ニコンD300、我慢できず
あんた、「一眼レフは買わない」って言ってたよね?!(byニョーボ)


【新機種出揃う】
 昨年(2007年)秋、各社から新しい一眼レフデジカメが発表された。ニコンD300、キヤノン40D、ソニーα700などだ。俺はニコンD100を5年間使い続けており、後継機であるD200が出た時も、「この次に出るであろうD300?が出るまで我慢しよう」と見送っていたのだった。

 そして今回の新製品D300。さっそく店頭でいじってみたのだが、何だかボディーが大きく重くなってるような気がして、いまいちピンとこなかった。

 じゃあ「Dレンジオプティマイザー」機能によって画質が画期的とか噂のα700はどうか? 現物を手に取ってみたら、レンズの台座の部分が無駄に大きい感じで、グリップを握った時に爪の先が台座の部分(右の写真)にカリカリ当たるんですが・・・。この爪先がカリカリ当たるという理由だけで即刻却下。

 この話を聞いた友人D曰く。

 「黒沢さん。D300のボディって、D100とほとんど同じ大きさですよ」

 え! そうなの? 大きく重く感じたのは錯覚だったのか。

 続けて曰く。

 「D300が出たおかげで、ヤフオクなどでD200が安く買えますよ」

 うっ! もしそうならD100を処分して俺も買っちゃおうかな・・・。でも俺の場合、買うなら最新の物が欲しくなる性格なんだよなぁ・・・(^_^; D300か・・・。20万くらいするのかぁ。ちょっと高い気も・・・。

 さらに友人D曰く。

 「D100もそのくらいの値段だったはずでは?」

 あうっ! そう言われてみるとD100も定価はそのくらいだった気が。


【取り敢えずカタログをもらってきた】
 もらってきたカタログを眺めていたら・・・、欲しくなってきた(^_^;;;;;;(やっぱりね(-_-#byニョーボ)

 とか思ってたら居間のテレビが突然「バチッ!!」という激しい音を発し、画面が一瞬消えた。この症状はテレビが壊れる時によく見られる症状であり、かなりヤバい感じ。もし今テレビを買い替える事になったらD300どころじゃないよ〜。

 そろそろこのテレビも買い替えの時期ではあるが、もうちょっと持って欲しい。あと1年くらい(ノД`)


【素早い対応】
 時々テレビが「バチッ」という音を立てる件。次の日の朝、サービスセンターに問い合わせたら、何と!その日の内に見に来てくれる事になった。

 本当に夕方6時に来てくれて、内部の清掃と一部部品の交換を行ってくれた。「もしこれでも症状が出るようだとブラウン管の交換になります」との事。

 で、修理料金なんだが、保証はとっくに切れているのに何故か無料! 対応早い上に無料とは・・・。ソニー、顧客サービスに凄く気を遣ってるのか? それとも部屋の中がソニー製品だらけだという事に配慮したか? ちなみに、この修理の後、例の症状は一度も起きていない。ほっ(^_^;


【ニコンD300】
 で、話はD300に戻る。

 カタログを眺め、「ああ、安く売ってたら買ってしまいそうだ」などと思い悩む日々。今だと20万円前後が相場のようだが・・・。今度デンコードーの「さよならセール」や、その後のケーズデンキの開店セールがあるはずなので、そこら辺を狙ってみるか。とか思ってる時にニコンのサービスセンターからレンズのクリーニングが完了したので取りに来て、との電話が。

 で、仙台に行ったのだが、ついでに、あくまでついでにヨドバシに寄ってみた。(本当に「ついで」なのかが怪しいbyニョーボ)

 そしたらリコーGR2の「特別セール」をやっていて、俺が買った時より5千円以上安く売ってるのっ! ガガーン!!!orz

 で、ちょっと、っつーか、けっこう衝撃を受けつつ、奥の一眼レフコーナーに行ってみたら、そこには更に驚くべき光景が!

 ニコンD300(ボディ)が、普段は22万2900円なのに、今日一日に限って21万円ポッキリだって!! しかも通常は10%ポイント還元なのに、今日だけ15%還元なんだって!!!

 何で?! 何で今日だけ安いの?!!

 えーと、えーと、そうすると結局いくらになるのか?! 電卓コーナーに行って展示品の電卓で計算してみたら、前日価格ドットコムで調べた最安値よりも安いくらいジャン! あわわわわわ。ヤベえ。ヤベえよ、これ。

 店員さんも「この値段はネットショップよりも安いはずですよ」「このレキサーの高速CFと一緒ですとキャンペーン価格で更に」とダメ押し。

 ・・・・・・。

 はっ!

 気が付いたら手元にD300の箱とレキサーの2GBのCF(300倍速)があった・・・。(右の写真)

 はっはっはっ(^_^;;;;;;

 ちなみに、メンテナンスに出していたレンズは、見事に綺麗になって戻ってきた。ああ、神は天にいまし、すべて世は事もなし。

 この話を聞いた友人D曰く

 「黒沢さん、D100を買った時と同じ事してるね」

 そう言われて、D100を買った時の記事を読み返してみると、確かに「通常は10%還元なのに今なら15%ぉ?」「え!という事はという事は、えーと、えーと」などと、全く同じ事をやっている。俺、進歩無いな・・・。


【D100出品】
 ヤフオクに出品するため元箱とか取説とか、一式を揃えて写真を撮ろうと思った。

 前回、フィルター3枚、6千円相当の品を、出品場所や開始価格等の設定ミスのため、たったの7百円で落札されてしまい、泣き笑いをした俺。

 もう二度とあのような失敗はすまいと、一眼レフデジカメ関係を調査した。しかし真の問題はそんな所ではなく、「箱はあるのだが、取説や付属品が見つからない」という事であった。

 おかしい。俺は取説や付属品類は、処分時の事を考えて必ず取っておいたはずなのに、どこにも無いのだ! ホントにいくら探しても見つからないのだ!! マズい! 取説とかが無いと評価が大幅に下がってしまうではないかっ!!

 考えられる所は全て探したにもかかわらず、見つからなかったため、正直、半分はあきらめかけた。

 そのうろたえた姿を見たニョーボが「何を探してるの?」と言ってきた。

 「そんなに大事な物なの?」と言うので、「ジオン十字勲章モノである事は保証するよ」と答えておいた。

 そしたら10分もしない内にニョーボ、ブツを発見。

 俺「ジオン十字勲章をあげよう」
 ニョーボ「そんなのいらん」


【再びヨドバシへ】
 ヤフオクに出品するD100だが、なにぶん使い古しなので、ニコンサービスセンターでCCDのクリーニングをやってもらってから送るという事にした。

 クリーニング作業は20分ほどで終了。料金は1千円。デリケートな部分だけに、専門家にやってもらえるんだったら安いもんだ。

 が、問題はここからだった。

 いつものように、ついでにヨドバシに寄ったのだが、D300が「特価」で20万円ポッキリだって!!

 俺が買った時は21万ポッキリで15%還元。今日は20万ポッキリの10%還元。どどど、どっちが安いんだ?!(゚Д゚≡゚Д゚) 今さら慌ててもしょうがないのだが、それでもやっぱり気になってしょうがない。

 その慌てた精神状態のままD300の解説ムックを物色。3種類あった本の中からインプレス社の「ニコンD300完全ガイド」が一番内容が濃いという事でこれを購入。

 で、店を出てさっきの問題を考える。えーと、20万の10%引きは18万円。これは簡単。じゃあ21万の15%引きは? うーん、うーん・・・。紙に書いて計算したら17万8500円。

 ほっ。俺が買った時の方が1500円安い。良かった良かった(^_^;

 で、安心した所でさっき買ったD300のムックを出して読み出した。

 「開発者に聞く。K10Dに込められた思い」

 あれ? なんでペンタックスK10Dの記事が? 何だよ、1冊丸ごとD300の話じゃないのかよ〜。ちょっと損した気分だな。・・・あれれ? 前の方を見ても全部K10Dの話ばかりだぞ? と表紙を見ると、

 「ペンタックスK10D/K100D完全ガイド」

 あれええええっ?!(´゚д゚`) 何で俺、こんなの買ってるの? 平積みしてあったモノの下の方を抜いて買ったのだが、上はD300本だったが、下の方はK10D本だったらしく、さっきの混乱状態も相まって、確認せずに買ってしまったようだ。ムックの値段は2千円。D300が安く買えた分が吹っ飛んでしまった・・・。

 もう店を出てから1時間以上経つけど、今からヨドバシに戻ったら取り替えてくれるかしら? う〜ん、どうだろうか? 微妙だ。

 ダメ元でヨドバシに戻り、事情を話したら、「ああ、よろしいですよ」と、すんなり交換してくれた。ヨドバシ偉い!! 今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m


【全体的な使用感】
 ・ モニター画面が大きくて綺麗。画素ひとつひとつが見えるほどまでサクっと拡大できるのにはマジで驚いた。

 撮った画像の一覧を見たり、一枚を拡大して細部を確認したりする時も、画像が綺麗なのと操作感がサクサク軽い事で、非常に使い易い。D100の時代とは隔世の感がある。(右の写真)

 ・ 望遠で動く物を追うような時、ダイナミック3DトラッキングAFが凄く頼りになる。

 ・ 高感度時のノイズが少ないので、暗いシーンでも安心して使える。

 ・ ただし、できる事が多い分、設定項目や覚えておかなければいけない事が多い。

 ・ ライブビュー撮影については、さすがにコンパクトデジカメとは勝手が違う。う〜ん、俺の場合、あんまり使わないかも・・・。

 ・ AFをコンティニュアスサーボモードに切り替えておかないと、ダイナミックAFモードが働かない点は要注意。

 普段はフォーカスモードはシングルAFサーボ(切り替えスイッチで言うと「S」)を使い、フォーカスエリアはシングルポイントAFかオートエリアAFを使う事が多い。なので、ダイナミック3DなどのダイナミックAFを使いたい時はフォーカスモードを「C」に切り替えるのを忘れないように。

 ・ アクティブD−ライティングを使う時は、測光モードをマルチパターン測光に設定する必要がある。スポット測光を使い慣れていると、設定の切り替えを忘れてしまいがち。


【画像の歪み】
 いろいろ試し撮りをしていたら、今つけているレンズ VR 18-200mm の画像歪みが気になってきた。リコーGR2の歪みの少ない広角に慣れていると、やはり高倍率ズームの歪みが目についてしまう。

 「レンズの歪みはソフトウエアで補正すればいいジャン」という話はけっこう前からあったはず。ニコンキャプチャーも歪み補正に対応すればいいのに・・・、と思ってキャプチャーNXを起動してヘルプを読んでみたら、ちゃんと「ゆがみ補正」という機能があるじゃんか!

 というワケで、さっそく試してみた。


 左が補正前。右が補正後。完璧とまでは言えないが、気なっていた歪みがだいぶ緩和されている。使い方もけっこう使い易い。グリッドを表示させてやればかなり綺麗に補正できるようだ。しかも、歪みだけじゃなくて、色収差の補正もできるなんて知らなかったよ。俺、知らなくて損してたのね・・・orz


【スピードライトも】
 今度はニコンのスピードライトSB−800を購入(^_^; しかも調光コードも買ったので、カメラ本体から離して発光可能!(下の写真)

 ヤバい。どんどんアイテムが増えて行く(^_^;;;;;;;;;;

 これを見た友人D曰く。

 「買ってしまった後で言いにくいんだけど・・・。D300をコマンダーモードにすれば調光コードが無くてもSB800をワイヤレスで発光出来ますよ

 はうああああっ!!!!!Σ(゚Д゚;)

 ・・・・・・ orz

 あ、でもワイヤレスで届く範囲は、前方の左右60°の範囲くらいらしいから、俺みたいにカメラの真横にフラッシュを置きたい場合には、ケーブルで繋がないとダメかも。

 気を取り直してSB−800を実際に使ってみた。最上級機だけあって機能が多く、ちゃんと取説を読まないと使いこなせない感じ(^_^;


(意外な?注意点)
 ・ フラッシュヘッドが正面水平、あるいは下向き7°以外になっている場合、またはカメラが後幕シンクロに設定されている時はモニター発光しない。

 ・ 当たり前かも知れないけど、スポット測光モードだとD−3D−マルチバランス調光にならない。

 ・ バウンス撮影する時も、マルチパターン測光か中央重点測光を選ぶ必要がある。

 ・ 連写時には連続発光できるが、加熱と劣化を防ぐため発光に制限回数があって、むやみに連写を連発する事はできない。

 ・ バウンス撮影などにおいて、事前に手動でモニター発光させて照度情報を取得する必要は無い。

 昔使っていた某社のカメラでは、バウンス撮影する際には、手動でモニター発光させて照度情報を取得しないと、適正な明るさで撮影できなかった。なので、D300でも同じだと思い、いちいちモニター発光させていたが、説明書をよく読んでみたらニコンのフラッシュシステムでは本発光の一瞬前に自動的に照度サンプリング用のプリ発光が行われており(見た目では本発光1回だけのように見える)、照度情報を意識する必要が無いという事が判明。俺の認識はもう時代遅れだった・・・。

 ・ D300の内蔵フラッシュを使いつつ、外部フラッシュをスレーブとして発光させる事ができる。

 D300にSB800等の外部フラッシュを装備して使うと構造上本体内蔵フラッシュが使えなくなるが、装備せずにスレーブとして使えば本体フラッシュと合わせて二灯で撮影する事になるので、お得!(右の写真は二灯撮影の実験をした時の物)


【交換レンズの誘惑】
 ところで、ニコンの一眼レフだとシグマとかタムロン、トキナーから対応する交換レンズがたくさん出てていいよね〜。

 フォーサーズ系とかαシリーズはまだまだレンズの選択肢が少ないから、やっぱニコンにしといて良かったなぁと思う俺なのだった。(今度はレンズを買う気か(-_-#byニョーボ)

[2008/2/16]


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