鉄甲機ミカヅキ

独特の趣味についていけない所もあるけど、頑張って作っているのはよくわかる


 実写特撮物。スカパーのフジチャンネルでやっていたので見た。この番組は’00〜’01年に地上波のフジテレビで放送した物で、1ヶ月に1話、深夜にひっそりと放送していた物。オタクはその存在は知っていても、放送スケジュールが変則的な形態だったので、ついつい見逃してしまった人が多かったと聞く。(宮城県では放送しなかった?)

 1話50分程度で全6話。「ミカヅキ」という巨大ロボを少年が操って謎の敵と戦うというジャイアントロボ的な内容だが、近年ありがちな難解で凝った設定になっていて、最後まで見てもストーリーがよく判りませ〜ん(^^; 結局ミカヅキって何だったの?って感じ。でも画面的にはかなりしっかり作ってあり、「いつの間にこんな凝った物を作ってたんだ!?」という感じ。

 原作・監督は「未来忍者」「ゼイラム」「仮面ライダーZO」で独特の世界観を出しまくった雨宮慶太氏。今回も氏独特のデザイン世界が炸裂しまくり。これまであんまり炸裂しすぎてついていけない事も多々あった彼だが、今回は比較的馴染みやすいかも。一見の価値あり。

 言葉が現実に作用する「言霊」現象が発生。人間の思念が物質化してしまうのだ。第1話ではスイカが巨大化して東京に出現。非常にシュールな風景をリアルに描写。これを予想して政府が密かに準備していた対抗組織「エイト」。そして政府から委託されて巨大ロボ「月光機」を作っていたあけぼの重工。

 あけぼの重工の社長は女子高生で、男みたいに荒っぽい。自社で作ったおもちゃみたいなデザインのロボット月光機に乗って敵と戦うのだが、なかなか勝てない。まあ、主役はミカヅキだから仕方ないけど、マジンガーZにおけるボスボロットみたいな役か?  基本的に暗めで気持ち悪い系の話だけど、彼女の闇雲な活躍によって明るくコミカルな風味が加わって、全体が救われている感じ。


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