ファイナルファンタジーXI
(61:奥義修行編)

潜在消し戦の裏で、おのおのの思惑が交錯。



【奥義を習得せよ】
 スキル250で習得できると思われていた各武器の新技(最終奥義らしい)は、実はレベル71以上になって、かつ所定のスキル条件を満たした上で受けられるクエストをクリアする事で初めて使えるようになるという物であった。

 実際に使えるスキルは武器の種類によって異なり、スキル250で習得できる物もあれば、230で習得できる物もあるという。

 戦士の場合、レベル70の段階で両手斧はスキル250を超えており、また片手斧についてもスキル240になった段階で「デシメーションを習得した」というメッセージが表示されていた。が「習得した」と表示されていても実際には使えない、封印された状態なのだった・・・。

 という訳で、斧系武器については両方ともレベル71に上がり次第、即クエストを受けられる状態であった。他のジョブでも、得意とする武器、例えばモンクの格闘、ナイトの片手剣などはレベル71で即クエスト突入OK状態だったので、レベル71に上がると同時にみんな一斉に新技習得クエストに挑戦し始めたのだった。


【潜在消し・・・その背後の戦い】
 この新技習得クエストは、一度にひとつの武器技についてしか受けられず、つまり複数同時に受ける事はできないため、戦士のように複数受けられるジョブの場合はどれから受けるかけっこう悩むのだった。

 このクエストの内容はどれでも同じ内容で、「トライアル○○」という武器を預かり、その武器が持っている潜在能力が消えるまで使いまくって来いという内容だ。これが通称「潜在消し」。

 ウェポンスキルを一定回数撃てば潜在能力が消えるらしいのだが、単発よりもレベル1連携、レベル1連携よりもレベル2連携というように、高度な連携をやった方が早く潜在能力が消えるという。レベル3連携だけをやるならば、単発だけの場合に比べて5倍も早く「潜在消し」が終わるらしい。

 という訳で、自分が撃つウェポンスキルがレベルの高い技連携の締めになるような技連携にしてもらいたい・・・と誰もが思った。それが人情というものである。が、パーティー内で複数の人がこの「潜在消し」を目的としていると、話は簡単ではない。

 使用武器によってはレベル3連携が出る組み合わせが無かったり、あったとしても連携の締めの取り合いになったりして、腹のさぐり合いみたいな雰囲気が漂ったりする。

 いつもの固定パーティーメンバーならば、お互いに助け合って上手く行けるのだが、これが野良パーティーだと自分が先に単発で技を出すよりは、誰かの技に繋げて連携させた方が「潜在消し」が早く終われるので、誰もが誰かの後に繋げようとして技の出し惜しみが起こったりする。

 「くっくっくっ・・・。俺が連携の締めを取ってやるぜ!」
 「俺こそが連携の締めを・・・」

 などと各人それぞれが虎視眈々と「締め」を狙っており、お互いに無言の牽制があるように感じられた。それは例えて言えば、バスに乗っていて誰が「次、降ります」ボタンを押すかのチキンレース・・・みたいな状況だ。(どういう例え?byニョーボ)


 実例で言うと、ローディーの場合最初に両手斧のクエを受け、さっそく野良の潜在消し&スキル上げパーティーに参加したのだが、両手斧が連携の締めになるような技を他の人が都合良く撃ってくれるとは限らない訳で、まずここが第一関門。

 他のメンバーが撃つ技を一通り見て、それに繋がる連携を調べ、自分が締めになるように技を撃とうと考えた。この時のパーティーでは、両手棍で「フルスイング」を使う人が2名もいたので、これに「アーマーブレイク」等のブレイク系を繋げるとレベル2連携「核熱」になるから、これを狙っていく事にした。

 が、他にも同じような事を考えていた人がいて、「フルスイング」を撃った直後にローディー以外の人も一斉に技を出してしまい、ローディーの技が繋がらない事もしばしばであった。実に不毛な戦いである・・・。

 そして、ローディーが上手く「核熱」連携を決めた後に、両手剣の「スピンラッシュ」でレベル3連携「光」を繋げる人がいてビックリ。

 やられた!!と思った。

 この人が「スピンラッシュ」を先に撃ってくれたなら、俺はそこに両手斧の「フルブレイク」を繋げてレベル2連携「湾曲」が出せる所だが、この人、普段はスピンラッシュを撃たないんだなぁ〜これが。見事に美味しい所を持って行かれたという感じ。もうこうなってはどうしようも無いので、素直に「核熱」だけを狙って行く事にしたのだった。

 このように、潜在消し&スキル上げパーティーにおいては、各人各様の思惑が目に見えない所でぶつかり合っているのだった・・・(たぶん)。


【オーク王とバッタリ】
 潜在消し目的で戦う場合、強敵と戦うよりは、楽に勝てる敵を短時間で倒しまくった方がウェポンスキルを撃つ回数が多くできるから効率が良い。だから、ダボイやベドーの奥など、「同つよ」程度の敵がいっぱいいる所に行って、狩りまくる事が多かった。

 この日、ダボイの修道窟奥で潜在消しやろうかという話になり、修道窟の一番奥に行ってみた。そこには既に2パーティーが陣取っており、もはや我々が入り込む余地は無いように思えた。が、洞窟の一番奥を見てみたら最強のNMオークと言われる通称「オーク王」がいるではないですか!!(普通の「オーク・オーバーロード」とは違い、個人名がついたヤツの方だ)

 潜在消しという目的は横に置いて、「オーク王、やってみる?」という話になり、さっそく挑戦する事になった。

 この話、実際やった経験がある人には大笑いでしょうねえ・・・。なぜって、ここのオーク王は周囲の最強クラスオークに比べても桁外れに強いんですわ。普通の「オーク・オーバーロード」なら2パーティー程度の戦力で勝てるけど、こいつは全く勝負になりませ〜ん。いわゆるHNM級の強さなんですねえ・・・。でも、この時はまさかそこまで強いとは思っていなかったので、割と気軽に挑んでしまったんですねえ。

 さすがに1パーティーでは無理だと思い、テリガン岬でレベル上げをしていた仲間をわざわざ呼び寄せて、アラを組んで挑んだのだけれど全く歯が立たず、オーク王のHPバーを1ミリも減らす事無く、ほとんど何も出来ずにエスケプ脱出。

 「お見それしまた」
 「ごめんなさい」
 「私が悪うございました」

 ・・・みたいな気分だった。

 ただ、ここでの収穫は、あのオーク王に攻撃を仕掛けると、オーク王がSayモードでセリフを言いながら迫ってくる事を発見した事。

 「この俺を暗殺に来たのか。こしゃくな!」

 みたいなセリフを言ってかかって来るのね(左の写真)。このセリフが見れただけでも収穫だったかなと・・・。(なお、普通の「オーク・オーバーロード」の場合も似たようなセリフを言うよ)


【恐るべし、獣使いパーティー】
 白魔道士が覚える魔法「イレース」。味方にかかった弱体効果を消すという魔法で、実装当初はそれほど重要視されなかったけれど、やり込むうちに想像以上に便利な魔法である事が判ってきた。

 そして気が付けばローディーもニャンピィも、既にイレースを習得していて然るべきレベルになっており、野良パーティーで「イレースお願いしまーす」とか言われた時に「ごめん、イレース持ってないです・・・」と謝らなければならない事態が発生するようになってしまった。リフレシュを使えない赤魔道士ほどではないが、白魔ならばイレースは使えないと恥ずかしい・・・というムードがどんどん高まっていたのだった。

 昔は30万Gくらいが相場だったリフレシュが、今は数万〜数千G程度まで大幅に値崩れしているのに対し、イレースはほとんど値下がりしておらず、今でも40万Gくらいが相場のようだ。

 40万Gなら買って買えない金額ではないが、それでもかなり高い買い物である事には変わりなし。ローディーもニャンピィも、買おうか買うまいか迷う日々が続いたのだった。

 で、仲間にこういう話をすると、「だったら印章40個のBC戦に行って取ってくればいいジャン」みたいに言われる事が多い。しかし薬品類を買い揃える手間と資金、そして、そうまでして挑戦してイレースが出なかった場合のリスクを考えるとなかなか踏み出せない小心者夫婦なのだった。

 そんなある日、ニャンピィのフレンドのSさんが、「今度獣使いのパーティーで集中的に印章40個BCに行くから、その時に一緒にやる?」と提案してくれたのだった。

 ユグホトの岩屋の印章40個BC戦だと、兎タイプのモンスターが敵として出現するのだけど、獣使いの場合はこの兎を操って自分の味方として使えるため、獣使いパーティーで挑戦すると激しく楽勝との事。それこそ、ハイポーションもヤグードドリンクも何も使わずに勝てるらしい。これは願ってもない事なので、ニャンピィは一緒に挑戦させてもらえるようお願いしたのだった。


 そして遂にそのBC戦が行われた。ニャンピィ以外の5人は全て獣使いで、ニャンピィは赤魔として参加し、他の5人の回復役という役割だ。こんな戦いは普通は見る事ができないので、俺もしっかり観戦させてもらった。

 BCに突入すると、ボス兎1匹と雑魚兎8匹が待ち構えている。で、この雑魚兎を操ってボス兎にぶつけ、同士討ちをさせるというのが基本的な戦術だ。獣使い5人がそれぞれどの兎を操るか、そしてどいつと戦わせるかを決めておく。相手はボスを含めても9匹。その内5匹を味方にできるから、実際の敵は4匹。この4匹に味方にした5匹をぶつける訳だ。一般的なパーティー戦とはかなり異なる戦い方だ。

 操りに失敗した場合は、最悪その場でヌッコロされちゃうリスクはあるものの、見た感じ9割方は成功。順当に行った場合は、ヤグードドリンクなど薬品類を1本も使わずに勝つ事ができていた。

 この獣使いパーティーの人たちはこのBC戦をもう何度も何度も繰り返しているため、実に手慣れた物である。これにはニャンピィも、横で観戦していた俺もビックリ。こんな楽に勝てちゃっていいんでしょうか?

 薬品類を使わずに戦えるため、何度も何度も繰り返して戦う事ができ、いわゆる「マラソン」ができてしまうのだ。結局この日は12回も連続で兎BC戦を行ったのだった。

 が、結局ニャンピィはイレースを1個もゲットできなかった。イレースが出る確率はかなり低いようで、この日は12回全勝したがイレースは2個しか出なかった。

 こんなに出にくいのでは、普通のパーティーがハイポーションとかヤグードドリンクを大量に持ち込んで戦っても元が取れない気がする。だからイレースの相場は高いという事なんだな、と納得した。

 ただ、全く無駄骨だった訳でもなく、比較的珍しい魔法である「アイススパイク」が2個取れた。1個はニャンピィが習得し、1個はローディーにまわしてもらって習得した。ローディーとしては棚からボタ餅ってヤツだ(^_^;


【怨念洞の宝箱】
 以前「開けるのが最も難しい宝箱はウガレピ寺院の宝箱」という事を書いたが、よくよく考えてみると怨念洞の宝箱も同じくらい難しいという事に気が付いた。

 怨念洞は2エリアに分かれているが、メインの方はウガレピ寺院を通り抜けて行かないとたどり着く事ができない場所だ。つまり宝箱を探すウンヌン以前に、その場所に行く事自体がなかなか出来ない訳だ。

 そして「怨念洞の宝のカギ」を落とす敵と戦う機会がなかなか無い。怨念洞に行く用事はそんなに多くなく、また、怨念洞で何かと戦うという事も普通はほとんど無かったため、何か別の目的で戦っているうちに偶然鍵が出るなどという事はほとんど無いのだった。

 更に、何かで偶然鍵を手に入れたとしても上で書いたように、怨念洞に行くにはウガレピ寺院を通り抜けて行かないと行けないため、単独で怨念洞に行く事はレベル70でもほぼ無理。つまり、鍵があっても宝箱を探しに行く事ができないのだった。

 このように怨念洞の宝箱を開ける事は極めて困難なため、仲間の誰も宝箱を開けていないという状況が長く続いたのだった。宝箱を開けていないという事は、つまり怨念洞の地図を持っていないという事であり、ジラートミッションなどで怨念洞に行く時はいつも迷子の危険が伴っていたのだった。

 が、最近になって状況が変わった。限界5のための「証」取りである。

 怨念洞には「黒魔道士の証」を落とす敵が比較的多数いて、しかも割と楽勝で勝てる事が判ったのである。このため、仲間の黒魔さんが限界爺さんに負けるたびに怨念洞に行くようになったのだった。また、その同じ場所で白魔には嬉しいアイテムを落とすNMトンベリ(左の写真)が出現する事があるとの事で、それ目当ても含めて怨念洞に行く事が多くなったのだった。

 こうして「証」狙いで戦っている内に「怨念洞の宝のカギ」が出るようになり、ローディーも遂にこの鍵を手に入れる事ができたのだった。


 鍵を手に入れてしまったらもう宝箱を開けに行かなきゃダメでしょという訳で、さっそく怨念洞に行く事にした。もちろん単独ではたどり着けないので、ニャンピィと一緒に行ってみた。

 ニャンピィと2人でも、いわゆる「ガーディアン扉」の所と「絵筆で開ける隠し扉」の所を通り抜けるのはまず無理。そこで、「ガーディアン扉」は誰かがガーディアンを倒してくれるのをひたすら待つという作戦で行く事にした。

 が、用事が無い時にはいつも誰かが倒しているように思えたガーディアンだが、いざ用事ができると誰も倒しに来ない・・・。待てど暮らせど誰も通ろうとしない。やっぱり他力本願ではダメという事なんでしょうかねえ? 1時間以上待ってやっとガーディアンを倒して通って行くパーティーが現れた。これに便乗してガーディアン扉を通過。

 次は「絵筆で開ける隠し扉」だが、ガーディアンを倒したパーティーがそのまま絵筆の隠し扉の方に行ってくれればそのままスルーできる・・・と踏んでいたのだが、気が付いたらそのパーティーはどこか別な所に行ってしまった。

 「高僧の鍵」の扉の方にでも行ったのだろうか? まあ、そんな事を考えても仕方が無いので、運を天にまかせてニャンピィと2人だけで「絵筆で開ける隠し扉」の部屋に入った。

 ここは隠し扉を開けさえすれば、後は敵に絡まれても怨念洞にエリア逃げできる・・・。そういう目論見で捨て身の挑戦に出たのだ。

 だが、そうそう上手くは進めなかった。ここは絵をジーっと見つめ続ける事で隠し扉が開く仕掛けになっているのだが、部屋を徘徊しているトンベリにローディーが絡まれてしまった。絵をジーっと見つめてる途中でゲシっと叩かれると叩いたトンベリにタゲが移ってしまうためなのか、イベントがキャンセル扱いになってしまい、つまり隠し扉を開く事ができなかった。

 何度も何度も粘ったのだが、結局ニャンピィのエスケプで脱出。宝箱探しどころか、怨念洞にたどり着く事すらできずに逃げ帰ったのだった。ムネン アトヲ タノム・・・。


(その後)
 怨念洞にはウガレピ寺院を通り抜けないと行けないエリアと、ヨアトル大森林から入るエリアの2つがあり、実は後者のエリアにも宝箱が出現する可能性がある事が判明。可能性としては低いものの、後者エリアに出現した所に運良く出くわせば、ソロでも宝箱を開ける事ができるという訳だ。

 でも、まあ、そんな美味い話はそうそう無いだろ?とは思いつつも1日1回その後者エリアをチェックするようにしてみた。

 そしたらあったんスよ宝箱が!!(右の写真)

 しかもアクティブなモンスターがいない、安全な場所に!! 楽勝で怨念洞の地図ゲットぉーーーーー!!

 結論としては、怨念洞の宝箱を狙うならヨアトル大森林から入る方で狙えって事ですね。


【おまけ】
 ウィンダス名物、タルタル門松。

 あまりにも違和感が無いので、最初からこういう風に作られた物かと思ってしまいました。
[2004/01/18]
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