白鳥も撮ってきたよ〜
あと、トンビも。


【白鳥を撮る】
 毎年白鳥が来る沼に今年も白鳥が来た。

 ブルーインパルス、モトクロス、スーパー耐久と写真を撮りまくってきた勢いで、今度は白鳥撮る撮るオーラが燃え立つ俺。で、天気が良い日には沼まで出かけていって撮ったのだが、これがなかなか思うように撮れないのだった。

 水面に浮いてる所は問題無いが、飛んでいる姿を撮るのが難しい。撮れてもほぼ全部白鳥の頭のフォーカスが甘い。

 右の写真がその今ひとつクッキリ写らない白鳥の頭。

 この1枚だけ見る分には「そうなの?」と思われるかも知れないが、ピントがぴったり合った写真と比べると、これは明らかにボケ気味なんです。

 フォーカスの追従が追い付かないという事もあるようだが、オートフォーカスがどうしても面積の大きい羽根や胴体の方に行ってしまって、長い首の先に付いている頭がフォーカスから外れてしまうという事があるようだ。

 いくら羽根や胴体にピントが合っていても、肝心の白鳥の顔、もっと言うと目にピントが合っていないと写真の迫力が全然出ない。という事は被写界深度を深くする方向。つまり絞りを絞って撮るしかないのか?

 あとシャッター速度。1/1000sec 以下だと羽根の羽ばたきがブレてしまうようだ。また、白鳥は全体に白いから露出補正を -1EV くらいかけた方が白飛びせずに撮れると思われる。朝日が直接当たっている時なら 1/2000sec 以上になるけど、絞りを絞って露出補正もかけるとシャッター速度が1/1000sec 以下になる危険性があるっぽい。

 となると ISO 640 くらいに感度を上げておくしかないという事に。こういう結論に達するまでに何回撮りに行ったかなぁ・・・。

 こうやって何度も何度も挑戦してやっと撮れたのが下の1枚。やった〜(´∇`)
Nikon D300 & VR Nikkor ED 70-300mm、 絞り優先AE(F/6.3, 1/5000sec)、ISO: 640、-0.7EV、後処理: トリミング、シャープネス調整。※1440x900画像にリンクしてます

 ちなみに手ブレ補正はオフ。300mm(35mm換算だと450mm)という大望遠では、手ブレ補正をオンにしているとシャッターが切れる時にフレーミングがガクッと大きくズレて撮れてしまう事が多い。今回はシャッター速度が十分に速いので、意図したフレーミングになるように敢えて手ブレ補正をオフにした。

Nikon D300 & VR Nikkor ED 70-300mm、 絞り優先AE(F/6.3, 1/4000sec)、ISO: 640、後処理: トリミング、シャープネス調整。※1440x900画像にリンクしてます

Nikon D300 & VR Nikkor ED 70-300mm、 絞り優先AE(F/5.6, 1/5000sec)、ISO: 400、EV-1.0、後処理: トリミング、シャープネス調整。


【トンビ】
 白鳥がなかなか飛ばない時は、暇つぶしにトンビの写真を撮ったりする。

 が、これもなかなか綺麗に撮れないんだな〜。目の輝きにピントが合っていないと写真の迫力が全然出ないのだが、そもそもその目が撮れる事がなかなか無い。何度も挑戦してやっと撮れたのが下の1枚。ちなみにこれも手ブレ補正オフ。
Nikon D300 & VR Nikkor ED 70-300mm、 絞り優先AE(F/5.6, 1/1000sec)、ISO: 400、後処理: トリミング、シャープネス調整。


【捕ったどぉーーーー!(トンビ ミサゴ)】
 トンビっていつもクルクル飛んでるだけで、何食って生きてるんだろうと思っていたが、遂に決定的な瞬間をとらえた。

 沼に急降下して、自分と同じくらいの大きさの魚を両足で捕まえて飛び上がったのだ(下の写真)。あ、でもよく見ると色や尾羽根の形がトンビと違うような気が・・・。(追伸:これはタカの一種、ミサゴらしい)


【サギ】
 あと、白鳥が飛ぶのを待ってた時、背後に殺気を感じて振り向いたらすぐ近くを宿敵サギが飛んでいたのです。そりゃあ大慌てでシャッターを切りましたよ(下の写真)。あれだけ撮れなかったサギの写真が、こんなアップで撮れるとは。やっぱり鳥の撮影は運と根気勝負。

[2008/11/22]


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