HDDレコーダー新調
これが最後のソニー機?
溜まりに溜まった怒りの感情が、今ほとばしる!


【ここまでのあらすじ】
 東芝のHDDレコーダーのあまりの使いづらさに我が家の怒りは限界値を越え、ついに買い替えを決意させたのだった。


「怒るッ!」(いかる!)

 ロード黒沢の体内に秘められていた全エネルギーが、感情の高まりと共に頂点に達した時、彼は爆買機コレジャダメダーに瞬転する!


「俺の買い物は輝いているか」

            元作詞:ジェームス三木
            作曲:三木たかし
            変作詞:ロード黒沢
俺の青春は ベータVHS
あの頃の自分を 忘れてはいないか

俺の物欲は 満たされているか
ちっぽけな製品に 妥協していないか

値段全般よりも 本当に欲しい物
それがオタクの こだわりの心

買って欲しければ 誤解を恐れずに
ありのままの理想を ニョーボに語るのだ


買ってもらうまで 一歩もしりぞくな
負けたと思うまで 語るのをやめない

本当の性能は カタログでは見えない
自分で確かめろ 甘えてはいけない

家計全体よりも 自分のお買い物
それがオタクの 執念の心

期待裏切るな 性能ごまかすな
魂をぶつけ合い 新製品語るのだ

※「超人機メタルダー」主題歌より


【買い替え候補に要求される条件】
(1)4K液晶50型クラスの画面で見ると、圧縮動画だとアラが見えてしまう。したがって全てDRモードで録画する(東芝のレコーダーでもずっとそうしてきた)。そのためHDD容量は最低でも1TB、できれば2TBは欲しい。

(2)録画したい番組は、想像以上に時間帯が重なってしまう事が多い。ウチの場合、東芝のレコーダーでの経験から考えても3チューナーは必要。

(3)東芝もパナも、チャンネルを丸ごと録画して後から番組を選ぶという考え方になってきているが、俺の録画哲学から考えても、実際の録画状況から考えてもそういう「全録」は、ウチでは不必要!

 むしろ、ソニーの「コクーン」や「スゴ録」で採用されていた、キーワードやジャンルから「勝手に録画する」という機能の方が欲しい。あれの良さが身体に染みついて、もう他のでは満足できん!!


【購入候補】
(1)パナソニック「ディーガ」:BRG2010
 今期ソニーが新作を発表しなかった一方で、ちゃんとした新機種を出し続けている貴重なメーカー。安定感があり、一般に最もお勧めできるシリーズだ。6番組同時録画。HDD容量は2TB。新番組お知らせ機能。1か月番組表。4Kにアップコンバートする機能あり。

 不満な点としては、ソニー機にあるような「趣味に合わせて勝手に録る」機能や、「番組名予約」による自動追跡録画が無い。キーワード設定などでこれに近い事ができるはずだけど、そういうのを自分でいちいち設定するのは面倒くさい。できれば自動的に処理して欲しい。


(2)ソニー、もはや愛称すら無いレコーダー:BDZ-ET2200
 3番組同時録画。HDD容量は2TB。キーワードやジャンルを指定して勝手に録る機能(おそらく業界で一番強力)。「番組名予約」による強力な自動追従録画機能(おそらくオンリーワン)。使いやすいユーザーインタフェース。賢い自動チャプター入れ機能。PS Vita なら USB転送、ネット経由で録画番組を視聴可能(今となっては当たり前)。

 心配な点としては、バグによる動作不安定の報告がある。新機種開発が止まっているらしく、バグ修正はあまり期待できない。付属のリモコンは小さくて、昔の「スゴ録」のヤツの方が使いやすそう。

 動作不安定の件が一番の気がかりだが、「コクーン」「スゴ録」時代の経験から考えて、録り溜めた番組の数や、予約タイトル数が多くなりすぎると処理が重くなって、バグるのだと予想・・・。溜め込まず、こまめにタイトル削除すれば大丈夫か???(汗)


(3)ソニー「PS4+ナスネ」
 他のレコーダーとは別次元の超快速動作。多く見られている番組や、多く録られている番組が分かり、注目番組を発見しやすい。一般のHDDレコーダーと違って、ネット経由の視聴の方がむしろメインという設計思想はレコーダー業界の最先端を行く。従来型のレコーダーの新規開発が止まっているのは、もうソニーとしてはこっちの方を主力にしたいと思っているからなのではないか?

 心配な点としては、ナスネ1台に1チューナーなので、3番組同時録画を実現しようとするとナスネを3台買わなければならない(最大4台まで接続可能)。ナスネを増やすとそれぞれにアンテナケーブルを繋がなければならないので分配器を入れる必要がありそう。そして当然、値段も比例して高くつく・・・。


 っつーワケで、悩み、苦闘した結果、バグ有り覚悟で(2)のソニーBDZ-ET2200を購入する事に決したのだった。


【BDZ-ET2200レポート】
 レコーダーが届いたので、さっそくセッティングした。本体は小さくて、セットトップボックスみたいな感じ。いまどきのレコーダーはみんなこんな感じだよね。操作感は、PS3や「スゴ録」から続くクロスメディアバー形式でわかりやすい。

 ただし、操作時の見た目のエフェクトとかが省略されているし、CPUパワーとかメモリ量とかが最低限に絞られてる感じで、「新機種だから操作感は軽く速く!より美しく!」みたいなのではない。むしろ、削る所は全部削って安く仕上げました〜的な感じ。

 せめて最高機種だけでも処理速度を上げて、リッチな感じにして欲しかった・・・。

 でもまあ、前の東芝のヤツに比べれば全然使いやすい。俺が「スゴ録」の操作に慣れてるというのもあるけど、取説など見なくてもすぐに使えた。

 ソニーのヤツの最大の特長は、興味のあるジャンルを指定すると勝手に録り溜める機能と、「番組名」指定による追跡録画機能。

 興味のあるジャンルについては、「アニメ新番組」「深夜アニメ」「特撮」など、オタクが好きそうなキーワードが用意されているので、それを選択すればOK。毎日大量に録ってくれるので、むしろ消す作業が大変なくらいだ。(おそらく、放置して溜めたままにしておくと処理が重くなり、バグる可能性が出てくる)

 なお指定するキーワードは、電子番組表から文字列を見つけてきて指定する事もできるので、注目タレントの名前とかを指定して、そのタレントが出てる番組を自動録画させるような使い方もできる。

 「番組名」指定による録画予約は、目的の番組が特別編成とかで放送時間が変わったり、何かの事情で別の曜日に放送したりしても追従して録画してくれる。また、関連番組まで含めて録ってくれたりするので頼りになる。

 あと、再放送が多いタイプの番組の場合は「2度録り回避」を指定すれば、同じ回を無駄に録る事は無い。(番組によっては2度録ってしまう事もあるようだが、録り逃すよりは2度録った方がマシなので、これはこれでOK)

 東芝のはキーワードによる録画や自動チャプター入れの精度が悪くて使い物にならなかったが、ソニーのは精度が良くて安心して使える。この差は大きい。どうしてこんなに性能の差が出てしまうのか?実に不思議だ・・・。


 残念な点としては、電子番組表の表示速度が遅い事。

 東芝のでも特に速いワケじゃなかったけど、あれよりもさらに遅い。もっとサクサク表示できるようにしないとダメだと思う。

 PS4+ナスネが高く評価されているのは、電子番組表などの操作感が、異様なほど速いからだが、あの速さを一般のレコーダーで実現するのは困難なのだろうか?(コストが高くつくんだろうなあ・・・)


 あと、昔の「スゴ録」で不便だった点が改善されている所もある。

 「スゴ録」では、「勝手に録画」機能で録画している番組を途中で録画中止にしたい場合、リモコンの隠しボタンから「録画中止」する必要があったが、現行機ではクロスメディアバーの通常メニューの中に「録画中止」という項目が作られていて、気軽に中止させる事ができる。

 何かを録画している最中にはレコーダーの設定をいじれないため、設定をいじりたいけどレコーダーが勝手に変な番組を録画中だ、という場面はけっこうある。あと、勝手に録画している状況を見て、「こんな番組は絶対見ないから!」と、その場ですぐ録画中止→削除をしたくなる場面も多い。そういう意味でこの改良はグッド!


【いくつか注意すべき点】
 これは「スゴ録」の頃からのソニー機の悪い伝統なんだけど、ソニーのレコーダーはチューナーからHDDに記録する所で、悪く言えば「手抜き」、良く言えば「コストダウン」していて、このためちょっと面倒な問題が起こる場合がある。

 本機の場合、3基のチューナーが搭載されているのだが、動画を圧縮エンコードする機能は2基分しか実装されていないらしく、放送をそのまま記録する「DRモード」以外、つまり圧縮して記録する設定にしていたり、「おでかけ転送」のための圧縮ファイルを録画時に同時に作成する設定にしていると、ちょっとややこしい問題が起こる。

 つまり、3基のチューナーをA、B、Cとすると、AとBを使った録画の場合には何の制約も無く録画や転送などが行えるのだが、Cには圧縮エンコーダーが無いため、圧縮形式の録画ができなかったり、おでかけ転送用の圧縮ファイルが作れなかったりする。(外部入力からの録画も動画エンコーダーを使用するため、A、Bが埋まっていると録画不能となる)

 同じ時間帯に1つ、あるいは2つの番組を同時録画している場合は何の問題も無いが、3つ目の番組を録画しようとすると、チューナーは3基あるのに、録画ができないという困った事態が起こり得る・・・。(どうしてこんな中途半端な仕様にしたのか理解に苦しむ)

 ウチの場合は全てDRモードで録画する事にしているし、「おでかけ転送」も行わない前提の設定にしているので、上述の問題は起こらないが、このシリーズのレコーダーの購入を考えている人で、かつ圧縮記録を使うする人は、上のようなけっこうややこしい問題があるという事を覚えておいた方がよい。


(タイトル数の上限問題)
 HDDに溜めておける録画タイトル数の上限は999個で、これを越えると録画不能になるという。この999個を多いと見るか少ないと見るか? HDD容量が2GBもあると、圧縮形式では相当の数の番組を溜めておけるはずで、放置して上限に達してしまう事は十分にあり得る。

 これはナスネにもある問題らしいが、要するに、あんまり溜め込まない方が良さそうだ。どうしても取っておきたい場合は外付けHDDに移すか、「保管済みタイトルフォルダ」という、制限数が別カウントになっているフォルダが用意されているので、そこに入れると良いだろう。

 前に使っていた「スゴ録」では、この上限に達しなくても録画番組を多数溜め込むと動作が重くなり、ちょっと危ない雰囲気を出してた。なので、どの道たくさん溜めていられないのだから、録画はDRモードで行い、見たらすぐ削除する。消さずに何度も見たい物は「保管済みタイトルフォルダ」か外付けHDDに移す、という方針が良さそう。(あ、「保管済み」に入れたタイトルは、下で説明するネット経由でのリモート視聴ができなくなるみたい)

 あと、チャプターの数にも上限(98個)があり、放送時間が長くてチャプターがいっぱい入っちゃう番組や、長時間のタイトル同士を結合したりすると問題になるらしい。


(お引越し機能について)
 他のHDDレコーダーに録画されているタイトルを家庭内LANを通じてコピーする機能(お引越し機能)が実装されている。相手機がこの機能に対応している事が前提ではあるものの、録画タイトルをコピーできるのはけっこう便利!

 ・・・と思ったのだが、東芝機を相手に実際やってみたら、DRモードで録画しているせいなのか、どうなのか、コピーにはリアル再生時間と同じくらい(?)の時間がかかり、しかも番組のタイトルなどのメタ情報がコピーされないため、せっかくコピーができても何の番組なのか開けてみないと分からないという状態であった。正直、これは緊急避難的な使い方しかできそうにない。


(リモート視聴について)
 今どきのHDDレコーダーは、ネットを通じてリモート視聴できるようになっているのが普通だ。

 しかし、スマホやタブレット用の視聴アプリは商品説明の中で盛んに紹介されているのに、パソコンでの視聴についてはアピールが非常に少なくて、パソコンで見れるの?見れないの?どっちなの?と気をもむ事になる。

 で、やっと「パソコンでも可能」という記述を見つけても、具体的にどういうソフトが必要なのかが書いてなかったりする。う〜ん、どういう事なんだ?

 試にウィンドウズに標準で入ってる"Windows Media Player"で挑戦してみると、特別な事をしなくても家庭内LANを通じてHDDレコーダーは認識されるし、その中にあるビデオのファイルの存在も認識される。(下の写真)


 しかし、再生しようとすると「DTCP-IPエラー」と言われて再生できない。

 調べてみると、どうやら「DTCP-IP」という著作権保護技術に対応したソフトを使わないと再生できない事になっているようだ。

 じゃあその「DTCP-IP」対応の再生ソフトってのはどういうのがあるの?という事になり、調べてみた。

(1)DiXiM Digital TV plus
 デジオン社のメディアプレイヤーソフト。値段は4千円弱。アイ・オー・データのビデオ用NASの「REC BOX」に付いて来るライセンスを使えばこれを無料で使用できるらしいが、その「REC BOX」が3万円とかする・・・。

(2)StationTV Link
 ピクセラ社のメディアプレイヤーソフト。値段は2千円くらい。

(3)PowerDVD 15 Ultra
 けっこう昔からあるCyberLink社のDVD再生ソフトの最新版。簡易版はパソコンにバンドルしてインストールされてたりするが、DTCP-IP対応は有料の「Ultra」だけとの事。機能は豊富だが値段は6千円以上する。

(4)SoftDMA 2
 同じくCyberLink社のストリーミング再生ソフト。PowerDVDに比べて機能が限定されている割に値段は5千円近くするので、敢えてこれを選ぶ意味は・・・?

(5)sMedio TV Suite
 sMedio社のプレイヤーソフト。Windows ストア経由で購入するタイプ。価格は2千円弱。単機能なので操作は簡単。ただし使用するためには、別途sMedioのサイトから「ダビング設定ユーティリティ」というのをダウンロード(無料)してインストールしないと動かない。

 ・・・などがあるという。

 使っている人のブログなどの記事を読むと、けっこう相性問題?があるようで、せっかく購入してインストールしたのに再生できなかったという事もあり得る模様。

 元の動画ファイルがDRモードなら対応しているアプリも多いけど、他の圧縮ファイルだとアプリの方が再生に対応していない事もあるという。

 無料試用版がある場合が多いので、まずそれで試してみて、問題無い事を確認してから購入するのが良さそうだ。

 また、完全に無料というソフトも実は存在して、「KODI」というオープンソースのフリーソフトがあるのだけど、試してみたら操作が難しく、日本語対応もしているのになぜかインストールエラーが出て日本語化に失敗しちゃったりして。

 仕方なく英語モードで操作するも、いまいち使い方が分からず挫折してしまった。少なくとも直感的に使えるソフトではない感じ。

 単に家庭内LAN経由のビデオを見たいというだけなら「sMedio TV Suite」が5百円引きセールやってて操作も簡単だったので、これでいいやという事になった。

 っつーワケで、HDDレコーダー内にある録画タイトルをパソコン上で見れるようになった。(下の写真)


 え? パソコンと同じ部屋の中に大画面のテレビがあるのに、どうしてわざわざパソコン画面の小さい画面で見る必要があるのかって?

 それがあるんですよ。

 ウチの場合、夜の時間帯はほとんどニョーボがパソコンを占有していて、いわゆるブラウザゲーム(育成系)をプレイしている。そしてその態勢のまま居間の大画面テレビを見るとなると、俺はパソコンもテレビも使えず、何もできなくなってしまうのだ。

 逆に俺がテレビを占有していると、ニョーボが予約録画した番組がHDD内に溜まる一方になり、レコーダーがいずれパンクする。録り溜めた番組は、一定のペースで見るなり消すなりしないといけないのだ。

 特にソニーのレコーダーの場合は、例の「勝手に録る」機能を使っているからして、容量がすぐに埋まってしまいがち。(勝手に録ったヤツは、いずれは自動的に削除されるようになっているけどね)

 っつーワケで、ニョーボにはパソコン画面内で育成ゲームをしつつアプリで録画番組を見てもらえれば、俺は自由にテレビを見れるし、録り溜めた録画タイトルも消化されて助かる!というワケなのだ。

 なお、レコーダー本体側で何か録画番組をテレビで視聴中でも、レコーダーがサーバー的に動作して、ネット経由で別の録画番組をリモート視聴が可能だ。これは便利!(ただし同時に複数のクライアントからリモート視聴する事はできない)


【桜吹雪、裁きのお白洲】
 「御宅町奉行、黒沢左衛門尉様、ご出座〜」

 「さて、DBR−T560。その方の使い勝手の悪さ、目に余るとの訴え、これあり。あまつさえ、ニョーボ殿の逆鱗に触れたる件、左様相違ないか?」

 「滅相もございません。わたくし、レコーダーとして要求された事は全て実現しております。予約された番組についてはひとつ残らず録画できておりますれば、そのような訴えは根も葉もない言いがかりかと・・・」

 「そうだ!そうだ! 呼んでもらおうじゃないか、その金さんとやらを!」(誰?)

 「やかましぃやいっ!!」

 「!?(びくっ)」

 「おうおうおう! 黙って聞いてりゃマズい仕様と作り込みの甘さを棚に上げ、随分と言ってくれるじゃあねぇか!

 いいか良く聞け。ユーザー様にとっちゃなあ、仕様的に満足している事と、実際に使った時の使い心地に満足できる事とは、全然別の話なんだよ! てめえ、まさかこの桜吹雪、見忘れたたぁ言わせねえぞ!!(がばぁ!!)

 「そ、その刺青は、ヨドバシで会った遊び人・・・(あわわわ)」

 「そして何より、その使い方の分かりにくさからニョーボ殿が予約設定に失敗して、見たかった番組が録画されなかった日にゃあ、その怒りの矛先が真っ先に向けられるのは、この俺なんだよ!

 わかるか? どうして俺が怒られなきゃいけねぇんだ? おう! どうしてくれる? このやりきれなさをよぉ〜?

 「へへーーーーーーっ!!orz」

 「裁きを申し渡す! DBR−T560! 市中引き回しの上、盛岡の兄貴の家に終生遠島申し付ける! 引っ立てーーい!!



 ニョーボ「ほら、お父さんの一人芝居、ちゃんと見てないとまた機嫌が悪くなるわよ・・・」

 長男「( ´д`ll) ツカレルナー」
 次男「_(:3 ⌒゙)_ ボリボリ」

[2015/12/10]


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