ポケモンVSディズニー

2003年3月、ポケモンセンター、東京ディズニーシー


【きっかけ】
 某クレジットカードで貯まったポイントをチェックしたら、今月中にあと数万円分の買い物をすれば「ディズニーランドのパスポート(ペア)」がもらえるという事が判明。まだポイントが貯まった訳でも、ポイント交換した訳でもない内から「もうディズニーランドに行くしかないジャン!」とはしゃぐニョーボ。そして、その足りないポイント分のためにわざわざ買い物をする黒沢家の人々・・・。長い不況にあえぐこの日本なのに、こんな脳天気な事してていいのだろうか・・・。いや! そうやって消費を控えるからかえって景気が落ち込むんだよ! 負のスパイラルなんだよ! 黒沢家の買い物によって消費が進んで不況脱出な訳だよ! などと無理矢理すぎる理論武装で自分を納得させる俺だった。

 で、わざわざそのためにちょっと高い買い物をしたのに、そこまでしたのに、ニョーボが勘違いをしてポイントを別の事に使ってしまい、要するにポイントが「ディズニーランドのパスポート」に交換するには足りなくなってしまい、結局自腹でパスポートを購入する事になるのだった。

 え? パスポートがただで手に入るからこそディズニーランドに行こうという話になった訳だから、パスポートが手に入らなくなったらディズニーランドには行かないのが筋なんじゃないの、ですって? はい、御説ごもっとも!! でも今やディズニーランドに行く事は決定事項なのです。既成事実なのです。ポイントが足りなくなったからと言って、今更予定に変更はないのです。もし「行かない事にしよう」なんて言ったら、ニョーボの機嫌がどうなるか知れないのです。


【思い起こせば】
 前回ディズニーランドに行ったのは1999年の3月。もう4年前か・・・。奏一郎がまだ幼稚園年少組の頃だった。詠二郎は2歳になったばかりか・・・。ああ、光陰矢のごとし。

 子供って記憶力がいいようでいて、意外に覚えてないみたい。どこかに行ったのは覚えていても、それがディズニーランドだという事は意識してないんですな。まあ、ディズニーランドを有り難がるのはある程度大人になってからでしょう。実際にミッキー!ミッキー!って喜んでいるのは中学生高校生以上だな。小学生くらいまではむしろポケモンとかベイブレードとか、身近なアニメとかおもちゃ関係の方が興味があるでしょう。


【旅行代理店】
 泊まるホテルや新幹線の切符などはいつものようにJTBで手配。行くのはディズニーランドではなくて「ディズニーシー」の方を選択。JRなどで出しているホテル提携のパック商品は既に売り切れていたのだが、担当者が商品知識とテクニックを駆使して既存商品を組み合わせ、パック旅行とほぼ同じ特典でほぼ同じ価格のセットを組んでくれた。こういう事は専門家でないとできない。やっぱり「餅は餅屋」。旅行の手配はJTBだなあと思った。

 以前は、子供らのベッドは2人で大人の1人分とか、料理も大人の半額とか「子供料金」で安いという意識があったけれども、小学生ともなると大人と同じスペースを使うし、料理も一人前食べるから、大人4人と変わらない。以前と同じつもりでいると、考えていた以上に高い請求書にビックリなんて事に。親は子供の事をいつまでも小さいつもりでいるけれど、こんな所で子供の成長を実感しちゃったりする(マヌケな)親がここにいるのだった。


【ポケモンセンター・トーキョー】
 第1日目。新幹線で東京駅到着。ディズニーシーは2日目の朝に行く事になっていたので、この初日は東京の近場を歩く事に。東京駅と言えば「ポケモンセンター・トーキョー」だ。え? 知らない? 東京駅八重洲口のすぐ近くにポケモンのオフィシャルショップがあって大人気なんですわ。

 ポケモンをやった事が無い人のために説明しますと、ゲームやアニメの中では各街に「ポケモンセンター」という施設があって、ここには何度も何度もお世話になるんです。だからポケモン好きの子供にとって(ゲームの中だけだと思っていた)「ポケモンセンター」という施設が現実に存在するという事は、けっこう凄い驚きと喜びなんですわ。かく言う私も、最初にこの事実を知った時には「おお!それは是非行ってみたい」と思ったもんです。

 右の写真がそのポケモンセンター・トーキョー。雨が降っていたけどかなりの人出。さすがに人気は高い。

 でも、ここまで持ち上げておいてこう言うのも何なんだけど、中身は単なるポケモングッズ店だ。特に大きい店という訳でもないし、何かアトラクションとか遊具とかあるわけでもない。普通の店だ。だから過大に期待して行くとガッカリするかも知れない。

 ポケモンのお菓子やポケモンの文房具は言うに及ばず、ポケモンTシャツ、ポケモンクッキー、ポケモンラーメンなどなど。およそ思いつく限りのポケモン商品が並んでいる。だからポケモン大好き小学生を持つ親としては、同級生の○○君やお隣の○○君のおみやげにこれとこれとこれを買って行こう、なんて具合に思いっきり買い込んだりする。

 子供たち当人は、買い物する楽しみは無いけれど、ポケモンセンターに来たというだけで十分に楽しいようだ。


【フジテレビ】
 次はお台場のフジテレビに行ってみようと思った。この日は雨が降っていたので、屋内で楽しめる所じゃないとダメだと思ったからだ。

 もう何年前かなあ・・・。フジテレビがお台場に移転した頃は今ほどは観光地化されてなくて、しかし都心からすぐの場所なのにだだっ広くて人がほとんどいなくて、何だか不思議な感じが魅力だった。すぐにホテルとか観光施設とかいっぱい建ってしまったけれど。

 あの閑散としてた頃に、ニョーボをお台場に連れて来たかったんだけど、その機会に恵まれずそのまま今日に至ってしまった。だからこそ、ニョーボにはレインボーブリッジとかフジテレビを見せたいと思ったのだった。

 新橋駅から「ゆりかもめ」に乗り換えてお台場へ。わざと1本見送って、一番先頭の見晴らしの良い座席を占拠。どうだ、いい景色が見えるだろ。伊達に東京ビッグサイト通いしてたワケじゃないぜと自慢したが、ニョーボも子供達も特に感慨は無い様子。それもそのはず。雨で視界が最悪。いやそれ以前に窓が曇って外がほとんど見えまっしぇ〜ん・・・。

 そんな傷心気分を乗せてフジテレビに到着。雨の中、超幅広な階段を上る(左の写真)。それにしてもさあ、このフジテレビの階段。幅が広すぎませんか? そして上る距離が長すぎませんか? どういう考えでこんな構造にしたのか理解に苦しみます。でも、遊園地みたいで面白いからいいか・・・?(これが狙いか?)

 中はフジテレビ系の番組のグッズを売っている店とか、番組関係の展示とか、スタジオを上からのぞける窓とかがある。「笑う犬」のホリケンサイズの歌がかかりっぱなしになっていたので、今でも頭の中で「ばんがっちょー、ばんがっちょー」ってグルグル回っている。

 「ポンキッキーズ」のコーナーではコニーちゃんと記念撮影(右の写真)。有料の特別展望台では「ワンピース」のルフィとテレビ画面の中で記念撮影だ。

 この他、各地にあるスタンプを集めてくれば特製シールがもらえるというイベントをやっていて、もちろん参加。けっこう盛り上がってスタンプを集めた割には、せっかくもらった特製シールはその後かなりぞんざいな扱いを受けていた。(シールが欲しくてやったんじゃないって事ね)


【ディズニーシー】
 この日の宿泊先は浦安オリエンタルホテル。ディズニーランド系のホテルとして有名なホテルだ。この日と次の日の2泊を予約していたのだが、ホテル側の都合で2日目の部屋が確保できなかったそうで、他のホテルに部屋を確保したので、明日はそちらに移って下さいと言われた。もちろん料金はそのままで。しかもお詫びとして部屋にある飲み物類は無料にするとの事。おまけに、その確保したホテルというのがディズニーランドのオフィシャルホテルで、どう見ても最初に取った部屋よりもランクが上。

 つまり、低ランクの料金でオフィシャルの高ランクの部屋に泊まれる事になったのだった。ラッキー! 普段は泊まれないような高い部屋に泊まれるぜーっ! 部屋に備え付けてある冷蔵庫の飲み物は値段が高いから、普通は絶対に飲まないワケだけど、無料と言われてしまったからには飲まないワケには行かないぜーっ! シャブリ尽くすぜーっ!というワケで、ビールを飲むニョーボだった。

 2日目。今日は朝から1日ディズニーシーだ。開園前からゲートに並び、開園と同時に入場。さすがに早い時間帯だとそんなに混んでいる感じがしなくて良い。

 ディズニーシーはディズニーランドに比べていわゆるディズニー色を感じさせない。扱っている作品がアラビアンナイトとかジュールベルヌの古典SFなど、ディズニーのオリジナルではない物が中心だからだ。ミッキーとかドナルドもほとんど出てこないので、ディズニー嫌いの俺もかなり楽しめた(苦笑)。

 まずはディズニーシー内の常設ショー「リトルマーメイド」。人魚姫やサカナが宙づりで演技する。劇団四季のライオンキングでは四つ足の動物を特殊なギミックを利用して演技していたが、あれと同じようなギミックで魚とかザリガニとかの演技をしていた。時間は短いけれど、なかなか見応えがあった。

 次はアラビアンナイトのメリーゴーランド。子供達が異様に興味を示し、乗る事になった。俺なんかはもう楽しくないワケだけど、子供達は凄く楽しいようで、終わったらもう一度並びなおして2回も乗っていた。(左の写真)

 園内には雰囲気演出のための大道具小道具が設置されている。アラビアンナイトの辺りにはそれっぽい壺とかが置かれている。これを見つけた子供達はさっそくRPGの勇者様よろしく物色開始(左の写真)。さすがRPG漬け一家の息子だ。

 「そいちろはツボの中を調べた!」
 「しかし何も見つからなかった!」


 昼はディズニーシー内のレストランで昼食。予約をしておけば並ばなくても食べられるというシステムはなかなか快適だ。食べ終わった頃、店員が列をなして「ハッピバースデーツーユー」を歌いながらやって来た。奏一郎のバースデーケーキを持ってやって来たのだ。これ、実はニョーボが頼んでおいた物なのだが、俺も知らなかったので本当にビックリした。

 当の奏一郎もビックリ。何人もの店員から「誕生日おめでとうー!」と祝われ、ケーキのロウソクに火が点けられた。が、奏一郎は火を吹き消そうとしない。

 「どうした?奏一郎。ロウソクの火を吹き消せ」

 奏一郎は驚きのあまりパニックになってしまい、最後には泣き出してしまった。結局奏一郎はケーキも食べず、泣きながら店を出たのだった。嬉しさを通り越してしまったようだ。本当にウブなヤツよのぉ〜。(右の写真)


 園内のアトラクションには大抵の場合長い行列ができて、1時間待ちとかになっちゃうんだけど、あらかじめファストパスというのを取っておくと待ち行列に優先して入場できるという。ただし、午後遅くなってからだともうその日の分のファストパスが終了になっていたりする事もあって、どうしても見たいアトラクションは早めに確保しておかなければならないようだ。「センターオブジアース(地球の中心への旅)」なんかけっこう楽しそうに思えたのだけど、待ち時間がかなり長く、しかも気がついた時にはもうファストパスが終了していたため、結局入れなかった。

 もっとも、子供達にとってはそういう人気アトラクションよりは単なる遊び場的な広場の方が楽しかったようだ。地面から水がぴゅうぴゅう出てくる広場はいつも子供が一杯で、奏一郎も詠二郎もかなり長い時間そこできゃあきゃあ遊んでいた。

 午後3時くらいに一旦ホテルに入り休憩。用意された部屋が高級な部屋でビックリ。部屋は広いし、風呂とは別にシャワールームがあるし。ただ、ホテル内のレストランの値段がめちゃめちゃ高いので(普通のスパゲッティが2千円とか)、夕食はディズニーシーに行って食べた。

 左の写真は、ホテルから見た海。夕陽が映える中を釣り船が帰ってきた所。

 夕食後はそのまま夜の部に突入。園内をぶらぶら歩き回りアトラクション「ストームライダー」に入って終了。夜はムードがいい。左の写真は山から花火が上がったところ。

 写真といえば、今回よく見たのが携帯電話のカメラで撮影している人。普通のカメラで撮っている人よりも多いと思った。もうこういう所で撮る写真もみんな携帯電話のカメラで済ませるようになっちゃうのかねえ・・・。

 オフィシャルホテルからディズニーランド等に行く時に使うディズニーバス。排気口までミッキーマークになっている点に注目。


【帰路】
 奏一郎や詠二郎に聞いてみたら、ディズニーシーよりもポケモンセンターの方が楽しかったそうだ。「ポケモンセンターへは次はいつ行くの?」「もう一度行きたい!」とうるさかった。

 つまり、ポケモンとディズニーの勝負はポケモンの勝利!(^^;


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