GRデジタル2のための
フィルター計画
必要な物を揃えてみた。


【取り敢えずプロテクターは欲しい】
 GR2の件だが、まずフィルター類を取り付けるためのアダプターを購入した。リコーのこのシリーズのカメラは、前玉がモロ出しなので、接写する時や、海岸などで飛沫がレンズに付いてしまう危険性がある所では、プロテクターが必須なのだ。これはGX100を使っていて痛感した事で、GR2では最初から用意しておこうと思ったワケ。

 ところがGR2のアダプターに付けられるフィルター径は何と37ミリ!(GX100では43ミリだった) 37ミリなんて小さな径の物は通常の一眼レフ用としては品揃えが無く、コンパクトデジカメ用や小型ビデオカメラ用として僅かにあるのみ。店頭で品切れの事もある。

 フィルター類のカタログを調べてみたところ、フィルターは49ミリ径、あるいは52ミリ径から品揃えが豊富になるようだ。52ミリ径からはフルラインナップのようだが、あまり径が大きいとGR2に取り付けた時に格好が悪くなる。

 というワケで、37ミリ→49ミリのステップアップリング(右の写真)を買って、49ミリ径のプロテクターやサーキュラーPL(バーニア付き)、ND400などを買い揃えた。


【サーキュラーPL】
 サーキュラーPL(偏向フィルター)は、フィルターを回転させて偏向効果が最も出る角度を探して使う物だが、明るい場所ではデジカメの液晶画面でそれが分かりにくい事がある。

 そこで、レンズのフィルターとは別に「PLファインダー」というのをカメラ本体に装着し、そっちを覗いて効果が出る角度を調べ、その角度にフィルター目盛りを合わせるという事ができる商品を発見。(左の写真がそれを装着した姿)

 実際使ってみたが、これはなかなか便利だと思った。偏向フィルターを使うと直射日光下で色のコントラストがキレイに出るんだよね。

 下の写真はサーキュラーPLの効果を確認するために同じ条件で撮った物。左がフィルター無し、右がフィルター有りの場合だ。両者を比べてみると、偏向フィルターを使った方が木の葉の色がすっきりクリアな感じになり、空の色もより青々としている事が分かる。

 ただし良い事ばかりではなくて、逆光だとフィルターによるハレーションが出てしまう事も確認した。


【ND400】
 ND400というフィルターは、光量を大幅に減らす真っ黒いフィルターで、およそ絞り9段分の効果があるという。これを使うと昼間でも長時間露光ができるようになるのだ。

 減光フィルターと言えば普通はND4とかND8で、渓流とか滝の水の流れをシュワ〜という感じに撮るのに使うんだけど、その程度の黒さでは直射日光下に1秒露出とかまではできない。俺は以前から、明るい場所でブレがある写真を撮って動きを表現したいと思っていたので、市販品では最高の黒さのND400が欲しかったんだよね〜。でも店頭で売っている所を見た事は無かった。

 今回、ケンコーのカタログを見ながらヨドバシ・ドットコムで商品検索したら、ND400が仙台店で「在庫あり」になっていたので、さっそくヨドバシに行って買ってきた。

 さすがにレアな商品だけあって、店の人も探すのに時間がかかったけど、確かに在庫はあって、欲しかったフィルター類を全部買う事ができた。これの前にいろいろネットショップを探し歩いたが、俺が欲しい物が全部が揃っている店がひとつも無くて困っていた所だったので、とってもスッキリした(^_^)

 実際ND400を使ってみたら、直射日光下でも軽く露出1/10秒以上で撮る事ができた。

 左の写真は、スローシャッターでノボリが強風にはためく様を表現してみたもの。

 ただしこのフィルターを使うと、色味が変わってしまう傾向が強すぎるように感じた。

 やっぱ、一般的なND4とかND8の方が実用的なのかも知れない。

 というワケで、ND4とND8も購入(^_^;

 ケンコーの場合、ND2〜ND8は商品名に「PRO」という肩書きが付く。これらの物はND400とはコーティングが異なり、色に対するニュートラル性が高いそうだ。


【フィルターポーチ】
 こうしてフィルターが増えてくると、フィルターを携帯するためのポーチが必要になる。GRデジタルはその高い携帯性、機動力が命なので、フィルター類の入れ物も携帯性の高さが要求される。

 GRではフィルターを取り付ける為のアダプターが必ず必要だし、俺の場合は「PLファインダー」やフィルター径を変換するステップアップリングも必要だ。これら一式をまとめて持ち歩けるコンパクトなポーチが必要という事になった。

 カタログで調べたり、店頭で物色を繰り返した結果、タムラックのミニバッグ「MX5382」の中にケンコーのフィルターポーチ「FC−100」を入れるとアダプター類も含めて全てがピッタリ収まりそうだという感触。

 でも「実際に買ってみたら収まらなかった」という最悪の事態を恐れてなかなか踏ん切りが付かない。1時間以上も店内で悩んだ末に「えいやっ!」と買ってみたら、右の写真のように見事に収まってホッとした。(店の人に言って、試させてもらえばすぐ確認できるのに(´д`;)byニョーボ)

 ミニバッグの中身を出すと左の写真の様になる。フィルターポーチには3枚のフィルターが収納できる。

 小さくて軽くて携帯の邪魔にならない丁度良い大きさ。これで撮影の機動力を落とさずにフィルター類を持ち歩ける。いや〜、我ながらグッドチョイス!(^_^;


【小型三脚】
 あと、暗い所での遅いシャッタースピードの撮影に対応するため、タコ足みたいな三脚「ゴリラポッド」を購入(右の写真)。

 一般的な三脚とは比べものにならないくらい軽く、その柔軟な足で様々な状況に対応が可能。値段も安い。

 一見オモチャっぽいけど、かなり実用性の高い画期的な商品だ。


【最近GR2で撮ったヤツ】
 仙台に出かけた。

 サンマルクカフェに「チョコチョコ」を食べに行った。

 関係無いけど、マグロの中落ち。(゚д゚)ウマー

[2008/1/19]


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