キヤノンの
プリンター&スキャナー


 最初のきっかけは何だったか忘れたけれど、プリンターとスキャナーを新調した。

 まずプリンター。職場で使っているエプソンのプリンターがカラーインクが一体型になっており、どれか一色が空になっただけで全部交換しなければならないのが嫌だったので、各色独立タンク式のキヤノンの物を選択。その中でも印刷速度が速いのが売りのBJ−S600を選択した。

 印刷速度が自慢と公言するだけあって、実際使ってみても確かに速い気がする。まあ、職場のエプソン機とは色々環境が違うし、同じ環境でも印刷設定によっても大きく変わるので直接比較できないけど、A4用紙全面フルカラーでも2〜3分くらいで出せるようだ。画質的には比べる物が無いので印刷画質も特に不満無し。ユーティリティソフトの使い勝手も、エプソンの物に比べてキヤノンの方が使い勝手が良いように感じた。

 スキャナーは、プリンターとメーカーを合わせるとカラーコピー動作をさせる時に便利だと思い、こちらもキヤノン製を選択。D660Uという物だ。

 キヤノンのスキャナーと言えば、立てて置ける薄型タイプの印象が強いけど、店頭でエプソンが「キヤノンの薄型機で採用しているCIS受光素子はエプソンが採用しているCCDに比べてこんなに劣る!」という宣伝を展開していて、それを見てしまうとCISを使っている薄型機種は買う気になれない私だった。

 でも、だからと言ってエプソンの物を買う気にもなれなかったので、キヤノンの物でCCDを採用している中級機を選択した。中級機と言えども2万円弱で買えてしまうのが恐ろしい。10年前には20万円以上したグレードなのだがなあ。(その当時はエプソンのスキャナーを使ってた)

 使用感としては、まず動作音が小さい事に驚いた。昔のスキャナーは「キュイーン」というモーター音が必ずしたものだけど、このスキャナーは音が小さすぎて「あれ?動いていないのか?」と思ってしまったほどだ。筐体の大きさも昔の機種と比べたら明らかにコンパクトで軽くなっている。接続方法も昔はSCSI接続が普通だったけど、SCSIだとSCSIボードとかケーブルとか色々面倒くさかったんだよなあ・・・。今ではUSB接続で、しかもプラグ&プレイだもんなあ。簡単になったよなあ・・・(遠い目)。

 それにしてもプリンターもスキャナーも、キャノンとエプソンが真っ向から販売合戦を展開していて、見ていて楽しいなあ(^^; スキャナーもそうだけど、プリンターでもキヤノンがエプソンの物と比較して「キヤノンのプリンターはインクタンクが全色独立だからこんなに経済的!」という宣伝を展開していた。キヤノンとエプソンが張り合ってくれているおかげで値段が安くサービスが良くなって、我々としては嬉しいけど、やってる方は大変だろうなあ。キヤノン、エプソン以外にも何社かメーカーはあるのだけど、カヤの外?

【その後の使用報告】
 スキャナーの不具合が発覚。スキャンしようとするとエラーが出てしまって使えなくなる場合がある。機械としてはちゃんと動作しているのだが、スキャンしようとすると「スキャナーが正しく接続されていません」というエラーが出て、スキャンできなくなってしまうのだ。この時付属ユーティリティによる自己診断や、Windowsの「コントロールパネル」内にある「カメラとスキャナのプロパティ」での「デバイスのテスト」を行っても”正常”という結果しか出ないのがイヤラシイ。
 これまでの傾向から考えて、電源を入れた状態でしばらく置いて、そして蓋がちゃんと閉じられた状態で初めて正常にスキャンできるようだ。スキャン開始時に「ランプの調光」というプロセスがあるようなのだが、温度が低い時や、スキャンの対象物が無くて蓋が閉じられていない時にこれが失敗するように思われる。(あくまで素人の想像)

 

 各色のインクが独立カートリッジになっているので空になった物だけ交換できる。しかもタンクが透明になっているので残量を確かめやすい。

 エプソン機もユーティリティを使ってインク残量を確認できるようになっているのだが、職場で使っている実感としては、使い勝手が良いとは言い難い。

 スキャナーから取り込んだ画像をそのままプリンターで印刷する事で、A4サイズでカラーコピーができる。

 左が元の写真で右がカラーコピーした物。デフォルトの設定のままでやってもそれなりに仕上がる。

 これも左が元の写真で右がカラーコピーした物。これは普通紙に印刷した物。

 印刷に使う用紙の種類によって仕上がり具合はだいぶ変わるようだ。この写真では判らないが、良い用紙を使うとより写真的に仕上がるようだ。(もちろん高級な用紙ほど値段も高い)


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