ファイナルファンタジーXI
(58:Wさん編)

ありがた〜いお方です。本当に。



【Wさんについて】
 「白い女神様」と呼ばれみんなの尊敬を集めている一方で、「連邦の白いバケモノ」と呼ばれて恐れられ(?)ているWさん。どこら辺が「女神」で「バケモノ」かと言うと・・・

 レイズ2が実装された当初、それはかなり入手困難な物であったので競売での出品数は少なく、相場も軽く100万Gを超えていた。が、自他共に認める魔法フェチのWさんは、これをいち早く落札して習得したのだった(レイズ2ハァハァ編参照)。

 こうしてWさんがレイズ2使いになってくれたおかげで、仲間のみんなは死亡時の経験値ロストが少なくて済み、非常に助かったのだった。そしてレイズ3が実装された時もまた150万Gくらいの高額相場だったが、これまたいち早く落札して習得している。

 そして仲間が死亡した際にはたとえ遠路でも駆けつけてレイズして下さる。この優しさが「女神様」と慕われる所以であり、また同時にその異常なまでの魔法習得(あるいはアイテムゲット)への執念が「バケモノ」と呼ばれる理由である。

 我々はWさんのレイズ3があるからこそ安心して戦えるという面が確かにある。レイズ2やレイズ3の購入資金はWさんの貯金だけで賄われているが、その恩恵を受けまくっている我々は1Gも出していない。それを思うと何だか申し訳なく感じてしまう。

 そして、レイズ3はあるのに「リレイズ3」は実装されていなかったため、レイズ3使い自身は(レイズ3より経験値ロストが多い)リレイズ2で自分を復活させなければならず、つまりレイズ3使い自身はかなり損な役回りになっていたのだ。(リレイズ3は12月のバージョンアップで実装されたが、その使用可能レベルは75だったので、つまり状況は何も変わらず・・・)

 現時点でもレイズ3を使える人はまだそんなに多くないので、Wさん自身が死亡してしまった場合、誰かのレイズ3で復活できる事はほとんど期待できず、つまりWさん自身の経験値ロストは人より多い訳で、とっても気の毒なのだった。どうにかなりませんか?


【Wさんのビョーキ】
 そんな有り難いWさんには、ちょっと困った癖がある。自分が狙っている獲物が目の前にいると、後先考えずに戦闘を開始してしまう事があるのだ。(いや、当人は「勝てそうに見えたんですよ〜」とか「サソリが悪いんです〜」とか言うのだけどねえ(^^;)

 例えばウィンダスのミッション「満月の泉」で、トライマライ水路をスニーク掛けて進んでいた時、Wさんは唐突にサソリと戦い始めてしまった。襲われた訳でも無いし、戦う必要なんて全然無いのに。

 「ええ?! なんでここで戦うの!?」

 とは思ったが、放っておく訳にもいかず、全員戦闘開始。

 一旦戦い始めてるとスニークが切れてしまうから、周囲にいるカニや魚が大リンク。倒しても倒しても周囲から敵が集まってくるので、一時はもうダメかと思ったが、何とか切り抜けた。

 実はこの当時、Wさんはサソリでお金を稼いでいた(昔は今と違ってサソリが落とすアイテムはかなりの高額でさばけたので、お金稼ぎの絶好の獲物だった)。だからサソリを見て反射的に戦い始めてしまったとの事(嘘みたいな本当の話)。

 何とか無事に済んだけど、パーティーのみんなは驚くやらあきれるやら。このような事はこの時一度だけではなかったので、みんなはこれを「Wさんの病気」と呼んで恐れたという・・・。


 そして先日、またそれは起こった!!

 ミッションのため、アライアンスを組んでボヤーダ樹入ったところ、最近新しく実装されたNMカニ「アクエリアス」がいる事に気が付いてしまったのだ。そして、まだみんなが現場に集結してないうちから「戦っちゃいますねー」と、気軽に戦闘を始めてしまったのだ。(右下の写真)

 その時俺はWさんのすぐ横にいたのだが、新NMという事もあってアクエリアスの強さについてはほとんど知らなかった。しかしこの周囲の通常モンスターの強さから考えて、このNMカニはそんなに強いヤツとは思われなかったから、俺も「このメンバーなら簡単にやれるだろ」と甘く見ていた。おそらくWさんも同じように思ったのだろう。

 が、しかし・・・。実際にやった事がある人なら解って頂けると思いますが、アクエリアス、場違いに強いです・・・。

 アライアンスメンバーの半数くらいしかまだその場にはおらず、しかもプロテア・シェルラ等の強化魔法の準備も全くせずに始まってしまった戦闘。後続のメンバーが駆けつけてきた頃には、既にパーティーは半壊状態。「エスケプ!」「エスケプで逃げ!」という声が飛ぶが、エスケプを使える黒魔や赤魔はMPが底を突いていたり、あるいは既に死んでいたり・・・。

 これはもう全滅する!と思い、俺は救援要請を出した。結局、周囲に集まっていた見物人やレベル上げパーティーの人たちと一緒に戦い、何とか倒す事ができたけど、ローディーやニャンピィを含めた、メンバーの大半が死んでしまったのだった。

 こういう強すぎるNMとの戦いでは、救援要請を出してしまうと周囲にいるレベル上げパーティー(それはつまりレベルが低い人たち)を巻き込んでしまい、返って被害を大きくしてしまう可能性があるので非常に危険である。が、この時はそこまで頭が回らなかった。戦っている最中にこの事に気が付いて慌てたが、今さらどうしようもなく、これ以上被害者が出ない事をひたすら祈るのみだった。

 多数の死者が出たが、偶然居合わせたレイズ3を持つ白魔さんのおかげで、最小限の被害で済んだのは不幸中の幸いだ。が、Wさんはいろいろあって都合2度死亡・・・。しかもレイズ3を受けられるチャンスがあったのに、タイミング悪く受けられず仕舞い。元は自分のせいとは言え、かなり痛いペナルティを受けてしまったのだった。

 こういう事件があると、普通だったらその発端を作った人は、仲間から総スカンを食らってしまう所だ。が、上で書いたように、仲間のみんなはWさんのお世話になりっぱなしだし、もちろん悪気があってやった訳ではない事は判っているので、怒る気にはなれなかったのだった。

 俺の正直な気持ちとしても「またWさんの病気が・・・」とか、「ああ、あの時俺がWさんを止めていれば・・・」などとは考えたが、Wさんを責める気には全然ならなかったのだった。


【リベンジ】
 この事件があった次の日。また同じメンバーで、同じ目的でボヤーダ樹に行った。そして今日もまたアクエリアスが出現しているという知らせが入った。メンバーの脳裏には昨日の悪夢がよぎったが、今日のメンバー構成は昨日よりも戦力が充実しており、リベンジ戦に行く事になった。

 昨日の教訓から、強化魔法やMP回復等準備は当然した。が、現地に到着してみると既に他のパーティーがアクエリアスと戦っていた。

 「ああ、取られちゃったねえ」
 「でも苦戦してるみたいよ?」
 「あ、ひとり死んだ」
 「あのパーティー、逃げるかも」

 昨日の我々の戦いぶりを見ているような気分だ。結局そのパーティーはエスケプで逃げた。後には死体とアクエリアスだけが残っていた。それ!とばかりにアクエリアスに襲いかかるにゃあにゃあ団。

 やっぱり硬かったけど、こちらの戦力が充実していた事と、前のパーティーがHPをある程度削っていたという事で、比較的簡単に倒すことができた。我ら復讐に成功せり!! 落としたアイテムは片手斧「フランシスカ」。ロットの結果、これはローディーの物になった。

 その時は大喜びしたけれど、冷静になって武器の性能を見てみると、これは狩人にとっては最強の片手斧という感じの武器なのだが、戦士にとってはそれほど飛び抜けて素晴らしい武器でもないような気が・・・。確かにD値は高いけど、アタッカーとしては「命中+10」の効果があるバイキングアクスの方が実用的な気が・・・。

 まあ、それはそれとして、アクエリアスってさあ、あの場所にいる他のモンスターに比べてちょっと強すぎやしませんかねえ? あんな危ないヤツがポップする場所でレベル上げしなきゃならないというのは、かなり怖い事なのではないでしょうか。


【サンド決戦、三度四度】
 「王国万歳編」で書いたように、フェ・イン決戦(BC戦)に勝利したローディーやニャンピィだが、同じミッション仲間のCさんだけはクリアできずにいた。

 Cさんは獣使いなのだが、仲間に比べるとレベルがやや低く・・・。いや、最初にローディーらが一発でクリアできたのが単にラッキーだっただけなのかも知れないが、Cさんを入れたパーティーでは2度挑戦して2度とも敗北してしまったのだった。そしてその後Cさん以外のメンバーはウィンダスに移籍したが、Cさんは問題のミッションが中途であるため移籍できず、困っていたのだった。

 一説によると、この各国のミッションBC戦にはその国籍の者しか参加できないと言われていた。もしそれが正しいとすると、ウィンダスに移籍してしまったローディーやニャンピィ、その他の仲間たちは、誰もCさんのフェ・イン決戦を手伝う事ができない事になり、Cさんとしてはミッションクリアも他国への移籍もできないという非常に困った八方塞がり状態になってしまう事になる。

 でも他のミッションでは、国籍に関係無く、一度クリアした事がある戦いは手伝う事ができた(例えば「子供の救出」など)。ランク7以降だけ国籍規制が厳しくなっているのかどうなのか? 仲間内では誰も試した事が無いので、実際の所どうなのか分からず、みんな悩んでいたのだった。

 そしてこの頃のコンクエスト状況はサンドリア1位が続いていて、Cさんがどこか他国に移籍するなら今が有利という状況だった。(移籍する際にはお金を払わなければならないのだが、上位国から下位国に移籍するのは安く、下位国から上位国への移籍はその何倍もの金を取られる。その金額の差は、貧乏人にとっては本当に目玉が飛び出るくらい大きい)


 結局「やるのなら今週の内にやってしまいましょう」という事になり、都合4度目(かな?)のフェ・イン決戦に挑戦。

 コンプリート済みではあるけれど既に他国者になってしまったキャラが、このBC戦に参加できるのかどうかという事がまず大問題だった訳だが、これはすんなりクリア。他国に移籍していても、経験者ならば参加できるという事が確認できた。まずは一安心。

 そして戦闘開始。オーク軍団10匹との戦いまでは順調だったが、オーク王との戦いになって番狂わせが発生。これまではただ立っているだけだったトリオン王子が、いきなりオークに突進して戦い始めてしまったのだ。(これは先日のメンテで修正が入ったおかげとの説あり)

 我々は黒魔タイプ→オーク王→暗黒タイプという順番で倒す作戦でいたのだが、このトリオン王子がいきなり暗黒タイプに突進していったものだからさあ大変!

 黒魔タイプの魔法は脅威なので、だからこそ一番最初に倒す。そしてオーク王は眠らないので、暗黒タイプを眠らせてオーク王と戦う・・・というのが我々の計算だった。それが、せっかく暗黒タイプを眠らせてもトリオン王子がこれを叩きやがるものだから目をさましてしまう。つまり作戦が成り立たない。

 まさか王子が突進していくとは思っていなかったので、現場は大混乱。「先に黒魔タイプを!」という声が飛ぶが、この際トリオン王子と一緒に暗黒タイプに集中攻撃した方が良いのでは?という瞬間的な判断で、タゲを暗黒タイプに変更したりして・・・。

 まあ・・・、戦闘途中での急な作戦変更って、大抵の場合上手く行かないですよね・・・。結局トリオン王子が倒されてしまって失敗。ただ黙って立っていればいいものを、やはり次期国王を自負する者としては黙っていられなかったと?・・・。


 この戦い、失敗扱いになるとBCのすぐ前に放り出される。つまりすぐに再戦する事も可能という事。しかしさっきの戦いで2時間に1度しか使えない切り札アビリティ(通称2時間アビ)を使ってしまっており、このアビリティ無しで戦うのは無理だという事で「後日再挑戦しましょうか・・・」という話になった。

 ・・・が、よくよく調べてみたら、ナイトTさんが「インビンシブル」のマクロで記述ミスをしていて、つまりインビンシブルが実は発動していなかったという事が判明。そして白魔Wさんの「女神の祝福」も未使用状態である事が判明。

 ローディーもローディーで、普通だったら1本しか用意してこない「ミスラ海の幸串焼き」を、なぜだか今日に限っては2本用意していて、つまりまだ1本残っている事が判明。(私が念のため2本渡しておいたのが功を奏したね!byニョーボ)

 運が良いのか悪いのか・・・「すぐに再戦できるジャン!」という事になったのだった。


【王子と共に】
 さっきの敗因は「バカ王子が突進して行くとは思わなかった」という事に尽きる。なので今度は「王子が叩いている相手にみんなで集中攻撃する」という作戦で行く事にした。

 もし王子が黒魔タイプに突進してくれれば従来の作戦通りで良いが、そうでなかった場合には黒魔タイプを寝かせ続けなければならない。そしてもし寝かせられなかったら、強烈な攻撃魔法を食らってしまい、かなりヤヴァい事になりそう・・・。さっきは暗黒タイプに突進して行ったが、今回はどうなるか・・・。


 いざ戦闘開始。王子は今回も暗黒タイプに突進して行った。仕方が無いので黒魔タイプを眠らせ、オーク王の攻撃は無視して耐え続ける作戦。

 王子は「その魂は炎の如し!!」とか、何やらクサいセリフをSayモードでしゃべりながら剣を振るっていたが、実戦中にそんなセリフを読んでいる暇は全く無い。つまり王子の決めゼリフは誰も聞いちゃいなかった。

 王子が繰り出す剣技の中には、当時まだ一般には開放されていなかったスキル250の片手剣技「サベッジブレード」も含まれていてビックリ。あんた、想像以上にレベル高いのね!! 見直しちゃったヨ。

 でも、それだけレベルが高いというのに、途中で初歩的な技「レッドロータス」を撃ったのは、技連携を考えての高度な判断なの? それとも単に使える技の中からランダムで選んでただけ? ここら辺が、彼が本当に「バカ王子」なのかどうかを判断する材料になると思うのだけど、この戦いだけでは判らなかったヨ。まあ、そんな事、どうでもいいんだけど(苦笑)。

 結果としてはオーク王らを倒して無事クリア。俺もニャンピィも夜中にも関わらず「やったーーー!」と声に出して大喜び。何度も何度も負けた後の勝利だったので、その喜びも格別だった(^^;

 そしてCさんはその日の内にウィンダスに移籍し、週が明けてみたらサンドリアが3位、ウィンダスが2位という順位の逆転が起こっていた。みんな先週のうちに移籍できて良かったぁ〜と胸をなで下ろしたのだった。めでたしめでたし。

[2003/12/17]
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