シャープの
プラズマクラスター空気清浄機

新型インフルエンザ対策の一環として


【空気清浄機】
 10月。これからインフルエンザのシーズン本格化という事で、対ウィルス性の高いと噂の、シャープ製空気清浄機を買ってきた。例の「プラズマクラスター」を放出して、空気中のウィルスやアレル物質を不活性化するというヤツだ。

 一時氾濫した「マイナスイオン」商品とは違って、これはちゃんと第三者機関の実験の裏付けがあるヤツ。既にさまざまな製品に応用されていて、シャープ製品のウリのひとつになっている。

 なお、ダイキンは「光速ストリーマー」、三洋は「ウイルスウォッシャー」、パナソニックは「ナノイー」など、各社各様の技術でウィルスやアレル物質の分解・除去、あるいは不活性化を行っている。

 ダイキンと三洋は、吸い込んだ空気に放電したり電解水に当てたりしてウィルスやアレル物質を分解し、清浄な空気を吐き出すタイプ。シャープとパナソニックは、吐き出す空気に特殊なイオンや帯電蒸気を加え、これが空気中のウィルスやアレル物質を不活性化するというタイプ。

 それぞれ方式に一長一短ありそうだが、後者の方が何となく隅々まで行き渡ってくれそうな気がする。あくまで「気がする」だけだが。

 今回買った機種は今シーズンの新機種で、一番大きい KC-Y80。製品の性質上、簡単には効果を実感できないだろうから、シャープの実績を信じて選んだ。(シャープを含めた4社の方式全てで、新型インフルエンザウィルスの分解・抑制・不活性化に効果がある事が報告されている)


【買ってきた】
 売り場ではあんまり気にならなかったけど、家で設置してみたら予想外に大きくて、置き場所について悩んだ。右の写真のように、本体に厚みがある割に「背面は壁から60センチ以上離して下さい」と書いてあり、しかも「背面も左右も、壁からできるだけ離す」ように書いてある。おまけに「エアコンや暖房機の風が当たる場所」には置かないで、とも書いてある。

 シャープの説明では、この置き方で壁に向かって吹き上げる気流を作り、これによってプラズマクラスターを部屋中に行き渡らせるという事らしい。つまり置き方はかなり大事。

 う〜む。背面を壁から60センチ以上離し、なおかつ暖房機の風が当たらない場所。その上さらに、この厚みのある本体を置いても邪魔にならない場所・・・。そんな都合の良い場所はそうそう無いのが現実なのだった。

 結局の所、部屋の真ん中にドンと置くような感じ(下の写真)にならざるを得なかった。ちょっと邪魔くさいが、効果を考えれば致し方ないという所か。

 で、電源オンしたら、何だか爽やかな微風を感じちゃって、「え? これって気のせいじゃないよね? あれ? あれれ?」と思った。これはマジで本当の話。(気のせいか?(^_^;)

 一気にお部屋の空気清浄するというモードでは「ゴ〜」という音がかなりうるさくなる(15分間続く)。これは外出から帰ってきた時なんかに、一気に部屋をクリーンにしたい時に使うモードなので、うるさいのは許せる。(むしろ頼もしい音)

 それ以外の時の自動運転では、本当に動いているのかどうか分からないくらいの静かさ。

 部屋の臭いや埃の状態は本体正面のインジケーターに常時表示されるのだが、確かにこたつ布団をバホバホやればダストセンサーが赤くなるし、料理をすれば、その臭いで臭いセンサーが赤くなる。ちゃんとセンサーが検知して動作している事が実感できる。


 埃が多いとインジケーターが赤くなるが・・・

 徐々に・・・

 緑が多くなってきて・・・

 はい、これでクリーン。

 見た目の演出も大事だ。

 ちなみにアレルギー物質などを除去する HEPA フィルター(クリーンルームで使われてる高性能空気フィルター)は通常使用で10年間持つそうなので、まあ、事実上交換不要って感じ。

 加湿機能は気化式で、原理的にはこれまで使ってたドイツ製「ベンタ」と同じ。

 正直、これを使ったからと言って、何か特別変わった気はしない。敢えて言うならば、料理などの臭いが消えるまでの時間が短くなったのかな? いや、気のせいかな?という程度。ましてやインフルエンザ対策としての効果など実感できるはずもない。

 でも毎日朝から夜まで使ってます。これが動いてると何となく部屋の空気がキレイな感じがするから。

 以上、報告終わり!(^_^;

[2009/10/4]


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