ファイナルファンタジーXI
(36:目指せ60編)

早くレベル60に上げなさいよ!と言われてしまった・・・



【獣使いって楽しいかも】
 モンスターを操って仲間にできる「獣使い」。本人はそれほど強くなく、また魔法も使えないので、パーティーでの立場というか、活躍のしどころがイマイチよく判らない。っつーか、パーティーで活躍している所をほとんど想像できない。そういうちょっと悲しいジョブだ。

 まあ、敵がリンクした際に敵の1匹を操って味方にし、それでピンチを切り抜けるとか、リンクしやすい敵を釣る際に「操る」を応用して安全に釣って来るとか、そういう活躍はあるそうだけど、獣使いをやっている人ってあんまり見ないのもまた事実。

 で、試しに獣使いにジョブチェンジしてちょっと戦ってみた。そこらを歩いているモンスターに「あやつる」を掛ける。ホヨヨンという音がしてピンクのハートが飛んでいくと、そのモンスターは自分の仲間。よし。さっそく他のモンスターと戦わせてみよう。

 「行け! ピカチュウ!」
 「ピカー!」(実際にはこんな声では鳴きません)

 おお、ちゃんと戦ってくれるじゃないか。頼もしいぞ。操ったモンスターが戦ってくれると、自分のHPを減らさずに戦えるのでけっこう美味しいじゃないか!

 調子に乗ってそこら辺のモンスターを続けて狩っていたら、戦っている途中で操りの効果が切れてしまい、つまり、いきなり味方モンスターが敵に寝返った。(いや、こいつは元々敵だったワケだけど・・・)「楽勝」からいきなり「絶体絶命のピンチ」だ。そ、そんなぁ〜。操りが切れて我に返ったモンスターと、獲物にしようといしていたモンスターが一致団結して襲いかかってきたので、あえなく敗退。(左の写真は、必死に逃げるローディー)

 この裏切り劇が原因で獣使いはペンディングになっていたのだった。(たぶんこういう人は多いのでは?)

 そして時は流れてつい最近。狩人のレベルを上げようと思い立った。この時点での狩人のレベルは9。何とも中途半端。サポートジョブとして以外ではあまり役に立たない、っつーか活躍の場が思い当たらない狩人だが、せめてキリの良いレベル10までは上げたいと思った。

 しかし通常武器での攻撃もあんまり強くない上に、盾も使えない。普通に戦うとレベル10以下の楽々ゾーンと言えどもなかなか経験値が稼げなかったりする。得意武器である弓もこのレベルではまだ本領を発揮できない。成長すればかなり強いと言われている狩人だが、この時点ではまだ「弱い戦士」に過ぎないのだった。

 なので育てる気力が失せていたのだが、もしやサポを獣使いにすればけっこう行けるのではないか?と思いついたのだった。パーティーに誘われる事があまり無い狩人なので、レベル上げはソロでちまちまと稼ぐのが基本になるだろう。しかしソロで稼ぐのは苦難の道。ならばサポを獣使いとして、モンスターを仲間にすればいいのでは?と思ったのだった。聞くところによれば、獣使いも基本的にソロ主体のジョブで、しかも他のジョブがソロで稼げないような高レベル帯までソロで稼いで行けるとの事。ならばその力を利用して狩人を上げられないか?と思ったのだった。

 と言う訳でメイン狩人、サポ獣使いという組合せにジョブチェンジ。サンドリア郊外で戦ってみた。ここら辺で味方戦力として頼りになるのはヒツジさん。「丁度良い」の強さのヒツジを操って、そこら辺にいるモンスターと戦わせるとけっこう勝ち続ける事ができる(右の写真)。もちろん1回に得られる経験値は少ないが、自分のHPをあまり減らさずに勝てるので手当たり次第に戦って行けて、時給としては悪くない感じ。

 戦闘途中で操りが解けてしまっても、即座に操り直せばOK。以前はこれで失敗したけど、実は慌てる必要は無いのだった。ただし100%操りに成功する訳ではなく、再度操ろうとして失敗した場合にはけっこうヤバい。本来の獲物と、味方にしようとしたモンスターの両方に追いかけられる事になり、かなり危険。でも、その場合にも逃げ回って時間を稼いでからもう一度「あやつる」をすればOK。あくまでも自分は戦わず、モンスターに戦ってもらうのだ。

 仲間にしたモンスターが勝てそうもなかったら、そいつが戦っている間に自分は安全な所まで逃げる。操ったモンスターを犠牲にする訳だ。犠牲にしない場合でも、散々戦わせた挙げ句結局は見殺しにする事が多い。仲間モンスターが中途半端なHPのままでは戦力にならないので、HPが減ったヤツは適当な相手と戦わせて、自分はすたこらさっさとトンズラを決め込む。まさに外道!(獣使いのレベルが低いうちは故意に野生に返す事ができないし、仲間モンスターのHPを回復させる事もできないから)

 ポケモンみたいに仲間との友情なんてありゃしない(^^; モンスターをポイポイ使い捨て。この使い捨て感覚に対し動物愛護協会かどこかからクレームが来ないかちょっと心配になるくらいだ(^^; そんな「自分が助かりゃそれでいいのよ」的な外道な作戦で勝ち続け、何とか狩人レベル10にアップしたのだった。

 ・・・こう書くと何だか簡単に稼げたみたいだけど、実際には戦闘途中で操りが解けてしまって死亡とか、キノコの毒に当てられて死亡とか、1時間に1回くらいの割合で何度も死亡を繰り返し、かなり苦戦した上でのレベルアップだった。戦い方が他のジョブと根本的に異なるため、慣れが必要だ。

 この後、獣使いをメインにしてレベル上げを行ってみた。その結果、獣使いはパーティーよりもソロで稼げる特殊なジョブだという事。モンスターを操って戦わせるのは想像以上に楽しいという事。そして、操って戦わせる方法で勝ち続けるためにはモンスターの特性や狩り場に関する知識、そして戦いのテクニックが要求されるという事が判った。つまり獣使いはプレーヤーの知識とテクニックが必要とされる難易度の高い(その分やり込み甲斐のある)ジョブだと見た。

 FF11というゲームは、レベルが高くなればなるほどソロではプレイしにくくなるが、中には「俺はまとまった時間が取れないからパーティーにほとんど入れないよ」という人もいるはず。そういう人は獣使いを活用する事でソロで気ままにプレイできる!(・・・と思う)。


【特殊状態:呪詛】
 通常のクエストはほとんど終わらせたと思っていたが、ウィンダスにまだ未クリアのクエがあるのを発見してしまった。「スーパードクターO」。

 地味な上に受けてもオファーリストに載らないクエなので、その存在に気が付いていない人も多いのではないだろうか? その内容は、「呪詛」という珍しい特殊状態があるので、もし呪詛状態になったら見せに来てくれという内容。でも呪詛って何? どうやったらそうなるの?

 いろいろ調べた結果「呪詛」以外に「沈黙」や「悪疫」という特殊状態があり、そっちでもOKとの事。そして沈黙はホルトト遺跡のカーディアンの攻撃で受ける事があるとの事。試しにそのカーディアンと戦ってみたが、全然受けられず・・・。

 その後シシシシ団でレベル上げをしていたら、エルデューム古墳のロストソウル(鎌を持っている方)が「呪詛」を使ってくる場面に遭遇。これか! こいつが「呪詛」なのか!! 「呪詛」は強い呪い状態だそうだけど、普通の「呪い」とどう違うのかよく分からない。カーズナで治せるし。

 ここのロストソウルは昔、戦士のレベル上げをした時にも散々倒しまくったはずだが、「呪詛」なんて一度も見た事が無かった。呪詛以外にも、以前のロストソウルは「アイススパイク」なんて使わなかったのに、今のロストソウルは「何は無くともアイススパイク!」と言わんばかりの頻度でアイススパイクを使ってきて、麻痺させられて非常に辛い。つまり以前は「呪詛」も「アイススパイク」も無かったが、いつかからか(たぶん11月のパッチから)新たに技が増えたという事のようだ。

 で、俺以外のシシシシ団のみなさんは全員前衛だからけっこう頻繁に呪詛を受けるので、そのままウィンダスに行ってこのクエストをクリアしていったのだけど、俺は白魔道士という事で直接攻撃される事が無く、つまり呪詛を受ける事があまり無かったので、クエストをクリアできないでいたのだった。ショボーン・・・。

 いや、ショボーンになってても仕方が無いので、戦士にジョブチェンジして戦って、呪詛を受けてみようと思った。まずはウィンダスに行ってホームポイントを設定し、ジュノに戻ってメイン戦士/サポ黒魔道士という組合せにジョブチェンジ。サポ黒だとデジョンが使えるから、呪詛を受けたらすぐウィンダスに飛ぶという作戦。完璧だ!

 さっそくロストソウルと戦ってみたらこれがけっこう強くて、戦士56でも一対一だと打ち負けそうだ。サポ白だったら回復魔法が使えるから楽勝なんだけど、サポ黒だとそれができないからけっこうヤバいじゃん! そしてヤバいと気が付いた時には、ローディーのHPはもう1/3まで減っていた。あわわわ。このまま犬死にか?(いや、ミスラだから猫死に?)という所で危うく外に脱出。事なきを得た。

 やっぱりサポ黒だとダメなのかなあ。いや、今は片手斧で攻撃したが、骸骨は格闘武器に弱いから、格闘で挑戦すれば勝てるかも! そしていざとなったらウォークライ+バーサク+マイティストライクで攻撃力を上げた後にコンボを決めれば勝てるんじゃないかと見た。多段ヒット型の技はマイティストライクと一緒に使えば凄く強かったはず。

 HP回復を待って再挑戦。同じ鎌持ちロストソウルでも、強いヤツと弱いヤツがいるはず。事前に強さを調べて弱いヤツを選ぶ。弱めのヤツは奥の方にいたので、ブーメランで釣る事に。骸骨はリンクしないので、安全に釣る事ができるのだ。鎌持ちロストソウルを通路におびき出して戦闘開始。お! さっきよりも楽勝っぽい。打ち負けていない。やっぱり格闘武器の方がいいようだ。とか何とか思っていたらロストソウルが「呪詛」攻撃! ローディーが呪詛になった。よし!もう骸骨に用は無いぜ。ウォークライ+バーサク+マイティストライク発動! そしてコンボ! 一撃で撃沈。予想通りの強さだ。

 さあ、後はデジョンでウィンダスに飛べば終了だ。それデジョン詠唱! ・・・あれ? 唱えられないぞ? 何で? よく見てみたら呪詛のためにMP上限が下がっているジャン! デジョンはMPを100消費するのだが、呪詛状態だとMP上限が70くらいまで減ってしまってデジョンが唱えられないのだった。・・・ショボーン。ここまで来てこのオチかよ!

 どうしよう。仕方がないから走ってジュノまで戻ろうか・・・。いや、呪詛状態だと走る速度まで遅くなるので、下手をすると時間切れになってしまう危険性があるぞ。あ! 白魔道士の時に装備していた装備品をまだ持ったままだ。白魔道士の装備にはMPが増える物が多いから、これを装備すればMP100以上にできるかも!

 修道士の荒縄、ホーリーファイアル、サベジゲートル、サベジインクロスなどを装備したらMPが100以上になった。ジョブチェンジした時に白装備をモグ金庫に預けなかったズボラさが幸いした(^^; という訳ですぐさまウィンダスに飛び、「スーパードクターO」クリア!! やったーっ!!


【レベル60への道】
 戦士のレベルを56にして以来、もう1ヶ月以上も戦士をやっていない。白魔とか黒魔とか獣使い、シーフ、モンクなど、他のジョブをやってばかりだ。気が付けば「ジラートの幻影」発売までもう1ヶ月を切っている。「ジラートの幻影」発売と同時にレベル60の制限が解除されるので、今のうちに60に上げておかないとまた置いてきぼりを食らう事になってしまう。つまり今のうちに戦士のレベル上げをしておくべきなんだけど・・・、でも何となくレベル上げが辛いんだよねえ(-_-;

 戦士でパーティー参加希望を出してもなかなかお声が掛からない事が多かったし、自分がリーダーになってメンバーを募集するというのもレベル56での狩り場をすっかり忘れてしまっているという事で、何となく気後れしているのだった。でもニョーボに「早くレベル60に上げなさいよ!」と言われてしまったのでシブシブ(?)戦士のレベル上げをする事に・・・(^^;

 レベル55以降の必要経験値は各レベル2万ポイント均一。2万ポイント・・・。長い道のりだ。かなり稼げるパーティーでも時給2千強くらい。3千稼げる事もあるけれど、それは希だ。という事はつまり、休み無くガンガン稼ぎ続けたとしても1レベル上げるのに10時間はかかるという計算だ。実際には時給1千程度の事もよくあるし、途中で死んでマイナスという事もあるだろうから、毎晩プレーして1週間で1レベル上がるくらいのペースなんじゃないだろうか。ま、それもパーティーが組めればの話だけどね・・・。

 などと文句を言っても始まらないので、取り敢えずジュノでパーティー参加希望を出して待ってみた。全エリア検索で白魔とか黒魔をサーチしてみたが、近いレベル帯ではフリーの人がいないようだ。こりゃ絶望的だなと思いこの日は早々に退散。ただし必ずしも前衛余りという事ではないようで、前衛職もそんな極端に余っている訳ではないという事も確認できた。

 何度か試した結果、パーティーに誘われやすい時間帯というのがあって、その時間帯に合わせて待機していればけっこう誘われるという事が判った。つまり、多くの人がログインし始める時間帯のちょっと前くらいの時間帯だ。

 これを見切った後は、2件続けて誘いが来るなんて事や、吟遊さんの方から誘いが来るなんていうウハウハ状態が頻発するようになった。嬉しいーーーっ!! 「ジラートの幻影」発売までにレベル60(現時点でのレベルキャップ)にしてしまいたいと思う人が多いようで、後衛の人もなりふり構わずPTを作っているように見えた。

 てな訳でほぼ毎日戦士で経験値を稼ぎまくった。白・黒・吟遊が揃っているパーティーは非常に効率良く稼ぐ事ができるのでとても有り難いのだが、吟遊の人口は絶対数が少な目なためいつも必ず吟遊の人を誘えるとは限らない。っつーか吟遊さんが入ってくれたらラッキーだ。しかし毎日プレーしていると、以前組んだ時の事を覚えていてくれたのか、同じ吟遊さんからお声がかかったりする事があり、その時は非常に嬉しかった。

 休日はもう朝から晩までプレーしっぱなしという感じ。当然、戦いの最中に昼食や夕飯の時間になってしまう訳だが、そうなると戦闘しながら食べる事になる訳だ。ニョーボも「早く60に上げなさいよ」と言った手前、やめろとは言えず、上げ膳下げ膳をニョーボにやってもらいつつ俺は戦闘を続行(^^; パーティーが解散した直後に別のパーティーから誘われて連チャンになる事もあり、体力の限界まで戦い続けたのだった。

 普通の家庭だったら「ゲームばっかりやってないでよ!」と家庭不和になる所なのに、何がどうしてか我が家では一家を挙げてFF11に注力しているのだった。これをうらやましいと思う人は多いでしょうが、やってる当人はある意味ゲーム地獄です・・・。

 ・・・などという異常な事を続けたおかげで、気が付けばレベル59になっていたのだった。予想以上の速さだ。さあ「ジラートの幻影」発売まであと2週間。


【ズヴァール城のコッファー】
 レベル57〜59の狩り場のひとつとしてズヴァール城(外郭)がある。他の狩り場に比べると行きにくい場所であり、戦う敵もちょっと嫌らしい敵なので、あんまり行きたくない所なのだが、ジュノに近いダボイやエルデューム古墳が混んでそうな時にはズヴァール城に行く事もある。また、ここで戦う相手(アーリマンという目玉小僧)はズヴァール城のコッファー(上級宝箱)の鍵を希に落とすので、そっちを期待して行くという事もある。

 このアーリマン(右の写真)。以前、レベル56で来た時には1匹相手でも非常に苦戦した覚えがあるのだが、前衛がレベル57〜58だと普通に勝てる。またこのアーリマンには「レベル5石化」という嫌な特殊攻撃があり、これを受けるとレベルが5の倍数の人が石化してしまうのだ。だからレベル55やレベル60の人は寄りつかず、結果的にレベル57〜59の狩り場になっている。

 で、この日のパーティーはズヴァール城に行く事になった。狩り場に着いてみたらそこに箱のような物が見える・・・。げげっ! あれはコッファーじゃないですか!! あれを開ければ戦士のアーティファクトの脚装備が手に入るはずなのだが、俺はまだ鍵を持っていない。ここでアーリマンを狩って鍵がでたら即ゲットできるじゃねーかYO!と色めき立った。

 さっそくアーリマンを釣って戦闘開始。しかしそうそう簡単には鍵は出ない。何匹も何匹も倒し続けたが出ない。その間に誰かコッファー狙いの人がやってきて、先に開けてしまう事もあり得るので気が気でない。1時間以上狩り続けて遂に鍵が出た!!さあ、この鍵は誰の物になるのか? コッファーはまだそこにある。ドキドキしながらロットイン!

 他の人の物になったぽ・・・ (´・ω・`)ショボーン

 その人はすぐにコッファーを開けた。メインジョブとは違うジョブの(?)「古びた小手」が出たようだ。が、その人は俺が戦士AFを取れるとは知らなかったようで、後になってから「しまった! 戦士さんにアーティファクトを取らせるべきだった。ごめん・・・」と悔やんでいた。俺ももっと主張すれば良かったなあとちょっと後悔した(T_T) ここのコッファーは、鍵を取るのも難しいけど、コッファーを探すのもなかなかに難しいらしいのだ。だからこういうチャンスは誰しも逃したくないのだった。

 その後、俺もコッファーの鍵をゲットできたが、その場にコッファーが再出現する事は無く、パーティー解散の時間になったのだった。


【ズヴァール城のコッファー、挑戦2回目】
 鍵は手に入ったし城内の構造やコッファーが出現する場所もほぼ把握できた。こうなったら俺ひとりでコッファーを探した方が手っ取り早いと考えた。

 城内にはゴブリンやオーク、デーモンやアーリマンが大量に徘徊しており、レベル上げパーティーですらインビジ・スニークで隠れながら移動する。ましてやソロが潜入中に、敵に見つかったらほぼ絶望的。ひたすら隠密行動で探し回らなければならない。これまでもフェ・インやクローラーの巣、エルデューム古墳などの宝箱をソロで取ってきた経験はあるが、ズヴァール城の宝箱は特に難しいように思えた。(修道窟のコッファも難しいという話だが、戦士には関係無いコッファなので俺は知らない)

 周囲はソロでは勝てない上にリンクするヤツばかり。安全地帯と言える場所も非常に限られている。デーモン、ゴブリン、オーク、ヤグードに対してはインビジを、そしてクゥダフについてはスニークを使えば隠れられるが、アーリマンについてはインビジとスニークの両方を掛けていないと発見されてしまう。アーリマンは要所要所に配置されているため、結局インビジとスニークの両方を掛けなければならない。

 またスニークをかけ直すとインビジが解けてしまうので、安全な場所で掛け直さなければならない。しかしその安全な場所というのを見切るのがなかなか難しい。安全だなと思って魔法を唱えてみたら、気が付かない内に背後に敵が移動して来ていた!なんて事が十分にあり得る。もう心臓に悪い事この上ない。

 こうしてズヴァール城内を走り回り、コッファーが出現すると言われている場所(8箇所)を全て回ってみたが、見つからない・・・。どうやら誰かが開けてしまって出現待ちの状態になっているようだ。どこか1箇所で出現待ちをするのは効率が悪いし、いつ出現するかも判らないから、結局各ポイントを巡回する事になる。

 しかしこの緊張状態は長く続けられない。疲れてくると集中力が低下して、ポカミスで敵に発見されてしまう可能性が高くなる。どこかで踏ん切りを付けなくては・・・、とは思うもののなかなか踏ん切りが付けられず、走り回るのだった。

 そしてそれは起こるべくして起こった。背後にヤグードが接近している事に気が付かずにインビジが切れてしまったのだ。「グルルル・・・」うなり声を上げながら走ってくるヤグード。うあっ!! ヤバっ!! ソロで勝てるかどうか自信は無いけれど取り敢えず戦闘開始。走って逃げ込める場所が無いため、その場で何とかするしかない。万一に備えてHP回復の「ハイポーション」とMP回復の「ヤグードドリンク」を持ってきている。全力で戦えば勝てるかもしれない。

 取り敢えずMP回復だと思いヤグードドリンクを飲んだ。そして戦闘力を上げる「ミスラ風山の幸串焼き」を食べた。そしたらヤグードドリンクの効果がすぐに切れてしまった! うがああ!! ドリンクの効果は食事で切れてしまうのか!! 串焼きを食べてからドリンクを飲むべきだったんだ!! ヤグードドリンクは1本1千G以上もするのに無駄にしてしまった!! ・・・てか、そっちが残念なのかYO!(^^;

 他のヤグードがリンクして来ないようにと後ずさりしたら、今度は背後の階段にいたアーリマンがリンクしてしまった!! うわ! アーリマン(弱いバージョンのヤツだが)まで来てしまったらもうダメだぁ!! もう討ち死にするしかないような場面だが、でも死にたくない!! アスカ・ラングレー的に言えば「死ぬのはイヤ!死ぬのはイヤ!死ぬのはイヤ!死ぬのはイヤ!死ぬのはイヤ!」っていう場面だ。

 人間は、追い詰められた時には通常では考えられない行動を取る事があるという。とっさに、持っていたハイポーションを全部使ってHPを回復した後にインターネット回線をぶっこ抜いた!! これがいわゆる「回線抜き」か・・・。やった後になって思った。

 「回線抜き」。回線を抜くと30秒後に自動的にログアウト処理になるが、その30秒間のタコ殴りに耐えられればそのキャラは生きたままログアウトした事になる。これは禁断のズル技なので、これまで死にそうになってもずっと使わずに来ていたが、さすがにレベル55以上での死亡は痛すぎる(T_T) ここなら他人の迷惑ならないという事もあって、使ってしまった・・・。

 回線抜きしたのはいいけれど、ローディーが生き延びたという保証はどこにも無い。もしかしたら耐えきれずに死んじゃったかもしれない。この時点で夜中の1時だったので、あきらめて寝る事にした。死亡が確定した訳ではないけれど、かなりヘコんだ。

 次の日。不安におびえながらログイン。もし生きていたとしても危険地帯のド真ん中に、インビジもスニークも無しで出現する訳だ。もちろんHPもかなり残り少ない状態だろう。生きてはいたけどログイン直後に発見されて即死亡という可能性がかなり高い。ああ、嫌な気分だぜ(T_T)

 そんな気分でログインしてみたら、残りHP=10という状態で生きていた! 近くにヤグードが見えるがまだ気付かれる距離ではないようだ。が、しかしHPが徐々に減っていく魔法が掛けられた状態になっていて、HP10ではすぐに死んでしまう!! っつーか、そう思った直後にHPがゼロになってしまった!! ああ! そんな・・・(T_T)  ・・・と思ったがなぜかローディーは死ななかった。え? 何で? HPが徐々に減っていく魔法が原因では死なないのか? 毒では何度も死んだけどなあ・・・。

 何はともあれその魔法はすぐに解けたので、すぐにインビジを掛けて座り、MP回復。ちょっと回復した所でより安全な場所まで走り、MPを全回復。そしてインビジ・スニークを使用。ふう・・・。皮一枚でぷらんぷらんしてた首が取り敢えず繋がったぜ(^^;

 この緊張にはもう耐えられそうになかったのでそのままズヴァール城から脱出した。まさに命からがらの脱出だった。死なずに済んだのはラッキーだったが、もうズヴァール城は懲り懲りだと思った。マジ、泣きたかった(T^T)o


【ズヴァール城のコッファー、挑戦3回目】

 次の日。またズヴァール城に稼ぎに行く事になってしまった。懲り懲りだと思ったばかりなのにまたしても行く事になってしまった。もちろんコッファーの鍵を持参して、もしコッファーを見つけたらすぐに取れるように準備した。そして狩り場に到着してみたら・・・、何とコッファーが対岸に見えるではないですか。見えるけれども途中が穴になっているため取る事は不可能なのだった。見えるのに取れないというのはかなり辛い。

 このパーティーでは俺以外にもコッファーを開けたい人が2人もいた。このままコッファーを開けに行く事も可能ではあったけれども、あのコッファーを開けて中身をゲットできるのは1人だけ。俺を含めた3人の内、誰か1人だけしか取れないのにわざわざあそこまで取りに行くという事ははばかられた。また、この狩り場に着くまでにかなり手間取ってしまった事もあって、これ以上みんなを待たせる事はできない雰囲気でもあった。このため対岸に見えるコッファーの所までみんなで行くという事はせずに、そのままアーリマン狩りを続けたのだった。

 対岸のコッファーは1時間ほど放置された後、気が付いたら消えていた。見ていない間に誰かが開けたのだ。コッファーの出現間隔は30分との事なので、もしかしたら30分後に我々のいる場所に出現するかもしれない。みんな色めき立ったが結局コッファーは出現せず、そのまま解散になったのだった。もし出現していたら、誰が開けるかでロット勝負か何かをしなければならなかったはずで、取れなかった人は何だかんだ言っても悔しいはず。だからこれはこれで良かったのかもしれない。


【ズヴァール城のコッファー、挑戦4回目】
 ソロでズヴァール城内を走り回るのは怖いけれど、戦士のアーティファクトを取らない訳にはいかない。ソロで取るにはどうしたらいいのか落ち着いて考えてみた。一番問題なのはコッファーを開ける瞬間だ。コッファーを開ける際にはインビジを解除しなければならないが、コッファーの周辺にはデーモンやアーリマンがいるため、開ける際に敵に発見されてしまう可能性が高い。

 周囲の敵がコッファーから離れるタイミングを待ち構えたいところだが、待っている間にインビジやスニーク切れてしまったら元も子もない。そうなるくらいなら、死亡覚悟で開けてしまった方がまだマシというものだ。生還する為には、敵に発見されても無事に逃げられるような手段を用意しなければならない。

 サポートジョブを黒魔道士にしてデジョンで脱出という事も考えられるが、その場合にはインビジ・スニークが使えなくなってしまうからこの方法は使えない。メインジョブが戦士の状態でコッファーを開けないと戦士のアーティファクトが出ないから、メイン白/サポ黒などというジョブで行くのもダメだ。インビジ・スニークと同じ効果が得られるアイテム「プリズムパウダー」や「サイレントオイル」を使うという手もあるが、これらのアイテムは高価なので大量に用意するのが予算的に難しいし、持ち込んだアイテムを全部使い切ったら完全にアウトというのも危うい。

 というわけでサポ白で「呪符デジョン」を持っていくのが最も現実的だ。呪符デジョンとはデジョンと同じ効果が得られるアイテムで、戦績1千5百と交換してもらえる物で、緊急脱出に使えるらしい。ただしこれまで一度も使った事無いので、どの程度使えるか未知数だけど・・・。

 「呪符デジョン」を戦績と交換し、コッファーの鍵や呪符デジョンが一発で使えるようなマクロを用意。前回の失敗を教訓に、万全の体制でズヴァール城に突入したのだった。日曜日の夜という事でズヴァール城内には10組ものパーティーがいた。彼らが経験値稼ぎでアーリマンを倒していてくれればコッファー探しもだいぶ楽になるはず・・・という読みだ。

 ポイントを回ってみると確かにそういうパーティーがアーリマンを狩っていて楽と言えば楽なのだが、同時にコッファー探しをやっているライバルも多いという事に気が付いた。みんなインビジを使っているため姿は見えないが、コッファーを探して走り回っているのが判った。

 俺も全部のポイントを見て回ったが、結局見つける事はできなかった。このまま探し続けてもライバルより早くコッファーを開けられる可能性は少ないと見て、今夜はあきらめる事にした。しかしこのままズヴァール城から脱出してしまうのも惜しい。城外までの経路も危険で長いので、次回ログイン時にすぐに探索に入れるよう、城内でログアウトしたい。しかし城内で安全にログアウトできる場所はあるのだろうか?

 ・・・む。落ち着いて考えてみたら「ズヴァール城外郭」と「ズヴァール城内郭」のエリア境界の通路は安全なんじゃないスか? 万一何かあった場合にもエリア移動で逃げられるし、コッファー出現ポイントにも近い。と言う訳で内郭のエリア境界でログアウトし、この夜は寝たのだった。

 「ローディーよ・・・ ローディーよ・・・ 今行けばコッファーを開けられるであろう・・・」

 次の朝、いつもよりかなり早く目が覚めてしまった。寝ていてもコッファーの事が気になって目が覚めてしまった。朝6時前・・・。この時間ならコッファー探しをしている人も少ないだろうから、今からログインすれば取れる可能性が高いのではないか?! そう思ったら居ても立ってもいられない。速攻ログインだ。前夜、コッファー出現ポイントに近い場所でログアウトしたおかげですぐにコッファー探しを開始できた。目論見通りだ。まずは深呼吸。寝ボケた頭で走り回り、ポカミスしたらシャレにならない。呼吸を整えながら城内を走り回った。朝も早よから緊張だ。

 コッファーの出現ポイントはマップの中心部分に4箇所と、四隅に各1箇所ずつの計8箇所である事は既に有名。中心部分の4箇所はお互いに見える位置にあるため、ここをチェックすれば一度に4箇所をチェックした事になる。だからここを最初に見に行ったのだがコッファーは無かった。そうなるとマップの四隅のどれかか、あるいはまだ出現していないかという事になる。四隅をひとつずつ見て回る事に。まずは北西の隅。見つからない・・・。次に近いのは北東か南西の隅だが、どちらに行こうか。迷っても仕方がない。北東に行こう。

 この四隅にある部屋には強いデーモンが何匹もいるが、コッファーが出現すると言われている隅の近くにはデーモンが立っている事が特に多いような気がする(気のせい?)。もしコッファーがあってもすぐ近くにデーモンがいた場合にはインビジを解除できず、したがってコッファーも開けられないという事になる。(死亡覚悟で開けるという手もあるが・・・)

 さて北東の部屋に行って見ると・・・、あ・・・、あった! 北東の隅にコッファーがあった!!(左の写真) しかもデーモンはちょっと離れた所に立っている。この距離ならインビジを解いても気付かれないか? でもこちらの方を向いて立っているから油断できない。せめて反対方向を向いてくれないかなあ・・・。ちょっと様子を見る事に。あんまり長く待ってるとこっちの心臓が持たない(^^; ドキドキだ。

 「あっち行け! あっち行け!」と心の中で念じる。するとそれが通じたか、デーモンは反対方向に向き直って歩き始めた。チャンス!! 事前に準備していた「コッファー開錠」のマクロを実行。戦士アーティファクト(脚)「ファイタークウィス」ゲット成功!!

 そのまま「呪符デジョン」しても良かったが、まだ余裕がありそうなので、インビジ・スニークを詠唱。そしてそのまま走ってズヴァール城を脱出!! やったー!! 朝7時。起きてきた息子に「やったぞ!とうとうアーティファクトを取ったぞ!」と熱く語る父・・・。良いんだか悪いんだか(^^; 何はともあれ、残るアーティファクトは胴装備(レベル60)ひとつを残すのみだ!!

[2003/4/5]
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