ソーラー電波の掛け時計
機能だけでなく、外見もリッチに
【時計買い替え】 家を新築した時のお祝いでもらった壁掛け時計の振り子が動かなくなってもう何年も経っている。この振り子はただの飾りなので、動かなくても困らないっちゃー困らないんだけど、そろそろ新しいのに取り替えたい気分だ。 という訳で、替わりの新しい時計を物色。今買うならやっぱり電波時計だよな!という事で、店頭で壁掛け時計の中から電波対応のヤツを探した。一応説明しとくと、電波時計とは、日本標準時を発信している無線局「JJY」の信号を受信して、自動的に正しい時刻に修正する機能を持つ時計の事だ。つまり「JJY」の電波が受信できている限り、遅れたり早くなったりしない時計なのだ。 ![]() すばらしい! 即購入。 【電波時計の特徴】 買ってみて気が付いた、この電波時計が従来の時計と違う点。それは「時刻を合わせる為のツマミが無い」という事。 普通、時計と言ったら、裏面に時刻を合わせる為のツマミが付いている物だが、電波時計の場合、JJYの信号を頼りに自分で勝手に時刻を合わせるので、そのたぐいのツマミが無いのだ。 あるのは「スタート」というスイッチと、電波の受信状況を確認する為のボタンくらい。購入後、「スタート」スイッチをオンにすると、時針や分針が勝手にクルクル回って、”現在”の時刻に合わさるのだ。従来の時計では必須だった「時計を合わせる作業」が無いのは、何だか不思議な気分だ。 また、過去24時間に最低1度でも受信に成功しているかどうかを確認できる機能が備わっているので、設置後1〜2日してからこれをチェックすれば、電波時計として正しく動いているかどうかを確かめる事ができる。この時計の場合、1日8回自動的にJJYの受信を試みるが、その内1回でも成功していれば実用上問題無いという事だろう。(一般的に、昼間よりも夜間の方が電波状態が良くなるので、昼間に受信できなくても夜に成功している可能性があるとの事) なお、強制的に電波時計の機能をオフにして、任意の時刻に時計を合わせて使う事も可能になっている。(電波時計は勝手に時刻を合わせてしまう物なので、例えば1時間早い時刻にしておくというような使い方ができない物もある) ちなみに、昔、短波放送で「JJY」という音声で時刻を伝える放送があった(BCL世代には懐かしい〜)が、現在、電波時計が受信している放送はそれとは別物。短波のJJYは既に廃止されていて、今のJJYは長波帯を使い、時刻情報を重畳して発信しているのだそうだ。 普段は時計自身が勝手に時刻を合わせるが、これをユーザーが強制的に行わせる事も可能。この機能は、例えば時計の設置場所が電波状態が悪く、JJYの電波が十分に受信できないような場合に使える。一度屋外とか、良く受信できる所に時計を持ち出して、強制的に時刻を合わせさせれば、その後は普通のクォーツ時計の精度で動くという寸法だ。 今回購入したソーラー電波時計の場合は、この他に、太陽電池の発電状況(周囲の明るさ)を確認するボタンが付いている。十分な明るさがあれば、補助電池を消費せずに太陽電池の発電のみで永続的に動作できるらしい。(周囲が暗くなると秒針が止まって節電モードになる) ウチの環境で試した結果、昼間、屋外の光が入る明るい部屋の場合はもちろん十分な明るさが確保できるが、室内の照明の光だけが頼りの部屋ではちょっと微妙なようだ(ウチの居間はの場合はOKだった)。まあ、十分な照度が得られなくても、一般的な電池式よりは長持ちしそうではある。 他に電波時計で「さすが!」と感じさせられるのは、分針と秒針がちゃんと連動しているという事。電波式でない昔ながらの時計では、秒針と分針が連動してないのが普通だけれど、電波時計では、秒針が0時の位置に来た時に分針がピッと動く(セイコーのでは正10秒毎に分針がピッと動く)。秒まで正確な電波時計ならではの針の動きが嬉しい。電話の時刻確認(117番)と比べてみたが、(当たり前だけど)ピッタリ合ってる。やっぱこれからはソーラー電波だね。 【ん〜?】 そんな最新鋭の時計を手に入れたワケだが、買ってから「ありゃ〜?」と思った所もある。それは太陽電池が、見た感じモロ見えであり、それがあんまり格好良くないという事。(上の写真で見える3つの長方形がそれ) もうちょっとデザイン的に上手く隠して欲しかった。っつーか、後になって調べてみると、もっと高級なタイプがあって、そっちの方が良かったなぁ〜とか後悔したりした。 リビングルームの壁掛け時計は、いわば家庭の顔みたいな物なので、そのデザインにはこだわりたい。ゴテゴテ装飾品が付いたヤツはいらないが、大人の高級感を感じさせるデザインの物であって欲しい。 そう思ってカタログを調べてみると、「セイコー」ブランドの中でも「セイコー・プレミアム」とか「セイコー・エムブレム」とか、より高級志向のブランドがあって、そっちのを買うべきだったなぁ〜と後悔。っつーか、一番高級な「エムブレム」のヤツを買っちゃうか?みたいな流れに!(また始まったよ!ヽ(`Д´)ノbyニョーボ) 【セイコー・エムブレム】 その後、セイコー以外の物も含めて、ソーラー電波時計を物色したのだが、やっぱり「エムブレム」ブランドの中の、ソーラー電波式では一番高いヤツ(HS525B、税込み5万円2千5百円)が気になって気になってしょうがない。 同じ「エムブレム」のソーラー電波式でも、3万円くらいからあるのだが、デザイン的に5万円のヤツの方が好みだ(数字の字体とか、針の形とか)。でも一応現物を見てから買った方が良いだろうと思い、仙台の時計の老舗「○○堂」に行ってみた。そしたら3万円のエムブレムは展示してあったが、5万円の方は展示していなかった。むう・・・、残念。 でも、3万円のも5万円のも基本は同じで、デザインが違うだけなので、その3万円のヤツをしげしげと眺め、その高級感あふれる出来に「さすが高いだけの事はある」と思ったのだった。 で、じゃあ買うか!と決心。 ![]() それにしても、何でこんな時計を使っていたんだ? 古式ゆかり?! とか思ってたら、 |
![]() こんな時計を使っている所を誰かに見られたら、俺がアレだって事がモロバレじゃないか!(もう知れ渡ってますが?byニョーボ) |
【買った】 ![]() |
![]() あと、外見的な差として、1万円級のは太陽電池が付いているのがモロ判りだが、エムブレムのは目立たないように工夫されている。(左の写真では、けっこう目立っているように写っているが、実際の室内ではほとんど見えない) |
![]() 前面ガラスをメガネ拭きで磨いては、ひとりでニヤニヤ。やっぱ輝きが違うのよね。(そんなに嬉しいんだ・・・byニョーボ) |
[2007/11/11] 一部訂正[2007/11/13] |