ファイナルファンタジーXI
(32:大ヘコみ編)

・・・しばらく立ち直れない?



【HNM】
 現時点で最高レベルのアライアンスで戦っても、勝つのはかなり困難という超強敵モンスターがいくつか存在する。(通称HNM=ハイパー・ノートリアスモンスター(?)) ベヒーモスの縄張りにいる「ベヒーモス」とか、ソロムグ原野にいる「ロック」、要塞地下にいる「セルケト」などだ。

 ある日、にゃあにゃあ団のDさんがクローラーの巣を抜けた先に出てみたら、そこに見慣れない巨大な鳥を発見した。さっそくその鳥の事をリンクシェルで発言してみたところ、同リンクシェルのFさんが冗談で「その鳥ならソロでも楽勝ですよ」などと言ったのを真に受けて、Dさんは単身巨大鳥に突入・・・。

 実はこの巨大鳥、「ロック」と並ぶHNMの「シムルグ」というヤツだったのだ。当然一人でどうにかできる訳も無く、あっさり殺されたという・・・。

 Fさんは、まさかこんな事態になるとは思っていなかったので真っ青(別に顔を見た訳ではないが)。しきりに反省していた。

 その直後、興味本位でシムルグを見に行った時に撮ったのが上の写真。スニークとインビジをかけて接近したのだが、気付かれないとわかっていてもその巨体と凶悪な面構えで、凄い迫力。ちょっとチビった(ウソ)。


【お金稼ぎ】
 万年貧乏のローディーだが、レベル50を越えた辺りからちょっと余裕が出てきた。それまで相手が強くて戦えなかったようなヤツもソロで狩れるようになったので、そいつらが落とすアイテムでお金が稼げるようになったのだ。

 例えばオズトロヤ城の中庭にいるイモムシやカニ。どちらもレベル30くらいの頃にはとんでもない強敵というイメージだったが、今ではソロで楽勝。イモムシは「白石」「絹糸」、カニは「陸ガニの肉」「陸ガニの甲殻」などを落とし、これらが1千G単位の値段で売れるのでウマー。レベルが低かった頃には稼げなかったお金が、レベルが上がった事で稼げるようになった感じ。これに気をよくして何日もオズトロヤ城に籠もってこいつらを狩ったのだった。

 ところでこの中庭の中央にはステージがあり、このステージの上にはヤグードが2匹出現する。普段は周囲と同じ種類のヤグがポップするのだが、希にNMヤグがポップし、これを倒すと特別なアイテムを落とすという。それは俺も是非倒してアイテムをゲットしたい所だが、このポイントは昔から有名で、いつ行っても最低一人はポップ待ちをしていた。小心者の俺は入り込めないでいたのだった。だからステージの周囲でひたすらイモムシやカニを狩り続けたのだった。

 そんなある日、ステージの上に誰もいない事に気が付いた。NMヤグがなかなかポップしないので、ポップ待ちしていた人があきらめて帰ってしまったようだ。お・・・。これなら俺もポップ待ちしてみっか?と思いステージの上に登って待機してみた。

 するとそこに、やけに名前の長いヤグードが出現! これだ! こいつがNMヤグだ! さっそく戦闘開始。百烈拳らしい技を繰り出してきてやたらめったら手数が多い。しかし1撃が大した事無いので全然問題無し。付近のヤグよりも防御力が高いようで、HPを削るのに時間がかかったがそのまま勝利。倒したら「インパクトナックル」という装備品を落とした。ラッキー。


【レベル55目前】
 そんなこんなで色々ありまして、ようやくレベル55目前という所まで来た。あと経験値500くらいだ。このくらいになるとパーティーに入る時にかなり気を遣ってしまう。つまり、誘ってくれた側としてはレベル54だと思って誘ったのに、稼ぎ始めてみたらすぐに55にレベルアップされてしまって、得られる経験値が目減り・・・という事になってしまうとこちらとしても不本意。

 レベル30台40台の頃なら残りの端数はソロで稼いであらかじめレベルを上げておくという事をやっていたのだが、レベル54でもそんな事ができるのだろうか? レベル54がソロで勝てる相手で経験値が出る事なんてあるのだろうか?

 この頃のジュノではレベル54前後の白魔道士・黒魔道士が全く見つからない状態が続いていて、いわゆる「前衛余り状態」だったため、野良パーティーに誘われる、あるいは自分からパーティーを作るのはほとんど無理と判断。ならば一人でダボイに行ってこっそり戦おうと思ったのだった。ダボイの宝箱の鍵を出すオーク・ボウシューターが、もう一人で勝てるんじゃないかな?と思ったからだった。

 ダボイに行ってさっそくボウシューター狩り。オークは槍に弱いという事と、槍には「ペンタスラスト」という5回攻撃技があって、これがかなり強力なので、槍を使えば勝てるんじゃないか?と踏んだのだ。

 実際にやってみてほぼ予想通り。楽という程ではないが苦戦するほどでもなく、経験値が20前後出る事を確認。経験値とお金をチビリチビリと稼ぎつつ、宝箱の鍵が出ればラッキーという方針で戦い続けたのだった。

 それにしても・・・、レベル54にもなってソロで経験値稼ぎをする事になろうとは。ちょっと情けない気持ちになってしまった。


【レベル55到達。そして・・・】
 そんなこんなでようやくレベル55に到達した。固定した仲間がいれば2週間くらいで上げられたのだろうけど、ほとんどいつも野良パーティーの俺は1ヶ月以上かかってしまった。いつもそうなのだけど、ひと区切りついたのでレベル上げはしばらくお休みにしたいと思った。

 普通だったらすぐにでも「限界2」クエストを受けて、レベル55の限界を超えようとする所だけど、特に先日の嫌なヤツの事が俺の中で尾を引いていて、またああいう嫌なヤツと一緒になるんじゃないかと思うとパーティー参加希望を出すのも気が引けてしまうのだった。

 という訳で、今日はソロでのんびりしようと思い、クローラーの巣の内部探索をしようと出かけたのだった。まだ奥の方に一度も行った事がない部屋があったので、どういう敵がいるのか調べてみようと思ったのだった。クローラーの巣に到着し、中に入ってみたら通路にやたらにクローラーが密集していた。ん〜、誰かがトレインさせてしまったんだろうなと思った。

 ここのクローラーはリンクするタイプ。つまり仲間が戦っているとすぐに参戦してきてしまう。通路が狭い割に敵の密度が高いので、間違って低いレベルで来てしまうと、あっと言う間にリンクしてなぶり殺しにされてしまう。しかし自分のレベルがある程度高ければ、敵が反応してこないからリンクする事もない。もちろんレベル55ならば全く問題無し。この場所はこれまで何度も通っている馴染みの場所なので、完全に安心しきって奥へと進んだ。

 と、いきなり一匹のクローラーから攻撃を受けた。

 「・・・え? 何で?」

 レベル45もあれば絡まれない場所なはずなのに、どうして攻撃を受ける? 相手をよく見てみたら「ソルジャー」だった。クローラーには「ワーカー」「ソルジャー」「ランブル」「ナイト」などの種類があり、入口付近には一番弱いワーカーしかいないはずなのだが、なぜかそこにソルジャーがいたのだった。

 ソルジャーは奥の方にしか出現しないはずなのに、なぜここに・・・? と思っているうちに周囲のワーカーが一斉にリンク。クローラーが一匹でも戦い始めると、近くにいるクローラーまで反応して戦闘状態に入ってしまうのだ。

 1匹2匹だけなら絡まれても逃げ切れる・・・はずなのだが、逃げる途中にいるワーカーも次々にリンクするため、雪だるま式に大トレインっ!! いやもうこれはトレインですらない。自分の周りを大量のクローラーにびっしりと囲まれてしまい、まるでダンゴだ。こうなってしまうと敵が障害物になって身動きが取れなくなってしまうのだ。走ろうにも走れない!!


 左は、別の洞窟でのリンク狩り(わざとモンスターをリンクさせて、集まった敵を一網打尽に倒してアイテムを稼ぐ方法)をやっている人の写真だが、俺の時もこんな感じだった。

 ああ、出口はすぐそこなのに、いくらスティックを傾けてもローディーは走らない、走れない。っつーかクローラーが大密集して、もはやローディーの姿も見えない。うおおお。55にもなって、まさかこんな所で! なぜだぁ! なぜ俺がこんな死に方をぉぉぉっ!! 伝説巨神イデオンの「バジン作戦」で死んだアバデデ様みたいな心境。(誰にも判らない例え) もうね、何もできないまま死んだ・・・。55に上がったばかりだったので、思いっきりヘコんだ(-_-;

 ローディーを血祭りに上げたクローラーたちはその付近でそのままたむろ。ああ、こんな状態では救援パーティーも近づけないではないか。これはレイズを期待して待ち続けてもダメか?・・・と気弱に。

 この一部始終を見ていたニョーボとの会話。

 「どうしてすぐに逃げなかったのよ! まったくもう!!(怒) 誰かが助けてくれるかもしれないから制限時間いっぱいまで待つのよ!」

 「逃げようとしたけど、敵が邪魔して動けなくなったんだよぉ〜(ToT)  それにしても・・・これって誰かがわざとやったんじゃないかなあ?」

 「え? どういう事?」

 「ソルジャーはずっと奥の方にしかいないヤツなんだよ。あいつが こんな入口の近くにいるなんておかしいよ。誰かがわざとソルジャーをここまで引っ張ってきて放置したんじゃないかなあ? そしてそれに絡まれたヤツが死亡するようにし向けたんじゃないかなあ・・・」

 「そんな事する人がいるの?!」

 「モンスター・プレーヤー・キル(MPK)というヤツだよ」

 「ああ、この前の電撃PSの4コマまんがに載ってたヤツね。そんな事して何が楽しいんだろう!?」

 「たぶん愉快犯だろうな・・・」

 「・・・・・・」

 しばらく様子を見ていたら、パーティーやってきた。周囲のクローラーから絡まれないのを確認してレイズをかけてくれた。助かった。少し救われた(;_;)

 「助かりました! ありがとうございます!」

 「スニークをかけて絡まれないように注意してね。それにしても一体何があったの?」

 「誰かがソルジャーをここまで引っ張ってきたようなんです。みなさんも注意して下さい」

 「やっぱりそうか・・・」

 後で知った事だが、ここ数日このような事件が何度も起こっているという。まったくもって酷いヤツがいたものだ。怒りを感じるよりも先に、そんなヤツが実際にいるというこの現実に気分が落ち込んでしまった。


【シーフを鍛える】
 以上のような事件があったおかげで精神的に辛くなってきたので、気分を変えるために低いレベルのジョブを上げる事にした。

 上げるとしたら何がいいか? これまで吟遊詩人とか狩人とかを上げた事があったが、はっきり言ってあんまり役に立っていない(特に狩人・・・)。できる事ならより現実的な、役に立つジョブを育てたい。

 そう考えるとやはり挙がるのがシーフ。高いレベルの前衛にとってサポシーフは当然の「たしなみ」というか、メインのレベルを55まで上げておいて、シーフを育てていないというのはいかがなものか?という感じになってきた(考えすぎ?)。元々ミスラはシーフ向きの種族であるから、これを上げずに何を上げるのか?という気分になってきたのだった。

 FF11開始当初、シーフは最弱のジョブ、苦難のジョブなどと言われていた。攻撃力は戦士やモンクに当然劣るし、魔法も使えない。レベルが低いうちは実戦に役立つ特殊技能はほとんど使えない。レベル15で「不意打ち」「トレジャーハンター」を覚えた後はそれなりに重宝されるようになるけれど、そこまで上げるだけでも苦難の道と言われていた。

 他のジョブがソロで経験値50〜75くらい稼げるような頃に、シーフは弱い敵にしか勝てないから25程度しか稼げず、「さあ君も25ずつ経験値を稼ごうよ!」などと皮肉を言われていたっけなあ・・・(;_;)

 この時点でローディーのシーフレベルは6になったばかりだった。さあてと、俺も25ずつ稼ごうかね・・・と覚悟を決めて、バストゥーク郊外で戦い始めたのだった。

 が、いざ戦い始めてみるとこれが意外にサクサクしている。1回の経験値は35〜100という程度で、しかも戦闘での損耗が少ないので連戦が可能。連戦ボーナスが出るところまでは行かないものの、時給としては十分に高いという事がわかった。

 これは
 ・ 戦闘力が上がるサポジョブを付けているという事。
 ・ 武器スキルや回避スキルがそのレベルの上限まで既に上がった状態である事。
 ・ 装備類はそのレベルで装備できる最高の物を装備している事。
 ・ 「ミスラ風山の幸串焼き」など、戦闘力が上がる食べ物を食べている事。
 ・ どの敵と戦えばいいのか、完全に見切っている事。
 などの理由があるからで、昔とは事情が大きく異なるという訳だ。

 最初からシーフを選択し、苦労して育てた人がこれを見たら「最近の若いモンは苦労という事を知らん! なげかわしい!!」と、小言のひとつも言いたくなるだろう。

 それにしても戦士55での苦闘を思えば、ソロの1回の戦闘で経験値50前後が稼げるなんて贅沢よ!(それは言い過ぎ(^^;) もうサクサク経験値が稼げるというだけでも気分が良くなってしまった。しかも2千程度でレベルが上がっちゃうし。ああ、癒されるわあぁ〜。もっとサクサクさせてくれぇ〜。

 おまけに、戦闘回数が多いため敵が落とすアイテムが大量に貯まり、これを売却して得られる利益もバカにならない。ああ、高レベルの戦闘で疲れた時は低レベルでの経験値稼ぎに限るわぁ。

 結果、1時間で1レベルずつ上がるくらいの速いペースで稼ぎ、1日でレベル10まで成長。(その後3日でレベル15に到達) 昔は、メインのレベルを10にするだけでもかなり苦労したように思うのだけど、今になってみれば随分楽勝。こんな調子だったら全部のジョブをレベル15にするのも簡単なんじゃないか?などと思う俺だった。


【やっぱり初心者は弱いのか?】
 さて、こうして一人でコツコツと経験値を貯めている所にいきなり知らない人から直通会話が入った。

 「いっしょにやりませんか?」

 う〜ん・・・。これまでの経験からすると、レベル10くらいだと6人パーティーを組んでもあまり強い敵と戦えないので、稼ぎとしてはソロ、あるいは2〜3人で稼いだ方が美味しかったりするんだよねぇ・・・。でも、戦力としてはあまり期待できないレベル10のシーフにまで声をかけてくるとは、よっぽど人材不足なのだろう。

 まあ、暇と言えば暇なので、そのままそのパーティーに入る事にした。そのパーティーは主力がレベル11のパーティーであったが、白魔道士がいなかった。まず白がいないというだけで「これはダメかもしれないな・・・」と予感。白がレベル11で覚えるケアル2があってはじめて強敵と渡り合えるのだが、その白がいないというのでは稼ぎようがない。

 バルクルム砂丘の入口付近でトカゲと戦ったのだが、まあ勝てる事は勝てるものの前衛がいちいち毒を受けてしまう。白がいれば解毒魔法ですぐ回復できるのに、その白がいないものだからいちいち自然回復待ちになってしまう。(毒から回復できずに何度も死んだという人もいた)1回に得られる経験値も俺がソロで稼いでいた時より少ないくらいで、つまり時給としてはかなり悪かった。

 メンバーのランクを見ると、どうやら俺以外の全員が最近始めた人のようだ。「このパーティーがここで稼ぐのは無理があるよ」などとアドバイスした方がいいのかなあ? でも今さら「白さんを探さないと話にならないよ」なんて身も蓋もない事を言っても、みんな困っちゃうだろうし・・・。悩みまくったが何か言い出す前にお昼になってしまい、パーティーは解散になったのだった。

 「くろさわサンち」を見ている人で初心者がどれくらいいるかわからないけれど、いちおうメモとして書いておくと・・・

 ・ 6人パーティーが安定して稼ぐためにはケアル2を使える白魔道士が必須。ケアル2はレベル11で覚える。だからレベル11まではちょっと我慢だ。

 ・ ジョブにもよるが、レベル10くらいまではパーティーで戦うよりもソロの方が稼ぎがよい場合もある。

 ・ 解毒魔法が使える仲間がいない時は毒攻撃がある敵には手を出さない事。(毒消しの薬は値段が高いので実用にならない)砂丘のトカゲは毒どころか石化攻撃までしてくるぞ。


【ジュノ駐在員を作ろう】
 FF11をプレイしている人の多くは複数のマイキャラを持っていて、メイン以外のキャラを倉庫役やバザー役などにしている(はず)。複数のキャラを登録すると1キャラ当たり月100円の費用がかかるが、メインキャラ1名だけだと持てるアイテム数が少なすぎて、すぐに首が回らなくなってしまう。このゲームではアイテムを大量に扱うため、倉庫がすぐに満杯になってしまうのだ。だから多くの人は倉庫役として別キャラを作っている。

 俺の場合もウィンダス、サンドリア、バストゥークの各国にマイキャラを作り、それらに倉庫役をやらせている。それぞれ、装備品係、クリスタル係、その他のアイテム係というように役割を分けて、アイテムが必要になったらすぐに引き出せるようにしている。また、各国における競売所の監視や出品もこれらのキャラにやらせている。

 競売所に出品できるアイテムは1キャラ7個までと上限が決まっているため、複数キャラで分担して出品した方が有利なのだ。また国ごとに売れ筋商品が微妙に違っていたりするので、売りやすい国に送って売らせるという方法を採る必要もあったりする。

 ずっとこの倉庫役3名体制でやりくりして来たのだが、最近はこれでもアイテムが満杯になってきてしまった。で、仕方が無いのでもう1キャラ作る事にした。新規に作るからには、今度のキャラはジュノの駐在員にしようと思った。でもそれは簡単にはできない事情があった。

 ウィンダス、サンドリア、バストゥークの3国は、それぞれ新キャラのスタート地点になれるので、3国の駐在員を作るのは何の問題も無い。しかしジュノはスタート地点として選べない国なので、新キャラをそこまで歩いて行かせなければならない。(新キャラはチョコボも飛空艇もまだ使えない) ジュノへの道のりは非常に危険であるため、だからこれまでジュノ駐在員を作らなかったのだった。

 しかし競売所での売り買いはジュノが最も賑わっており、品物の豊富さ、需要と供給の多さを考えればジュノに駐在員を置くメリットは極めて大きい。というか、レベル20以上の人の多くがジュノを中心に活動しているため、ジュノ以外の競売所はかなり寂しい状況にある・・・。という訳で、ジュノ駐在員候補として新キャラを作る事に決定した。

 次の問題はどの国から歩いて行かせるかという問題だ。まずウィンダスからジュノに行く道のりは、ソロムグ原野の突破が極めて困難であるため不可。

 ローディーが最初にジュノに行った時の道のりはジャグナー森林経由だったが、この経路を採用するとすればサンドリアでキャラを作る事になる。しかし今になって考えてみると、ジャグナー森林は視界が悪いのでむしろ危険が大きいように思われる。

 すると残りはバストゥーク発パシュハウ沼経由の道のりだ。この道は、以前まだよく知らなかった頃はかなり険しい道のりだと思っていたが、この方面でよく戦うようになった後で考えると実はけっこう楽勝な道のりなのではないかと思うようになった。

 まず、バストゥークからパシュハウ沼入口までの道は、その距離こそ長いものの道が広く見通しが良い上に、絡んでくる敵の数が少ないからレベル1でも楽勝で到達可能だ。パシュハウ沼からはいきなり難易度が上がるが、ジャグナー森林に比べれば見通しが良く道も広いので、敵を回避し易い。

 そして最後のロランベリー耕地。ここはクゥダフやオチュなどの強敵が徘徊しているため難しそうに思えるが、そういう意味ではバタリア丘陵も似たようなものだから、総合的にはパシュハウ沼経由ルートが最善ではないかという結論になった。

 と言う訳でバストゥークに新キャラを作って、レベル1のままジュノに出発させた。途中の敵はどれもが強敵であり、レベル20でも一旦絡まれたらアウト。つまり、ちょっとやそっとレベルを上げた所で屁の突っ張りにもならない。同じ死ぬならレベル1で行った方が被害が無い分有利。だからレベル1で行くべきなのだ。ジョブはシーフを選択。シーフは「絶対回避」(30秒間だけ敵の攻撃を全て回避する)という技を使えるので、これを最後の切り札とする。


【いざ出発!】
 こうしてジュノ駐在員がバストゥークを出発した。パシュハウ沼までの道はモンクやシーフのレベル上げで毎日のように通っているので、何の問題も無い。レベル1でも無人の野を行くが如く駆け抜ける事ができた。問題はパシュハウ沼。ここから先は地図も無いから、記憶だけが頼り。平坦で見通しは良いものの目印になるような地形も少ないため、慣れていないと迷子になってしまう。

 途中にはクゥダフやモルボル、グーブーなどがいるが、道が広いので簡単に避けられる(道などほとんど無いに等しいが)。なお、ゴブリンは視覚探知タイプなので、背後を通るようにすれば距離が近くてもすり抜けられるが、クゥダフは聴覚探知タイプなので、反対方向を向いているからと言って油断して近づくとすぐに気付かれて襲いかかって来る。要注意だ。

 これまで何度も歩いているパシュハウ沼だが、いつもは地図を見て位置を確認しているため意外に覚えていなかったようだ。途中2度ほど道に迷い、同じ場所を行ったり来たりしてしまった。夜になるとコウモリなど敵が増えるため、夜になる前に抜ける必要がある。気が付けばもう夕方だ。焦る!

 ようやく出口が見えてきた。あの通路を抜ければロランベリー耕地だ。がしかし、通路の入口にゴブリンが徘徊していた。やばっ! この通路は狭いので、ゴブリンがどこか別の所に行ってくれないと通り抜けられないじゃないか。ここはゴブリンがどこかに行ってくれるのをジッと待っているしかない。

 むむ! 背後にモルボルの気配。大丈夫か? ドキドキドキ・・・。待っている背後からモルボルとかが来たらアウトなので、背後にも注意しつつゴブリンを監視。もう夜になってしまったが、他に方法が無い。

 あ! ゴブリンが通路から出てきた。チャンスだ!! ゴブリンの背後を抜ける形でスルッと駆け抜ける。距離は近いがこの間合いなら行けると判断。迷っているとチャンスを逃してしまう。慎重かつ大胆な行動が要求される。突破成功! ロランベリー耕地に抜けた。ロランベリー耕地に抜けたけど、時刻が夜になってしまったのでエリア境界付近で一旦ログアウト。次の朝まで待つ事にした。


 ゲーム内時間の朝4時、ログイン。さて最後の難関ロランベリー耕地だ。ローディーならば全く誰にも絡まれないので、どの敵がアクティブで、どの敵が非アクティブなのかよく判らない。例えばあのクローラーはアクティブなのだろうか・・・? 蜂はどうか?

 とりあえず全部のモンスターを避ける方針で出発。山のすそをたどるコースで慎重に進む。どうやらクローラーも蜂も非アクティブのようだ。クゥダフが多数徘徊しているが、道が広いため比較的楽に進む事ができる。

 ウィンダス人はサポジョブゲットの年代にマウラまでの細い道をゴブリンを回避しながら走り抜ける経験を何度もしているため、他の国の人よりも隠密突破が得意なのではないだろうか・・・。とか思っている内にとうとうジュノの門が見えてきた!! やった!! 楽勝じゃん!! ここまで来ればもうこっちの物だ!!

 門の前にはゴブリンが徘徊していたが、背後を抜ければ大丈夫。ほら、気付かれずに通り抜けたでしょ?・・・と思ったら突然

 「Golin Pathfinderの攻撃 → ミス」

 というログが表示されてビックリ!!

 テレビの音を小さくしていたので気が付かなかったが、パスファインダーに見つかってしまったのか!! ちぃーーーーーっ!! 俺とした事がっ!! もう一息という所まで来たのに、ここで終わってしまうのか!? これを見ていたニョーボは「立ち止まるな、振り向くな、立ち止まるな、振り向くな、立ち止まるな、振り向くな」と呪文のように繰り返し始めた。

 最初の攻撃は運良くミスってくれたけど、当たれば一発で死亡だ。こうなったら奥の手を出すしかない! 「絶対回避」発動!!

 これがジュノの門をくぐった時点。門からエリア境界までまだけっこう距離がある。「絶対回避」の有効時間は30秒。足りない・・・。間違いなく途中で切れる・・・。やっぱりダメなのか?!

 「立ち止まるな、振り向くな、立ち止まるな、振り向くな、立ち止まるな、振り向くな」
 ジタバタしても始まらない。ひたすら走り続けるのみだ。

 「攻撃をかわした」
 「攻撃をかわした」
 「攻撃をかわした」
 「攻撃をかわした」
 「絶対回避の効果がきれた」

 あうう・・・残りあと10mくらい。もうダメだぁっ!!

 「Golin Pathfinderの攻撃 → ミス」

 そしてジュノに突入。
 ぎりぎりセーーーーーーーフ! 危なかったーーーーーっ!!

 最初の一撃をミスってくれただけでも大ラッキーなのに、最後の一撃までミスってくれるとは!! 1回でも当たれば即死だっただけに、物凄い幸運だ!! ジョブをシーフにしておいて正解だったわぁーーー(^^;

 ま、というワケで、ここにジュノ駐在員が無事ジュノに赴任したのだった。めでたしめでたし。
[2003/2/1]
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