ファイナルファンタジーXI
(74:虚ろへの挑戦編)

虚ろと鬱は語感が似てるよね



【プロマシアの呪縛、開始】
 追加ディスク「プロマシアの呪縛」は、もちろん発売初日からインストール。でもジラートの時のような、初日から大騒ぎという感じではなく、意外に静かなスタートだった。俺としてもプロマシアミッション(通称プロM)はちょっと様子見気分だった。

 話を聞けば、まずはホラ、メア、デムの3カ所の「プロミヴォン」に入り、それぞれのボスを倒さなければならないという。試しにちょっとだけ入ってみたが、入り口付近は簡単だが奥に進むほど敵が強くなり、ボスの所まで進むのは1パーティー単独では無理っぽいという手応え。(この点は後で修正されたとの事)

 それにしてもプロミヴォン内の風景はどこもかしこもスカスカ。頼りなく薄っぺらな地面。おぼろで中味が抜けちまったよう。建物らしい物も同様にスカスカだ。徘徊しているモンスターも、どいつもこいつも魂の抜け殻みたいな連中ばっかり。(その割には強いのがちょっと納得いかないが)

 雑誌の記事なんかを読むと、FF11の最終的な敵は「虚ろ」なんだとか。このスカスカ具合が虚ろって事なのか? う〜ん、「虚ろ」って何だろう・・・?

 そしてこのプロミヴォンってのは何なのだろうか? ホラ、メア、デム、ヴァズの4カ所にそれぞれ対応するプロミヴォンがあるそうだが・・・、という事は地下にあるという4つの「母なるクリスタル」に対応しているのだろうな。という事はつまり「プロミヴォン」はクリスタルの中って事?

 それが中味スカスカになってしまっているという事は、つまり世界の終わりって事か?! 原因は? 対策は? この先いったいどうなるの?! あたし怖い・・・あたし怖いの・・・。(なぜ女言葉?byニョーボ)


【リアルの虚ろ】
 昨年、業務上のプレッシャーに負け、職場でぶっ倒れてしまった俺。それ以来ずっと体調が悪い。複数の病院で診てもらったが、「不安障害」だとか「抑鬱症状」だとか言われた。一時は回復したように思われたけど、結局今年の5月からは会社を休職して自宅療養状態。

 この抑鬱という症状は、自分がなってみて初めて解ったのだが、はた目から見るよりもずっと辛い。何もやる気になれない。ただ寝ている事すら辛い時もあるし、ひどい時には水も飲めなくなる。何がどう辛いのか上手く表現できないが、とにかく辛いのだ。で、思ったのだが、もしかしてこれが「虚ろ」ってモンなんじゃないかな?って。生きる気力が無くなった状態。存在がスカスカ。中味が無くなってしまったような・・・。

 毎日が日曜日状態なので、それこそFF11を一日中プレーする事も可能。・・・なのだけど、寝てる事すら辛い時にどうしてFF11をプレーする事が出来ましょうや? 夜の固定パーティーだけは欠かさなかったものの、それ以外ではほとんどプレーする気力が湧かない毎日だった。(え? 昼間もちょくちょくローディーを目撃した事があるって? ははは。そりゃ何かの見間違え。そうでなけりゃ他人の空似ってヤツですよ、旦那ぁ)


【戦いの歌】
 そういうワケでこのFF11日記の執筆意欲も減退してしまい、気が付けば2ヶ月も更新無しの状態。まさに、ヴァナ・ディールの「虚ろ」が俺を蝕んでいる?! ヴァーチャルがリアルを浸食?!

 鬱症状の恐ろしい所は、気力全般が無くなるため「病気を克服しよう」という気すら無くなってしまうという点だろう。医師からは「無理しない」「頑張らない」事が重要だと言われた。しばらくはゆっくりしろ、と。

 そんなある日、音楽を聴くと症状が和らぐ(やる気が出てくる)という事に気が付いた。音楽を聴くと不思議に心が立ち上がる。「癒し」なんて言葉は使いたくないけど、歌が俺の心を押し上げる。

「プロマシア・チャレンジャー」
作詞 ロード黒沢
作曲 たなかひろかず
勇気リンリン 元気ハツラツ
興味シンシン 意気ヨウヨウ

レベル制限装備 準備完了

猪突モウシン 油断タイテキ
阿鼻キョウカン 死屍ルイルイ

遙か彼方 山の向こうの
タブナジアに昇る朝日よ
空っぽの世界になんてさせはしない
トンズラチョコボ跳ばして進もう

ワクワクしたいよ
僕らの冒険はまだまだ終わらない

新しいエリア
誰も知らない敵と戦って行くんだよ

暗中モサク 紆余キョクセツ
臥薪ショウタン 捲土チョウライ

期待と不安 挑戦するよ

絶体ゼツメイ 半死ハンショウ
危機イッパツ 起死カイセイ

全部クエスト コンプしたいよ
簡単過ぎたらつまらないけど
少しずつ進むミッション
ヒントが無くちゃ先には進めない

ドキドキしたくて
プロマシアディスクをインストールしたのは
僕たちこそが真のクリスタルの戦士だからなんだよ

全部クエストやらせてくれよ
難し過ぎたらやめちゃいそうだから
ウェブ検索 うわさ頼り
きっと焦っちゃコンプは出来ない

ワクワクしたいよ
僕らの冒険はまだまだ終わらない

新しいエリア
誰も知らない敵と戦って行くんだよ

 勇気リンリン 元気ハツラツ
 興味シンシン 意気ヨウヨウ

※ポケットモンスター・アドバンスジェネレーションの主題歌「アドバンス・アドベンチャー」より


 それぞれの人の為にひとつの歌がある。
 それぞれの歌を胸に響かせ今日も進もう・・・。


【プロミヴォン攻略】
 プロマシア発売から一週間程度は、ホラが一番難しいとか、いやデムが一番難しかったとか、情報が錯綜していた。我々はまず、「一番簡単」と小耳に挟んだメアから挑戦してみた。

 内部はレベル30に制限されるため、30装備を用意。ボスまでは3つのワープポイントを抜けなければならないが、ワープポイントを開く所から既に勝負。光る玉を攻撃して倒せばワープできるようになるのだけれど、ハズレもあるため、必ずワープできるとは限らない。また、ワープポイントの周囲にはアクティブな雑魚敵が配置されており、ワープイベント中にこいつから攻撃されるとワープイベントが中断されてしまい、つまりワープできなくなる。だからこれら雑魚敵を完全に掃討した後にワープしなければならない。そして奥に行くほどこの雑魚敵は強く、多くなっていく。

 ワープポイントが開いている時間が2分間(当時)と短い上に、雑魚敵のポップ間隔がやたらに短いため、3番目のワープポイントでは雑魚を1パーティーだけで掃討するのはまず無理という状態。ワープを強行して、メンバーの何人かが取り残されてしまったりすると、パーティーが分断されてしまい、攻略を断念せざるを得なくなってしまったるする。実際、初回はこのパターンでパーティー全滅・・・。

 このようにボス戦もさることながら、と言うかむしろ、そこに到達する事の方が困難なのだった。ボス前まで手っ取り早く到達するにはある程度の人数が必要だ。そこで、一緒に攻略に行くパーティーを募集し、アライアンスを組んで行く事にした。

 攻略パーティーが集合するであろう時間(夜8時前後)に合わせてジュノ各層でシャウト。一緒に行く仲間を募った。この作戦は功を奏し、毎回3〜4パーティーで突入する事に成功(左の写真)。結論から言えば、ボス戦よりもボスの前までたどり着く方がよっぽど困難であった。ボスの前まで行くには2時間以上かかったが、ボス戦には10分もかからない、という感じ。まるで大病院での診察待ちみたいだ。

 で、まあ、色々あって「メア」「ホラ」「デム」の3カ所を攻略する事に成功。無事にタブナジアに到達できたのだった。

 ただしこれら3カ所のボスはどれもかなり強く、メインジョブのレベルが30になったばかりの人が普通に集まってそのまま勝てるほどは簡単ではないように感じた。つまり、高レベルでの各種バトルで培われた経験、戦闘テクニックがバックグラウンドにあるようなパーティーでないと、全滅の危険性大・・・。その位の難易度だと感じた。(右の写真はホラのボス)

 プロマシアミッション、こののっけからこの難易度。レベル制限を入れる事によって初心者にも攻略しやすいかと思わせておいて、この難易度設定はいかがなものかと・・・。


【フォミュナ水道】
 タブナジアに到達したらしたで、ドラマは急展開。今度はフォミュナ水道でミノタウルスを倒して来いという話になった。まあここは現地で同じ目的のパーティーが自然発生的にアライアンスを組む事になり、わーっと人海戦術的にクリアしてしまった。が、これも事前情報無しの1パーティーで行くとしたらかなりの難関。つか、これをクリアする方法を初めて発見した人って、かなり凄いんじゃないでしょうか。


【謎の敵、出現】
 そして舞台はリヴェーヌ岩塊群サイトA01へ。ここで新たな敵が出現。ジュノの手のモノと思われるヤツらが突如として現れ、「人型だけど人間じゃないヤツら」を繰り出してくる。うむうう・・・ここでも再び古代ジラート人の野望と戦わなければならないのだろうか!?

 バトルフィールドに突入すると、3体の人間型の敵(左の写真)が待ちかまえていた。彼らは戦闘中にジョブチェンジでき変幻自在。おまけに1体だけでもかなり強い!! 初回は1体も倒せないまま敗退。

 こいつらは「物理攻撃無効」や「魔法攻撃無効」になる技を使ってくる。おまけにそれぞれの無効状態の時にその攻撃を当ててしまうと、ダメージ分のHPを回復してしまう。なので、ログを読まずに漫然と戦っているといつまで経っても倒せない。別にボンヤリしてたワケじゃないんだけど2戦目も敗走・・・。

 これは相当な準備をしてから臨まないと勝てそうにないねという事になり、後日準備を整えて再戦。作戦としては、まず召喚士がアストラルフロウを使って3体に大ダメージを与え、それによって敵のヘイトを召喚獣に集める。次に忍者のCさんがこの3体の中から1体を引き抜き、引き連れて逃げ回る(いわゆるマラソン)。更に1体を戦士ローディーが引き抜き、こいつに対して残りの4人(戦士、狩人、黒魔、白魔)で戦う。

 1体に4人がかりでもなかなか手強い。しかし1体にあまり時間をかけているとマラソンをしている忍者さんや召喚獣が持たない。なので最初の1体は速攻で倒す作戦。つまり1体目に対してマイティストライクやイーグルアイ等の切り札を使う。もちろんハイポーション等の薬品類も惜しみなく。物理無効状態や魔法無効状態はローディーが見切る役をし、もしその状態になったら全員にそれを知らせる警告マクロを用意した。

 こうして1体目を倒す事が出来れば、残りは2体。1体に対して5人で戦う形になる。これも倒せれば最後は6対1。最初の1体を早く倒せば後は楽になる勝負だと見た。

 ここの敵は倒すと「イエローリキッド」というアイテムを落とし、これを敵に対して使うとジョブチェンジしなくなるとの事。もし敵が自分たちに有利なジョブにチェンジしたらイエローリキッドで固定してしまえば戦い易くなるという。

 これもローディーが担当して実際に使ってみたのだが、真剣勝負の中という事もあって、どの程度効果があったのかはよく解らなかった。いやそれ以前に、どのジョブで止めるのが一番楽なのか結論がまとまらず、最終的には槍を持っているジョブで固定すると良いという事になったのだが、実戦ではそのジョブにチェンジしなかったので、結局何が何だか判らないまま終了。

 ともあれ、3戦目にしてギリギリの勝利(右の写真)。

 何なんでしょう、この難易度の高さは! まだ序盤だっつーのに、カムラ戦やエルド戦をやってるような緊張感ですよ。あらま。どうしましょ。
[2004/10/31]
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