ガンヘッド

これもそっとしておいて・・・。お願い。


 うちのコクーンちゃん。先日の「さよならジュピター」に続いて、今度は「ガンヘッド」(1989年、東宝)を録っていやがった・・・。何かの嫌がらせか? いや、見事に心の中を見透かされたような気もする・・・。コクーンもなかなか侮れないな(苦笑)。

 この映画も「さよならジュピター」と同様、SFファンから少なからず期待されながら、思いっきりハズしてくれた映画として記憶に残っている。もう二度とお目にかかる事はあるまいと思っていた映画だが、コクーンちゃんが録ってくれちゃったので、しぶしぶ半分で見る事に。


 たしかこの映画、ガンダムなどリアル系ロボットアニメを大ヒットさせたサンライズが、勢いに乗じて実写映画に挑戦したという映画だったはず。

 ガンダムで火がついたリアル系ロボットものが、その後、イデオン、ボトムズ、バイファムなどでどんどん洗練されて行く一方で、国産実写SF映画は氷河期状態であった。

 だから

 「日本では、実写のSF映画よりもアニメのSF物の方が良い」
 「日本のSFアニメは世界いちぃいいいいい!!」

 という認識があった。そのアニメ畑の人材が参加協力するという事で非常に期待させる物があった。

 という訳で期待に胸を膨らませていたのだけど、まあ、何つーか・・・、ダメでしたね・・・。


 単体のメカデザインもちょっとアレだったけど、一番の見せ場であるはずの戦闘シーンが、子供がおもちゃの戦車をガツーン!ガツーン!とぶつけ合って遊んでいるような、直線的な激突場面だけが印象に残り、正直言ってメカ戦の面白さは微塵も感じられなかった。

 それに加えて、マニア臭さプンプンな設定やストーリーが全然消化し切れてない感じ。冒頭で時代背景が字幕で説明されるのだけど、「”鉱石”はコンピューターによる世界支配を可能にした」みたいな一言で済まされちゃってて、おいおい”鉱石”って何なの?!よとツッこむ間もなく映画が始まっちゃう。「はぁ〜?」てな感じ。もう最初から冷めちゃった。そこら辺の説明は、ちゃんと納得できるような見せ方にしないと乗れるものも乗れなくなっちゃう。

 舞台になる島の名前が「8JO」ってのも何だそりゃ?てな感じだし、登場人物の名前も「ブルックリン」とか「セブン」「イレブン」とか・・・。マニアはこういうネーミングに燃えるんですか? たぶん燃えないと思うんだけど・・・。

 あと、日本人俳優が日本語でセリフを言い、白人俳優は英語でセリフを言い、それでそのまま意志疎通ができているという芝居にはかなり違和感があった。日本語と英語が入り交じると日本語のセリフがダサい感じに聞こえてしまうんだよなあ。

 これは日本人の白人に対するコンプレックスなのかも知れないけど、白人俳優と並べてしまうと、日本人俳優はよっぽどキャラが立ってる人(松田優作とか千葉真一、藤岡弘みたいな人)でないと見栄えがしないんだよなあ。ガンヘッドの場合、主人公(高嶋政宏)が頑張れば頑張るほど見てて痛いというか・・・。

 ケチをつけだすと止まらないので、この辺でやめとこ(^_^;

[2004/02/08]


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