BSデジタルってどうよ?
(今どきのしゃべり方)
画質は良いですよ。はい。
ニョーボ「BSデジタルの番組って、若いネエちゃんたちがたくさん出てきて意味もなく騒ぐような番組が多いよね・・・」 そうなのだ。一見華やかそうに見えるんだけど、中身はあんまり無いような気がする。何とか盛り上げようと頑張っているその姿がいじらしい・・・。昔、BSが始まったばかりの頃も映画特集なんかで時間を埋めてる感じだったが、BSデジタルでも「NHKのど自慢の予選の様子」などショーモない番組があって、ちょっと寒い(^^; 今だとイチロー出場試合とか新庄出場試合とか、あるいは欧州のサッカーの試合とか海外の番組ソースがけっこう多いから、そういう意味では助かっているのでは? 在京キー局が地上波と同じ物を同時に放送してしまうと、地方局の立場が無くなってしまうので、独自の番組を多くしているわけだ。またハイビジョン放送なのに映像ソースが従来画質である場合もあり、そういうのに出くわすとちょっとガッカリ。 番組内容がそんななのでハイビジョン画質で録画したいという欲求が全然沸いてこない。私自身が「録っておきたい」欲求が枯れてきたという事もある。また、非ハイビジョンのHDDレコーダーでも、最高画質で録画するとかなりの高画質で録画できるという事が判ったので、敢えてD−VHSなどを買う必要性を感じない。これがもっと若い頃だったら画質優先でD−VHSを買ったんだろうけどねえ(歳は取りたくないものよのぉ・・・ごほっごほっ(^^;)。 ラジオ放送は静止画付き。番組内容に合わせて静止画が切り替わったりするが、読み込みにかかる時間がけっこう長く、サクサク感は無い。何だか駅やホールなんかで流しっぱなしにしている情報画面みたいな感じだ。 最も戸惑うのがデータ放送。データの転送レートが遅いようで、ダイヤルアップ接続でホームページをブラウズしているような感覚。しかもそうまでして表示させた画面の内容がどうでもいいような内容だったりする事が多い。WWWが始まったばかりの頃のホームページみたいな雰囲気。せっかくアクセスしたのに内容が希薄で二度と来なくなる、みたいな。 チャンネルを指定しないと受信できず、受信しないと内容がわからないので、データ放送をひとつひとつ見て回るのがかなり面倒くさい。WWWのポータルサイトみたいに、どこにどういう情報があるか手軽に確認できるようにしないと誰も利用しなくなってしまうのでは? またテレビ番組に連動したデータ放送も多いが、データ放送を見ている時にはテレビ番組が見れなくなってしまうという根本的な問題がある。(画面や音声が出ていても見るのは一人の人間なので、両方は見られないという意味) 多くの人はテレビ番組を観たくて見ているのであって、データ放送を見たくて見る人はほとんどいないでしょう? 例えばドラマの放送で同時に番組情報やプレゼント情報、クイズなんかをデータ放送で流しているけれど、データ放送を見ていると本来のドラマが見れない。元になってるドラマを見ずに、付随するデータ放送の方を見る人がどれくらいいるだろうか・・・。データ放送についてはまだ局側が使い方を模索している段階だと思う。 NHKのハイビジョンで「ゴーゴーマーケット」という生放送のクイズ番組をやっている。昔の「世界丸ごとハウマッチ」みたいな内容で、世界各地の物産やグルメなんかに関するクイズが出題され、出場者の芸能人が回答する。普通と違うのは視聴者も双方向機能を利用して参加でき、回答の結果がすぐに番組内で報告されるという事。 自分の順位や、全体の成績のヒストグラムなんかが表示され、司会者が評論したりする。成績が良かった人にはその場で司会者が直接電話をかけたりする事もあり、そういう意味では臨場感がある。先日の放送では約1千人以上が参加していたぞ。 ![]() (将来人類が滅びた後にこのドーモ君が発掘されて、水晶でこのような高度な細工物を作れる文明とはいかなる文明だったのか?とか、神をかたどった像に違いないとか言われてそうだ・・・) |
視聴者はデジタルBSのリモコンを使って回答するのだが、文字入力で回答しなければならない問題もあって、操作は「誰でもすぐにできる」という物ではないようだ。だから番組内で頻繁に「リモ子ちゃん」というキャラクターが出てきて、懇切丁寧に操作方法を教えてくれる。 ![]() このリモ子ちゃん。女子アナがリモコンの着ぐるみを着たキャラで、見た目が非常に恥ずかしい。腕や足が素肌なので、まるで裸の上に着ぐるみを着ているような感じがして、何だかエッチっぽいぞ。 ただし、1回回答するたびに受信機が電話で通信しているので、1回当たり20円ほどかかるという。5問回答したら100円だ。微妙な所ですな・・・。 |
【結論】 テレビ機能については、ハイビジョンによるスポーツ中継や映画放送などは満足度が高い。テレビとしては文句無し。 ラジオ機能に対する私の意見としては、ラジオ放送は音声だけ出力してくれればそれでいい。いちいち画面が出るのはうざったい。それとラジオ局の局名がわかりにくい。「ニッポン放送」や「文化放送」も放送しているのだが、名前が別の名前になっているので感覚的に判りにくい。もっと判りやすい名前にしてもらいたい所だ。例えば「BSラジオ・ニッポン放送」とか。(放送している内容は地上波のニッポン放送とは違う) データ放送については・・・、一般家庭では必要無いんじゃないかねえ? 道路情報とかヘッドラインニュースとか天気情報など、それなりに役立つ情報はあるものの、その程度なら無くても困らない。「そこにしか無いサービス」が提供できるかどうかが鍵だな。番組連動データについては上で述べた通り。連動のさせ方をもっと巧妙にしないと使えない感じ。現状は「お遊び」レベル。 全体として、システムが想像以上に複雑で、設置してから実際に使えるようになるまで手間がかかる。この手の物に慣れているはずの私ですらこうなのだから、メカに弱い人は相当困惑するんじゃないか? ましてや爺さん婆さんにおいてをや。逆に言えばここら辺のシステム構築が商売になる可能性もある。そのくらい面倒くさい。 【追記】 来年始まるという110度CSは今のBSやBSデジタルと同じ方角なので、新しくアンテナを立てる必要が無いそうだ。ただし昔のアンテナだと受信できない可能性があるとの事。今だと「110度CS対応」というBSアンテナが売られているので、これから買う場合にはその点をチェックする必要がある。 |