロで勝つには少なくともレベル30は必要なので、そのレベルになってからひとりでひっそりと狩りをするという人が多いのではないだろうか?

 で、俺もやっとソロで勝てるようになったので、ひとりで大鳥の羽根を探し回った。でもなかなか出会えないし、倒しても羽根を落としてくれない。5匹倒して1個出るか出ないかという感じ。さんざん走り回ってやっと1個ゲット! 初めて「大鳥の羽根」ゲットだぜー! この調子で3個集めてやるぜー!と思ったら大きな落とし穴が・・・。このアックスビークというヤツは石化攻撃があるのだった。今まで戦ったヤツはたまたま出さなかっただけで、実は時々石化攻撃をしてくる事が判明。石化してしまうとどうなるかというと、もう何もできましぇ〜ん(;_;) その場で攻撃を受け続けて死ぬだけ。しょぼーん(T_T)

 てな事を繰り返し(途中2度石化で死亡)ながら2個目の羽根をゲット。石化で死ぬのはもう嫌だったので、最後の1個はバザーで買いました。こうしてコンプリートできたのだけど、この時にはもうレベル35になってた・・・。なお、コンプリートのご褒美はお金で1500G也。ゲーム序盤では物凄い大金だけど、今では小遣い程度にしかならないッス。はあ・・・。


【パフボール】
 なかなかコンプリートできないクエストをもうひとつ。セルビナにいる料理人から「パフボール」という食材を持ってきて欲しいと頼まれた。これがレベル20前くらいの頃。このパフボールはジャグナー森林にいる「歩く木」というモンスター(右の写真)が希に落とすという事は判っていた。だが、この歩く木もやっぱり生息数が少なく、しかもかなり強いのだった。

 今ではそうでもないのかもしれないけれど、俺がレベル20くらいの当時はまだ基本的に自国を中心として冒険するスタイルが主流だったと思う。わざわざ遠く離れたジャグナー森林までパーティーを組んで遠征するなんて事をする人は希だったはずだ。おまけにその歩く木は異様に攻撃力が高く、「楽な相手」と表示されていてもまず勝てない。こいつには2度ほど煮え湯を飲まされている。だから偶然出会っても敬遠して戦わないようにしていたのだった。

 で、レベル30を超えた辺りでやっとソロでも勝てるようになり、ここで初めて「パフボール」探しを始めたのだった。でもいざ探してみると全然出会えない。「出会いたくない時にはよく会うのに、出会いたい時にはなかなか会えない」の法則だ。

 歩く木はジャグナー森林全体で4〜5箇所くらいしか出現しないようで、狙って探すのはなかなか骨が折れる作業。おまけに他のアイテムは落とすけれど「パフボール」は滅多に落としてくれない。もう暇さえあれば歩く木を探しにジャグナー森林に行く日々が続いた。まあ、ジャグナー森林にいる虎を狩れば高値で売れる牙が出る事が多く、お金稼ぎも兼ねてできるから、なかなか美味しい狩りではあったのだけど。で、これもやっぱり1ヶ月近く狩り続けてやっと出て無事解決。50匹くらい倒した末のゲットであった。


【獣使い】
 チョコボ免許証取得イベントの時に、チョコボを虐待していた前の持ち主が登場。息子が病気になってしまったので助けて欲しいと言う。具体的には、クフィム島の海岸に夜にだけ咲く花があるから、そのの根を持って来て欲しいと言う。この人、いわゆる「嫌なヤツ」なんだけど、息子を救って欲しいというその気持ちに嘘はない。実は、根はいい人なのかも。

 クフィム島はそんなに広くないので、その場所自体は比較的簡単に判明。問題は、クフィム島の夜はちょっと怖いという事だ。夜になると骸骨系やゴースト系が徘徊し、特にゴースト系のバンシーというヤツがやっかい。おまけに問題の海岸にはクラーケンという強いモンスターが出るという。こいつらと戦うにはしっかりとしたパーティーを組んで行かなければならない。

 このクエストをコンプリートさせると「獣使い」にジョブチェンジできるようになるのだけれど、はっきり言って獣使いのメリットはゼロ! 将来はともかく、今急いで獣使いにならなければならない理由は全く無い。だから敢えて危険を冒す必要は無いという事で、このクエストは後回しにしたのだった。

 そんなある日の事、俺はクフィム島で一人で巨人を狩って、ちびちびと経験値や小銭を稼いでいた。なかなかパーティー参加のお声がなかなか掛からないので、「いいも〜ん、いいも〜ん。だったら俺、ひとりでヤルも〜ん」と、ちょっとふてくされ気味でクフィム島に来ていたのだった。

 時間を見るともうすぐ夜が明ける時刻。・・・ん? 例の海岸はこの近くだな。今どうなってるかちょっと見てみっぺか、と思ってこっそり海岸に降りて行ってみた。

 するとそこには死体が2・3体ころがっており、そのパーティーの生き残りと思われる人たちが呆然と立ちすくんでいた。どうやら今さっきまでクラーケンと死闘を繰り広げていたらしい。おお・・・何てこったい。でも、死んだ人には悪いけれどこれは大チャンスじゃないか! クラーケンがいない内に例の花の所に行けるじゃないか!

 ちょっと気が引けたけど立ちすくむ人達の横をすり抜け花の所へ。急いで花をチェックするとイベントが発生して目的達成。こうして思いがけず獣使いクエストもコンプリートさせる事ができたのだった。

 このように、本来ソロでは行けない危険な場所に、他のパーティーが戦ってモンスターが排除された隙に通り抜けて到達できるという事はよくある。だから危険なエリアに行く時にはプレーヤーが多い夜8〜12時(実時間)頃に行くのがセオリー。他のパーティーがモンスターと戦ってくれるので、危険が少なくなる。

 逆に、大鳥の羽根とかパフボールとか宝箱の鍵などの滅多に出ないアイテムを探しに行く時には人が少ない時間帯に行くのがセオリー。人が多い時間帯ではモンスターの取り合いになってしまい、なかなか目的を果たせない。平日の昼間などはプレーヤー人口が少ないので、ライバルを気にせずに狩りができるという訳だ。


【呪い病院】
 その日、我々を含めた4パーティーくらいが古墳で骸骨(ロストソウル)狩りをしていた。ここの骸骨はレベル34〜37くらいでは非常に美味しいのだ。ところが、あるパーティーが釣りに失敗してレブナントというゴースト系モンスターをトレインさせてしまった。ロストソウルには勝てるみなさんもこのレブナントには歯が立たない。皆さん一斉に古墳の外に避難。

 一旦外に出て、レブナントが奥に戻っていくまで待つ。ところがこのレブナント、ターゲットが外に逃げてもエリア境界付近をうろちょろするだけで、いつまで経っても戻っていかない。これじゃあロストソウルと戦えないじゃないか!と逆ギレしたみなさんが窮鼠猫を噛む状態で複数パーティーが損得抜きで一斉に襲いかかった。最初に仕掛けたパーティーが救援要請を出せば他のパーティーも戦闘に加われるのだ。しかしその場合、勝っても経験値は得られない。得られないけどみんなで袋だたきにすれば普通には勝てない相手でも勝てる。強敵を排除するために敢えてそれをする場合がある、という訳だ。これがいわゆる「祭り」だ。

 「レブナント祭りだ!」というシャウトと共に一斉に襲いかかるみなさん。4パーティー総勢20人以上がレブナントを取り囲み、一斉に攻撃開始。それはまるで優勝決定時の監督胴上げのような状態で、人垣が厚すぎて一番外側の人はレブナントまで武器の射程が届かないなんていう事態まで発生。この袋叩き攻撃にはさすがのレブナントもあっという間に殺されたけど、その最期に「タダでは死なぬぞぉー」とばかりに特殊攻撃「呪い」を実行。その場にいた20数人が全員呪い状態になってしまった・・・。

 呪い状態はとっても嫌な状態異常だ。パラメーターが軒並み下がり、移動速度も含めた行動全般が遅くなってしまう。そんな状態ではとても狩りは続けられない。おまけに呪い状態から自然回復するにはかなり長い時間が必要で、解呪魔法「カーズナ」を使えない場合には冒険を断念するのが普通だ。で、その場にはカーズナを使えるレベルの白魔道士が何人かいたのだが、レベル的には使えるレベルだったのだが「魔法書を買う金がもったいなくてまだカーズナを買っていない」という理由でまだカーズナを覚えておらず、つまりカーズナを使えないという事が発覚してしまった。

 どうしましょう?という事になりみんな右往左往したが、運良く一人だけカーズナを使える人がやってきた。その人に「呪いを解いて下さいー」と群がるみなさん。その人はさっそく一人ずつカーズナを掛け始めたが、なにしろ呪われた人が多い上に、いちいち「次は誰ですか?」などとチャットで確認する作業が入るためなかなか終わらない。

 あまりにもラチがあかないので、俺は「呪われてる人は階段の壁側に一列に並びましょうー!」とシャウト。するとみなさん素直に一列に並んだ。その様はまさに病院。

 「ナイスシャウト!」
 「テレビの前で笑い転げた」
 などと大受け。

 俺自身も「先生、お願いです。この子を診てやって下さい」などとセリフを言いながらカーズナを受けたのだった。


【奇跡! ウィンダス1位!!】
 その夜、誰もがその目を疑った。コンクエストの集計結果「ウィンダス1位」!! 永遠に続くかとまで思われたバストゥーク1位独走が思いがけず覆ったのだ。この時、各地で「ウィンダス万歳」のシャウトが聞かれたという。

 この集計結果が発表された時、俺はエルデューム古墳で骸骨(ロストソウル)と戦闘中だったが、戦闘中にもかかわらず

 「ところでみなさん、ウィンダスが1位です」
 「信じられん(^^;」
 「ビックリだね」
 「ウィンダス万歳」
 「それでもサンドリアは3位のままか・・・」
 「個人戦績を貯める分には3位の方が有利なんだよなあ」
 「そういう意味では1位もあんまり喜べなかったりして」

 などとみんな一様に驚きを隠さなかった。

 ゲーム開始から1ヶ月くらいはサンドリアとウィンダスが1位を競い合っており、その時バストゥークは万年最下位だった。それはバストゥークで始めた場合、序盤に難関があるためだった。しかしその後入った難易度調整や、難関突破組が増えた事で問題解消。逆に1位独走状態になったのだった。

 一度バストゥークの天下になったら今度は全く順位が動かない。2位と3位が同盟状態になっても1位は変わらない。それどころか自国の領地だと思っていたアラゴーニュ地方をバストゥークに取られてしまう事態まで発生。1位の国には旅芸人一座が来て大道芸をするのだが(左の写真)、もう二度とあの一座がウィンダスに来る事は無いかもしれないなあ・・・などと半分あきらめムードが漂っていた。そんな所まで行っていたのにこの1位だ。もう我が目を疑いましたね。そして、喜ぶよりも先に笑ってしまった。あまりにも予想外の出来事だったから。

 さて、1位を知ったウィンダス人のとった行動は何か? それは個人戦績と引き換えにもらえるアイテムのゲットだ。

 個人戦績ポイントと引き換えに自国係員から装備品がもらえるのだが、その中に1位の時にしかもらえない装備品があるのだ。これまでしばらく1位になっていなかったので、その装備品は極めて珍しい幻のアイテムとなっていた。

 幻のアイテムともなれば非常に高値で売れるだろうという期待が持たれるのは当然。引き換えしてくれる係員の前には人垣ができ、1位発表から1時間もたたないうちにそのアイテムが競売所に売りに出されていた。それもかなり大量に! みなさんもお金に困っているんですねえ・・・。そしてランク5の交換アイテムなどは10万G台の高額で取り引きされていた。これは凄い!!

 俺もそういうアイテムを引き換えでもらおうと思っていたのだが、ウィンダス国から支給される装備は魔法使い系の物がほとんどで、戦士系の装備は事実上何も無いと言ってよい状況なのだった。1位の時だけ登場する装備品はそれまで謎だったので、もしかしたらそれが戦士用の装備なのでは?という淡い期待があったのだが、やっぱり魔法使い系装備だったのでガッカリした。つまり、俺がいくら戦績ポイントを貯めても、直接自分に必要なアイテムがもらえるわけではないという事がはっきりしてしまった。でも、お金に替えるために装備品と交換しよう・・・とは思わなかった。

 お金は他の方法でも稼げるが、戦績ポイントはそうそう簡単には貯まらないのだ。ゲーム開始からひたすら貯めてきた俺ですらランク5の交換アイテムが2個交換できるかどうかという程度のポイントしか貯まっていない。今、目先の利益のために消費してしまうよりも、このままポイントを貯めて、ランク5の交換アイテムを他国のランク5のアイテムと物々交換する方が実利があると見た! その日を夢見てポイントを貯めようと心に誓ったのだった。


【平日の昼間にプレー】
 その日は休暇を取ったので朝からFF世界へ突入だ(^^; さすがに平日の朝からプレーしている暇人は多くない。ジュノも人口自体は思ったほど少なくはないのだが、寝バザーをしている人が多いので実際の人口はかなり少ないと見た。自分に近いレベルの人がほとんどいない状態なので、ここでパーティーを組むのは困難であると判断し、今日は難易度の低い地方に行ってソロでやろうと思った。

 ところがいきなりパーティーのお誘いが飛び込んできた。レベル的にはちょっと離れているけれど、背に腹は替えられず声を掛けてきたようだ。こちらとしては願ったり叶ったりなのですぐ参加を表明。この時点で3人パーティーだった。

 残りの3人を探したのだが、やはり近いレベルの人がほとんどおらず、いても寝バザーをやってるらしく返事が返ってこない。

 「なかなか適当な人がいないよー(涙)」
 「そうですねえ。参加希望出している人がほとんどいませんねえ」

 普段は±1レベルくらいに絞ってメンバーを募るのが普通なのだが、状況が状況なので2〜3レベル離れている人にも声を掛けまくり、何とか6人パーティーを結成。

 この6人でガルレージュ要塞で骸骨狩りをした。夜だと物凄く混んでいる今大人気の狩り場だけれど、さすがに人が少ない。我々以外にもう1パーティいるだけのようだった。混んでいる時にはモンスターの方が供給不足になってしまって待機時間が長くなるのだが、昼間は空いているので入れ食い状態。次から次から骸骨を倒しまくった。

 でもさすがにレベル35くらいになるとここの骸骨も旨味が無くなって来たかな?これくらいの戦力ならエルデューム古墳の骸骨が狩れてそっちの方が美味しいんじゃないかな?という事で、エルデューム古墳へ河岸を替えた。

 このパーティーで一番レベルが高い人はレベル36だった。経験値は一番レベルが高い人のレベルから算出されるので、パーティーメンバーのレベル状況によって得られる経験値の旨味が変わるのだ。レベル36の人は、自分のせいで得られる経験値が少なくなってしまっていると考え「俺、レベル36になっちゃったから、抜けた方がいいんじゃないか?」などと気を遣っていた。

 でも、その人に抜けられるとまたパーティーメンバーを募集しなければならないし、その人はリーダーとして凄く頼りになる人だったので、

 「経験値の事は気にしないで」
 「お願いだから抜けないでー」

 と思いとどまらせ、より多くの経験値が得られるであろうエルデューム古墳に場所を変えたのだった。

 エルデューム古墳にも今大人気の狩り場で、狭い地下通路に4〜5パーティーがひしめき合って戦う事が多い。夜は毎晩そんな状態だが、昼間に行ってみると誰もいない。

 他のパーティーがいないと気を遣わなくていいので楽だ。ここでも入れ食い状態で、次から次へ骸骨を倒しまくった。ただし、時々通路に出現するゾンビ犬が戦闘に乱入してくる事があり、それだけが問題だった。混んでいる時ならば、ゾンビ犬は待機している他のパーティが勝手に片付けてくれるので問題にならないが、自パーティーしかいない状況だとどうしても乱入を許してしまうのだった。

 さて、ここの骸骨はレベル36では1回で200近い経験値が得られるため、経験値がガンガン貯まる。お昼になったので街に戻りパーティーを解散したが、昼食後にログインしたら同じメンバーからまたお誘いがかかり、ほぼ同じメンバーで午後も戦い続けたのだった。

 そんな訳で、前の日にはまだレベル33だったのにこの日の夕方にはレベル36も目前という所まで来ていたのだった。前の日の夜から数えると1万くらい稼いだ計算だ。1日でこんなに稼いだのは初めてじゃないだろうか。っつーか、こんなに1日中やりまくったのは久しぶりかも。

 結論: 昼間にプレーできる人は、パーティーは組みにくいものの、組む事ができれば相当の荒稼ぎが可能。


 この時組んだパーティーの中に、前夜のレブナント祭り事件の時に別のパーティーにいたハムラットさんという人がいて、どうもその人に俺の印象が強かったのかどうなのか、突然「うちのリンクシェルを受け取ってもらえますか?」と言ってきた。断る理由も無いので素直に受け取った。

 これで俺の持つリンクシェルは3つになった。でも実際にはにゃあにゃあ団のみなさんとだけ付き合っていて、それ以外のリンクシェルの人達とは何も交流が無いのであった。複数のリンクシェルで活躍するのは人付き合いがあんまり得意でない俺にとっては、例えそれが「仮面舞踏会」的なFF世界の中であっても困難な事なのであった。

[2002/10/06]
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