こんな本、買ってきました
(1999年)
「トンデモ本1999」 トンデモ本シリーズ第5弾くらいか? 最近イマイチだったこのシリーズだが、今回は初心に戻ってかなかなか充実している。 大ヒットした「神々の指紋」とか「聖書の暗号」なんかの嘘やトリック暴露に始まり、世のへんてこな本を大紹介。 他に、年がら年中「大地震が来る」と予言をしながら、当たらない方が不思議なくらい発生範囲と発生期間を広く取ながら、それでも見事なまでに阪神大震災をハズした地震予知本とか、その手の本がたくさん紹介されている。 |
「炎の筆魂」 燃えるマンガ家、島本和彦の単行本になっていない単発物を集めた本。せがた三四郎のCMが出た時「島本がマンガにしそうなキャラだよね」などとニョーボが言っていたのだが、実は島本によってマンガ化されていて、それがこの本に収録されているのだった。驚いた。 |
「幽玄・漫玉日記」 あの桜玉吉の最新作。しばらく休業していた事情とか、その後復活して自分の有限会社を設立するまでとか、設立した後の営業状況とかを日記風にマンガにしている。玉吉ファンは要チェック。 |
「ベストセレクション・初版グリム童話集」 去年あたり話題になった原作版グリム童話の本。この本は初版本の翻訳に、昔描かれたイラストを添えてあり、1冊買うならこれで十分という感じ。白雪姫のラストで、悪い妃が白雪姫の結婚式で火で焼かれた靴を履かされて死ぬまで踊らされたという所が恐い。 |
「オタクの迷い道」 オタキング岡田斗司夫氏のコラムを集めた物。この人のコラムはどれも面白いが、この本もたいへん面白い。特に、関西地方で放送していたという浜村淳の映画解説番組の話が爆笑。この部分だけでも読む価値あり。 「買うた・やめた音頭」の話も面白かった。買うた・やめた音頭とは、模型好きならその名前は知らなくても誰しも一度ならず踊った事があるという伝統芸能だ。 模型家でプラモの箱を「お!これは」と言って半分引き出してはながめ、「いや、でも」と言ってまた戻し、別の棚の別の箱を半分引き出してはながめ、「でもやっぱり」と言ってはまた戻す。この動作がまるで音頭を踊っているように見える事から「買うた・やめた音頭」と呼ばれているという。(俺も子供の頃、近所のおもちゃ屋でよく踊ったなぁ・・・(^^;) |
「究極プラモデル大全」 「岡田斗司夫の絶滅プラモ大百科」 昔のプラモデルを集めた本。 サンダーバードのジェットモグラ、キャプテンスカーレットの追跡戦闘車などなど、昔懐かしいプラモのオンパレード。あこがれの的だった「サンダーバード秘密基地」(物凄くでっかくて、おもちゃ屋でも一番上の棚に誇らしげに飾ってあった)って当時2千2百円だったんだねえ。てっきり5千円くらいだと思ってたよ。 俺が小学生の頃、近所のおもちゃ屋に(その当時から見ても)古い売れ残りの「鉄人28号」のプラモがあって、掘り出し物を見つけた気分で買った事があったんだけど、当時のレベルから見ても古臭く、こりゃダメだと思った覚えがある(バリが多い上に造りがいいかげんで、うまく組み立てられなかった)。あれなんか今なら百万円くらいで取引きされてるんだろうなあ。 |
「全怪獣怪人(上・下巻)」 怪獣図鑑と言えばケイブンシャ。私が子供だった昔から現在まで怪獣怪人関係の本を作り続けているケイブンシャ。そのケイブンシャが出した集大成的な本だ。 月光仮面から最近のヒーロー物まで、ほとんど全てのトクサツ番組の怪人・怪獣を網羅している。「突撃ヒューマン」「変身ポンポコ玉」「快傑ズバット」など、普通の怪獣図鑑には載らないような作品までカバーしているのはケイブンシャの意地か? ただし値段が高い割に写真が全部白黒で小さく、しかも説明文も少なめなのが惜しまれる。全部カラーで、説明文ももっと詳しければ1万円以上でも買うのになあ。 この本の中で、昔の仮面ライダーがロケした荒れ地や造成地がどこなのかが解明されていた。初代ライダーの頃のロケ地は現在京王相模原線の稲城駅がある場所で、当時は鉄道も駅も道も街も何にも無かったのだそうだ。 |
「怪獣王」 唐沢なをき著 私らの年代は円谷怪獣が根っこになっているので怪獣好きが多い。唐沢なをきは私と同年代で、物心ついた時にはウルトラQだったという人だ。その彼が永野のりことか開田裕治とか、怪獣が好きな人たちと怪獣談義に花を咲かせた本だ。 巻頭で、ザルとかぼろきれを使って作るカネゴンや、シーツでつくるペスター、(昔「怪獣ウルトラ図鑑」に載っていたあれだ!)を実際に作ったという記事がカラー写真付きで載っている。いやあ、本当にあの通りに作れるんだねえ。驚いた。これだけでも一見の価値ありだ。 この本によると、彼が3〜4歳の頃、ウルトラQが始まる前のキャンペーンとして子供雑誌にウルトラQに登場する怪獣が紹介されていて、たとえばゴメスは「オケラが巨大化した怪獣」と書かれていたそうだ(後で古代恐竜という設定に変わったらしい)。またガラモンはまだ名前が無く「この怪獣に名前を付けて下さい」と書かれていて、唐沢兄弟は「オニゴン」という名前を考えて応募したそうだ(唐沢なをきは唐沢俊一の実弟で、顔もそっくりだ)。 俺が子供の頃を思い出すと、ウルトラQが始まった頃の記憶がちょっとある程度で、雑誌を読んだという記憶はほとんど無い。ましてや名前を応募するなど・・・。う〜ん、やっぱプロのオタクは子供の頃からひと味違うな(^^; 唐沢なをきは小学校高学年の頃、雑誌から怪獣とか怪人の記事を切り抜いて、スクラップブックに編集していたそうだが、実は私も似たような事をしていた。幼児向けの写真絵本を買って来て、写真を切り貼りして自前の怪獣図鑑を作っていたのだ。 当時の年齢でもさすが幼児向けの本を手に取るのは恥ずかしかったが、それでも珍しい怪獣写真を入手するために我慢して買っていたのだった。どういう事かというと、幼児向けの本はページが厚紙で出来ているので、ページの表と裏、両面の写真を別々に切り取る事ができ、都合が良かったのだ。また、当時は今みたいにマニア向けの雑誌が存在しなかったので、怪獣や怪人の写真を入手する事自体が困難だった。放送中の番組の写真は普通の雑誌にも載るけど、昔の番組(当時で言えばウルトラマンとかセブン)の怪獣写真はなかなか入手できなかったのだ。 さらに言えば、ポール星人とかノンマルトみたいな、画面にちょっとしか登場しないマイナーなキャラクターは怪獣図鑑にも写真が載っていなかった。しかし幼児向けの本にはそういうキャラの写真が載っている場合があったのだ。そういうのを発見した時にはすごく感激したものだった。 しかしあんまり頻繁にそういう幼児向けの本を立ち読みするので、本屋のおばさんに「これはあんたのような大きい子が読む物じゃないよ!」などと怒られたっけなあ・・・(^^; |
「空想美少女大百科」 (別冊宝島421) アニメとかゲームに登場した美少女キャラを分類分析した本。これまでも同じような趣旨の本はあったけど、この本の良い所は肩ひじを張らず、あくまでもオタクの言葉で語られている点で、そこに好感が持てる。まさに「好きだから好きなんじゃー!」「萌え萌え〜」という感じなのだ(^^; 美少女の分類も「よいこ」「めがね」「はかなげ」「ぷに」「ほえほえ」「いもうと」「幼なじみ」「メカ」「ミミ(猫耳など)」「水色髪」など、ある程度修行を積んだオタクにしか分からないような分類で、その濃い構成に思わず笑ってしまう。それにしても「水色髪」という分類があったとは知らなかったぞ。 |
「ヴァーチャ・クラフト」 ガレージキット・フィギュアの原形の作り方を解説した本。これまでもホビージャパンやモデルグラフィックスでガレキの作り方を解説した本を出していたが、原形の作り方に関してはあんまり詳しくなかった。この本はフィギュアの原形の実際的な作り方に重点が置かれている。 プロの現場に取材した記事があって、そこでボークスでのガレキ量産の現場の写真が載っているのだが、シリコーン型のでかい事でかい事! ひとつのシリコーン型で50個以上のパーツが出来るなんて知らなかったなあ。型は粘土に埋めるのではなく、あらかじめ作られたランナーの上に取り付けてシリコーンに沈め、硬化した後で切り開くという手法で作っているという。まさにプロでないと出来ない手法だ。たしかにこのくらいじゃないと効率が悪くてやってられんだろうけど・・・、それにしてもでかい! |
「中国の群雄・第7巻(興国の皇帝)」 中国の歴代王朝の皇帝は数々あれど、唐の太宗(李世民)は屈指の英雄だ。 暴虐無道の隋に対して叛旗をひるがえし、これを倒し唐を建国した。(李世民は2代皇帝で、初代皇帝は彼の父。しかし実質的な建国者は彼)ここまでなら他の建国の皇帝と同じだが、李世民の凄い所は、皇帝になった後も天下国家のために尽力し、荒れ果てた国土を回復させて、中国を当時世界最高の国際的文明国にまで育て上げたという所だ。 さらに、敵だった人物でも有能と見ればこれを重用し活躍させた。後に李世民が危機に陥った時、彼らは裏切る事無く忠誠を尽くしたという。 漢を建国した劉邦や、明を建国した朱元璋などは、皇帝になるまではかっこいいのだが、皇帝になった後は一転して疑心暗鬼のとりことなって建国の功臣を無駄に殺したりしてるのと対照的だ。 「宇宙刑事シャイダー」の不思議界帝王フーマは、「武力で制圧しても征服した事にはならない」と言っていたが、李世民は敵をも心服させる魅力ある人物だったようだ。(どういう例えだ?(^^;) 普通、皇帝の言葉は絶対で誰も逆らえないものだが、李世民は隋の暴虐無道が国を滅ぼした事をその身をもって体験していたので、隋の轍を踏むまいと家臣のいさめ・忠告を謙虚に聞き、たとえ皇帝の命令でも間違っている物は何度でも直させたという。 また建国直後に匈奴の侵略を受けた時は、国の体制が整っていない内は恥をしのんで敢えて戦わず(大量の貢ぎ物を差し出して帰ってもらった)、後年、体制を整えてから逆襲し、その時の恥をすすいだという。う〜ん、鳥肌が立つほど凄いゼ! |
「英米単語の歴史辞典」 英語の単語の語源を解説した本。それぞれの単語に意外な歴史がある事がわかり面白い。 例えば「Nice」。 現代では「良い」という意味で使われているが、中世の頃は正反対の「愚かな」とか「バカな」という意味だったという。頭文字のNは否定を表すNotの名残で、「知らない」という意味の言葉から発生した言葉だそうだ。 それが「愚かな」→「みだらな」→「普通でない」→「怠惰な」→「男らしくない」→「はにかみ屋の」→「繊細な」→「好みがやかましい」→「食欲をそそるような」→「快い」→「楽しい」「魅力的な」というように、徐々に徐々に変化していったのだという。驚きだ。 |
「ヨシエさん」(第7巻) ヨシエさん、第3子をご懐妊。 帝王切開をしなければならないという事になり、「切らずに帝王切開する方法はありませんか?」と医師に尋ねる(笑) |
「幽玄・漫玉日記」(第2巻) 有限会社「玉屋」を設立した桜玉吉だったが、原宿店がいきなり挫折。揚げ句の果てに株に手を出したのだった。 結局、忘れた頃に株価をチェックしてみたら、何と2倍以上に値上がりしていて85万円ほど儲けたという!! それで思いっきり浮かれて、帝国ホテルで豪勢な食事をしたり、パソコン一式を即金で買ったりしたが、後になって「玉屋」の税金で85万円を支払った、というマンガのようなホントの話。 |
「空想歴史読本」 ヒットした「空想●●読本」シリーズの最新刊。 アニメや特撮ヒーロー番組の歴史をごった煮的に合体させ、地球誕生から人類滅亡の未来までを歴史年表形式でつづった本。昔、雑誌「OUT」でこんな企画があったっけなあ。まあ、それなりに楽しめます。 この中で、江戸時代の出来事として「徳川吉宗が天体観測してたら彗星を発見。そのころ吉宗のライバル尾張藩主徳川宗春は、彗星が江戸に落下して大混乱になったスキに、掠奪を行おうと画策する」という話があった。 そんなエピソードが出てくる特撮番組があったのかいな?と思ったら、この話は「暴れん坊将軍」の中の一話なのだという。「暴れん坊将軍」もなかなかあなどれない番組よのお(^^; |
「スペクトルマンVSライオン丸」オタク学叢書第3巻。 当時けっこうヒットしてたのに今いちメジャーになれなかったPプロ作品の裏側を、Pプロ創業者うしおそうじ氏に取材した本。 全然知らなかったが、うしお氏は若い頃は東宝で円谷英二と一緒に特撮の仕事をした仲で、円谷の一番弟子を自称しているという。またマンガ家として活躍していた頃には、当時デビューしたてだった手塚治虫の世話をした事もあるという。けっこう大物だったんだねえ。近年、当時の出演者からギャラの不払いの件を詰め寄られた事もあるといううしお氏だけど、作品作りにかける情熱は本物だったようだ。 |
「サザエさんの正体」 これまでたくさん出たサザエさん本は全て単行本を原典として研究されているが、新聞に連載されたマンガが100%単行本に収録された訳ではなく、実は7百本以上が諸般の事情で未収録なのだという。この本はそれら単行本未収録の物まで含めて研究された結果を報告する。 その結果、初期の波平の会社での地位がかなり高い(局長)であるとか、サザエがフネの連れ子で、つまりカツオやワカメとは異父兄弟という仮説が提出される。確定ではないが説得力のある説明にビックリ。かなり真面目な研究本である。 |
「空想哲学読本」![]() ガンダムやポケモン、セーラームーンなどをネタに哲学を語るという本。ウルトラマンからはアリストテレス、セーラームーンからはキリスト教哲学、エヴァンゲエリオンからはデカルト、ポケモンからはヘーゲル、ガンダムからはニーチェが解るという。 ちょっとこじつけっぽいけど、けっこう本当に哲学の勉強になる。哲学には興味があるけど難しい本は読みたくないという人に向いているかも。 |
「なつかしゲーム大全」 双葉社好奇心ブック41 ファミコンソフトを中心に懐かしいゲームを語り尽くす。当時リアルタイムで遊んだ我々のためにあるような本である。読んでて思わず「そうそう。あった、あった」と思う事うけあい。 |
「ザ・怪獣魂」 双葉社好奇心ブック45 「帰ってきた怪獣魂」 ![]() 東宝のゴジラ系からウルトラ系、ガメラ系など、いろいろな怪獣や宇宙人の中から、自分の好きな怪獣を語らせた本。そういうのが好きな人たちが書いているだけに、その熱い語り口に思わずニヤリ。 「もしも、あの怪獣が女の子だったら」というコラムがあるのだが、そんな発想をしてしまう事自体、既に怪獣ラブラブ状態だ。 |
「テレビマガジン70’s」 創刊から27年を経たテレビマガジン(子供向け雑誌)の70年代当時をレビューしたムック。私は創刊号から買っていたので非常に懐かしく、思わず買ってしまった。やあ、懐かしいなあ・・・。 「もしもマジンガーZが敵になったら・・・」という題名のアフロダイAが破壊されているカラー絵とか、「ライダーマンの秘密日記」という題名のライダーマンが憎っくきヨロイ元帥の写真を燃やして笑っている写真とか、この雑誌ならではの企画に思わず目を奪われる。すげえ・・・。 |
「まったり人生のススメ」 あの「おじゃる丸」の原作者が書いた本なのだが、内容のほとんどはおじゃる丸のストーリーのダイジェスト。それもかなりストレートな。ちょっと幻滅。 |
「アストロ球団(完全復刻版)」 幻のマンガになっていた「アストロ球団」を復刻した物。全5巻。 やっぱすげえマンガだ。昔、ロッテ戦の一試合だけに1年も費やしたという話を聞いていたが、何だ、その後のビクトリー球団との試合はその2倍もかけてるじゃんか。 ビクトリー球団の選手は、切腹してからバッターボックスに立つヤツ、燃え尽きたら突然歳を取って老人になるヤツ、脳をやられて口、鼻、耳から血を吹いて死ぬヤツなど2名死亡、2名再起不能を出す始末。対するアストロ球団側も肋骨を何本も折られるヤツ、アキレス腱を切ったまま最後まで出場し続けるヤツ、盲目なので聴覚だけが頼りなのにその聴覚を失っても出場し続けるヤツなど、揃いも揃ってクレージー。 そうまでしてアストロ超人9人がやっと揃ったと思ったら、巨人軍川上監督を中心とした球界首脳部がアストロとの試合を禁止するという取り決めをしてしまい、アストロ球団は米国と日本では野球ができなくなってしまう。 アストロ球団は野球ができる新天地を求めて、超音速旅客機コンコルドでアフリカに旅立つのだった! なぜアフリカ? なぜコンコルド? 最後まで読んでみると、アストロって実質3試合しか試合をしてないんだよなあ。ブラック球団、ロッテ・オリオンズ、そしてビクトリー球団。ま、一試合やっただけで必ず骨折やら何やら物凄い大ケガをするので、3試合できただけでも大したものなのかもね。 この完全復刻版は文字どおり完全復刻なので、「この、ドめくらがぁーっ!」とか、今では絶対に使えないセリフがそのまま出てくる。 |
「いま学びたい近現代史」 明治から第二次世界大戦敗戦までの近代史を解説した本。 私は以前からこのあたりの歴史がよく解らないので気になっていた。日清戦争や日露戦争はどうして起こったのかとか、どうして韓国を併合する事になったのかとか、どうして中国やアメリカと戦争する事になったのかとか、そういう点だ。 高校の歴史の授業でも、このくらいの近代史は学期の最後にやるのでほとんどまともに教えてくれないんだよなあ。(それとも教えたくない?教えられない?) で、去年だったか出てヒットした「教科書が教えない歴史」シリーズなんかも読んだんだけど、この本は「戦前も悪い事ばかりではなかった」「こんなに良い面もあったんだ」という内容の本で、「戦前の日本=悪者」という図式にコンプレックスを持つ日本人としては胸のつかえが取れるような感じのする本だった。読んで気分が良くなる。でも、冷静に考えると何だか戦前の事を誉め過ぎと言うか、都合の良い話だけを集めたような感じもする本であった。 そんな折り、書店で見つけたのがこの本。一番最後に「教科書が教えない歴史」を書いた人たちを批判する事が書いてある。読んでみると、なるほど、という気になる。 内容としては戦前の悪い面もしっかり書いてあり、読んでいてあまり気分は良くならない。むしろ悪くなる。が、「教科書が教えない」の方と比べてどちらが真実に近いかという事を考えると、たぶんこっちの方が近いのでは・・・という気がする。もちろん「教科書が教えない」に書いてある良い話も本当にあったんだろうけれども、悪い話も相当にあったはずで、やっぱり悪かった所も本当の所を知りたいと思うわけです。 |