ファイナルファンタジーXI
(89:ディアボロス編)

アトルガン発売前になんとかゲットしたい!



【空蝉の術:弐を求めて】
 ニャンピィがまた忍者を育て始めた。サポジョブに忍者を選択できるよう、レベル37まで上げたいらしい。

 ニャンピィが忍者を育てた事はこれまでにもあった。しかし、忍者がレベル37で覚えられる忍術「空蝉の術:弐」〜それは忍者にとって必須中の必須の術〜の競売における相場がベラボウに高いため購入に踏み切れなかった。(ま、ベラボウと言っても100万G以下。買う気になれば買えるけど、昔の相場を知っているので高値で買うのは何だか悔しいから買わない)

 空蝉弐が使えない忍者など歌を歌わない吟遊詩人も同然。こうしてニャンピィは、「空蝉弐が買えない」という理由で忍者上げをあきらめていたのだった。

 ローディーが忍者を育てていた当時でも「空蝉の術:弐」は他の術に比べて相場は高かったが、万年貧乏のローディーでも買って買えない金額ではなかった。が、今は何がどうしてか、当時の10倍近い相場になっており、貧乏人にはちょっと手が出ない状況に陥ってしまっていたのだった。

 「獣人印章BCに行って空蝉弐を取ろう」

 ニョーボが言った。

 買えぬなら 手に入れてしまえ ホトトギス

 一向に下がる気配の無い競売相場に見切りを付け、自ら取りに行こうと決心したニャンピィ。そして、当然の事のように協力する事になったローディー。我らが行く先に待つモノは果たして何か。


 戦利品として空蝉弐が出る可能性のあるBCと言えば獣人印章40個で行くウサギBCやミミズBC。ウサギBCは獣使いパーティーならば連戦可能だが、一般的なパーティーではちょっと辛いかも。

 ミミズBCは以前、BC内でパーティーを再編するという奇策で勝利する事ができたが、今では仕様が一部変わって、その作戦は使えなくなったらしい(実際の所は知らない)。が、ニョーボによると、黒魔を揃えたパーティーならば連戦連勝が可能だという。

 作戦はこうだ。まずローディーは吟遊詩人(サポ白)。他の5人は全て黒魔というパーティーを作る。開幕一番、黒魔のひとりが真ん中にいるボスミミズめがけて精霊の印付きのスリプガを撃つ。すると全てのミミズが眠るので、雑魚ミミズが寝ているスキにボスミミズに黒魔5人の魔法攻撃を集中し、これを倒す。

 ボスミミズには「引き寄せ」があるため、タゲられると引き寄せられてしまうが、黒魔5人で火力を集中していればすぐにタゲが他の人に移るので安全に逃げ帰る事ができる。(バインドで動けなくなる事もあるが、たいていは大丈夫)

 この時詩人は耐震カロルとバストンラを重ねがけしてパーティーの耐土性をアップする。ミミズの遠隔攻撃で痛いのはストーン系やストンガ系の魔法なので、耐土性を上げていればガンガン食らっても十分に耐えられる。

 で、ボスを倒してしまえばもう「引き寄せ」られる事がなくなるので、一旦安全地帯まで後退してMPを回復する事が可能。時間はたっぷりあるのでフル回復。そしたら後はやりたい放題だ。危なくなったら後退して休めるので、よっぽどの事が無い限り死者ゼロで勝利する事ができる、との事。

 この作戦は以前ニャンピィが黒魔パーティーに誘われて行った際に体得した戦法。やり方さえ解ってしまえばもうこっちのモノ。問題は人集めだ。何せ黒魔を4人集めなければならない。(ローディーは詩人。ニャンピィは黒魔で行くから)

 ローディーが同行するという事を確認したニャンピィは、慣れないシャウトで人集めを開始。しかしおいそれとは集まらない。レベル40制限のBCなので、装備を整えるのに時間がかかるからして、「行きたい」と思っても二の足を踏む人が多いのかもしれない。

 「当たりは空蝉弐、イレースなど」などと釣り文句も入れて叫び続け、結局2時間ほどかかってメンバーを揃え、その日、午後出発。

 ミミズBCは初めてという人が多いので、作戦を説明。本当にそんなに上手く行くのかなぁ?という不安もあるが、やってみるしかない。


 ・・・・・・(中略)


 勝利(^_^;;;;

 ほぼ計画通りに勝利できた。何だ。やってみれば簡単じゃん! 「そうか・・・。黒魔で来ればこんなに簡単に勝てたのか」と漏らす人もいた。そうなのだ。前衛が1匹ずつ叩いていく作戦でも勝てる事は勝てるけど、けっこう大変なんだよねえ。

 で、1番目の人の戦利品で「空蝉の術:弐」が出た。

 「出たー!」
 「当たりです〜」

 これはさい先が良いと鼻息が荒くなるニャンピィの中の人。・・・が、ローディーの回でもニャンピィの回でも、それ以外の3人の回でも空蝉弐は出ず仕舞い。

 「そうだよね・・・。そんなに簡単に出るくらいならあんなに相場高くならないよね・・・」

 ショボーン・・・(´・ω・`)

 ローディーとニャンピィが手に入れたのはネメシスイヤリングとかいう大した効果も無いような耳装備。こんなのが手に入ってもしようがないよなぁと、トボトボ帰路についたのだった。

 が、このネメシスイヤリング。実はかなりの高額で売れるという事が判明し、一転して大歓喜に。思わず顔がニンマリ。どうしてこんな、何の変哲も無い装備が高額で売れるのか非常に不思議だが、ともかくその日の内に売れてしまった。目的の物こそ出なかったものの、大幅黒字決算で終了したのだった。

 今にして思えば、この時儲けたお金で空蝉弐を買っても良かったのだ。がしかし、なぜかそのような考えは浮かばず、2日後に再びミミズBCに挑戦する事になったのだった。そして今度のシャウトでは「ネメシスイヤリングも出る可能性あり!」という文句が加わっていたのは言うまでもない。

 ニョーボ「なんかさぁ、私がやると絶対に空蝉弐、出ない気がするの。そういう運が無いというか」

 俺「・・・・・・」

 ニョーボ「でもローディーだと、運良くポロッと出る事あるジャン? 前に宝箱50BCでレアな古代魔法出たし。そこに期待してるワケよ」

 俺「・・・・・・(´_ゝ`)」


 で、結論から言うと、後日行われた第2回、ミミズ6連戦大会において、ローディーの回に1個出た。(それ以外の回は1個も出なかった)つまりニョーボの予感は的中した形だ。

 俺「む! キタ!」
 ニョーボ「やったーーーーーー!!!!」

 俺「ふうう。しゅう〜りょ〜」
 ニョーボ「これでもうミミズ大会やらなくて済むね。良かった〜」



【ディアボロスを我が手に】
 あのちょっと、いや、かなりキモい外見のディアボロスが召喚獣として使えるようになったとの報を聞いた我々はさっそくクエストを受け「異界の口」へと向かったのであった。が、初戦は実にあっさり敗北してしまったのであった。

 だってだって、ディアボロスがスリプガを使ってくるなんて聞いてなかったしぃ〜。何だか以前戦った時よりも強い感じだしぃ〜。全員眠らされてそのまま全滅だしぃ〜。

 あのWさんはいち早くディアボロスをゲットしたそうだけど、何度も何度も失敗した上での勝利だったんだって。こいつはフェンリル戦と同じくらい覚悟を決めてかからないと勝てそうもないでヤンスねぇ〜・・・。

 と、これが実装直後の頃の事。あれから数ヶ月。いまだに何もできないでいるローディーだったが、先の日記で書いたように「プロマシアの呪縛」までのメインストーリーを決着させたという事と、「アトルガンの秘宝」の発売が迫ってきているという事から、何とかディアボロスをゲットしたいという熱意がこみ上げてきたのだった。

 行くなら仲間を集めなければならない。サーチでコメントをチェックしてみると、ディアボロス戦(クエスト名「笑み曲ぐ夢魔と」)に行きたいという人がけっこう見かける。これならシャウトすればすぐ集まるのではないかと思った。

 シャウトで一般から参加者を募るというのはけっこう勇気と気力を使う行為で、軽い気持ちではできない。「よしっ!!」と心の中で気合いを入れて、いざシャウト。

 「明日21時から『笑み曲ぐ夢魔と』行きます。死んでも泣かない勇者、4人募集!」

 ルルデの庭、ジュノ上層、ジュノ下層、ジュノ港。4カ所叫んで歩いたが反応は無し。まあこんなモンだよね。最初は。先のミミズBCの募集の時だって2時間くらいは叫んだからね。ニョーボはサーチで挑戦希望を表明している人をチェック。前の日には2人ほど見かけたのだが、今日は見当たらない。

 1時間経過。やっと1名反応あり。

 Yさん「募集しているジョブは何ですか?」

 こちらはローディーが戦士か白魔。ニャンピィが赤魔、白魔、黒魔が可能だから、できれば前衛ジョブが欲しい所だ。

 俺「できるジョブは何がありますか?」
 Yさん「白です」

 ニョーボ「だとローディーは戦士確定だね。ニャンピィは黒かな?」

 俺「了解しました。明日9時、庭シグ前集合でお願いします。あ、あとスリプガ対策の毒薬など、薬品の用意もお願いします」
 Yさん「わかりました。よろしくお願いします」

 募集するメンバーは、最終的にパーティーとしてジョブのバランスが取れていないと勝てるパーティーにならないから、「来る者は拒まず」というワケにはいかない。打診が来てから「ジョブ構成的にちょっと合わないので・・・」と断るのは精神的に辛いので、新しいメンバーが追加されるたびにシャウトのセリフを(「前衛できる方、あと1人」など)変更して対応した。

 てな感じで、2時間ほど叫びまくって何とか6人揃えた。ジョブ構成は、戦暗赤白黒黒。前回の経験から、全員服毒、及び耐睡眠アップの食事としてカレーを用意。

 Aさん「他に何か必要な物はありますか?」

 ローディー「後は・・・、後は勇気だけだ!!!」

 Aさん「今日は勝てそうな気がする」

 ニャンピィ「Aさんも何度も負けたんですね(^^;;;;;」

 現地に到着。まずは作戦説明。前衛組(戦暗赤)と後衛組(白黒黒)に分かれ、立ち位置も離れた場所にする。序盤、前衛にタゲが固定するように後衛は攻撃魔法を控える。ディアボロスのHPが半分くらいになったら全力モードに移行し、「マイティストライク」や「魔力の泉」を駆使して残り半分を一気に削る、という作戦。

 いざ戦闘開始。作戦通りディアボロスを叩きまくるが、全然HPが削れない。それどころかこっちのHPがグングン減っていく。おかしい。ちゃんと攻撃は当たっているのに・・・。と思ってログをよく見てみたら、ディアボロスはドレインを使って前衛のHPを吸っているじゃあぁ〜りませんか。それも一度に凄い量を吸われている。与えるダメージ以上にダメージを受けているため、後衛は前衛のHP回復で精一杯。

 これじゃあいくらやってもラチが開かないと思い、全力モードに移行しようとしたが、時すでに遅く、全力も何も無いまま全滅してしまった・・・orz

 く・・・。前衛の攻撃でHPを削れると思ったのがそもそもの間違いだった。

 「長期戦になるとダメっぽいですねえ」
 「開幕から全力で畳みかける作戦に変更しましょう」


【2回目】
 幸か不幸かまだ2時間アビリティやイカロスウィング等の妙薬(再使用できるようになるまで時間がかかる)を使用していなかったので、すぐに再挑戦する事になった。

 ニャンピィ「開幕、黒2人で同時にブリザガ3を当てましょう」
 ローディー「?」

 開幕で後衛が強い攻撃を当てるとタゲが後衛に固定されてしまい、即死の可能性が高くなる。まさかそんな無謀な事はすまいな、と思った。

 そんな打ち合わせ不足のまま始めた作戦が上手く行くワケが無い。ニャンピィを含む黒魔2名は時刻を合わせて同時にブリザガ3を当てるつもりで詠唱に入ったが、タゲは先に前衛が取る物だと思っていたローディーはひとり飛び出てデシメーション2連発(オポオポネックレスでTP貯めての1発目と、イカロスウィングによる2発目)。結果、何が何だか分からない内に全滅。

 ニャンピィ「何でローディーが先に出ていくのよ!」
 ローディー「前衛が技連携してから後衛が全力攻撃だろ?」

 ニャンピィ「違うって!! 黒魔2人が開幕攻撃するの」
 ローディー「え・・・そんな作戦聞いてない」

 ニャンピィ「分からないなら分からないって言ってよ!」
 ローディー「あうう・・・(目がちょっとウルウル)」

 そんな内部の打ち合わせ不足もあったが、ディアボロスの「ナイトメア」の効果範囲が広いため、後衛が離れた位置に陣取っても結局食らってしまうという事、そしてナイトメア対策に食べたカレーの効果が実感できなかったという事、また黒魔の攻撃魔法はかなり効果大だという事などが判り、これを教訓に第3戦を準備する事になった。

 今回は2時間アビリティ全開で戦ったため、それが再使用可能になるまで待たなければならない。待つとなると夜中の12時くらいまで待たなければならないが・・・。

 「続きは明日にでもしましょうか・・・」
 「明日だと参加できません」
 「私もです」
 「だと今夜中にやってしまいたいですねえ」
 「みなさん、2時間待ち、大丈夫ですか?」
 「はい」
 「おk」
 「じゃあ11時半くらいまで離席しますね」
 「一旦ジュノに戻って薬を補充しよう」


【一瞬の勝負】
 夜中の12時。再び現地に集合した面々。今度の作戦は、黒魔2名による精霊の印ブリザガ3発動を合図に前衛が飛び出して全力攻撃。あらかじめオポオポネックレスでTPを貯め、マイティーストライク、バーサク、アグレッサーをしてからデシメーション。そしてすぐさまイカロスウィングを使ってもう一度デシメーション。その間、赤魔は連続魔スタンでディアボロスの技を防ぐ。

 「では、00分から詠唱開始という事で」
 「はい」

 ローディーはディアボロスをタゲって戦闘モードへ。シーンと静まりかえったバトルフィールドに「カシャッ」「カシャッ」っという武器を構える音だけが響く。

 ゴゴゴゴゴ・・・(詠唱開始)

 生唾ごくり。

 ズババーーン!!! 印ブリザガ3がダブルで炸裂。これだけでディアボロスのHPをかなり削った。

 「ニャンピィは引き寄せられた!」

 全員、密集隊形でディアボロスに突撃。

 デシメーション! スピンラッシュ! 全力のウェポンスキルを当てても黒魔(ニャンピィ)に行ったタゲが剥がれない。挑発! まだ剥がれない。ウォークライ! 剥がれない! ニャンピィはディアボロスの集中攻撃を受け轟沈。

 イカロスウィング使用! デシメーション! スピンラッシュ! サンダー3! スタン!

 ディアボロスのHPはもう9割方削れている。行ける!! と、思った所でディアボロスのスペシャルアビリティー「ルイナスオーメン」が発動!!

 パーティー全員のHPがいっぺんに二桁に!! ぐわあああああ!!!

 いや、こっちもHP赤だけど、向こうもHP赤だ。次の一瞬で勝負が決まる!!

 ヒョヒョヒョワァァアアア〜〜〜。パーティー全員のHPが全快した。白魔さんの「女神の祝福」だ。よっしゃーぁあああああ!!

 「勝った!!」

 勝利を確信した直後にディアボロス沈黙。

 「やった〜〜」
 「うし!」
 「ないす、めがみ!」
 「女神ナイス!」

 戦闘時間は実質1分間程度であっただろうか? まさに一瞬で勝敗が決まる、居合いのような戦いであった。

 こうして念願のディアボロスをゲットした6人は、サルタバルタで初召喚。みんな至福のひとときを過ごしたのであったとさ。

 めでたしめでたし。

[2006/04/15]
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