ウォークマン中心のステレオを
Media Go 編
この不具合、どうにかして欲しいッス(涙)
【Media Go】 ウォークマンを中心にしたステレオセットがいちおう完成したので、音楽のアルバムの整理を始めた。 俺は、自分が買ったCDのほとんどがパソコン取り込み済みだと思っていたのだが、調べてみると意外に未取り込みのCDがある事が判明。その数30枚以上。押し入れを掘っては取り込み、掘っては取り込みを繰り返した。 ちなみに音楽ファイルの管理ソフトは、新ウォークマンを買ったのを機にx−アプリから Media Go に切り替えた。(下の写真) |
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ウォークマン用の音楽ファイル管理ソフトは、 ソニックステージCP → ソニックステージV → x−アプリ → Media Go という具合に代替わりにしてきているワケだが、代替わりの毎に、何らかの理由でデータの引き継ぎに失敗した音楽ファイルがあったようで、そういうのが「未取り込み」扱いになっていたようだ。 10数年前?YMOが「ライディーン」の新アレンジを期間限定でダウンロード販売した事があって、それを購入したんだけど、気が付いたらその「ライディーン」がアルバム一覧から消えてるんだよなあ〜(-_-; あと、ダンス☆マンの替え歌の元になった歌も、探してダウンロード販売で買ったのに、これも消えてる。 一体どの時点で消えていたのかは、今となっては謎だが、こういう事があるからダウンロード販売は安心できない(-_-;;; 調べてみると、2012年9月末よりも前に購入した音楽コンテンツはデジタル著作権保護(DRM)が施されているそうなのだが、Media Go では DRM で保護されている音楽ファイルは扱えないとの事。ダウンロード購入した楽曲が引き継がれないのはこれが原因か? あと、自分のCDから取り込んだ物でも、いつの間にか消えてるのがある事に今さらながら気がついた。 「のだめカンタービレ」の登場曲クラシック100曲8枚組セットというのがあったはずなのに、今見るとリストの中に無いんだよなあ〜。一体いつ、どうして消えたのか? 【ギャップレス再生】 新型ウォークマンの購入を考えて、いろいろ調べていた際にしばしば出てきた用語。 ライブ録音盤などで、曲としては別曲扱いなんだけど、曲と曲の間に空白を入れずに連続して演奏される場合があるよね。 クラシックだとバレエ曲に多い。ビートルズだと「アビイロード」のB面。ピンクフロイドの「狂気」もそうだ。 ウォークマンで ATRAC 形式の音楽ファイルを再生している分には、こういうのは昔から連続再生されていて、つまり「ギャップレス」だったのだが、MP3 ファイルでは規格的に対応していないため、一瞬ギャップが入ってしまっていたのだそうな。 で、現在のウォークマンでは、ATRAC 形式はもうレガシー規格であり、ソニーとしては「もう使わないで欲しい」という態度だ。 そのため今のウォークマンに付いて来る音楽管理ソフト Media Go では、ATRAC 形式での読み込みは不可で、普通は AAC 形式で読み込む事になる(ATRAC の再生は可能)。よく使う形式が AAC や MP3 に変わったため、今あらためて「ギャップレス再生」が問題になっているようだ。 でも Media Go と現行のウォークマンの組み合わせなら問題無いとの事で、実際、今までは問題無かった。 ・・・のだが、今回YMOのアルバム「YELLOW MAGIC ORCHESTRA」を Media Go で取り込んだのを聴いてたら、曲の冒頭部分で音が「どもったような」現象が起こる曲がいくつかある事に気が付いた。 例えば、「たりら〜♪」という出だしが「た・たりら〜♪」という具合に、曲の出だしが一瞬どもる感じなのだ。(一部の曲のみで起こる) 最初はCDの読み込みエラーか?と思って、ファイル削除してからやり直したが、何度やっても同じ結果に。 あと、坂本龍一の「オーディオ・ライフ」でも同じように曲の冒頭部分が、どもったように音が飛んじゃう事があるのを発見。 問題の音楽ファイルを、別の再生ソフトで再生しても同じ症状で再生されるので、これは再生ソフト側の問題では無い。また、元のCDをCDプレーヤーにかけて聴くと、問題無く再生できるので、CDの問題でもないようだ。 となるとパソコンのディスクドライブの問題か?と思い、ディスクドライブ用のクリーナーを購入して、ピックアップのクリーニングをやってみたが、これでもダメ。 試しにフリーのリッピングソフトをインストールして、そっちで取り込んでみると、「どもり」が無いファイルができるので、ドライブ側の問題でもない事が確定。 だったらもう、Media Go のバグくらいしかないじゃん! Media Go 使えねえ〜〜〜と思い、もうこれからはフリーのリッピングソフトの方で取り込むようにしようと思った。 で、これで大丈夫と思ったのだが、実際取り込んでみたらこのソフトはギャップレス再生に対応していないため、「どもり」が起こらない代わりに「ギャップ」が入ってしまうのだった。 この方法もダメかあ〜〜〜orz ふううう・・・。 ん・・・? ギャップ・・・? もしや!! と思い「どもり」が起こる曲を調べてみると、どれも曲と曲が連続再生されるタイプの曲だった! そうか! この「どもり」問題は、前の曲から連続再生されるタイプの曲でのみ発生するのだな! と気が付いた。うはw 俺って時々鋭いわ!!(^_^;;;; ここまで来れば何となく全貌がつかめてきた感じ。 エラーはエラーでも、取り込みエラーではなくて、ギャップレスの処理する際の、ソフト上の何らかの不具合だと見た! ちなみにx−アプリで取り込むと「どもり」問題は起こらない。そしてx−アプリと Media Go は同居可能で、データの互換性もあるので、xアプリで取り込んで Media Go で管理するという方式にすれば「どもり」問題を回避しつつ Media Go を使用できるという事を発見した。 (ギャップレス再生するためには、xアプリか Media Go のどちらかでリッピングする必要がある。他のリッピングソフトで取り込んだデータを、Media Go でファイル変換するという方法ではダメ) その後、この問題はウチのメインで使ってるパソコンでのみ発生するという事も判明。つまり単純なバグではなく、もっと複雑な問題が絡み合っているようだ。いちおう Media Go のサポートに報告しておいたけど Media Go のソフトとしての完成度の中途半端さを考えると、不具合修正される可能性は低いかも・・・と思った。 【CD買いまくり】 ステレオ環境が完成したら、今度は猛烈に音源あさりが始まった。だって、新しいシステムで聴くと、音楽が鮮烈な感じで、楽しくてしょうがないんだもん〜。 もっと! もっとキレイな音楽を!! 俺に!!!(^_^;;; 「名盤」「優秀録音」などのキーワードで検索して、有名な曲の名演奏盤を買いまくった。 さすがに新品で大量に買うと高くつくので、アマゾンの中古マーケットプレイスがメイン。 で、これは俺が前々から叫び続けている事だけど、CDやSACDの音質の良し悪しは、規格の違いではなく、元の録音の質と、マスタリングの上手・下手にある。 同じ音源を使っていても、アルバムとシングルカットでマスタリングが違う場合があり、せっかく買ったのにシングル盤は音がひどくて全然ダメだ!という事もある。(体験済み) 音量が大きい方がラジオなどでかかった際のインパクトが強いので、ポップス系のCDは音量を大きめにマスタリングしたものが多いらしい。 そういうのは音が割れてしまったり、飽和した感じの音になってしまい、当然、音質は悪くなる。(クラシック系ではダイナミックレンジを確保するため、基本的に音量がかなり低く抑えられている) そんな中、時々ちゃんと音質に気を使ったマスタリングを行った物もあって、そういうのを見つけると非常に嬉しいワケ。(アニメのサウンドトラックはけっこう音が良いような気が?) あと、20年前とかに一度CDで出しているアルバムを、こだわりのリマスターをして再販売した物がある。 近年(と言ってももう10年以上前)だとYMOの昔のアルバムが、YMOメンバー監修のもとでリマスタリングされていて、これがけっこう音が違う。 今回「BGM」や「テクノデリック」のリマスター版を買ったんだけど、確かに一聴して分かるほど、新鮮でキレが良い音になっている。2009年に出たベストアルバム「UC YMO」も、こだわったマスタリングをしてるそうで、これも音が良い。 あ、ちなみに、中古で買ったCDのひとつが、盤面に傷があって、中の1曲だけ、どうしても読み込みエラーになる。安かったけど、安いだけの事はあった。くうう〜(涙)。 なお、今のオーディオ界では「ハイレゾ」が流行していて、「ハイレゾを聴いてしまうと、もう従来のに戻れない」みたいに言う人もいるようだけど、今回いくつか「ハイレゾ」音源を入手して聴いてみたけど、これは単に元々の音質が良い音源を選んで「ハイレゾ」規格で売っているだけでは?・・・と思った。 あと、「ハイレゾ」音源はファイルサイズがかな〜〜り巨大(ハイレゾ1曲だけで、従来のCD1枚分とか)なので、ウォークマンみたいなポータブル機に入れると、メモリ容量を圧迫して、あんまり意味が無いような気がする・・・。 非可逆圧縮音源でも AAC 320bps くらいのならかなり良い音で聴けるので、無理してハイレゾを選ぶ必要性は感じなかった。やはり重要なのは、録音の良し悪しとマスタリングですわ。 【アルバム整理】 これはソニックステージの昔からそうだったけど、2枚組以上のアルバムだと、CD1枚ずつでまとめられちゃって、2枚以上のCDの内容を1つにまとめるという事ができなかった。いや、たぶん、やれば出来たんだろうけど、作業が面倒くさいのでやらなかった、というのが本当の所か? で、今回、x−アプリから Media Go に切り替えたのを機に、2枚組以上のアルバムをひとつにまとめるというのをやってみた。 やり方自体は単純で、まとめたい曲のファイルのプロパティの、「アルバムタイトル」と「アルバムアーティスト」を同じにすれば、それらはひとつのアルバムとして扱われるようになる。 ただし、まとめられる際に曲順の番号は自動では変わらないので、全部手入力で入れ直さないといけない。これがけっこう大変・・・。3枚組とか4枚組、1枚の曲目数が多いヤツだったりするとかなり苦痛な作業になる。 アンドゥ機能は無いので、間違った入力を確定しちゃうと、やり直すのが凄い手間だったりして苦労する。 でも私、頑張りました! 2枚組以上のアルバム全部を書き換えましたよ! これ、曲順の番号をちゃんと正しく入れてないと、ウォークマンに転送した時に変な順番になっちゃうんで、真面目に番号を入れないとダメなのです。 あと、ウォークマン側で「ジャンル」で曲を探すという事が出来るようになっているけれど、この「ジャンル」という項目、CDから取り込む際に自動検索で勝手に付けられてるけど、たとえば「Jポップ」「J ポップ」「J-ポップ」「J POP」「J-POP」などなど記述の書式がバラバラで、そのままでは全く役に立たないッス! ここも、たとえば、俺のウォークマンでは「J ポップ」で統一する!と決めて、Media Go 上でジャンルの記述を全部書き換えないといかんのです。うはああ〜〜〜。 更に言えば、たとえば、自動で付けられたジャンルが「クラシック」になってるけど、この曲は「バロック」なんじゃないの?という具合に、ジャンルの記述に納得できない部分がけっこうあったりして、そういうのも全部直しました。これもかなり大変でしたが、私頑張りました!(^_^; で、こうやって修正した物が自動的にウォークマン側に反映されるのかと思いきや、全然そんな事はなくて、ちゃんと反映させたかったらウォークマンに入ってるデータを一旦全部消去し、全部の音楽ファイルを入れ直さないといけないのですよ!(古いデータを消さないと、古いジャンル名がそのままリストに残ってしまうようだ)ぎゃあああ〜〜〜〜。 【バージョンアップの罠】 以上のような苦労の末、やっとの事で満足できるライブラリを完成させた俺。ウォークマンのメモリを初期化して、そこに転送した。 これで理想の状態のウォークマンが完成・・・。そう思っていたのだが、転送完了後に内容を見てみると、曲名が変だし、アーティスト名やジャンルなどが「不明」と表示される・・・。あれえ???? (下の写真、Media Go 上ではちゃんとアルバム名とかアーティスト名が表示されているのに、ウォークマン上では「不明」と表示され、曲名も頭に曲順の数字が入ったファイル名がそのまま表示されている) |
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最初は転送中にパソコンが絶妙なタイミングでスリープしちゃったのか?と思い、もう一度転送をやり直した。でも結果は同じ・・・。あれえええ??? これは明らかにおかしい! 一体何が起こっているんだ? と思ってネットで同じ症状を訴えている人がいないか検索してみた。そしたら、Media Go を Ver. 3.0 にバージョンアップしたら、x−アプリから Media Go に取り込んだ音楽ファイルが、ウォークマン上で「不明」と表示される、という報告をしている人を発見! これか!!! そう。この数日前に Media Go のバージョンアップ(2.9a → 3.0)があったのだ。Ver. 2.9a では問題無いらしいが、Ver. 3.0 だとダメとの事。何だよ〜〜。せっかく苦労して音楽ライブラリを構築したのに、絶妙なタイミングでバグ発動かよ〜(涙)。 この件についてもソニー側に報告しておいたけど、修正されるのはいつになるか・・・。 このままではアルバム名とかアーティスト名とかで曲の検索が出来ないので、ウォークマンが使い物にならない。困った!何か回避する方法は無いか考えた。 「Media Go を使わずに、ウォークマンに直接ファイルをコピーする」という方法が良いと聞き試してみたけど、まあいちおう使えるのだけど、同じフォルダ内にあるx−アプリ時代の遺産の存在が何らかの障害になっているようで、どこか動作がぎこちない・・・。 Media Go の前のバージョンが使えれば良いのだが、ソニーでは最新のバージョンしか提供していないため、「バージョンダウン」が行えない。う〜ん、ソフトウェアメーカーだったら古いバージョンも残してあったりするのに・・・、ここら辺の対応に企業としてソフトウエア製品の扱いに慣れてない感が出てるよねえ。 で、色々調べて結果、海外の某サイトに古いバージョンの Media Go が保存されているのを発見。そこから古いバージョン(Ver. 2.8)を入手。Ver. 3.0 はアンインストールして、Ver. 2.8 をインストール。このバージョンでウォークマンに繋げば問題が出ない事が確認した上で、Ver. 2.8 を使って音楽ライブラリをウォークマンに転送して解決したのだった。ふう・・・。 正式なサイトでない所からのダウンロードだったので、何かヤバいものが仕込まれている危険性もあると思い、サイトの安全性確認とか、入手したファイルのウィルス検査とかしてからやった。同じ方法を試される方は要注意で。 あと、Media Go の「ユーザー設定」→「ネットワーク」の中の「更新を自動的にダウンロードする」のチェックを外しておくのを忘れずに。このチェックを外していても、起動時に必ず「新しいバージョンの Media Go をご利用いただけます」というメッセージが出てしまうが、今は我慢するしかないようだ。 (追加情報) 上とは別のサイトに Ver. 2.9a があるのを発見し、入手した。しかしこのバージョンでは、インストール時に自動的にソニーのサイトをチェックして、自分より新しいバージョンがある場合は、そっちを勝手にダウンロードしてインストールしようとするようだ。私の場合は勝手に Ver. 3.0 をインストールされそうになった。勘弁してくれよ〜〜。 ならばと、インスール時だけネットワークを切ってみたら普通に Ver. 2.9a がインストールできた。ふう・・・。 肝心な所にデカいバグがある割に、余計なお世話的な所は凝ってたりするなあ〜(涙)。 なお、Media Go の設定情報のたぐいは、「ユーザー」フォルダの下に隠し属性で「AppData」の下の「Sony」フォルダの中にあるようだ。用心のため、音楽データと一緒にこのフォルダをバックアップしておいた方が良さそう。 (追加情報2) ![]() |
[2015/10/23] 追加[2015/12/25] |