光もキタっ!
Bフレッツ導入(後編)
果たして最強の速度は復活するのか?


【ネット速度地獄】
 上りの速度は向上したが、その副作用なのか何なのか下りの速度が落ちてしまった。通常の使用では下りの速度の方が重要であるから、これでは意味が無い。

 まず「Bフレッツ 速度 設定」などのキーワードでググって、何かヒントはないか探し回り、これではどうだ? これが問題か? などと設定をいじりまわした。これだけで1日が終わった。

 が、設定項目の意味もよく理解せずにいじりまわして良い結果になるはずはなく、気が付いた時には下り30Mbpsというありさま・・・。

 こ・・・、こんなはずでは・・・ ○| ̄|_

 次の日も同様に設定のヒントをくれるサイトを見て回ったが、「これが正解」みたいなモノは無いようだ。それぞれの環境によって最適の設定は違う、という事らしい。

 で、これ以上いじって、もっと悪くなったらたまらんと思い、適当な所で妥協。そこで設定を封印した。

 速度を測るサイトに行って何度も測ってみたが、Bフレッツ導入当初の速さにはならない。日曜日でネットが混雑しているためなのか、それともこれが実力なのか判断がつかない。

 ところで、フレッツ系サービスの場合、「フレッツスクエア」というフレッツユーザー専用のサイトに入る事ができて、ここでNTT回線網内での速度を計測するできる。で、この測定ページに「速度アップに関する情報」みたいなのが書いてある。

 そしてそこにはフレッツユーザー向けのお勧め設定がダウンロードできるようになっているのだ。これの存在は最初から知っていたが、なんだかヌルそうなので無視していたのだった。が、事ここに至っては、NTT側が提示したお勧め設定にすがるのが最善の策と判断。昔から「餅は餅屋」と言うではないか。

 というワケで、そのデータパッケージをダウンロードして適用したのだった。結果は、まあちょっと良くなったかな?という程度。少なくとも悪くはなっていない感じ。あ、こんなモンか・・・と、ちょっと寂しくその日は終わった。

 で、平日の朝。改めて「速度.jp」とか「スタジオ・ラディッシュ」とかで速度を測ってみたら、



 下り70Mbps超、上り30Mbps超という、最強時代の記録をも破る速度が出るじゃないですかっ!!!(瞬間最大風速だけど)

 な〜んだ、日曜のはやっぱりネットが混雑してたせいだったのか、と胸をなで下ろしたのだった。実力でそれだけ出てればOKだ。ほっ。

 はぁ〜。しっかし疲れたわぁ〜〜〜。もう設定をいじるのはやめよう・・・orz スピード追求のための設定いじりは無限の迷路だ。皆様も迷い込まないよう、くれぐれもお気を付け下さい。

 教訓: 速度設定は専門家が作ったヤツを信じろ。


【で、操作感としては?】
 こうして最強っぽい速度が出るようになったBフレッツだが、普通にウェブを閲覧している分にはそんな驚く程には速さを感じない。

 確かにページが表示される速度は速くなっているのだが、接続先サーバーの応答待ち時間の方が長かったりするため、全体的にはそんなに速くなった気がしないのだ。たぶんこういう用途なら、5〜10Mbpsもあれば十分なのかもしれない。

 まあ、Bフレッツになったおかげで、ネット配信のアニメとかを視聴するのに抵抗感とかストレス感が無くなったのは確かだし、また、@ニフティ光withフレッツだと無料ホームページの容量が100MBに増量されるのも大きい。

 「くろさわサンち」を立ち上げた当時、ニフティにおける無料ホームページの容量は10MBだった。最初はそれで十分だったが、2〜3年くらい前から容量的に危なくなってきて、どうしようかと悩んでいたのだった。

 で、何気なくニフティの説明ページを読んでみたら、いつの間にか上限が20MBに増えてるのね(苦笑)。申請すれば無料で20MBになるとの事で、即申請。これで当面は大丈夫だと思った。

 が、今年になって20MBでも天井が見えてきてしまった。しかしBフレッツ接続の「@ニフティ光withフレッツ」にすれば、容量が100MBになるとの事で、そういう意味もあってBフレッツにしたのだった。という訳で、今のところ満足している。


【FF式ファンヒーター】
 Bフレッツとは全然関係無いが、我が家の新築時に設置されていたFF式ファンヒーターが、前シーズンからモーターが異音をたてるようになってしまい、いよいよ買い換えか?という感じになっている。

 ところが、いざ暖房家電の状況を調べてみると、これがさっぱりなのだ。家電メーカーの多くがFF式ファンヒーターから撤退している感じ。噂によると、昨年の「松下、一酸化炭素中毒事件」の影響で、みんな腰が退けてしまったらしい。(あくまで噂)

 現在、FF式ファンヒーターを販売しているのは、三菱電機、サンヨー、コロナ、ダイニチなど少数のようだ。(リンナイ、パロマなどは都市ガス式なので数に数えない)

 したがって選択の余地はほとんど無し。カタログで比較検討しても、性能的にはだいたい同じっぽい。今使っているのはサンヨーの物で、10年使って特に不満は無かったという実績もあって、次世代機もサンヨー製(左の写真、CFF-L50G)を購入する事に決定した。

 で、先日その新しいのが来た。新しいのは温風が明らかに強力で、やっぱり古いヤツはもう寿命でダメだったのね、と納得。(たぶん、ちゃんと手入れすればもっと長く使えるんだろうけど)

 が、このストーブ交換時に思わぬ問題が発覚したっ!


【思わぬ問題とは!?】
 ストーブを据え付けに来た業者の人が、「いくらかけても(黒沢家に)電話が繋がらなくて困った」と言うのだ。

 え? と思ってPHSから目の前の自宅の電話にかけてみた。

 「現在、おかけになった相手の通信機器の電源が入っていない、もしくは故障・・・」

 なっ! なんだってーーーーーっ!!!!( ̄□ ̄;)

 驚いて「ひかり電話対応ルーター」の動作インジケーターを見てみると、電話機能の状態を示すランプが黄色で点滅している。取扱説明書を出して調べてみると、これは電話関係が不能になっている事を示しているという。

 どうやら速度アップの設定いじりの際、ルーターへの指令出しを中途半端な所でやめてしまった事が原因のようだ。設定いじりがこんな所に影響を及ぼすなんてーーーっ!! 頭を抱えてもんどりをうつ俺。

 まあ、この問題はルーターの再起動ですぐ解決したから良かったが、もしここで気付かなかったら、我が家の電話はずっと不通のままだったワケであり、それを思うとかなりゾォ〜っとした。

 「ひかり電話」は、料金は安いけれど諸刃の剣だな。これからはルーターの設定はいじらないようにしよう・・・orz

 教訓: 「ひかり電話」ユーザーは下手にルーターをいじるな。


【ひかり電話の不安要素】
 今回の事件は俺の失敗が原因だったけど、NTT側の技術的な問題で不通になる事故も時々ニュースになっている。その点が「ひかり電話」の不安要因だ。

 まあ既に全国で相当数の「ひかり電話」が稼働してしまっているので、NTTとしては今さら後には退けないはず。どんどんパワーを増強して、システムダウンしないようにしていってくれると信じたい。

 なお、そのような「ひかり電話」不通事故の解決策のひとつとして、ルーターのファームウエアバージョンアップが行われているが、今出ているルーター(つまり俺の家に来たルーター)は、定期的にファームウエアのバージョンをサーバーに問い合わせて、新バージョンが出たら自動的にバージョンアップする機能がついている。実際、工事担当の人がルーターを終端装置に接続した後、最初に行ったのはルーターのファームウエアのバージョンアップだった。

 この自動機能はなかなか優れものだと思うのだが、それに伴うリスクもある。それは、バージョンアップが行われると自動的に再起動がかかるという事だ。再起動がかかるという事は、一旦ネットワークが切断されて再接続するという事なワケで、もしその時ネットでゲームとか、ネットで何か重要な作業中だった場合は困った事になってしまう。

 もちろんこの自動バージョンアップ機能は、オプションでオフにする事が出来るからその点は安心。手動によるバージョンアップ操作はとっても簡単なので心配いらない。ただ、バージョンアップがあるかも知れないという事は意識しておく必要がある。


【スイッチングハブ】
 気が付いたら、居間にあるテレビとかビデオとか方面のスイッチングハブの口が足りなくなっていた。今までは、5口のスイッチングハブを使っていたのだが、

 1、ルーターへ
 2、スゴ録へ
 3、ネットジュークへ
 4、PS2(ニャンピィ用)へ
 5、PS2(ローディー用)へ

 これだとコクーンとPS3に繋ぐ口が足りない。

 仕方がないので8口のスイッチングハブを買ってきて交換した。

 1、ルーターへ
 2、スゴ録へ
 3、ネットジュークへ
 4、PS2(ニャンピィ用)へ
 5、PS2(ローディー用)へ
 6、コクーンへ
 7、PS3へ

 8口のでも残り1口という現実に愕然(右の写真)。そして恐らく、今年中に任天堂のWiiが残りの1口を使うだろうから、もう満杯も同然。まさかこんな時代になろうとは、ちょっと予想できなかったなぁ・・・。

 速度もこの10年で、56kbpsのモデム→1.5MbpsのADSL→100MbpsのBフレッツと、と1千倍以上になってるし・・・。知らない間に未来になってるわ〜。

[2006/11/20]


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