ネットワークウォークマン
NW−E507
瞬間的に「買い」決定!!


【ビビッと即予約】
 iPodシャッフルに対抗するソニー期待の新星。ネットワークウォークマンNW−E507(ソニースタイル限定版)を手に入れた。これは新商品発表の記事を見てすぐビビッと来て、速攻ソニースタイルで予約を入れてしまった。これほどまで「イケる!」と直感した製品は久しぶりだ。

 後からパナソニックでも似たようなコンセプトのメモリープレーヤーを発表したけど、俺の見る所ではソニーのE507シリーズの方がイケてるね。この手のアイテムはネックストラップで首から下げて歩いても違和感が無いようなデザインでなければダメでしょう。その点パナソニックのはちょっと厳しいかと・・・。

 で、さっそく使ってみた感想を一席。

(音質)
 当たり前かもしれないけれど、音質は従来のMDと同じ感じ。一般のイヤースピーカーで聴く分には不満無し。

(使い勝手)
 俺的に一般的なATRAC3の132kbpsモードの場合、容量1GBタイプならCD14枚前後を格納できるようだ。

 曲を探すには、アルバム単位での検索、アルバム内での検索、アーチスト名検索、曲名検索などが用意されていて、そのだいたいがつまみの操作だけで出来るようになっている。慣れればなかなか使い易い。ただ、メニューボタンとFMボタンは小さいので押しづらいのがちょっと難点かな? それと、表面仕上げが綺麗な分、手の脂ですぐ汚い感じになっちゃうのは避けられぬ宿命か。

 有機ELによる表示はかなり綺麗で、スクリーンセーバーみたいな表示が出るのもオシャレっぽくて良い。暗い所では良く見えるけど、直射日光下で見づらくなる(左の写真)のは仕方ない所か・・・。

 データ転送がUSB1にしか対応してないので転送が遅いという弱点はあるものの、CD1枚分を1分50秒程度で転送できて、その間にバッテリー充電もできちゃうワケで、今の容量ならばこの速度でも何とかなる・・・とは言えそう。(もちろん速いに越した事はないんだけど)

 データ転送に使うUSBのコネクタは一般的なミニB型で、ニコンD100のデータ転送用と同じ物が使えるので、D100も使っている俺的には非常に便利。もしこれが特殊形状のコネクタだと、それぞれ専用の線を引かなきゃならんので大変なのよねぇ。

 充電はUSB経由のみなので、ACアダプター類は付属しない。この割り切りは良いと思う。データ転送時に充電まで一度に行えるので、充電を特に意識しなくても良い感じ。

 俺が見た所キーポイントは、まずストラップにつるして歩く事を前提にしたデザインにしたという事。そしてメモリーをリムーバブル(メモリースティック等)にしなかった事。バッテリーも交換式にしなかった事。この割り切りった商品デザインが見事だと思った。

 MDウォークマンが発売された時、もうカセットテープには戻れないと思ったが、このネットワークウォークマンを使ってしまったら、もうMDウォークマンにも戻れないと思った。

 MDよ、さらばじゃ!!



【イヤースピーカーについて】
 このソニースタイル限定版はイヤースピーカーが同梱されていない。そこで以前からMD用に買って使っていた物を使い回して使っている。

 俺が愛用しているのは、いわゆる「バーチカル型」というタイプのヘッドホンだ(ソニーのMDR−A44、右の写真)。折り畳めるので持ち運びに便利。かつ動いても耳から外れにくく、コードも絡みにくいという利点がある。音も悪くない。

 MDR−A44を折り畳むと丁度E−507と同じくらいの大きさになるので、E−507に付属するポーチに入れて持ち歩ける。

 一般的なインナーイヤー型だと、歩いている内にポロリと耳から落ちてしまったり、付けてる内に耳が痛くなったり、コードがグチャグチャにこんがらがってしまいがちで、そこがどうしても許せなかったのだ。

 また、若者向けの派手なヘッドホンは恥ずかしくて無理(^^; その点バーチカル型は外観が地味なので、おじさんが掛けて歩いてても恥ずかしくないという点も大きい。

 で、このE507を注文した際、「どうせなら『クオリア』のイヤースピーカーを買うべか?」という考えが頭の中をよぎった。クオリアのイヤースピーカーとは、QUALIA017・ポータブルMDプレーヤーに付属する高級イヤースピーカーMDR−EXQ1の事。

 これは単品だけでも売っているとの事なので、さっそく注文しようと思ったのだが、このイヤースピーカー、かなり入手困難な品物のようだ。ほぼ常時品切れで、品が入ってもすぐに売り切れてしまうらしい。(俺と同じような考えで狙っている人が多から?)

 まあ、高級なイヤースピーカーも悪くはないけれど、今使っているバーチカル型もかなり気に入っているので、無理して高いのを買う必要も無いか?・・・と思う今日この頃。

[2005/04/23]


戻る