ウォークマン中心のステレオを
バランスヘッドホン編
それはごく自然な流れ・・・。


【ZX300発表当時の脳内会議】
 2017年秋・・・。新しいウォークマン、ZX300が発表された。

 今使っているZX100は2015年のモデルなので、だいたい2年使った事になる。不満は無いがそろそろ新しいのが欲しい気もする。

 この発表当時、日本での価格はまだ発表されてなかったけど、7万円くらいしそうだったので、だったらいっそのことその上のWM-1Aの方が良いんじゃね? いやいや、WM-1Aは12万円とかする高級機。さすがにそこまでは出せんでしょう? 現実問題、4万くらいで買えるA40で十分なんじゃないですか? ・・・みたいな脳内会議が白熱。う〜〜〜む(^_^;

 WM-1Aの方は普通に買えば12万円以上するが、ソニーストアの特別セールを利用すれば10万円くらいで買えるようだ。価格ドットコムで調べてもこの値段で買えて3年保証が付くという所は無い。むむむ! ヤバい!!(^_^;;;;;


【一度冷静になってみた】
 ちょっと待て。落ち着け。ここは一度WM-1Aを買った所を想像してみようじゃないか。

 あれを買った場合、一番気になるのはヘッドホンのバランス接続だと思うのだが、でも今持ってるAKGの高級ヘッドホン(K812)は構造的にバランス接続はかなり難しいですよね?

 WM-1Aを買ったら、このAKGのヘッドホン、何だか邪魔者になっちゃいませんか? これ10万円以上した物ですが? っつーか現時点においても、最初からバランス接続を謳っているヘッドホンはかなり少ないじゃないですか。

 あと、バランス接続のコネクタの規格問題。

 まだ規格が統一されてないので、ウォークマンの4.4mmジャックに対応したヘッドホンはソニーでしか出してないッスよ?

 ゼンハイザーのヘッドホンは初期からバランス接続に積極的だったけど、それでも規格が違うから、ウォークマンにバランス接続しようと思ったらリケーブルするしかないよね? ゼンハイザー用のバランスケーブルって1本何万円もするんだけど、こんなの買えますか?

 でも最近になってゼンハイザーも4.4mmジャックを採用したヘッドホン用アンプを出しちゃったから、これから一気に4.4mm規格の採用が広まるのかも知れないなあ〜。

 まあ、どっちにしてもまだ未確定なワケで、今あわててバランス接続のために高いウォークマンを買うのは得策でない気がする・・・。


【ソニーストアでの特別セールの件】
 その後よくよく調べてみたら、ウォークマンの最高機種WM-1Aは特別セールの対象に含まれていない事が判明。なぁ〜んだ・・・(´・ω・`)

 でも一度起こった物欲は容易には抑えがたく、

 「も・・・もうWM-1Aを買っちゃおうか・・・(手ぷるぷる)」

 という所まで行ったのだが、でも対応してる音楽フォーマットが最新機種より若干少ないとかに気が付くと急激にブレーキがかかる。(そのフォーマットを使いたい訳でもないのに・・・)

 う〜ん、やっぱり買うなら最新機種なのかなあ〜。となるとZX300だが・・・。ネットの前評判を見てみると「ZX300は良さげだ!」という声がけっこう多い。メモリ容量半減、バッテリー容量半減という点を許せば悪くない気もしてきたぞ・・・。

 でも値段が高いんだよなあ〜、と思って改めてソニーストアで調べてみると、ソニーファミリー会員の2割引とか適用すると何と5万そこそこで買えちゃうジャンか! こりゃ今持ってるZX100を買った時よりも1万くらい安い!! あ、あああ。これは「買い」なのかも知れない・・・。

 (ポチッ)


【ヘッドホンのバランス化】
 ZX300を予約しちゃったとなれば、ヘッドホンのバランス接続は是非やってみたい。でも、このバランス接続に挿せるヘッドホンはまだ数えるほどしか出てなくて、現状は自作改造して使ってる人が多いだろう。

 まあ、マニアというのはそういう「こんな事やってる馬鹿は俺くらいなモンだろ(ニヤリ)」という気分が大好きだから、むしろこれで良いのかもね(^_^;

 改造するならやっぱAKGのが良いかな〜? ゼンハイザーのならプラグ部分を付け替えるだけでバランス化出来るのか!とか夢が広がる。

 普通のヘッドホンの多くは、内部で左右のGNDが結線されて、ケーブルは3芯で出ている物が多い。でも2〜3万円クラス以上の高級ヘッドホンの中には、ケーブルが4芯(左右の+とGND)のまま出ている物がある。

 その場合はプラグの手前でケーブルを切って、バランス用プラグ(5極)に付け替えるだけでバランス化できる。

 とは言うものの、今持ってる機器そのままでバランス接続に変更しても急に音が良くなるという事は無いと思われる。っつーか、もし大きく音が変わるようだったら、元のシステムにけっこう問題あるって事だよね?

 「ハイレゾ」と同じで、営業的なキーワードとして「バランス接続」がもてはやされているだけだと思う。

 形だけバランスにした実力が伴わないバランス接続には興味無いが、しかーし! 今回の新ウォークマンの場合は元からバランス接続を前提にしたアンプ構成なので試す価値アリ!と期待が高まる。


【AKGの場合】
 AKGの昔のトップ機K701はケーブルが4芯で出ているので、先端のプラグを付け替えるだけでバランス化可能。

 現役機のK702やK712Proはケーブルが3芯で出ているので、ヘッドホンの内部から4芯で出し直す改造をしないといけない。

 K701は数年前に廃番になったが、まだ在庫が残ってる店もあるようだ。値段も2万円以下。ドキッ!

 でも俺は既に同じ系統の上位機種K812を使ってるから、今さらK701を買うのは芸が無さすぎる・・・。買うならAKG以外のが良いかな・・・。


【ゼンハイザーの場合】
 5万円以上する高級機だと元々ケーブルが両出しで、しかも着脱構造なので、バランス化は簡単。サードパーティー製のバランス化ケーブルが何種類も売られているが、そういうのは値段が馬鹿高い・・・。

 比較的手頃なベストセラー機HD598やHD599はケーブルの内部が4芯になっているので、末端のステレオプラグを切り捨ててバランス接続用のプラグを取り付ければOKだそうだ。

 あと、かけ心地という点ではゼンハイザーHD500系やHD650の方が好きだ。


【その他】
 上記の機種はどれもオープンエア型だが、密閉型も気になる。が、バランス化改造が難しかったり、むやみに高価だったり、丁度良い物はかなり少ない。

 20年前からのモニターヘッドホンの定番、ソニーのDR-CD900STは密閉型で1万円台。一般的には高評価だけど、俺的にはあんまり良い印象が無くて候補から外れたのだった。

 う〜ん、悩むのぉ〜〜〜〜。


ステレオ機器選びのテーマ
(「ガールズ&パンツァー」ED曲の節で)

               元作詞:畑亜貴
               作曲:矢吹香那、佐々木裕
               変作詞:ロード黒沢

ええんじゃ ええんじゃ 一緒
どれも同じなんじゃ
一生懸命 追いかけたけど
どれも一緒なの?

失敗した 買い物で
貯金減った 気にしない
小さいパーツ 無くしても
心配しない 頑張ろう

提灯記事信じたら 倍になるハッピー
全力でぶつかれば 憧れが現実になる
真剣な法螺を知って

ええんじゃ ええんじゃ 一緒
どれも同じなんじゃ
一生懸命 追いかけたけど
どれも一緒

ええんじゃ ええんじゃ 一緒
どれも同じなんじゃ

辛くても平気
ハマりたいよ 自慢したいよ
目指して ずっと一緒の未来


【最終候補】
 悩みまくった末に、基本性能とバランス化改造の容易さを考えるとやはりゼンハイザーのHD599か、HD650が妥当という結論。

 HD650の系統は90年代から最高機種として君臨してきた機種なので、性能に不足無し。HD599もそれに準じる性能で、その差はわずかだと思うが、特徴的なクリーム色のボディは好みが分かれる所。

 より上位のHD700は独特の格好良いデザインで、それだけで欲しくなってしまうが、あれはちょっと大きすぎるのよね〜。やはりHD599やHD650のサイズが丁度良い。

 バランス化する際の追加投資額は、

 HD599:2千円以下の安い純正ケーブルが出ているので、それに4.4mmバランス用プラグを付ければ完成。計6千円くらい。

 HD650:マニア向けのカスタムケーブルが多数存在するが、そういうのはメチャ高額なのが多い。でも6千円とか安めの物もあるから、それを切って改造するなら1万円コース。

 で、さらに調べてたら、実は2千円程度で純正の交換ケーブルが売られており、これを利用すればかなりの安上がりでバランスケーブルを作る事ができるじゃないか!?という事に気が付いた。気付いた俺、偉い(^_^;)

 前にAKGのK812用にケーブルを自作した時は、最終的に2万円以上かかっちゃったので、今度はできるだけ安く済ませたい・・・(涙)。(工作としては楽しかったけど)


【買ってきた】
 はい、買ってきました。ゼンハイザーHD650。

 買う前にもう一度各社の上位機種の音を確かめたけど、やはり5万円以上ともなるとどこのもそんなに違わない。時々「重低音重視!」みたいな特徴ある音のヤツもあるけどね(^_^;

 で、家に帰ってAKGのK812ととっかえひっかえして音を比べてみたのだが、想像以上に音が違わない。

 音の満足度的には、5万円クラスの機種で99.9%は出てる気がするなあ〜。それ以上の高級機は、99.9%に+0.02%が加わったよ!みたいな、ちょっとした差という感じがする。でもそのちょっとした差に気付くとスゲー嬉しいのもまた事実なんだけどね〜(^_^;;;


【HD650の音】
 ちょっと聴いた分には他のヘッドホンと同じ音に思えたけど、腰を落ち着けて聴いてたら、けっこう違う気がしてきた。

 HD650の場合、元の音をそのままストレートに出すのではなくて、低音の反響が少ぉ〜し付いてくるというか、強い音の後の残響の部分の聴こえ方が違う気がする。

 音以外の事では、やはりK812は重い。使ってる磁石が大型で強力なヤツなので、どうしても重くなる。支障がある重さではないけど、やっぱ重いかな?とは思ってた。

 そんなK812で慣れてるから、今回HD650をかけてみたら「何だこの軽さは!?」みたいに驚いちゃった。HD650は260g、K812は398gなので、けっこう差が大きい。

 装着した時のフィット感については、よく言われる事であるけど、やはりHD650に軍配が上がる。

 K812とかK712などのAKGのも別に悪くはないけど、耳パッドのサイズがちょっと大きいんだよなあ〜。HD650のサイズがジャストフィットだと思う。ただしHD650は圧迫する力がちょっと強すぎる気も・・・。

 あと、HD650は耳パッドが縦長の楕円になってるため、実際の大きさはK812やK712などとそんなに違わないのに、何となくコンパクトに見える。

 弱点としては、左右が分かりづらい事だな(苦笑)。

 ケーブルが片側出しのK812やK712だと装着時に左右を迷う事は無いが、HD650はケーブル両出しで、前後方向にも対象っぽいデザインになっているため左右が分かりにくいのだ。(よく見ると微妙に前後非対称になっているが、微妙な違いだ)

 前機種のHD600だと、ケーブルの付け根が左右で違う色になっていたのでまだ分かりやすかったが、HD650では左右とも黒なので分かりにくい。

 ヘッドバンド部分のロゴの向きで判断するか、あるいは左型に盲人用の点字みたいなのが付いているので、それに触って判断するというのに慣れれば問題無いかも。


【バランス化工作】

 っつーワケで、ケーブルの工作をしてみたよ。下の写真が事前に買っておいたケーブルとプラグ。


 このケーブルを切ってみると、中の線がエナメル線になっていて、そのままだと導通しないし半田付けも出来ない。


 被覆を紙ヤスリか何かで削る、みたいな事を書いてるブログもあるが、線が非常に細いので被覆がはげる前に線がちぎれてしまってダメだ。

 正解は、熱いハンダの池を作ってそこに線を通す。すると熱で被覆が焼けて消えるので、導通して半田付けできるようになる。

 ここまではだいたい計画通り。しかし問題発覚! プラグに半田付けしようと思ったら、プラグ側の端子に半田が全然乗らないのだ!!

 以前買った同じブランドのロジウムメッキプラグではこんな事無かったはずだが、時々こういう全然半田を受け付けない場合があるんだよなあ〜。コテの温度が悪いのか? 長い時間コテを当ててるとプラグ内部のプラスチックが溶けてダメになっちゃうし。まいったなあ〜。

 一時はもうダメか、別のプラグを買うしかないか!と諦めかけたけど、ダメ元で端子にヤスリをかけて地金を出したら半田が乗るようになったので、何とか成功。


 ともあれ、これで新ウォークマンの受け入れ体制は完了だ!
(次のページに続く)


[2017/10/08]


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