風呂場の鏡の汚れを
どうにかしたい!
長年の宿敵、スケイルを退治できた〜。
【お風呂の鏡がひどい件】 ウチのお風呂の鏡の汚れがひどい。 いわゆる「スケイル」とか「うろこ」とか呼ばれている、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどが析出したものでいっぱいだ!(下の写真) |
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この手のスケイルは、ガラス表面と化学的に強固に結びついているため、ちょっとやそっとでは取れない。クリームクレンザーとかジーンズの切れ端とかで落とそうとしたけど、もうこのレベルになるとほとんど効果が無いのだった。 で、これの実害として、鏡がもはや鏡として使えないのですわ。 髭剃りをする際、もみあげ部分の際を見るために鏡が必要なんだけど、もはや全然顔が見えません(涙)。ひどい!ひどすぎる!!さすがにもう限界だ! というワケで、何とかスケイルを落とす方法はないものか調べてみたよ。 スケイルはカルシウムやマグネシウムなどが主成分。化学的に言えばアルカリ土類金属。となると酸か? 酸で溶かせばいいのか? ネットで調べると、クリーニングのプロは、お酢やクエン酸を使っているようだ。 ただし、吹きかけた程度ではほとんど効果は無く、やるならば、液を染み込ませたティッシュを貼り付けて、さらにその上からラップをかぶせて蒸発を防ぎ、長時間酸で濡れた状態に置いておく必要があるとの事。 また、塩酸みたいな強い酸を使うと、鏡以外の部分の金属を腐食させてしまって、ダメにしてしまう危険もあるという。 あと、金属磨きみたいな、粗い研磨材でこするとガラスに傷が付いてしまって、それも問題との事。 ちょうどウチにクエン酸があったので、水に溶かしてティッシュに染み込ませ、鏡に貼り付け、ラップして一晩放置してみた。(下の写真) 普通のティッシュだと、濡れると破けやすいので、最初に少量の水で鏡に貼り付けたら、その上からクエン酸水溶液を霧吹きで吹きかけ、浮いてる部分は指でそっと押して密着させる・・・という方法が良い。 |
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で、ラップ放置している隙に、ホームセンターで何か良い物はないか?と探した。そしたら超微粒子の人工ダイヤ粉が配合されているクリーナー「ダイヤモンドパッド」を発見。(下の写真) ほうほう。昔、超微粒子のダイヤが新素材として登場した当時、自分の仕事に使えないかメーカーの説明会とか行った事あるから何となく分かるよ。超微粒子ダイヤって、けっこう良い特性あるんだよねえ〜。 |
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で次の日、クエン酸ティッシュをはがして、上述のクリーナーでこすってみたら・・・、おお〜、スケイルが落ちるで〜〜!! ダイヤモンドパッドを使う際の注意点としては、力を入れてゴシゴシこするのではなくて、耐水ペーパーで磨く時のように、少量の水を含ませて軽くこする事。研磨の程度で言えば、削るというよりは、最終仕上げみたいな感じで。 広い場所をいっぺんにこするのではなく、ひとつの場所をコシコシコシ・・・と連続的にこする。 スケイルがある状態だと「サリサリ・・・」という手ごたえを感じるのだが、スケイルが落ちると手ごたえが軽くなり、「スルスル〜」と滑る感じに変わる。 これを鏡全体でやる・・・。力を入れてゴシゴシやってはいけない。 けっこう疲れる作業にはなるが、確かにスケイルを落とせた。ピッカピカだよ〜〜〜(下の写真)。 |
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あ、でもね、これでもよ〜く見ると小さい汚れみたいなのが付いていたりする。でも以前のスケイルだらけの状態に比べたら、全然OK! 細かい事を気にし出すとキリが無い。 この人工ダイヤ粉入りクリーナー、複数の会社が商品を販売していて、ホームセンターに行くと、似たようなものが複数売られている。全部試したワケじゃないので断言は出来ないけど、「ダイヤモンドパッド」が元祖的存在のようで、評判も良いようだ。 あと、スケイルを落とした後の表面処理について。 家が新築だった当時、撥水処理すれば良いのでは?と思って、鏡に自動車用の撥水コートを使ってみたのだが、丸まった水滴がいっぱい付いちゃって、返って鏡が見づらくなってダメだった。 お風呂の場合は、むしろ親水処理をして鏡の表面に薄い水の膜ができるようにするのが良いみたい。 上の方の写真で「ダイヤモンドパッド」と一緒に写ってる「ミラコ」というのを使ってみたが、お風呂に入った際に鏡にお湯をバシャっとかけると、鏡の表面に水の膜ができて、それが長持ちするので、鏡がかなり見やすくなります。 |
[2015/11/08] |