感動の一品
【ソニー、DCR−PC10(DVカムコーダー)】 それまでHi8のカムコーダーを使っていたのだが、これを手にしたらもう後には戻れなかった。 小型高性能。カムコーダーとしての性能は携帯用として必要十分。フルオートなのでシロウトにも使い易い。フォーカスの合焦速度も速く、全く気にならない(今ではこれが当たり前になっているけれど、一昔前のカムコーダーは合焦が遅くてイライラしたものだった)。携帯しやすいので撮りたい時にすぐ撮れる。後に購入したデジカメよりも機動性が高いくらいだ。 10倍ズームのカール・ツァイスレンズ。合焦速度が全然気にならないオートフォーカス。電池の残量が分単位で判るバッテリー。しかもメモリー効果が無い。がっしりしてて弱々しい所が無いマグネシウム合金ダイカスト製のボディ(以前のカムコーダーは手で握るとギシギシ音がして頼りなかった)。携帯性に優れたコンパクトな形。・・・などなど優れた部分は多い。 中でも強調したいのは、パソコンに接続して好きなコマを取り込む事ができる点だ。(ただしパソコン側に取り込み用ボードとソフトウエアが必要) これはつまりデジカメを常に連写しているような物なので、シャッターチャンスに非常に強い。というか、シャッターチャンスという言葉自体が無意味になる機能だ。 ただし、この取り込み画像の画質はお世辞にも良いとは言えない。しかしいくら画質が良くてもシャッターチャンスに弱くては使い物にならない。この静止画取り込み機能の有用性は、画質の悪さを補って余りあるものである。このホームページで使っている画像はこの方法で撮られた物が多い。 |
もうあなたから離れられない度 ★★★★★ |
【京セラ、CONTAX−T2(コンパクトカメラ)】 マニアの間では有名なので、今さら私がウンチクをかたむけるのもナンだけど・・・。デジカメが登場する前、コンパクトカメラと言えば2〜3万円くらいが普通であり、例えば京セラの「サムライ」みたいな4万円くらいの物ですら「ちょっと高いねぇ」と言われていた時代。これはそんな時代に登場した12万円もするコンパクトカメラだ。 一眼レフでも入門機なら5万円くらいで買えるのに、コンパクトカメラが12万円。それだけ凝りに凝ったカメラなわけだ。私これを10年使っているが、これを超えるコンパクトカメラをまだ知らない。ボディがチタン製で堅牢。使わない時にはレンズが本体に収納されて出っ張りが無くなり、携帯性に優れる。しかも合焦速度などのタイムラグが気にならないくらい高速なので、撮ろうと思った時にパッと撮れる。もちろん写真の写りも文句無し。 このホームページで使っている画像(例えばスイス旅行の写真)の多くはこれで撮った写真を元にしている。 |
我が人生に一片の悔い無し度 ★★★★★ |
【任天堂、ゲームボーイ・カラー(携帯ゲーム機)】 まず何より液晶が奇麗で見やすい! 従来のGBでは使えなかったような薄暗い場所でもしっかり見える。しかもTFT液晶なので動きがある映像でもぼやけない。一度こっちを使ってしまうと、従来機の画面はもう見づらくて耐えられない。 従来のGBの電源スイッチは何かに引っかかって勝手にオンになってて、気がついたら電池の残量ゼロという事がよくあった。しかしGBカラーでは電源スイッチの構造が工夫されていて、そのような事が無いようになっている。電池の持ちも従来より格段に良くなっている。 手元の部分が丸くふくらんでいる形状なので持ちやすい。ストラップを付けられるように穴があいている。これは意外に便利。赤外線通信も標準装備。 カラー対応でないゲームを入れた場合には、スーパーゲームボーイでスーパーゲームボーイ以前のソフトをプレイした時と同じで、何がしかの色が自動的に割り振られるようだ。 ただひとつ不満な点があるとすれば、それは本体モールドの色。黄、赤、濃い緑、濃い青、透明、透明紫の5種類だったと思うが、従来の薄いグレーってのが無いんだよねえ。 |
長期出張時の必需品度 ★★★ |
【デジタルCS放送】 黒沢家では、アニメ専門チャンネルに惹かれてディレクTVに加入した訳だが、CS放送自体にはそれほど興味があった訳では無かった。既にWOWOWに入っていたし、NHKの料金も律儀に払っているから、この上さらにCSの料金を払うのかい?という金銭上の理由もあった。 だが! CSを見始めたらもう抜けられなかった。従来のテレビを見る時間が激減し、CSを見ている時間が大半を占めるようになってしまったのだ。これには自分自身も驚いた。故障のためにCSが視聴不能になる事件があった時など、「あ・・・。CSが無いと茶の間の灯が消えたようだ・・・」「あと何日待ったらCSが見れるようになるんだろう?不安だ・・・」などと思うようになってしまったのだった。 ではどこら辺がそんなに魅力なのか?
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これは放送の革命だ!度 ★★★★ |
【ソニー、MZS−R4ST(MDウォークマン)】 この機種を誉めるというよりは、MD(ミニディスク)という規格を誉めたい。 MDを使ってしまうと、もう従来のコンパクトカセットには戻れない。これはMDを使った人の共通認識ではないだろうか? 早送り/巻き戻しの時間が無い素早いアクセス。録音する順番など考えなくても良い。音質も、コンパクトカセットと比べれば十分に高音質。 MDに慣れてからコンパクトカセットを使うと、カセットがやけに大きい感じがして、音質もなんだか悪く、A面・B面の区別がうっとうしく、早送り/巻き戻しがかったるく感じるのだ。 MDが企画された当時はまだ「デジタルデータを不可逆圧縮してサイズを小さくする」という考え方があまり知られていなかったので、当時同じような光磁気ディスク(MOディスク)の開発に従事していた私は、非常にショックを受けた。「やられた!その手があったかーっ!」という感じだった。 ほぼ同時に松下からDCC(デジタル・コンパクト・カセット)という対抗機種が発売されたが、これは従来のコンパクトカセットと同じようにテープを使い、早送り/巻き戻しをしなければならない物だったので、すぐに市場から消え去ってしまった。 |
これもある意味革命だ!度 ★★★ |
【ソニー、KX29−HV3(テレビモニター)】 まだ私が学生だった頃。安物の14型テレビしか買えなかったので、いつかは立派な最高級のテレビを買って、最高にきれいな画面でアニメとか見てヤル!と思っていた。その後、某電機メーカーに就職して、家電量販店で販売実習を1ヶ月行わされたのだが、その時店に展示してあった各社のテレビをじっくり比較観察し、ソニーの「プロフィール・ハイグレード」の画面が最も美しいという結論に達したのだった。 その年の内にその「プロフィール・ハイグレード」を購入。定価30万円近くする超高級テレビ(チューナー別売)だったが、画質はさすがに良かった。 そして月日は流れ、「プロフィール・ハイグレード」も劣化が目立ち始め、買い換えたのがこのKX29−HV3である。第3世代のプロフィールであり、買った当時は「次に買う時はハイビジョン全盛になっているだろうから、従来テレビとしてはこれが最後だ!」などと思っていた。 このHV3はテレビ局でも大量に使っているようで、番組中に登場するテレビモニターのほとんどはこのHV3なのだ。デザインが独特なので、見ればすぐに判る。 さて、HV3は「スーパートリニトロン管」という、従来の物よりも平面度が高い新開発のブラウン管を使用しており、当時は「おお!ほとんど平面じゃん?」などと思ったものであった。その後平面ブラウン管が主流になったが、これは未だに「プロフィール」シリーズに採用されていない。それもそのはず。平面ブラウン管は画質がちょっと劣るのだ。ソニーの平面ブラウン管シリーズ「WEGA」が出た時、すぐにチェックしたのだが、どうもピンとこない。何だか嘘臭い画質、とでも言うか。とにかく私の食指は動かなかったのだ。だから我が家では今でもHV3を使用している。従来テレビ最後の機種として・・・。 |
そろそろこれを上回る物が出て欲しい度 ★★★★ |