失望の一品


【オリンパス、C−2020ZOOM(デジカメ)】
 そろそろデジカメも従来の銀塩カメラのレベルに追い付いたのかな?などと期待して買ったのだが、残念ながら大ハズレであった。(どこのデジカメを買ってもダメだったかもしれないが・・・)

 まず、レンズカバーが完全に別パーツになっていて、しかもこれを外してから電源を入れないとエラーが出るような仕様になっている。いったい何を考えてこんな仕様にしたのか? せめてレンズカバーに紐を付けて紛失しないようにして欲しかった。

 オートフォーカスの合焦にかかる時間が長い。狙ってからシャッターを押せるようになるまで0.5〜1秒くらいかかっているんじゃないか?(実感値) これではシャッターチャンスを逃してしまう。もちろんテクニックを使えば動いている物でも撮れるのだが、ちょっと辛いと言わざるを得ない。また、光学ファインダーの狙い中心と、実際の画面の中心がけっこうズレているので、フォーカスを合わせる時にズレた位置にフォーカスが合う事がある。

 それと、電源を入れると収納されていた鏡筒が前に伸びるようになっているのだが、伸びる動作が遅すぎて、撮影できるようになるまでに時間がかかってしまう。この時間の長さに腹が立つ。コンタックスT2の素早さを見習って欲しい。合焦のタイムラグが長い事やレンズカバーが別パーツになっている事も相まって、「撮りたい時にサッと撮れる」度はかなり低い。

 もっと言えば、画質もあんまり良くない(と思う)。他のデジカメもこんな程度なのだろうか? 同じデジカメならニコン950の方が良かったんじゃないか?などと後悔した。
買わなきゃ良かった度 ★★★


【シャープ、LL−T153A(パソコン用液晶モニター)】
 液晶ならシャープだ!と信じて買ったのに、使ってみたらなんかイマイチ。職場で使っている他社の液晶モニターの方が明るくて見やすいような気がするのは、使用条件の違いからなのかしら? 取り敢えず使えてはいるけど、期待と値段が高かった分、失望も大きかった。
これは不良品じゃないのか?度 ★★


【ビクター、HR−VXG100(S−VHSビデオデッキ)】
 最近のビデオデッキ事情は実にお寒い。10数年前まではベータとVHSが競い合っており、ベータがハイファイ化すればVHSも負けじとハイファイ化、ベータが高画質規格のEDベータを出せば、VHSもS−VHSを出しと、マニアは毎年毎年ビデオデッキを買い換えたくなる黄金時代であった。

 ところが最近はビデオデッキ自体が話題にも上らなくなり、出る新製品と言えば安い機種ばかり。昔は20万円くらいの高級機種が売り場の特等席にデーンと構えていた物なのに、今では一番高い物でも9万円とかそんな程度。寂しい限りだ。

 でも今使っているビデオが故障したら新しい物に変えざるを得ないので、買ってきた。どうせ買うなら一番まともそうなヤツを買おうと選んだのだが、ダメだった。見てくれは良いものの、それはあくまで見てくれだけ。実際に触ってみればペラペラなのがすぐ判る。本体重量の軽さや、ボタンを押した時の手応えなど「いかにも安物」という感じ。削れるコストは徹底的に削っているのが判る。(もっと詳しくはここ)

 安い物が売れるというのは理解できるが、安い物しか無いという状況はいかがなものか・・・。もう高性能でマニア好みのビデオデッキというのは望めないのだろうか? もうビデオデッキに「こだわりの逸品」は望めないのだろうか?
おじさん寂しいの度 ★★★


【ソニー、ICF−SW55(ワールドワイド・オールバンドラジオ)】
 私が中学の頃だったかBCLブームというのがあって、短波ラジオで海外の放送を聞くのが流行った事があった。当時ソニーでは「スカイセンサー」、松下では「クーガ」というシリーズを発売し、覇を競い合っていた。同年代の理系の男子なら、きっと懐かしい思い出の一つや二つはある事でしょう。ああいうのに燃えた人が、今の日本の電子産業を支えていると言っても過言ではない。

 で、話は飛んで、現在のこの分野は非常に寂しい状況にある。何より、魅力のあるラジオが無い事だ。このSW55はソニーの短波ラジオの代表選手的存在だが、その性能はともかく、デザインが最悪。スイッチ類がほとんど全部プッシュボタンになっていて、しかもその配置が「いったい何を考えてデザインしたんだ?」と言うくらいに使いづらい。全面がボタンだらけなので、本体を手で持った時に関係ないボタンを押してしまうという問題もある。おまけに操作方法が、取り扱い説明書を見ながらでないと使えないくらい複雑で面倒くさい。たかがラジオなのに、何でそんなに操作が難しいんだ?

 また、何でもかんでもプッシュボタンのマイコン処理で済ませようという、その根性が気に食わん。昔のスカイセンサーを見ろ! 取り扱い説明書なんか見なくたって十分使えたじゃないか。もし私が担当者だったら絶対に許さないデザインなので、この商品は却下!
進化したつもりが退化してしまった度 ★★★★


【仙台の某有名寿司店M】
 さすがに有名人芸能人の色紙が大量に(飾りきれなかった物は分厚いアルバムに綴じてある)飾ってあって、お値段の方も高い。特上が何と4千円もする!(普通、特上は2千5百〜3千円くらいが一般的)

 で、せっかくだからその特上を食べてみたのだが。 う・・・、こ、これで特上? これで4千円? まずネタの色ツヤが悪い。そしてネタの種類も特上とは言えぬ品揃え。何が悲しゅうて特上にイカが入ってにゃあならんの? 握り方も上手いとは言えぬ。のり巻きの作りも雑だ。これで4千円とはこれ如何に? 客をナメてるとしか思えない内容であった。
海原雄山が箸も付けずに去って行く度 ★★★★★


【鉄人・陳健一のフライパン】
 ニョーボがそのネームバリューに惹かれて通信販売で購入。しかし買ってみたら、単に柄の部分に「鉄人・陳健一」と書いてあるだけで、それ以外は普通の、いや普通以下のフライパンであった。ニョーボ愕然。

 それとも、プロの料理人はこういうシンプルな調理器具で調理しているという事なのだろうか・・・? (たぶん違う)
陳さんにも使わせたい度 ★★★




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