LED式水準器
アクションレベル

これは便利。


 中学校の頃からカメラ好きで、大学の頃は兄貴から安く(?)買った古い一眼レフを持って撮影旅行に行ったりしてた俺なのだけど、撮影時に水平に気をつけるというのは、けっこう最近になってから知った「常識」であった(冷や汗)。

 どうしてその「常識」に気が付いたかと言えば、たぶん歳のせいだと思うのだけど、ファインダーをのぞいてパッと水平を取れないっつーか、そういう感覚が鈍ってきている自分に気付いてしまったからなのだった。

 だって、上手く撮れたと思ってた写真が、パソコンで見てみたらビミョ〜に傾いていたりするとガッカリするよね・・・。

 そんな所に登場したのがご存じリコーGRデジタル2。本体に電子水準器を内蔵しているので、撮影時にモニター画面で水平を確かめて撮影できる。これが凄くありがたく、とても便利な機能だと思った。

 で、そんなGRデジタル2の電子水準器に慣れてしまうと、今度はニコンD300で撮影する際に、水平が取れてるか自分の目に自信が持てなくて、D300にも水準器があればいいのになぁ〜と思うようになっていたのだった。

 カメラ用の気泡式水準器は昔から存在するけど、ファインダーをのぞきながらだと水平を確かめられないでしょ?(使った事ないけど)。

 あと、夜の撮影で困りそう。元々、夜景の撮影は水平が取りにくい。夜だからこそ水平に気を遣いたい。だから水準器が欲しいのに、気泡式だとその気泡が見えない。それじゃあダメじゃないの?と思って外付けの水準器を買おうという気になれなかったのだ。

 そんなある日。何気なくネットのニュースサイトを見ていたら、カメラのアクセサリーシューに取り付けるLED式の水準器が目にとまった。ベルボンの「アクションレベル」というヤツだ。

 すぐ「あ、これだ」と思った。LED式なら光ってるから夜でも使えるし、ファインダーをのぞきながらでも使えそう。実売4千円との事だったので、速攻で買ってきた。

 アクセサリーシューに挿して使う物で、本体は思っていたよりも小さかった。(下の写真はD300に取り付けた所)


 造りとしては正直言って安っぽい。落としたらすぐ壊れてしまいそうだ。特に電源スイッチの操作感はまるでおもちゃ。

 しかし、感度が調整できたり、自分で校正できたり、節電モードがあったりと、機能的には不足は無い。縦位置に構えると自動的に縦位置モードに切り替わる点もなかなか気が利いている。

 LEDは全部で5個。水平時は中央の緑色のLEDが点灯。傾くと傾き具合に従って脇のオレンジ色→赤色とLEDの点灯が移動する。ファインダーをのぞきながらでも目の端でこのLEDの色が見える。つまりファインダーをのぞきながらでも水平を確認できるというワケ。これはなかなか優れもの。D300に「付けっぱ」決定だ。

 ※なお、ニュース記事によると、ソニー/コニカミノルタ製のアクセサリーシューは形状が異なるため、取り付けられないとの事。

[2008/11/28]


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