ジ・アイ・オブ・ジャッジメント
機神の叛乱

こういうゲームを夢見ていた人はけっこう多いのでは?



【トレーディングカードゲーム】
 「マジック・ザ・ギャザリング」登場以来、「遊戯王デュエルモンスターズ」「ポケモンカードゲーム」「デュエルマスターズ」などなど様々なトレーディングカードゲームが流行した。

 我が家の子供らも、「デュエルマスターズ」については、一時期狂ったようにプレイしていたものだった。(「ポケモンカード」は、あるイベントで正規のトレーナーから教えてもらったにもかかわらず、全く流行らなかった)

 その当時俺は、あるカードに関連したビジネスの端っこに一枚噛んでいた関係で、ICカードをトレーディングカードゲームに応用するというアイデアを上司に提案、プレゼンした事があった。

 トレーディングカードゲームはルールが複雑で、特定の場面で特定のカードに特別なルールが適用される事があったりして、慣れない内はゲーム進行が難しい事がある。このゲーム進行をゲーム機にやらせる事ができれば、そしてテレビ画面に実際にキャラクターが戦う様子が表示されれば、かなり面白い事になるはず、と考えた。

 イメージとしては「こんなゲームがあったら俺も欲しい!」という確信があったのだが、残念ながらそのイメージを実現させる技術的なアプローチが思いつかず、また、バンダイ等、ゲームやキャラクター物に強い企業が既に着手しているという情報を知り、結局挫折したのだった。

 実際に稼働している電子的カードゲームの例としては、セガの「ワールドクラブ・チャンピオンフットボール」やバンプレストの「機動戦士ガンダム・カードビルダー」などがあるが、どちらもアーケード専用で、しかも俺がイメージしていた「デュエルマスターズ」系の物を実現した物ではない。

 が、遂に俺が考えていたような家庭用カードゲームが出た。PS3専用「ジ・アイ・オブ・ジャッジメント」がそれだ。

 PS3にカメラを繋ぎ、そのカメラでフィールド上のカードの種類や向きを観察して、対戦をTV画面上で進行演出するという物だ。当初俺が考えていたICカードを使うというアイデアは、そもそもICカードのコストが高すぎるため、カードを大量に使うゲームはコスト的に無理という根本的な問題があった。なので、このアイデアには完全に脱帽m(_ _)m

 前述の「ワールドクラブ・チャンピオンフットボール」や「機動戦士ガンダム・カードビルダー」では、ICカードは管理用の1枚だけにしたり、あるいはICカードを使わない方法でゲームを実現している。そして今回発売になった「ジ・アイ・オブ・ジャッジメント」でも、ICカードは使わず、カードに書かれた特殊なコードをカメラで認識する方法を採用している。

 左の写真は、「ジ・アイ・オブ・ジャッジメント」でクリーチャーのカードをカメラの前に差し出した所。

 そのカードのキャラクターが、リアルの画像と重ね合わされた状態で、ゲーム画面に表示される。

 ネット対戦も可能という事で、これは非常に楽しみ。(カードゲームは人対人じゃないと面白くないので、遊び相手を探すのが第一関門だったりする)

 こんなゲームが実現するなんて、なんか、感無量だ。


【実際にやってみた】
 ゲーム内容は、3×3のフィールド上でカードを戦わせて、先に5マス占領した方が勝ちというルール。右の写真が全体像。手前がフィールドのシート。カメラでフィールドを撮影し、それがテレビ画面に映し出される。

 USB接続のカメラが同梱されていて、これで撮影したフィールドがテレビ画面に映し出され、フィールドにカードを置くとPS3がリアルタイムでカードを認識し、カードの上にモンスターが乗っているような感じに重ね合わせて表示されるようになている。

 このカードの認識能力はかなり速く、夜の室内のような、普通のビデオカメラにはちょっと暗いような場所でも問題無く認識される。

 カードの置き方には向きの概念があり、更に地形効果に似た概念をプラスする事で、フィールドが9マスしか無くても戦略性が出るよう工夫されている。

 ただし、この手のトレーディングカードはみんなそうなんだけど、ルールを覚える事や、数十種類のカードの内容を把握しておかなければならないという点が、やはり敷居を高くしている。トレーディングカードに慣れていない一般ピーポーは、まずこの時点で拒否反応を起こしてしまう可能性がある。ウチの子供らは以前「デュエルマスターズ」に熱中していた経験があるので、比較的すんなりと内容を把握できたようだ。(俺は上記のような経緯があったので、このゲームには「絶対やらねば!」という義務感みたいなものを感じていたので、速攻予約で購入したのだった)

 トレーディングカードゲームは「対戦相手がいないと遊べない」という点が難点だったが、このゲームではPCが相手になってくれるし(しかも強い)、ネットワークを通じて世界中の人を相手にプレーできるようにもなっている。

 対戦相手とのコミュニケーションは、音声や文字で可能との事だが、慣れていないとちょっと抵抗を感じるかも・・・。(ちなみに、Wiiの、ネット上でポケモン対戦ができるゲーム「ポケモン・バトルレボリューション」は、相手と全くコミュニケーションが取れない仕様だったので、面白くなかった)

 あと、トレーディングカードは、付属してくるスターターデッキ以外に、ブースターとかテーマデッキとかが別に発売されている。だが、これを書いている11月初旬の時点では、どこの店でも品切れで、買いたくても買えない状態が続いている。

 ちなみに、公式ホームページには、このゲームセットを購入すると数量限定のプロモーションカードが1枚もらえる、と書かれているのだが、発売のかなり前からアマゾンに予約を入れていたのに、何も付いてこなかったんですが・・・orz (アマゾンでは、そういう外付けの特典はもらえない事があるらしい)

[2007/11/8]


戻る