菅生サーキットで
初音ミク号を激写!

撮る以前に、本戦出走できるかが問題だったり。


【大容量CFが欲しい】
 宮城県の菅生サーキット(スポーツランドSUGO)でスーパーGT第5戦が行われる日が近づいてきた。スーパーGTと言えば、あの初音ミクでカラーリングされたBMWクーペZ4が参戦しているレーシングだ。

 このレーシングチームでは、初音ミク目当ての個人スポンサーを募集をしていて、俺も約1万円の出資をして、限定初音ミクグッズがもらっている。去年は展示撮影しか出来なかったが、今年こそ爆走している所を撮影してやるぜ!と気合いを入れた。

 ところで、ニコンD300にはレキサーの2GBのCFを入れてるのだが、この容量で連写撮影してると、あっという間に満杯になってしまう。不要な写真をその場で削除しながらでも、レーシングとかの撮影だと1日持たないんだよね。なのでスーパーGT第5戦の撮影に向けて、もっと大容量のCFを買おうと画策。

 ヨドバシとかで売ってる日本国内正規品だとかなり高価だから、輸入品の通販を狙ってみた。輸入品だとサンディスクの最高速品8GBでも9千円台で買える。8GBという事は現状の4倍だから、これで十分だろうと思った。

 が、いざ購入というその時になって、

 「大は小を兼ねる」

 という悪魔のささやきが!

 で、迷った末に結局16GBの方を買ってしまった。

 現状の8倍。FINE画質でも軽く1千5百枚以上撮れる。たぶんこんなには必要無い・・・。あ、でもRAWでたくさん撮ろうとするとこのくらい必要になるかも。と考えて自分を納得させた(^_^;

 でも今週末の天気予報を見てみたら、しばらく天気悪そう。毎日何らかの雨マークが・・・。今回のCF購入、無駄になってしまうのか?

 おまけに、現品が届いた次の日のインプレス「デジカメWatch」にCFの速度比較の記事が出ていて、それによるとD300の場合、1ランク下の安いCFでも書き込み速度は変わらないとの事。何だよそれ〜〜(T_T)


【スーパーGT観戦当日】
 土曜日が予選、日曜日が本戦。前売りチケットは2日間有効なので、「2日続けて見に行くか?」とかちょっと思ったんだけど、体力的にちょっとアレなので、本戦だけ見に行く事に。

 昨年行われた別のレース「スーパー耐久」の時は、早朝に家を出発したら駐車場がかなり空いていて、むしろ待ち時間をつぶすのが大変だったので、今回はPSPに映画とか入れて、待ち時間に退屈しないよう準備して行った。

 が! レーシング場の正門に近づいたら何やら渋滞がっ!!

 え? 何これ? この時点で既に駐車場満車ですか?!

 車だけでなく、入場の待ち行列に並んでいる人の数も既に凄い事になっている。

 「やべ・・・」

 この手のレーシング大会では、スタート前にピットウォークというのが行われ、レースクィーンのお姉さんたちの写真とかバシバシ撮れるのだが、それに入場するための券には数に限りがある。

 その券は当日場内で売られるので、こんな行列では買えなくなる危険性も・・・、などと最悪の事態が脳裏をよぎる。でもまあ心配しても仕方が無いので、ささっと行列に並んだ。「スーパーGT」ってこんなに人気があるレースだったんだなぁ〜。俺、シロウトだから知らなかったわ(^_^;

 で、まあ結論から言いますと、パドックパスという、ピット裏を見学できてピットウォークにも参加できる券が、全然余裕で買えた。ピットウォークに行く人って、案外少ないのね。

 例のレーシングチームの個人スポンサーは、当日ピット裏に行くと何かもらえるそうなので、俺の場合パドックパスが必要だったワケ。

 パドックパスは6千円もして、前売り入場券よりも高い!! でもピット裏の様子を撮影できるので、撮影目的ならこの出費はアリだ。俺にとっては年に1度のイベントだからね。


【ミク号は出走するのか?】
 ところで、土曜日の夜にレーシングチームのブログをチェックしたのだが、そこには

 「予選通過できず」

 という驚愕の情報が!!

 去年のシリーズからそうなんだけど、新しいチームという事もあってか、何らかのトラブルで最後まで走れないとか出走できないとか、色々あるみたいなんだよねぇ〜。

 おいおいおい、予選通過できなかったら、本戦を撮影しようという俺の計画はどうなるんだよ〜。

 と思ったが、最後の方に「本戦前のフリー走行に期待」というような事が書かれていたので、とりあえずフリー走行は撮影できるだろうという事に。


 天気予報では曇りのち雨という予報だったが、ここ1週間くらいは梅雨前線の微妙な動きの影響で、当日の天気すらまともに当たらない。

 そして実際、土曜日も日曜日も予報がハズれ、晴れ。直射日光が肌に突き刺さって痛い。雨対策のために持って行った傘は日傘として大活躍。ああ、傘を持ってきて正解だったわ〜。

【フリー走行開始】
 強い日差しのなか早朝から待ち続けて、やっとフリー走行が始まった。本当にミク号は走るのか? またトラブって走れないとか無いよな? などと心配したけど、ちゃんと走って来た。

 さっそく撮影開始。

 が、3周目だか4周目以降、待ってても来ないんだよね。

 他の車はギュンギューン!!と爆音を立てて走りまくっているのに、ミク号、なぜか来ないんだよね。

 まさかまたトラブルでピットイン?

 (後で知った事だけど、フリー走行で基準タイムをクリアできたら本戦に出場できる事になっていたのだそうで、クリアできたからピットインしたという事らしい)


 本戦前直前の慣らし走行でも、「お! ミク号、慣らし走行でも走ってるジャン!」と喜んだのもつかの間。やっぱり3周目だか4周目だかから回って来ない。

 どうしたんだ? 大事を取って最低限の周回で済ませているのか? それともトラブルなのか? 走る前からハラハラさせられる。


【個人スポンサー特典】
 ピット裏で個人スポンサーに何かを配布するというので行ってみた。

 ピット裏には個人スポンサーの名前がダダァーっと張り出されており、もちろん「ロード黒沢」の名前も小さくあった。(左の写真)
 個人スポンサーには特製チケットホルダーが送られてきており、これをさげていれば一目で「それ系で来ました」と分かるワケだが、それだけにとどまらず、チーム番号「808」がプリントされたTシャツとか着ている人をけっこう見かける。人の事は言えないが、ホント、みんな好きだねぇ〜〜(^_^;

 で、ピット裏で配られたのは、缶バッチとシール。まあ予想通りであるが、もらえる物はしっかりもらったゾと。


【レースクィーン撮影】
 本戦開始の前に行われるピットウォークだが、言うまでもなくみんなの目的はレースクィーンの撮影だ。俺も負けじとレースクィーンを撮りまくったのだが、これがけっこう難しい!

 あのね、肌色が綺麗に撮れないんですよ。レースクィーンって日傘を差してるでしょう。日陰なんですよ。あと、位置的に逆光なんだよねぇ〜。だからみんなフラッシュを使用して撮影するワケなんだけど、下手に強いフラッシュをたいてしまうと化粧に反射して、顔がテカって白く写っちゃうの。

 あと、差してる傘の色。白っぽい傘だと逆光傾向が強くなるのでAEがそっちに引っ張られてしまって、人物が暗く写ってしまうの。

 限られた撮影チャンスの中で、目線、ポーズ、表情、露出など、全てがビシッと決まった写真を撮るのはかなりの熟練を要すると思われるわけです。(下は初音ミクをイメージしたミクミクギャルズのお姉さん)


【本戦】
 照りつける日差しの中、傘はあるものの、ゆっくり座れる所が無く、本戦が始まるのを立ったままひたすら待ち続けた。(コンクリートのベンチはあるが、照り返しがあって凄い熱気。立ってた方がまだましだった)

 実況放送によると、いよいよ各車グリッドについた模様。出場チームとドライバー名が順番にアナウンスされる。ミク号は? ミク号は走るのか?

 「21番グリッドぉ〜。#808初音ミク・スタディグラッドレーシング〜」

 おお! 最後尾ながら本戦出走だ。ここまで肌刺す日光と暑さに耐えた甲斐があったというもの。


 と、蔵王方面に怪しい黒雲が!!

 「おっと、蔵王方面の雲が黒く厚くなってきましたね。私の経験から言って、これはひと雨来ますよ。やはり菅生には魔物がいるのかぁ〜?」

 と場内実況のアナウンサー氏。

 で、言ってるそばから蔵王方向に落雷の閃光が走り、雷鳴が轟いた。

 元々この日の天気予報は「曇りのち雨」だったので、雨が降りそうでも慌てている人は少ないようだが、撮影には支障が出そうな予感が・・・。


 そして遂にレース開始。

 おお! 我らがミク号も走ってきたぞ。

 来たからには撮る。秒8コマの連写で撮りまくる。

 撮影して気が付いた事としては、以前のミク号は黒を基調としたボディーだったのだが、最近カラーリングを大幅に変更して白っぽいボディーになっているのね。

 これを普通に撮影するとボディーの白が白トビとまでは言わなくても、ほとんど純白に写ってしまって、絵として軽く、迫力がイマイチな印象。やや暗めに写るくらいの方が迫力が出るので、露出にマイナス補正を入れてつつ撮影した。どの程度の補正が適正なのかとても難しい所だが、そこは試行錯誤で。

 あと初の挑戦として、クロスフィルターを使ってみた。直射日光によるボディーのテカりや、ヘッドライトの光がキラッと光ってる感じを入れてみたかった。
Nikon D300 & VR Nikkor ED 70-300mm、 シャッター優先AE(F/18, 1/200sec)、ISO: 200、後処理: トリミング、シャープネス調整。※1440x900画像にリンクしてます

 ↓(炎吐いた所が偶然撮れててビックリ)

 レースが始まってしばらくは直射日光が照りつけていたが、気が付けば完全に曇りになっており、そしてとうとう雨が降ってきた。

 果たして雨の中で撮影が出来るのかぁ〜〜〜〜〜〜っ?!

 ふっ。

 実は、雨の中でも撮影できるよう、傘をカメラに固定するブラケットを用意しておいたのさ。(右の写真)

 水しぶきを上げながら爆走するレーシングカーは迫力満点。晴れてる時のレースと、雨の中のレース。両方撮れて、ある意味お得。
Nikon D300 & VR Nikkor ED 70-300mm、 シャッター優先AE(F/11, 1/250sec)、ISO: 640、-0.3EV、後処理: トリミング、シャープネス調整。※1440x900画像にリンクしてます
Nikon D300 & VR Nikkor ED 70-300mm、 シャッター優先AE(F/11, 1/250sec)、ISO: 640、-0.3EV、後処理: トリミング、シャープネス調整。※1440x900画像にリンクしてます


 16GBのCFもけっこう有効だった。CFの残量を全く気にせずにバシバシ連写しまくれるのは実際快適。

 結果的には8GB分くらい撮影したが、もしこれが8GBのCFを使っていたら「もう残りが少ない!」と焦ってたはず。オーバースペックかと思われた16GBだったけど、現場的には「備えあれば憂いなし」という意味で良かったという結論に。

 あと、午前から昼にかけて直射日光で鏡筒が触れないくらい熱っチンチンに熱くなったり、またレース後半は逆にボディまで雨と汗でしっとり湿るという、けっこう過酷な撮影だった。こんなんでカメラ大丈夫か?と心配になったけど、D300はいちおうプロ仕様。こんな条件でも大丈夫なように作られてる・・・と信じて撮り続けた(^_^;


 てなワケで俺はバシバシ撮りまくって、ミク号はギュンギュン走りまくった。そして終わってみればミク号は17位で完走。予選落ちからの復活で、しかも完走。最後尾21番から発進してのこの結果は素直に嬉しい。よくやった!!

[2009/07/31]


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