ファイナルファンタジーXI
(62:ボスにゃあ編)

うちのボス猫、普通の猫じゃなかったよ



【戦士の本懐、奥義習得】
 戦士における各武器の最終奥義の習得に必要な最低レベルを調べてみた。

レベル71: 両手斧、片手斧、両手棍

レベル72: 両手鎌

レベル73: 短剣、片手剣、片手棍

レベル74: 両手剣

レベル75: 両手槍


 戦士は、装備できる武器12種(投擲には技が存在しないので除外)の内、何と9種において奥義を習得可能!!(多過ぎ!!) レベル71以降、毎レベル何らかの武器の奥義クエストを受ける事が可能。

 奥義技を習得できない武器は弓術、射撃、格闘の3種だが、弓術と射撃は狩人専用だし、格闘もモンク専用なので、つまり事実上、装備できる武器の全てについて奥義習得可能であると言っても過言ではない。

 「ほとんどの武器を使いこなせる」というのが戦士の良い所であったので、ローディーは割と初期から格闘を含むほぼ全ての武器をまんべんなく育てるようにしていた。だが、スキル200以降で覚える強力な技(シックルムーンとかギロティンなど)は、特定ジョブ専用の技という扱いになっていたため、せっかく武器スキルを育てても戦士はそれらの技を使う事ができず、虚しい思いをしたものだった。

 が、今回「奥義は使える」という事になって、これまでの苦労が無駄ではなかった事になった訳だ。これは嬉しい。


【スチールサイクロン最高!】
 各習得クエストの最後には、レベル71の2パーティーアライアンスで倒すくらいの強いモンスターと戦わなければならない。ローディーはにゃあにゃあ団のみなさんに協力していただき、両手斧の「スチールサイクロン」と、片手斧の「デシメーション」を無事習得完了。みなさん、どうもありがとうございました。

 それでね、それでね、「スチールサイクロン」は良いッスよ〜。

 これまで、モンクの「空鳴拳」とか「双竜脚」が叩き出すダメージの大きさを横で見ていて、正直言ってちょっと悔しく思う所が無くも無くも無くも無かったんだよねぇ・・・。戦士にはモンクの不意打ち双竜脚連携締めみたいな、決め手になるような技が、あんまり無かったんだよねぇ・・・。いや、もちろん強い技が無い訳では無いのだけど、どうしてもモンクとか暗黒騎士と比べると決め手に欠けるっつーかさぁ・・・。(ここら辺はパーティーメンバーのジョブ構成にもよるので、一概には言えないと思うが)

 そんな劣等感を感じていたんだけど、それが今回のスチールサイクロン習得で

 「キタキタキタっ!」
 「遂にキターーーーー!!」


 と思ったね。

 それまでの戦士の実用技には片手斧の「ランページ」や、両手斧の「レイジングラッシュ」、両手槍の「ペンタスラスト」など、多段ヒット型が多かった。しかしこの多段ヒット型という技は、格下相手にはメチャ強い一方で、強い相手には効きにくいというちょっとショボ〜ンな傾向がある技なのだった。なので、「とてとて」級や要所要所のボス戦のような、強い敵と戦う場合には期待した程はダメージが出せず、

 「戦士ってあんまり強くないかも・・・」

 と劣等感を覚えてしまう事がしばしばあったのだった。

 「空鳴拳」や「双竜脚」と同じタイプの技もあるにはあったが、決め手に欠ける印象が強かった。例えばスキル200で覚える片手斧の技「カラミティ」。せっかく技を習得できたのに、試してみたらダメージがショボくて、仲間から「カラミティって強い?」「カラミティってどう?」って聞かれるたびに

 「カラミティの事は聞かないで・・・(⊃д`; ) 」

 と答えるのがとっても辛かったなぁ。(ミストラルアクスはそこそこ強かったけど)


 が、ここに来てやっと胸を張れる強力な技が出た。それが「スチールサイクロン」というワケだ。この技はモンクの「双竜脚」に相当するような技で、これを不意打ちに乗せて打ち出すとモンクの決め技にも負けない大ダメージが出るんだよねぇ〜。

 ログに出たダメージの大きさを見て、

 「俺・・・戦士やってて良かったニョ・・・(ToT)」

 と感激に震えてしまった(大袈裟)。


【戦士から見た各武器】
 斧系武器については戦士の最も得意とする主力武器であるからして、戦士メインでやっている人ならば常にスキル上限(通称「スキル青」)であるはず。ただし両手斧については、昔はあんまり有効な武器でなかったため、育てそびれた人もいたかも知れない。

 両手斧は攻撃間隔が長く、命中率もなんだか低めに思える武器なので、ゼロから育てるのには根気が必要。しかもレベルが低い内は片手剣や両手槍の方が使い勝手が良いので、両手斧はあんまり必要性を感じない。だから戦士メインの人でも育てそびれた人もいたのではないか? ローディーとしては「ああ、早めに育てておいて良かったなあ〜」と思える武器である。

 両手棍については、戦士が実戦で使う事はほとんど無い。しかし戦士はレベル71で早くも奥義が習得可能というのが意外。でも両手棍には決め手になるような強い技がほとんど無いので、戦士が両手棍を奥義習得可能なスキルまで育てるのは、かなり根気が要るだろう。

 両手鎌や両手剣は、暗黒騎士ならば強い技を使えるのだけど、戦士だと高レベルのウェポンスキル(ギロティンとかシックルムーン)が使用不可であるおかげで実戦で使うには不向き。おかげで戦士が両手鎌や両手剣のスキルを上げるチャンスはスキル上げパーティーに頼るしかないのが実情だ。

 短剣についても同様。短剣は攻撃間隔が短いためスキルを上げやすい武器ではあるが、普通のレベル上げで戦士が短剣を使う事はまずあり得ないため、スキル230まで育てるのは時間がかかりそう。

 片手棍については、昔、骸骨系モンスターがレベル上げのメイン獲物であった時代、いわゆる「骨骨ファンタジー」の頃には、骸骨が棍棒に弱いという特性を持っていた関係で、戦士が片手棍で戦っても全然違和感が無かった。が、その後骸骨の強さが強い方向に修正されてしまったため、骸骨で稼ぐ人は激減し、戦士が片手棍を使う機会はほとんど無くなってしまった。という訳で、これもゼロから育てるとなるとけっこう根気がいるだろうなぁ。(今でも骸骨相手なら片手棍はかなり有効な武器なんだけどねえ)


【両手棍スキル上げの旅】
 ローディーの斧系以外の武器スキルの現状だが、実戦で使う可能性が高い片手剣と両手槍についてもほぼスキル青。なのでこれらの武器については、この調子で行けば奥義習得クエは簡単に受けられそう。

 両手剣と両手鎌についてはレベル65の頃にスキル青にして以降ずっと放置していたので、スキル210程度で停滞。奥義習得までちょっと距離がある感じだが、まあ射程距離には入ってるとも言える。片手棍は220くらいで、これは比較的順調と言えるだろう。

 が、両手棍については完全に置いてきぼり状態なのだった。戦士は両手棍の技を全て使えるが、両手棍という武器は両手武器のくせにD値がイマイチな物が多く、ウェポンスキルも決め手に欠ける物ばかり。つまり主力武器にはならない武器であるためほとんど育てていなかったのだったのだ。この時点でスキル100ちょっと。

 が、両手棍の奥義をレベル71の段階で習得可能であるという事に気が付いて、非常に焦った。

 「やべえ! 槍とか片手剣のスキル上げをやって喜んでいる場合じゃなかった!!」

 両手槍とか片手剣とかよりも両手棍の奥義習得が目前の問題だという事に今さら気が付いたのだった。

 という訳でさっそく両手棍スキル上げの旅に出た。スキル100くらいでのスキル上げは、レベル71ならばソロでも全然問題無し。のんびりマッタリやれる。が、スキル120くらいになって、しかもサクサク上げたいとなるとソロでは早くも辛くなってきた。両手棍による攻撃はあまり強くないため、サクサク上がるような強めの敵相手だと撃ち負けてしまいそうになる。

 こういう時に頼りになるのがニャンピィ様。急遽応援を願って2人パーティーを結成。ニャンピィに回復魔法を唱えてもらいつつ、ベドーの奥でスキル上げに励んだのだった。

 この時はNMクゥダフが出現する場所に陣取ってスキル上げをし、あわよくばNMも取るという作戦を実行。そして思惑通りNMクゥダフ(左の写真)を捕まえて、レアアイテムゲット成功。獣人は倒せばお金を落とすし、ミスリル貨とかも盗めるしで一石二鳥。

 「ローディーめ・・・、食えぬ奴よ・・・」

 スキル140くらいからはオンゾゾに河岸を変え、コカトリスとかゴブリン相手にスキル育てた。ここでもNMゴブリン(右の写真)が出る所に陣取って、それを捕まえる事に成功。ただしレアアイテムは出なかった・・・。


 スキル150を超える辺りまで来ると、戦う相手がレベル71からでも「楽な相手」という連中が混じり始める。「楽」ならまだいいが、「丁度」相手だとニャンピィとの2人パーティーではちょっと辛い。

 実際にはもっと弱いモンスターでもまだまだ育てられるはずなのだけど、弱めの相手だとスキルの上がり具合が遅くなってしまうようなので、早く育てようとするとどうしても強めの敵を選択したくなるのだった。強めの敵と戦えば確かにスキルの上がりは早いのだが、リンクしたら即逃げ・・・というようなギリギリの戦いになってしまう。このスリルがけっこう面白く、クセになりそうだった(^^;

 でもこの方法ではせいぜい160とか170くらいまでが限界なような気もする。無理して2人パーティーでやるよりは、素直にスキル上げパーティーに入れてもらったり、あるいは自分で募集した方が良さそう。


 で、この段階になってちょっと気が付いた事があった。あらためて冷静になって考えてみると、戦士が装備できる両手棍には強い物が皆無と言ってもいい状況(D値の高いヤツは戦士が装備不可な物ばかり・・・)。これではいくら奥義を習得したところで戦士が両手棍を使って戦う場面はほとんどあり得ないと思われ、つまりローディーが今急いで両手棍の奥義習得に向けて努力する必要は、実は、全く無いのでは?・・・と。

 両手棍よりもむしろ両手鎌や両手剣の方がD値の大きい武器を使えるから、つまり実用性があるからして、ここはレベル72で奥義クエを受けられる両手鎌のスキル上げをやった方が良いのではないか・・・と。(戦士の場合、両手鎌は最速レベル72で奥義習得可能)

 うう〜ん(>_<;

 戦士は奥義技を習得できる武器が多いけど、9種全部の武器で奥義を習得しようとすると、スキル上げばかりやってないといけくなりそうだ。嬉しいような辛いような・・・。

 実用という点で考えれば、ぶっちゃけた話、両手棍と短剣の奥義については「もう他の武器スキルが全部青になっちゃったから両手棍もやってみっぺか」という感じになりそうだなぁ・・・。喜んでいた分だけこの現実にどんより・・・(-_-;;;


【2人でイフ釜】
 その日はナイトTさんの両手棍奥義習得のため、にゃあにゃあ団のみんなでイフリートの釜に行く事になっていた。

 集合時間までまだ時間があったので、ローディーとニャンピィはイフリートの釜の東側入口付近でスキル上げをして時間をつぶす事にした。イフ釜入口前にいるゴブリンを叩くと両手棍スキル150でもまだ上がるようなので、まったりと狩っていたのだった。

 ちょっと欲が出て、もうちょっと強いヤツはいないのかなあ?と思い、イフ釜の中の様子を見てみたが、ハチがいるだけで他には獲物になりそうなヤツがいない。ハチには「ファイナルスピア」という技があり、これを食らうとかなり危険なので、ハチはスキル上げの相手には不向きだ。

 他にどこかないかなあ・・・。あ、そうだ、同じイフ釜でも西側の入口から入ってすぐの所にはオポオポがいたはず。あのオポオポならどうだろうか?・・・と思った。ものは試しだという事で、さっそく移動。もし危なかったらエリア逃げで逃げればいいし、と考えた。


 移動の途中、道を間違えて怨念洞の入口がある方に来てしまった。この時ニャンピィは万一に備えて「怨念洞の宝のカギ」を持ってきていたので、せっかくだから宝箱があるかどうかちょっと見てくる事になった。

 そしたらあったんスよ!! 宝箱が!!!

 ただしそれは、以前ローディーが見つけた場所とは違い、アクティブで強い黒マンドラの溜まり場だった。つまりかなり危険な場所にあったのだ。

 でも、こういう危ない場所でも赤魔ならば「連続魔エスケプ」で逃げられるから、ほとんど楽勝で箱開け可能なんだよねぇ〜。ニャンピィあっさり「怨念洞地図」ゲット成功〜。

 こんな危ない場所だと普通は死ぬつもりで開けなきゃ開けられないんだけどねえ。あんた赤魔で本当に良かったねぇ〜。


【イフ釜の猿】
 ニャンピィ、怨念洞の地図も取っちゃったら、残るは(トゥー・リア関係を除けば)もうイフリートの釜の地図だけじゃん!!という事で、その方面の期待も込めてイフ釜西口に向かう2人だった。

 イフ釜西口に到着し、中の様子を見てみた。問題のオポオポはレベル71から見ると「楽」という表示。外にいるゴブリンとそんなに違わないように見える。これならスキル上げに使えるかな?と思った。

 ここでニャンピィの中の人が「お風呂入ってくるね」と言って離席。という訳で俺が1人でローディーとニャンピィの2キャラを操作して戦ってみる事にした。さっそくオポオポを釣って来て叩いてみた。そしたら強いんだこれが!! 外のゴブリンなんかとは比べ物にならない強さ。乱れ引っ掻きみたいな技で大ダメージを与えてくるわ、マジックフルーツで600とかHP回復しやがるわ、もうスキル上げどころの話じゃない。

 気が付けばローディーもニャンピィもHPが赤くなって、即逃げなきゃ危ないという状況。

 ここで運悪くニャンピィに毒ダメージを食らってしまった。こいつの毒攻撃はレベルの高い毒らしく、グイグイHPが減っていく。すぐポイゾナで解毒したい所だが、ニャンピィがサポ黒魔で来ていたため解毒魔法を使えず、そして毒を受ける前からHPが赤かったためニャンピィはもう風前の灯火状態。

 これが普通に2名でプレーしていたならば、即座にケアル回復などして簡単にしのげたはずなのだけど、2キャラを俺1人で操作していたためニャンピィ側の操作が遅れてしまい、ニャンピィあえなく毒で死亡・・・。ローディーもかなりヤバい状況だったが、ぎりぎりエリア逃げで命拾い。


 中の人が不在の時にニャンピィを死なせてしまった・・・。マズい!! 非常にマズい!! 中の人がお風呂から戻ってくる前に何とかしなくては!!!

 「Wさん・・・、今イフ釜の入口なんですが、レイズお願いできますか?(;_;)」
 「あ、はい〜。行きますよ〜」

 ありがとうWさん・・・。本当に女神様です・・・(落涙)。


 この会話を聞いたにゃあにゃあ団のみなさんは

 「誰が死んだの?」
 「イフ釜で何やってたの?」

 と質問。俺はこれに素直に答えて、事情を説明。

 事情を知ったみなさんは、

 「死体を置き去りにして逃げろ!」
 「ここで置き去りにしたら、殺される!!」
 「傷ついた妻さえ置き去りにできるソルジャー(byユーミン)」
 「死なせたのがバレたら夕食のおかずが1品減るね」
 「うん、確実に1品減るね」
 「いや、夕食を作ってもらえなくなるね」

 などと(人ごとだと思って)みなさんそれぞれ好き勝手な事を言い、リンクシェル会話に花が咲いたのだった。ええ・・・。みなさんが楽しんでくれれば、たとえ夕食のおかずが減っても私は本望です・・・。


 結局、ニョーボがお風呂から戻ってくる前にWさんがレイズ3をかけてくれて無事復活(右の写真)。これでシラばっくれれば問題無し?

 いや、この手の話は隠してもすぐにバレる。それは黒沢家の歴史(略して黒歴史)が証明している。

 それにこの件は「くろさわサンち」のネタとして面白いから是非とも日記に書きたい。つか、既にこうして書いてるし!!(^_^;;; つまりバレバレ。どうせバレるなら早い方が良い。

 「あのね・・・、ニャンピィ死んじゃった・・・」

 「ええーーー!! なんですってぇーーーっ!!!」

 「オポオポが想像以上に強くて・・・。あ、でもWさんに助けてもらったから・・・」

 「まったくもう・・・。罰としてケーキを食べなさい(^_^)ニッコリ」

 と言ってニョーボはケーキを持ってきた。え? なぜケーキ? 唐突なケーキの登場に戸惑う俺。

 はっ! ま、まさかこのケーキに毒が?!

 ニャンピィちゃんを毒殺したヤツは毒を食らって死ねと?!((((゚Д゚;))))ガクガクブルブル

 もちろん毒は入っていなかった。ケーキ美味しゅうございました。俺、本当にいい嫁さんもらったなあ・・・(T^T)o (いや、実は毎日少しずつ・・・byニョーボ)


(その後)
 みんなが集合するまで近くのモンスターを狩ってますかという事になり、Wさんを入れた3人パーティーでゴブリンやオポオポを狩った。さすがに3人でちゃんとやれば楽勝。

 そしたら1匹目で「火口の宝のカギ」が出てビックリ。それはニャンピィの物になり、さっき怨念洞の地図をゲットしたばかりだというのに、早くも「今日イフ釜の地図も取れるかなあああ!!」と興奮を隠せないニャンピィさん。

 「いや、イフ釜は、昔よりは楽になったらしいけど、それでも気軽に宝箱探しができるような所じゃないぞ。ちゃんと準備してからやった方がいい。それに『連続魔』をさっき使ったばかりだから、まだ回復してないでしょ?」

 「そうだね。宝箱探しは後でやろう。1日に2つも取ったらバチが当たるね」
 (っつーか、あんた調子良すぎ・・・byローディー)


【ボスにゃあの挑戦】
 にゃあにゃあ団の主催者。メンバーからは「ボス」とか「ボスにゃあ」とか呼ばれている、メインジョブ赤魔の猫だ。

 この人、前々から赤魔レベル70になったらソロで闇王を倒しに行くと公言していた。

 闇王・・・。ジラート導入前の最終ボス。レベル60パーティーが適正レベルというくらいの強敵。レベル70ともなればかなり楽に勝てる相手ではあるが、それはパーティーで戦った場合の話。

 闇王は「物理攻撃無効」や「魔法攻撃無効」という技を使うため、物理攻撃だけでとか、魔法攻撃だけでは倒す事ができない。また後半戦の全体攻撃連発地獄もかなり厳しい。つまり、ソロで挑んで勝つのはほとんど不可能だ。

 ただし赤魔ならば話は別。

 赤魔道士は通常攻撃も魔法攻撃も両方使えて、しかも弱体魔法のエキスパート。おまけにストンスキン、ファランクスで受けるダメージを無効化でき、さらに「グラビデマラソン」やコンバートでMP回復などやれる事がかなり多い。この多才さをテクニカルに使いこなせればソロ最強と言われているジョブだ。(獣使いは別格)

 単純な攻撃力としてはアタッカー専門職には当然かなわないが、持久力が月とスッポン。後衛の援護無しには戦えない戦士やモンクと違って、赤魔はソロでも強い敵と渡り合えるのだ。実際、ソロ戦士がギリギリで倒すようなモンスターを、赤魔が余裕で倒している所をよく見かける。

 という訳で、赤魔ならばソロで闇王を倒せる、っつーか赤魔以外には無理というのが通説だ。


 ボスは「ゲームは楽しんだ者勝ち」というのがポリシーの人で、しかもけっこう負けず嫌いな人らしい。今でこそパーティーに是非1人欲しい赤魔だけど、昔はそうではなかった。昔、まだリフレシュやディスペル、ファランクス、コンバートなどが実装されていなかった頃。赤魔道士が黒魔や白魔の代替要員でしかない、微妙な立場だった頃。そんな冬の時代を生き抜いて来た叩き上げの赤魔道士、ボスにゃあ。自然と、自分自身の戦闘テクニックだけを頼りに立ち回るという誇りを身につけた・・・のかも知れない。・・・のだよね?

 そんなボスだから、「自分の戦闘テクニックは下手ではない!」という事を確認したいという動機から、ソロ挑戦を思い立ったらしい。

 でも、赤魔ソロで勝ったという人がいるのは事実なのだけど、それは口で言うほど簡単な戦いではなく、かな〜り厳しい戦いらしい。そして予想通り(失礼!)というか何と言うか、ボスは2回3回と負け続けたのだった・・・。

 まあ1回くらいは話のネタとしてやる人もいるだろう。で、「やっぱ難しい」という事で、そこでやめちゃうと思うのだ。別にソロで勝ったところで何か具体的なメリットがある訳じゃないしね。

 ところがうちのボスはそうじゃなかった。3回4回と毎日のように挑戦し続けたんだなぁ、これが。

 このソロ挑戦。やはり薬品類を持ち込む事が必須。つまり1回やる毎にけっこうなお金を消費する。本人は「大金はかけない!」みたいな事を言ってたけど、薬品類については別腹という事ね。3回4回と繰り返したから総額ではかなりの金額になっていたはず。

 俺は、毎日のようにソロ闇王戦に行くボスを見て内心

 「ボスぅ・・・もうやめなよ・・・」
 「何があなたをそうまでさせる?」

 とか思っていた。

 ボスはレベル70になってしまっているので、今はソロ闇王戦よりもむしろ限界5の爺さん戦の方が大問題なんじゃないか?とも思っていたのだった。

 その一方で、

 「これをやらなきゃ、私ゃ先に進めないだよぉおおおお!!」
 「負けられねぇんだよぉおおお!! 負けられねぇえんだよおおおおお!!」
 (ボボボーボ・ボーボボの首領パッチ風に)

 みたいな無駄な気迫、じゃなくて、無言の気迫を感じていた。


 そして迎えた、第5回チキチキ・ソロで闇王を倒すぞ大会ぃぃいいい!!

 前日の第4回戦はけっこう良い線行っていたという事で、頑張れば勝てそうだという手応えがあったらしい。ボスにはMさんが同行して戦闘の実況中継。みんなは戦いの行方を固唾を呑んで見守った(聞き守った)のだった。

 右の写真はそのMさんが撮影した戦闘中のボス。


 「今、第1段階半分くらい」
 「スーパーエーテル キター!」

 「がんばれーー」

 「バイルエリクサーもう無し」

 「ドキドキ・・・」

 「行けそうです」
 「おおお」

 「第1段階撃破しますた」
 「おおおーー!!」
 「がんばれーーー!!」


 ・・・・・。


 ん?

 音信が途絶えた・・・。
 どうなったんだ?


 まさか、負け?



 ・・・・・。




 ・・・・・。





 「勝ちました」




 「おおおおおおおおお!!!!」
 「すげーーーーーー!!!」
 「おめでとうーーーーーーーーー!!!」
 「ボスおめでとうーーーーーー!!」


 ボス・・・。あんた、マジ凄えよ・・・。あんた本物だよ・・・。


 で、このボスのソロ闇王撃破に感動して、歌を作ってしまいました。この歌をボスに捧げます。

 聴いて下さい・・・。松任谷由実「ボイジャー」の替え歌で、「ボスにゃあ」です!

 どうぞ!!


「ボスにゃあ」
           作詞: ロード黒沢 
           作曲: 松任谷由実
           編曲: 松任谷正隆

気付いた時には視界から
消えてる迷子 ボスにゃあ

あなたの苦しさを私だけに
伝えないでいて欲しい

忘れない 自分のためだけに
粋がりたかった淋しい猫

私があなたと知り合えた事を
あなたが闇王とやり合えた事を
死ぬまで死ぬまで自慢にしたいから

爪とぎ独り乗り込んで
ズヴァールに吠える ボスにゃあ

いつでもにゃあにゃあ団を変えるものに
ボスにゃあは気付かない

逝く先はどれくらい遠いの
あと何度くらい逝くの

私があなたと知り合えた事を
あなたが闇王とやり合えた事を
死ぬまで死ぬまで自慢にしたいから

私があなたと知り合えた事を
あなたが闇王とやり合えた事を
死ぬまで死ぬまで自慢にしたいから

私があなたと知り合えた事を
あなたが闇王とやり合えた事を
死ぬまで死ぬまで誇りにしたいから

[2004/01/24]
Copyright (C) 2002, 2003 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.


戻る