ファイナルファンタジーXI
(73:裏攻略編)

裏攻略とは冥府魔道。まさに修羅の道である!!



【デュナミス攻略】
 裏世界デュナミス・・・。行ったが最後、死なずに帰ってくる事を期待してはいけない厳しい世界。

 行くのに万単位のお金がかかるし、勝っても経験値はもらえないし、そのくせ死亡による経験値ロストはしっかりあるし・・・。特別でレアなアイテムが出る事はあるものの、出る確率自体が少ない上に大人数でロット勝負するものだから自分の所に回って来る事は本当に希・・・。

 そんな厳しいデュナミスなんだけど、それでも行きたくなっちゃうのはゲーマーの性(さが)なのだろうか?


 デュナミスでの戦闘は、ただ人数の多さにまかせて闇雲に突入してもダメ。ある程度は勝ち進めるが、限界がある。なぜなら相手の数もムッチャ多く、すぐ大リンクが発生してしまうからだ。そして、周囲にいる全員が一発で即死してしまうような、凶悪な技を持つヤツも少なくない。

 これまで挑戦した経験から考えてみると、やはり全体を指揮するリーダーの能力が勝敗を分けていると思う。50〜60人もの大人数を仕切るのは極めて大変な仕事であるが、上手い人が仕切っていると戦闘の安定度が全然違う。

 反対に、ひとりの思いつきで人数を集めただけのような集団はもう悲惨。突入前から「こりゃダメくさいね・・・」という雰囲気が漂ったりする。

 実装当初は手探り状態だったデュナミス攻略も、今では攻略ルートや戦闘上の注意点など、「作戦の定番」が確立されてきているようだ。しかし、実際にそれを実行する(みんなに実行させる)のはなかなかに難しく、メンバー同士の連携がマズいと、やはりそれなりの結果にしかならないようだ。


 デュナミスでの目的は、ある条件を満たした時に出現する大ボスを倒し、その際に現れる「???」をタゲって「ハイドラ戦隊○○○○」を入手する事だ。(それにしてもハイドラ戦隊って何スか?)

 大ボスは特定の中ボスを撃破する事で出現するようになっているが、よく考えて侵攻しないと大リンクで全滅の危険が増えるし、中ボスで手間取って結局時間が足りなくなり、クリア出来ずに終わったりする。

 このような仕組みである事は夏前には既に解っていた。しかし攻略法は解っても、大人数を募集したり仕切ったりするのは極めて大変な仕事であり、また責任重大である。戦闘以前に、メンバー募集やチーム編成などの事務処理だけでも相当の手間であり、精神的にもかなりの負担になるという事は想像に難くない。なのでにゃあにゃあ団の仲間内からは、自ら挑もうという者は誰も現れなかったのだった。

 が、ある時、ニャンピィの友人Lさんのツテで「本気でクリアする事を目的としたグループ」とのパイプが出来、我々は週イチペースでデュナミスに挑戦する事になったのだった。


【裏ジュノ攻略】
 さて、この日はデュナミス・ジュノに挑戦する事になった。デュナミス・ジュノの戦闘フィールドは「ル・ルデの庭」。

 主催者グループはある程度場数を踏んだ経験者で、攻略ルートは最初からキッチリ決まっていた。そしてその指示通りに侵攻。さすがに慣れているだけあって、主催者も「今回は順調だ!」と驚くほど順調に勝ち進んだ。それまでに挑戦したデュナミス戦では序盤から苦戦するような事が多々あったが、それらとは大違いだ。銀河英雄伝説のエルンスト・メックリンガーがこれを見たならば、「一頭の狼に率いられた百頭の羊は一頭の羊に率いられた百頭の狼を駆逐するというが、まさにこれがそうだな・・・」などと感想を述べる事だろう。

 こうして我々は大ボスをポップさせる所まで行く事が出来た。ローディーやニャンピィとしては初めての経験だ。それまでのデュナミス戦では、大ボスなど夢のまた夢という感じであったので、みんな大いに意気上がった。が、実はここが最大の難関。デュナミスでは、大ボスを倒すとそれまでに倒した敵が再ポップするそうで、場所を選んで倒さないと倒した瞬間に再ポップした敵に囲まれて全滅必至だという。ではどうするのかと言うと、大ボスだけを敵が再ポップしない安全な場所まで引っ張ってきてそこで倒すのだという。

 ただしこの釣り作戦はかなりの危険を伴う作戦で、一般のレベル上げパーティーでの「釣り」とは全然違う。なぜかと言うと、大ボスや中ボスがいる場所には大量の雑魚敵が密集しており、ボス1体だけを釣ろうとしても必ずリンクしてしまう。デュナミスでは雑魚と言えどもアライアンスでないと対抗できないような感じのヤツばかりであるため、雑魚をリンクさせずにボス1体だけを釣るという事は(普通の方法では)まず不可能なのだ。だからデュナミスにおける「釣り」は、通称「囮釣り」と呼ばれる決死の作戦を行う必要がある。


【囮釣り】
 囮釣りとは、囮役は敵集団のヘイトを一身に受けて敵を敢えてトレインさせ、別に待機していた引き抜き役がトレインの中から特定の敵だけを挑発等で引き抜き、みんなが待機している所まで引っ張っていくという作戦だ。

 この時、囮役は生きては帰れない。あらかじめ決めておいた場所で討ち死にする。ヘイトを取っていた囮役が死ぬと、敵は他のパーティーメンバーを探したりはせず、元の定位置に戻って行く。この性質を利用して、特定の一匹だけを安全に引き抜く事が出来るというワケだ。一発での引き抜きが難しい場合には囮役を2段階にした「2段引き抜き」を行う場合もある。

 この主催者グループでも

 「では○○○さん、ボスを引っ張ってきて死んでちょうだい」
 「了解〜」

 「ああ、失敗」(囮役は死亡)
 「難しい」

 「うーん。じゃあ○○さん行ってきて〜」
 「はい〜」(実は決死)

 などという凄い会話がさり気なく交わされている。文字通りの決死隊なのだ。ここまでしないとクリアできないという事なのか。デュナミス、地獄なり・・・。

 この時の釣り作戦は何度か失敗。そのたびに釣り役は死亡。サルベージ作戦を行い、今度は別の人が挑戦。

 そして何度目かで成功! デュナミスジュノの大ボス「ゴブリンゴーレム」(右の写真)がやって来た。こいつをモグハウスエレベーターの前まで引っ張ってきて、そこで倒すという作戦だ。

 が、さすがに大ボス。それまでの石像とはタフさが全然違う。こいつは「デス」という、食らったら一発死亡の技を使ってくる。しかしこちらも50人以上いるのだ。攻撃を集中すれば・・・と思っている内にひとり、またひとりと倒されていく前衛。

 自分にタゲが来た時はグルグル逃げ回る事で回避。ここまで来て死んでたまるか!!!と思ってローディーが大ボスを引っ張り回している所で大ボス撃沈。

 やった!! 成功だ!!!


 ・・・と喜んだが、実はこれが大失敗。

 作戦では、大ボスはモグハウスエレベーターの前で倒す事になっていた。そこで倒せば敵が再ポップしても大丈夫という話だった。が、ローディーは階段の上まで大ボスを引っ張り回してしまい、運悪くそこで大ボスが倒れてしまったのだ。(正確には、最初の小さな階段の真ん中辺りで倒れた)

 大ボスが倒れた次の瞬間、問題の「???」が出現したが、それと同時に無数の敵も再ポップ!!! 辺り一面敵だらけというトンデモナイ状況になってしまった。(左の写真)

 こんなに敵が多くてはもうどうしようもない。次々に倒されていく仲間たち。あっと言う間に全滅させられてしまったのだった・・・。

 全滅したが、デュナミスでの全滅は日常茶飯事。一度や二度死んだくらいでいちいち騒いでいたら生きていけない。いや、死んだんだから生きてないのか? あれ?? ともかく、しばらく待てば敵は所定の位置に帰って行くはず。そうすればまた安全になるからして、そこで蘇生をすれば大丈夫さ・・・と思って成り行きを見守った。

 しかし、彼らは我々の目の前に整列して動かなくなってしまった。大ボスを倒した位置が悪すぎたようだ。

 リレイズで復活した人がこっそり「???」を取ろうと試みたが、敵が近すぎてすぐに大リンクになってしまい再度全滅。結局この回は、せっかくボスを倒したのにクリアできずに終わったのだった。ショボーン・・・。

 後日行われた2回目の挑戦では大ボスを倒す位置を大幅に変更。これが功を奏して無事撃破。よっしゃー!(ガッツポーズ)


【裏サンドリア】
 次の週は裏サンドに挑戦。二度ほど全滅の危機はあったものの何とか大ボスを撃破しクリア。裏サンドの難関は、やはり「範囲魅了」を使ってくる中ボスと、召喚タイプのオーク(右の写真)が集団で登場する所だろう。

 「範囲魅了」の中ボスに対しては、黒魔や赤魔の攻撃魔法による速攻撃破が有効。下手に前衛が叩きに行ってしまうとみんな魅了されてしまって大変な事になる。

 召喚オークが大量出現する所では、召喚獣を寝かせる事が重要。敵召喚獣のアストラルフロウをまともに食らうと、全滅必至(実際全滅間際まで追い込まれた)。これを回避するために召喚獣を寝かせるワケだ。寝かせ専門の人を決めておくのが勝利の鍵だと見た。


【裏バストゥーク】
 裏バストゥークの難関は、まず初っぱなの獣使いタイプのクゥダフ。獣使いが呼び出すサソリが範囲石化魔法を唱えて来るので、甘く見てるといきなり全滅の危機に。

 初回の挑戦で何とか大ボスを出現させる所まで行ったものの、時間切れで終了。2回目の挑戦で無事勝利した。


【裏ウィンダス】
 裏ウィンダスについても同様で、第1回目の挑戦では時間が足りずクリア出来なかったが、2回目の挑戦でクリアできた。

 4国とも、3度目以降の挑戦では余裕すら感じられるくらいになり、制限時間を1時間も残してクリアする事すらあった。やはりメンバーの慣れというのが大きいようだ。


【くろさわサンちの日曜日】
 毎週日曜日は裏攻略の日である。我々が参加している裏攻略リンクシェルでは、毎週日曜日の昼12時に突入という事になっている。

 突入は正午だが、その前準備(作戦説明や集金、突入に必要な砂時計の配布など)に1時間はかかるため、集合は11時という事になっている。

 また前日、集合場所から遠い所でログアウトしていた場合には、11時までに集合場所までたどり着かなければならないため、更に早い時間から準備しておく必要がある。つまり午前10時くらいから裏攻略の準備行動に入っている必要があるのだ。

 独身者ならばこれで問題は無いだろうが、我が家にはお腹を空かせた子供が2人いる。丁度昼ご飯を準備しなければならない時間帯に裏攻略の準備もしなければならないワケで、これがけっこう大変なのだった。

 7時起床。朝食の準備。そして朝食。

 8時。部屋の片付けと掃除。この掃除はPS2の掃除を含む。1週間の間に通風口に溜まったホコリを取り除き、プラグ類のゆるみ等が無いかどうかを確かめる。デュナミスでPS2がフリーズしたりしたらシャレにならないので、念入りにメンテ。場合によってはADSLモデムとルーターの再起動も。

 9時。今日攻略する場所の情報をインターネットで調査し、攻略情報をプリントアウト。

 10時。おもむろにログイン。集合場所の近くまで行って待機。その間に昼飯をどうするか考え、買い物に行かなければならない物があれば買いに走る。

 11時から始まる作戦説明では、パーティー編成後にみんなで場所の下見をするので、11時からテレビの前で操作パッドを握っていなければならない。しかし我が家では自分や子供らの昼食の準備があるためそうも行かない。

 いきおい昼食のメニューは簡単な物になる。コンビニ弁当、おにぎり、そうめん、ミートソースをかけるだけのスパゲッティ等々・・・。


 子供たち「おなか空いた〜」
 ニョーボ「え、もう?」
 俺「実は俺もそろそろお腹が減ってきた・・・」

 ニョーボ「あ、パーティー編成が発表されたわよ!」
 俺「そうめん?」
 ニョーボ「今日は暑いからそうめん」

 俺「ニャンピィは何アラ?」
 ニョーボ「第3アラの第2パーティー」
 俺「おっと、俺、第2パーティーのリーダーじゃんか。(リーダーは集金もするので)電卓電卓っと」

 詠二郎「お母さ〜ん。鍋がぐつぐつって言ってるよ〜。火止めるのぉ?」
 ニョーボ「触らないで。お母さんがやるから!!」
 俺「おーい。参加費1万8千Gだってさ」

 奏一郎「お母さ〜ん、ご飯食べたら○○○君ちに遊びに行っていい?」
 ニョーボ「○○○君ちは今日お出かけって言ってたわよ。いないんじゃない?」

 俺「おーい。詠二郎! 紙持ってきてくれ。紙だ!!」
 詠二郎「はーい(両面印刷してある紙を持ってきた)」
 俺「いや裏が白い紙だってばよ。これじゃなくて」

 奏一郎「お母さ〜ん。おなか空いた〜」
 俺「おーい。もう突入するよー」
 ニョーボ「あ゛ーーーーっ!!! うるさい!!」

 そりゃあもう大騒ぎです(^^;;;;;


【四聖獣への道】
 トゥー・リアの東西南北にある浮島である事をするとそれぞれに対応した四聖獣(東:青龍、西:白虎、南:朱雀、北:玄武)が出現するという。どれもメチャクチャ強くて、気軽に挑戦できるような相手ではない。それどころかこれらを出現させるのに必要なアイテムを揃えるだけでもけっこうな手間と激戦を繰り返さなければならないらしい。だから俺などには当分関係の無い世界だと思っていた。

 ところが、ある筋から「玄武などのHNMを倒すチームを作りませんか?」という話が舞い込み、結局俺も含めてシシシ団ごと参加する事になったのだった。まずは玄武をターゲットと定め、準備に入った。玄武を出現させるためには「冬石」と「北玉」というアイテムが必要との事。


(第1段階)
 「冬石」は Olla Grande という壺タイプのNMが落とす。しかしこのNMもアイテムを使って出現させるタイプのモンスターで、それに必要なのは「ロ・メーヴの水」というアイテムだとの事。そして「ロ・メーヴの水」はその近くの Aura Pod という壺が希に落とすというので、みんなで壺狩りする事に。

 こうして「ロ・メーヴの水」が何個か集まったので、Olla Grande を呼び出して対戦(左の写真)。こちらは3パーティーのアライアンスで臨んだので比較的楽勝だった。ただしこのモンスターは3体連続で出現し、全部倒さなければならないので、その点油断すると危ないとの事。これを繰り返して「冬石」を何個か確保。


(第2段階)
 「北玉」は Zipacna というゴーレムタイプのNMが落とすという。しかしいつも出現している訳ではなくて、時々しか出現しないらしい。そしてこいつを狙っているパーティーは他にもけっこういるようで、取りたい時に取れるとは限らないらしい。

 ある日、チームリーダーのKさんから「今 Zipacna が出現しているんだけど、シシシ団の方は来れますか?」という急報が入った事があった。しかしその時は俺以外誰もログインしておらず、また俺自身も別件を遂行中だったため、我々は参加できず、戦力不足のため結局敗退したそうな・・・。

 また別の日の挑戦では、途中で何人もメンバーが抜けてしまい、かく言う俺自身も、不覚にも寝落ちしてしまい、やはり戦力不足から敗北したとの事。どうもすみません・・・。


(第3段階)
 こうして数週間かかけて何とか「冬石」と「北玉」を揃えたので、いよいよ玄武に挑戦する事となった。この日は3パーティーを超える人数が集まり、リーダーKさんから戦術の説明が行われた。ここでの作戦は通常の戦闘とはかなり異なるため、今日はまず経験してみる事が目的というくらいのつもりで・・・、との前置きがあった。

 作戦はだいたい以下の通り。

 実際に戦うパーティー(フルアライアンス)とは別に救護班を用意し、死んだ人の復活を行う。

 フルアライアンスを超える人数になるので、パーティー会話は使わず、リンクシェル会話を使う。戦闘時のマクロメッセージもリンクシェルモードの物を用意する。

 激しい長期戦になるので、戦闘途中で誰かが死んだ場合はその人をパーティーから離脱させ、待機している替わりの人と交代させる。離脱した死亡者は救護班が復活させる。

 玄武は前方へのブレス攻撃が強烈なので、後衛が玄武の背後になるような位置に誘導する。玄武は強烈な攻撃魔法も使ってくるので、これはスタンで止める。スタン詠唱担当の黒魔を3人用意して、ローテーションを決めて順番にスタンを唱える。

 前衛の通常攻撃では極わずかしかダメージを与えられないため、技連携とマジックバーストによる削りがメインになる。技連携は2人1組を3チームを用意して、順番に仕掛けるようにする。

 TPは、前線から離れた場所で黙想やオポオポネックレスで貯めるようにする。玄武を殴ってTPを貯めると玄武のTPも貯まるため、強力な技を連発されかねないからだそうだ。ローディーはサポ侍で参加したので、技連携を撃った後は前線から離れて黙想でTPを貯め、TPが貯まったらまた前線に出るという事を繰り返す。つまり通常の戦いとは違って、常に叩き続けるという事はしないという作戦。


 こうして戦闘開始。あらかじめTPを300%貯めた所から開始し、開幕からウェポンスキルをぶっ放す。しかしさすがに玄武は硬く、ちょっとずつしかHPを削れない。レベル75の前衛でも通常攻撃は一桁ダメージ。いや一桁どころか攻撃が当たらない事が多いくらい。参ったね、こりゃ・・・。

 そしてこれはフェンリル戦などと同じだが、前衛が与えるダメージが少ないため玄武のタゲを固定しにくく、後衛の回復魔法や攻撃魔法のヘイトにタゲを取られてしまって玄武がフラフラ歩き回るような状態になりがちだった。

 玄武の攻撃が後衛に行ってしまうと後衛はほぼ即死。また、TPを貯めるために離れて黙想する予定だったのだが、死亡者が続出し始めるとそうも言っておられず、なし崩し的に普通に叩く攻撃メインになってしまった。

 玄武にウェポンスキルを撃つ際は、自分にタゲが来てもいいように事前に「心眼」(一回だけ攻撃を回避できる)を使って、事故死を避けるように心がけた。

 玄武のHPはジワリジワリと減っていったが、前衛の死者が増え始め、そしてついに後衛にも死者が・・・。もうこうなると盾役がタゲを取り続けるのは無理で、玄武が後衛の方に向かって行った際はローディーも挑発。こうして玄武をこちらに向かせたまでは良かったが、「心眼」を使っていたにもかかわらず、2回連続で玄武の特殊攻撃を食らってしまい、ローディーあえなく戦死。

 「くぅうううう!!」

 この時点で生きて動ける人はもう数人。救護班も死者復活に手が回らない状態だ。

 玄武のHPは残り僅かであったのだが、なにぶん通常攻撃ではダメージゼロなんて事が多い相手。ひとりふたりが普通に叩いてどうにかなるような相手じゃない。ひとり、またひとりと倒されていく。最終的には戦士Lさんがサシで挑むような形になってしまった。

 死体状態のまま「ああ、こりゃダメだ・・・」とあきらめていたら、Lさんが粘る粘る。攻撃をまともに食らえば一撃死もある相手に対して、けっこうな時間叩き続けていた。これで何か強い技が来てしまったらおそらくそこでゲームオーバー・・・と思っていたら突然玄武がガクッと膝を折った。



 え?



 「勝った!」
 「やったあーーーーーーー!」
 「すごいーーーーー!!!!」

 アライアンスの9割方が死亡した状態で、辛くも勝利。主催者のKさんは、「実は、一回目で勝てるとは思っていませんでした」などと言っていた。


 ドロップアイテムは、玄武盾、北極の風、玄武印章、海霊の免罪符(頭)、オックスブラッド、などであった。

 あらかじめ決めていたルールで、ドロップアイテムは参加者が欲しいアイテムを1個だけ指定して取り合う事になっていた。(詳細にルールを決めてあった)

 急いでアイテムの配分をしないと不本意なアイテム配分になる恐れがある。しかし死亡状態だとロットインができないので、急いでレイズ復活。レイズ3を使える人が死んでしまったのでレイズ1で復活したりして、大急ぎで復活を試みたが、間に合わず、自動的に配分されてしまった。

 結果としては、他人に渡せないアイテムについては自分が装備できない装備品を取ってしまったというような事にはならずに済んだ。つまり結果オーライ。また、渡せるアイテムについては後でサイコロ勝負をして獲得者を決められた。

 それにしても、この玄武ですら四聖獣の中では最も戦い易い相手だと言うのだから恐れ入る。四聖獣を制覇し、その後に控える麒麟をも倒した人達っていったい・・・。

[2004/09/15]
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