これが最新のマルチカラー
LEDシーリングライト
けっこう良い感じですよ。
【最新照明】 ウチのリビングの照明の片方がどうも寿命っぽい。安定器が壊れちゃったらしく、3つある蛍光管の内1個がすぐ消えるようになってしまった。そろそろ替え時か・・・。 で、今照明を買うとしたら、そりゃあ絶対LEDでしょ! というワケで、最新のLED照明を調べてみたよ。 仙台ヨドバシに行ってみたら、もうシーリング照明の主役は完全にLEDになっていた。 LED照明の特徴を挙げると・・・ ●長寿命。 パナソニックの蛍光管「パルック・プレミア」で定格寿命が9千時間。一方LED照明の多くは定格寿命が4万時間とあるから、4倍以上か。ただし替える時は丸ごと替える必要がある。 ●低消費電力。 蛍光灯と同等か、それ以下。LEDは明るさを自由に変えられる物が多いので、必要最小限の明るさに設定するならば、消費電力も必要最小限に抑えられるという利点がある。 ●発する光の波長の関係で、虫が寄ってこない。ただし全く寄ってこないわけでもないらしい。 ●電球色や昼光色など、光の色を自由に変えられる機種が多い。 ●明るさもを自由に調整できる機種が多い。 ●明るさを調整できる事を利用して、部屋の明るさに合わせて自動的に自分の明るさを調整するエコな機能がほぼ標準装備。 などなど良い事づくめな感じ。デメリットとしては蛍光灯式に比べて値段が高いという事くらいか。 展示コーナーには各社のシーリングライトがずらーっと並べてあって、比較できるようになっていたが、まあ、どれもそんなに違わない。各社とも特徴は同上って感じ。デザイン的にも似たようなものだ。 現時点で他社には無い特徴を打ち出しているのは、LED照明の先駆者、東芝ライテックの「マルチカラーLEDシーリングライト」というヤツと、パナソニックの「スポット光付きシーリングライト」くらいか。 どちらも上に挙げた機能は標準装備で、ぬかりは無い。 東芝ライテックの「マルチカラー」の方は、電球色・昼光色だけでなく、青〜緑〜赤など、今までに無かった色もシームレスに発光できて、自由に部屋の色を出せるのが特徴。 パナソニックのは、通常の照明とは別にスポットライト的なLEDが装備してあって、これで例えば手元を照らす事ができるという。 【リモコン問題】 俺が心配していたのはリモコンに関してだった。 今どきの照明は、リモコンで操作するのが当たり前になっていて、ウチのリビングのメインの方のシーリングライト(シーリングファン付き)も、リモコンで明るさの強弱とかファンのオン・オフとかを操作するようになっている。 このファン付きライトは東芝ライテック製なので、もしLED照明も東芝ライテックの物を購入すると、リモコンがかち合って不都合が生じる可能性がある。 例えば片方を操作しようとしたら、もう片方も一緒に点灯しちゃった、みたいな事が起こる可能性大。 で、ヨドバシの店頭ではリモコンも自由に操作できるようになっていたので、このリモコンをじっくり調べてみた。 すると、リモコンの隠しスイッチに「チャンネル」というボタンがあって、東芝のは1か2、パナソニックのは1〜3を選べるようになっていた。 これはやっぱり、同じ部屋に複数の照明を設置する事を想定しているのだなと理解。 とりあえずリモコンが競合して使えないという事は無いという事を確認したので、東芝ライテックのも候補に残った。 で、どうせ買うなら最先端っぽい物が欲しいので、一般的な物ではなく、独特な機能を持っている東芝ライテックの「マルチカラー」か、パナソニックの「スポット光付き」かという事になるワケだ。 シンキングターイム!(ちゃっちゃ〜ちゃ〜♪) 東芝の赤とか青とかの照明になるのって、どんだけ意味があるんだろうか? 普通の家庭の照明として、そこんとこどうなんでしょう? 第一印象としては「それはないでしょ〜(苦笑)」という感じだったが、実際に設置して試した記事を読むと、これが意外に良い感じみたいに書いてある。う〜む。 一方のパナのは、スポット照明ができると言っても、光を当てる場所を自由に変えられるわけではないし、いちいちリモコンでオン・オフする姿もちょっと想像しにくい。 これらの機能以外はほとんど同等っぽいので、ここは先の取材記事を信じて東芝のにしてみっか?という安易な考えから東芝ライテックの方(LEDH95004YX-LC)を選択。 【設置】 設置は特に問題無し。一般的なシーリング照明と同じように設置できた。 リモコンに関しては、設置に来てくれた係の人は「同じ東芝でもたぶん『1』のままで大丈夫ですよ」みたいに言ってたけど、実際やってみたらやっぱりダメで、リモコンのモードが「1」だと、同じ東芝ライテック製のファン付きの照明のリモコンと競合してダメだった。なので、LEDの方はリモコンのスイッチを「2」に切り替えて使用。これでOK。 |
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【点灯】 では、さっそく点灯。 蛍光灯が「パパッ」と点灯する感じならば、このLEDは「ふわ〜」という感じに光る。まずこの点灯の感触からして「おお〜」という声がもれた。 発色は、電球色(赤っぽい暖かい感じの光)から昼光色(白っぽいまぶしい感じの光)まで21段階。明るさも100%発光から1%発光までの20段階から選べるという。 |
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![]() 「ヒーリングモード」だと青緑色の発色になるのだが(左の写真)、これがけっこう落ち着いた気分にしてくれるのだ。パソコン操作してる時なんかに良い感じだ。 キリっとした明るさの「勉強モード」、「あざやかモード」など、モードが5つ用意されていて、ボタンひとつで切り替えられる。これが思っていた以上に便利。 |
消費電力は、最も明るい「あざやかモード」で87W。そこから最小5Wまで段階的に暗くできるという。実際に試してみると、100%発光はかなり明るいので、70〜80%程度の明るさでも十分という感じだ。なので、やや明るさを抑えるように調整すれば消費電力もそれだけ省エネになるのでグッド。 ちなみに「ヒーリングモード」や「シアターモード」での消費電力は12〜4W程度との事。かなりの省エネだ。 ここまで明るさや発色を自由に変えられるというのは従来の蛍光灯には無かった機能であり、これはある意味「照明の革命」なのではないだろうか。 【弱点】 かなりメリットの多い本機種だが、残念な点も無いではなかった。 それは照明の中央部が発光しない構造になっているため、照明を見上げた際に、中央部が真っ黒く見えてしまい、発光している周囲とのコントラストの強さから、何となく違和感を感じてしまうという点だ。 電気店の売り場でも「中心部も明るい」という触れ込みで売り出している機種があったが、なるほど、こういう事があるからなのか・・・と納得。 売り場では目線よりも下に陳列してあったので中央部があまり暗くなく、気にならなかったが、天井に設置した状態ではけっこう気になる。 他社はもちろん、東芝の物でもLEDシーリング照明のほとんどは中央部も光るようになっている。しかし今回導入したこの機種では中央部に部屋の明るさを測定するセンサーが配置されている関係で、中央部が光らないデザインになっている。このデザインは、ちょっと失敗かも知れない・・・と思った。 とは言え、「見上げなければどうという事はない」問題ではある(^_^; 【ちなみに】 登場当初(2007年末頃)はかなり値段が高かった電球型LEDだが、2012年現在では千円前後で買える物も珍しくない。 我が家では西友で売ってる「オームLED電球」(定価970円)を玄関とトイレに導入。 消費電力6Wでも十分な明るさがあり、満足している。 |
[2012/03/11] |