これが新世代のルーター
ヤマハ NVR510
古いルーター、意外に限界低い説


【ネットの調子が悪い】
 実は今でもFF11をこっそり、人知れずプレイしている俺なのだが、最近になってまたネット不調でプレイに支障が出る問題が出てきた。

 これまでも何度か通信不調でプレイできなくなる問題は経験してきたが、今回のはちょっと原因が違うっぽい。

 この手のネットゲームでは、1秒間に3回とかの割合でサーバーと通信しており、これが滞るとキャラ操作ができなくなったり、画面がカクカクしてプレイ不能に陥る。

 原因は、PCに入ってるセキュリティーソフトだったり、ルーターが何らかの理由でゲームのパケットを遮断してたり、あるいは単にサーバー側の問題だったりした・・・。

 で、今回の不具合だが、問題それ自体は通称「Rゼロ」と呼ばれてる、よくある症状だ。

 Rゼロとは、ゲーム画面の右上に常に表示されてる通信状況インジケーターの数値が「R0」、つまり Recive が 0 Byte、サーバーからのパケットがゼロです、という意味。これが起こると全くプレイできなくなる。(右の写真)

 以前同じ症状が出た時は、家のルーターの中で「NAT廃棄」という名目でパケットが廃棄されている事がわかり、NAT関連をリセットする事で問題を回避した。

 今回も同じ問題か?と思ったが、ルーター側のログを見ても以前のような廃棄ログは無いように見える・・・。

 色々試した結果、今回の問題はルーターに再起動をかけると確実に解決するという事が分かり、原因はルーターにあるようなのだが、具体的にどこが問題なのかは分からなかった。

 で、何か解決策はないかとネットで関連情報を調べていたら、

 「一般には『ネットは何台でも繋げれられる』というイメージがあると思うが、もちろん実際には限界があり、しかもその限界は意外に低い」

 「ADSLの頃は1家庭でPCが1台という感じだったから問題にならなかったが、たくさん繋がるのが当たり前になった昨今、家庭用ルーターは能力的にそろそろ限界になりつつある」

 「普通の家庭用ルーターは開ける最大NATセッション数(ルーターがアドレス変換を行う通信1本が1NATセッション)が、今の基準で考えるとけっこう少ないので、同時に接続できるPCは4台程度だろう」

 「YouTube1画面で50NATセッション、ニコ動1画面で80NATセッション、ウェブ1ページで20NATセッションとか、けっこうザクザク消費するので、こういう使い方のPCを複数同時に使っているとNATセッション数がルーター性能の上限に近づいて、ルーターの動作が不安定になる」

 等々、不安になる情報が次々に出てきた。

 現時点で最大NATセッション数を明記しているルーターはほとんど無いが、2010年発売で高性能機として知られているヤマハの NVR500 でも最大NATセッション数は 4096 との事。

 それよりも前に出てたNTTレンタルのルーターだと最大NATセッション数はかなり少なそう。仮に最大が 1000 程度だったとすると、PC4台が動けば危険水域に達しそう・・・。

 そう言われてみると、我が家のルーターに繋がってるPCは既に5台もあるし、これ以外にプレステ4、テレビ、HDDレコーダー、ネットラジオなども繋がってる。

 各PCの使い方も、ウェブゲームのためにページを何ページも開きっぱなしにしてたりするし・・・。これはもう、ルーターの性能の限界を超えているのかも・・・。


 で、この情報を調べてたら、ヤマハは小規模オフィス用途にも使える高性能ルーターを出してる事でその方面によく知られた存在であり、この9月に最新機種 NVR510 というのを発売するという。

 この機種では最大NATセッション数が 65534 に拡大されていて、しかも処理能力が高いためスループットは最大値 2Gbit/s(従来機の2倍)を実現しているという。

 しかも、ひかり電話の機能を内蔵しているため、NTTからレンタルするしかなかったひかり電話対応ルーターと置き換えが可能だという。

 そうなのよ〜。フレッツ光+ひかり電話という使い方をしてると、ルーターはNTTレンタル品しか選択肢が無くて、高性能なルーター別に買って使うという事ができなかったんだよね。(実は外付けルーターを使えるようにする方法もある)

 そういう意味で、このヤマハのルーターは画期的!!

 さらに! フレッツ光などでは光ファイバーの末端をONUという機械に繋いで使っているワケだが、割と最近、USBメモリ的なサイズの「小型ONU」というのがNTTから提供されていて、このヤマハのはその「小型ONU」に対応しているため、小型ONUを挿せば従来のONUが不要になるというのだ!

 マジか!?( ̄Д ̄;)

 っつー事は、ONUもNTTレンタルルーターも不要で、NVR510 だけあれば良い! しかも性能も大幅アップ!という事か。すっげえ〜〜〜!

 あまりにも話がウマすぎて、「これは何かの罠なのでは?」と疑いたくなるほどだ(^_^;

 たとえ罠だとしても、これはハマる意味がある罠! という事で、ヨドバシに買いに行こうと思ったら、まだ発売されていないのだった。ガックシ・・・。

 これが判明した時点ではまだ正確な発売日は不明という扱いだったが、後日調べたら9月15日発売で予約可能となっていたので、速攻で注文した。


【そして】
 「あまりにも話がウマすぎる。これは罠なのでは?」と言っていたヤマハの高性能ルーター NVR510。

 俺がルーターの問題で困っている所を何者かが監視していて、

 「くふふふ。君が欲しい物は、これなんじゃないかな?(不思議な微笑)」(声:石田彰)

 みたいな、絶妙なタイミングで発売された。

 何なんでしょう? おかしいよ! 偶然にしてはデキすぎてるよ! 俺は監視されているのか?! それとも俺のスタンド能力で、「欲しいと思った商品が現実化する」という新たなパワーが覚醒したのか?まさか!
 ぐわあああ!! щ(`Д´;щ


 ・・・とまあ、それはさておき、NVR510 を発売日に入手したよ(^_^;


 結論から言えば、大正解!

 このルーターは、装置の負荷状況などをブラウザでモニターする機能があり、現在使われているNATセッション数とかをリアルタイムで見る事ができる。

 で、夜のゴールデンタイム。ニョーボ、子供ら、そして俺と、全員がPCを使っている状況になったら、このNTAセッション数が瞬間風速的に 1000 を超える時があるという事が確認できた。(下の写真)


 やはりそうか!

 従来のNTTルーターだと、このNATセッション数の限界がたぶん 1024 とかそのあたりで、限界に近づくとルーターの動作が不安定になったり、通信が切れたりするのだと想像できる。証拠は無いが状況的に考えてたぶんそうだ。

 NVR510 は最大NATセッション数が6万以上で、ルーターのCPU負荷インジケーターを見ても、全然余裕だ。

 実際 NVR510 を使ってみて、毎晩必ず起こっていた「Rゼロ問題」や、「サーバーが見つかりません」エラーで突然FF11から落とされる等の問題は一度も発生しなかった。良し!


【使い勝手】
 ブロードバンドが普及し始めた頃のルーターはセキュリティ設定とか、IPマスカレードがどうたらこうたらと、意味が分からない設定が多くて何をどうしたらいいのか分からずかなり悪戦苦闘したものだったが、この NVR510 はそういう設定がほとんど無い。

 え?何で? 普通、ルーターって面倒くさい設定をするものなんじゃないの? と肩透かしを食らってしまう。

 それっぽい初期設定としては

 「すべてのアプリの通信を通す/アプリを限定する」
 「ウェブを使う」
 「メールを使う」

 みたいな、ざっくりとした選択肢を選ぶ所があるくらいで、たぶんシロウトでも困らない簡単さ。こんなに簡単だと、むしろ「本当にこんなので大丈夫なの?」と逆に心配になるくらいだ。


【ひかり電話】
 NTTの「ひかり電話」(IP電話)については、何も設定する必要が無く、電話を繋ぐだけでそのまま使用できる。

 てっきり何か電話番号とかの設定をしなくちゃいけないのだと思っていたが、家に来ている光回線が最初から電話番号に紐づけられている、という事らしい。


【ONUについて】
 光回線を終端する「回線終端装置(ONU)」とは従来のルーターと同様に接続する。(下の写真)


 ただし、最近NTTで「小型ONU」というUSBメモリ的なサイズのONUが提供されていて、NVR510 にはこの「小型ONU」を挿す穴が最初から用意されている。

 「小型ONU」を持っている人ならば、これを NVR510 に挿す事で従来のONUは不要にできる。場所も取らないし、別に電源も必要ないからとっても便利だ。

 しかしNTT東日本に問い合わせてみたら、「光回線コラボレーションで契約している人は、契約している回線事業者の方に問い合わせて下さい」的な事を言われた。

 まあ、そりゃそうだ。俺もたぶんそう言われるんじゃないかと思ってた。

 この「小型ONU」、昨年後半から導入が始まった新しい物で、NTTルーター同様、設置業者が付けていく物で、売り物ではない。

 なので、電話で問い合わせても窓口の人もまだ名前を知らなくて、「え?小型ONU?何ですかそれ?」みたいに言われちゃう事もあったりするみたい。

 いちおうニフティの方に問い合わせメールを出しておいたら、何だか対応してもらえそうな返事が返ってきた。お?これは行けるのか? ・・・と思ったが、残念ながら単品での提供はしていないとの事。たぶん、徐々に普及していく物なのだろうから、今は我慢するしかなさそう。


【スイッチングハブについて】
 ルーターについて調査してたら、スイッチングハブも気になってきた。

 今やテレビやHDDレコーダーも全部ネットに繋がないといけない時代なので、スイッチングハブも必須なのだが、安物だと内部の電源が経年劣化して壊れるパターンがけっこうあるっぽい。

 現在我が家では、もういつから稼働してるか忘れてしまったバッファローのスイッチングハブを使っているが、これもそろそろ替えた方がいいかな・・・?

 ヤマハでもスイッチングハブを出しているのだが、これは物凄く高い! 基本的に業務用なので7万円とかする。一番手ごろなので1万2千円くらい・・・。

 どうやら業務用だと、ルーターから配下のスイッチングハブを遠隔監視とか遠隔操作とか、色々できるようなシステムを採用しているし、耐久性や信頼性も考慮されてるから高い、という事のようだ。

 やっぱ一般家庭ではバッファローのがお手頃なんだろうな〜って事で、バッファローのを買ってきた。下の写真のように、テレビ周辺向けのハブは8ポートでも既に満杯です(^_^;



【無言電話がかかってくる現象について】
 「ひかり電話」などのIP電話を使う設定にしていると、謎の無言電話がかかってくる事がある。これはセキュリティの弱いネット機器を検索している何者かが放っている不正パケットをルーターが受信している事が原因だそうだ。

 つまり相手は人間ではなく、脆弱性のあるネット機器を探しているボットであり、したがって昼夜を問わず無言電話がかかってくるのだ。我が家にもこれが来てしまい、深夜や早朝に電話が鳴って非常に迷惑した。

 この現象はヤマハでも何年も前から認識していて、対策法がヤマハのホームページに公開されている。ただし、現状ではテキストコマンドを打ち込んで設定するしかなく、パソコン初心者にはちょっと厳しい。

 やり方が分からない場合は、ヤマハのサポート窓口に電話して、指示を受けながらやった方がいいかも知れない。

[2016/09/17]
追記[2016/09/19]
追記[2016/09/25]
追記[2016/12/16]


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