べろ出しチョンマの謎
気になったので調べてみました。


 今年の学芸会での奏一郎の学年の出し物は「べろ出しチョンマ」という劇だ。

 江戸時代の千葉の花和村で起こった事件を元にした劇で、年貢で苦しむ農民が、直訴の罪で磔になるという話だ。磔になった長松の姿が、後に「べろ出しチョンマ」というおもちゃになったという。

 この話だけ読むと、これが実際に起こった事件で、今でも花和村には「べろ出しチョンマ」というおもちゃがあると、誰でも思ってしまう。

 我が家でもそう思って、その「べろ出しチョンマ」の写真を見ようとググってみたのだが、いくら探しても出てこない。出てくるのは「べろ出しチョンマ」の本の情報と、小学校や中学校の学芸会で上演したという記事ばかり。

 どうも変だ・・・、と思って更に調べた結果、この話は完全な創作なのだそうだ。何だかダマされたような気分になってしまった。

[2007/1/28]


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