日立の洗濯機
ビートウォッシュBW-D9PV
とうとうあきらめて新型を買っちゃいましたよ・・・。
【これまでのあらすじ】 サンヨーの洗濯機の調子が悪いため、四苦八苦している俺なのだった。(前回ページ) 【あれから1ヶ月】 修理から1ヶ月以上使い続けているが、やっぱり動作が変だ。電子的な問題なのか機械的な問題なのか分からないが、運転を始めてすぐに止まってしまう事がある。 再起動してもダメで、すぐ「ピピピピピピ」とエラー音が鳴って止まってしまう。 そのたびに運転再開させていれば洗濯終了まで行けるのだが、何度も何度もエラー発生→運転再開をしなけらばならず、イライラは募るばかり。 しかもこれは毎回ではなく、普通に問題無く終わる場合もあるからまた困る。エラーが出るなら出るで常に出てくれればすぐにサービスマンを呼ぶとかやるのに、無事に動く事もけっこうあるので、ついついそのまま使ってしまうのだ。 また、一見毎日問題なく動いているように思えても、実は俺が寝ている早朝に、ニョーボが苦闘していたという事が判明。 スタートさせてもエラー連発したり、入れた洗濯物の量を自動的に計る機能がおかしくて、少ししか入れてないのにたくさん入ってるみたいな表示になってたり・・・。かなりイライラがつのってきたようだ。 もうね、ニョーボの口調がかなりキツくなってきていて、このまま放置するとニョーボの怒りが爆発してしまう!!と危機を察知した俺は、もう今日にでもヨドバシに行って注文してこよう、と決意を固めた。 で、ニョーボの希望としては、洗濯単機能の単純な機種が欲しいとの事だが、前に書いたように、そういう機種はあんまり売られていないのが現状。(単機能の物は容量の少ない機種に多く、大容量の機種では乾燥機能付きの物がほとんど) というワケで、前から考えていた通り、日立か東芝の2択で考える事に。 日立「ビッグドラム」は、その愛称が示す通り、ドラム径が大きいのが特徴。 ドラム式洗濯機は径が大きいほど「たたき洗い」の落差が大きくなるので、つまりドラムは大きい方が正義。 あと日立のは、ドラムの外側の汚れを、洗濯する毎に自動的に水流を当てて洗う機能がけっこう凄い。 洗濯槽の見えない部分の汚れ問題は、日立がステンレス槽を採用した頃からメーカー各社が色々対策を施してきた歴史があるが、今回の日立の機能はかなり効果がありそう。 シースルーにした試験機で、外側の汚れがみるみる落ちていく様子を見せられると、「おお!これは凄い!」と驚かざるを得ない。 ただし、日立は本来、縦型の「ビートウォッシュ」という機種の方が主力商品なのだ。本当はこいつをイチオシにしたかったのだが、市場の主流がドラム式になってしまったので、品揃えの関係上ドラム式も作りました的なところがあった。そこがちょっとアレだ・・・。 一方、東芝「ザブーン」は、アクティブサスペンションの採用で、洗濯時間が「時間ピッタリ」という点を強調。 これは現在のウチの不満点「表示される洗濯終了時間が全然あてにならない」「終了までにやたら時間がかかる事がある」に見事に答えてくれるストライクな内容。 う〜ん悩むぜ(^_^; 【ヨドバシへ】 というワケで、職場から帰る途中、ヨドバシに寄って、もうそのまま発注しちゃうつもりで洗濯機売り場に行った。 そしたら売り場の店員が言うには、「ビッグドラムなどは、見た目以上に横幅が広いですから、まずは自宅のドアを通るかどうか、寸法を測ってみて下さい」と言う。 ![]() |
【幅を測る】 で、家に帰って、さっそく洗面所のドアの幅を測ってみたら、何と!「ビッグドラム」の幅よりも狭いのよ。つまり「ビッグドラム」はこの部屋に入れられないという事が判明。ビックリですよ。 ドラムが大きいのは正義だが、大きすぎて搬入できないというのは本末転倒なのでは? で、日立と東芝のカタログを調べてみると、ドラム式で大容量の機種は幅が広いため、かなりギリギリな物が多いという事が分かった。 この問題はメーカー側も分かっているようで、ドラム径を少し小さくして、代わりに奥行きで容量をかせいだ「スリム」というタイプが出てるのね。こいつならウチのドアも通るから入れられる。 あと、縦型の「ビートウォッシュ」には乾燥機能が無いヤツ(BW-9PV)(正確には、簡易的な乾燥コースが用意してある)もバリエーションのひとつとしてあって、そいつは「ビッグドラム」同様に、槽の外側を自動的に洗浄してくれる機能がついている。こいつなら値段も安いし、「単機能のがいい」というニョーボの希望にも沿うから良いと思った。 【再びヨドバシ】 で、翌日、ニョーボと一緒にヨドバシに行き、さっそくその乾燥機能が省略されているビートウォッシュを勧めてみた。するとニョーボは、使用する水の量が気になるらしい。 縦型洗濯機は一般にドラム式よりも使う水量が多いが、BW-9PV だと100リットル以上使う、とある。 しかし同じビートウォッシュでも、最新型の最上位機種(BW-D9PV)は72リットル程度と使用水量が少なくて良い、と言いだした。 「ビートウォッシュ」は、従来の縦型の洗濯機と外見的には似ているが、従来品のように水をためてその中で泳がせて洗うというのではなく、濡れた洗濯物を回転する円盤の上で転がして、もみ洗いするようなコンセプトの洗濯機だ。つまり従来の物よりは水の使用量が少ない。最新型ではそこをさらに突き詰めているようだ。 念のためこの機種の横幅を測ってみたら、家に入るという事で、結局この最新型のビートウォッシュを買う事に。もめた割にあっさり決まってしまった。 正直、「ええー?何で? 最上位機種なんていらない!って言ってたジャンか〜」と思った。 値段としても、BW-9PV と BW-D9PV では店頭価格が2倍近く違っていて、前者なら10万円程度なのに、後者は20万円!! しかも「評価が定まっていない最新型は避けて、評価が定まった古い機種の方がいい」って言ってたのに、こいつは最近発売された最新型なのだ。 そう思ったのは当のニョーボも同じで、「まさかこれを買う事になるとは思わなかったよね」と苦笑していた(^_^; 【納品】 で、3日後、その新しい洗濯機が納品された。あらかじめ幅は測ってあったが、本当に洗濯機が部屋に入るかちょっと心配になったりして・・・。 ![]() まあ、そこは納品業者さんがプロなので、上手く設置してくれたからOKだったが、排水パイプの末端をL字継ぎ手(いわゆるエルボ)で処理する所は、確か日立用の物なはずなのに、パイプの太さが合わず、ビニールテープで巻いて水が漏れないようにした。 おかしいなあ。日立用だから太さがピッタリ合っていいはずなのに・・・。 |
で、さっそく使ってみたのだが、なかなか静かだし、操作感もイイ感じ。特に、本体上面操作盤が使い易いね。水位、洗い時間、すすぎ回数、脱水時間、乾燥時間、脱水の強度などが調整できるようになっているのだが、これが見た目で分かり易いユーザーインターフェースになっている(下の写真)。 |
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その他、洗濯するたびに自動的に洗濯槽の外側を洗ってくれる機能とか、「eco水センサー」といって、水の硬度、洗濯物の質、水温、すすぎ具合、脱水具合を検知して、自動的に水量や洗濯時間、すすぎ時間などを可変する機能がある。 排水ホースも内部をフラットにして、汚れが付きにくくした物を採用するなど、芸が細かい。 【呪縛】 こうして我が家の洗濯事情に、やっと平和が訪れた。 ・・・と思われたが、平和は長くは続かなかった!! ![]() そ、そんな、バカな・・・。 排水エラーから逃れるために洗濯機を買い換えたというのに、新品でもエラーが出るなんて・・・。 |
たたりじゃ・・・。 八つ墓村のたたりじゃあぁ〜〜〜〜っ!!!:(;゙゚'д゚'): ![]() あと、洗濯機本体が傾いていて、排水の流れが悪いのでは?という点も、このビートウォッシュには本体に水準器(右の写真)が付いていて、これで見る限り全く問題なし。 |
![]() どうやらこの機種では洗濯を1回しただけでも、けっこうな量の糸くずがフィルターにかかるようだ。 説明書によると、この異物トラップと、ドラムの上に付いている糸くずフィルターはよく掃除して欲しいとの事。 |
まあ、そういう掃除をしてもなぜか排水エラーが起こっちゃう。しかも、どの排水タイミングでも起こるわけはなくて、脱水の直前の排水の時にだけエラーが起こるという事が分かってきた。こうなると単なる排水詰まりみたいな原因ではないっぽい。 ![]() 電気回路的な問題の可能性があるとの事で、メイン基盤と排水弁を交換。これで様子を見て下さいとの事。 で、どうなったかというと・・・、今の所正常に動いています。 めでたしめでたし。 ・・・なのか? (追伸) その後、1年以上使っていますが、無事に稼働しております。洗濯槽の外側をクリーニングする「自動おそうじ」機能をオンにしていても、カスのような物が出るようになるので、洗濯槽クリーナーを1回使いました。 ちなみに、糸くずフィルターに関しては、だいたい洗濯を2〜3回すると「フィルターを掃除して下さい」というエラーが出るので、そのたびに歯ブラシでゴシゴシしてキレイにしています。 |
[2012/10/14] 追伸[2014/1/8] |