山形名物、鳥中華を食べに

2012年8月、山形県天童市


【山形、そば紀行】
 山形県と言えば蕎麦が美味しい事で知られている。岩手も蕎麦どころだが、一般には山形の方が有名かも。

 宮城県は蕎麦があんまり美味しくなくて(と言うと怒られそうだが)、本格系の蕎麦屋に行っても、美味しいと思える蕎麦に出会える事はあんまりないのだった。

 以前、親父が生きていた頃、山形に連れて行った際、向こうで蕎麦を食べたらこれが美味しくてねえ、やっぱり山形は蕎麦が美味い!と思ったものだった。

 で、何かのニュースで、山形には「鳥中華」という蕎麦とラーメンのあいのこみたいな麺類があるという話をやっていて、画面でみるとこれがかなり美味しそうに見えた。で、いつか山形に鳥中華を食べに行こう!と心に秘めていたのだった。

 んで先日、暇だったので(笑)、その鳥中華を食べに行きましたよ。グーグルで調べてみると、山形市の手前にある天童市にその鳥中華の元祖の店があるようだ。江戸時代から続く蕎麦の老舗「水車生そば」というかな〜り大きな蕎麦屋があり、そこが元祖だという。

 行ってみると、確かに店が大きい。3階まで客席があり、駐車場も大きい。これなら観光客がいっぺんに来ても対応できそうだ。下の写真はその蕎麦屋の家系図。創業150年。現在は6代目との事。

 さっそく問題の鳥中華を注文。

 鳥中華とは、麺はラーメンの麺で、スープは和風仕立て。そこに鶏肉、海苔、天かすなどが乗っている物だ。(下の写真)

 食べてみると、だいたい予想通りの味で、いわゆる和風ラーメンだと思っていただければ間違いない。とっても安心する、なつかし〜い感じの味で、「確かにこれは評判になるのも納得の美味しさだ」と思った。

 もちろんこの店は蕎麦屋なので、蕎麦も美味しそうだが、続けて同じ店で頼むのはちょっとアレな気がしたので(アレって何だ?!(^_^;)、蕎麦は近くの別の蕎麦屋で食べる事にして店を出た。
 左の写真はお土産用の鳥中華セット。3食分入ってて1200円也。
 蕎麦は昔からこの地方の特産品で、江戸時代には天童藩の殿様から徳川将軍に献上品として送った事もあったという。

 その献上の蕎麦を再現したという特別な蕎麦が売られていて(左の写真)、これもお土産に買った。

 ちなみに天童藩の殿様は織田といい、あの織田信長の子孫。なので蕎麦屋に織田信長の絵が飾ってあったりする。

 で、話を蕎麦に戻して、せっかく山形県まで来たのだから蕎麦も食べなきゃ! という事で、同じ天童市内にある「たか松」という店に入った。「二重そば」というのが名物らしい。

 するともうすぐ正午だというのに「今蕎麦を打ってるので、少し待ってね」と言われた。打ち立て、茹で立てが食べられるならそれに越した事はないと思い、鳥中華を食べた腹ごなしにもなるという事で、そのまま待った。

 で、出てきたざる蕎麦は「二重」の名前の通り一人前なのになぜか2つのざるに分けられてある(下の写真。よく見ると、ざるが2段になっている。大盛りの場合は3段になるらしい)。「なぜ?」と思ったが、理由は分からずじまい。

 食べたらこれがやっぱり美味いのよ〜(涙)。久しぶりに美味い蕎麦を食った〜、という気分に。

 やっぱねぇ、山形は蕎麦が美味しいです(ラーメンも、置賜ラーメンとか美味しいし)。天童は仙台から比較的近いから、また食べに来ようと思いつつ、帰路についたのだった。

 外は夏の日差しがカンカン。入道雲がモクモクと立ち上がっていた。

[2012/9/13]


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