こんな本、買ってきました
(2008年、宇宙本2冊)



【宇宙本2冊】
 ロックバンド「クイーン」のギタリストとして有名なブライアン・メイは、実は天文学の専門家でもあり、王立天文学協会特別会員なのだそうだ。中学校の講師をやっていた事もあったとか。最近では英国BBCの科学番組「The Sky at Night」の解説者をやっているのだそうだ。

 で、そんな彼と、同番組の司会者らが書いた宇宙に関する啓蒙本の日本語版が出版されている。タイトルは「BANG! 宇宙の起源と進化の不思議」。大型本で、綺麗な写真やイラストがいっぱい。

 表紙は、見る角度によって絵が変わる例のアレで出来ていて、ビッグバンを思わせる爆発が描かれている(下の写真)。本文の中では「人類がこのような爆発の景色を眺める事は決してない」「どんなに見たいと思っても、そこには空間も時間もないのだから」と、科学的な但し書きがある所に好感が持てる。

 内容は宇宙の始まりから現在に至る過程の解説。難しい理論を分かりやすく説明していて興味深い。190ページで税抜き2千857円。


 宇宙繋がりで「天と地 HEAVEN & EARTH」という本も購入。

 こっちは、宇宙というよりは、最微少の世界から最大無限の世界まで順番に、全て写真で説明しているのが特徴。昔、「パワーズ・オブ・テン」という科学本があった(今も売られている)が、あれの現代版という感じもする。

 最小は「泡箱で検出された素粒子の軌跡」と、「金の原子1個」の映像。

 最大はハッブル宇宙望遠鏡がとらえた、「ハッブル・ディープスペース」と呼ばれている最遠の銀河団の映像。

 花粉、アメーバ、人間の胃腸の内部写真、人工衛星から撮影した地形写真、月や太陽なの写真、銀河の写真などなど、きれいな写真がいっぱい。

 ただし、コンピュータ処理の色付けがどぎついのがちょっとアレだけど。390ページで税抜き2千480円。

[2008/09/12]


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