SF映画5連発

コクーンが勝手に録るので半ば強制的に観る事に・・・。


【ターミネーター3】
 WOWOWで放送していたので観たのだけれど、ちょっとこれはひどい内容でしたね・・・。何がひどいって、「スカイネット」が発動してしまうという、敵側の思惑通りの結末になってそのまま終わっちゃうのよね。今までの苦労は何だったの?って感じ。

 まあ、この終わり方なら今後も続編を作りやすそうだけど、こんな内容でいいのかねえ? テーマ的に・・・。


【ソラリス】
 最近リメイクされた方の「ソラリス」。基本ストーリーは旧ソ連、タルコフスキーの「ソラリス」と同じなんだけど、受ける印象がかなり異なる。

 タルコフスキーの映画は睡眠を誘う事で有名だけど、この映画も眠くなるという点では同じかも・・・。芸術的にみると、やはりタルコフスキーにはかなわないと言っておきましょう。


【キューブ】
 コクーンが勝手に録ったカナダの映画。一辺が3mほどの立方体の部屋。上下左右前後の6面の中心にハッチがある。ハッチを開けて向こうを見ると、隣も同じような四角い部屋。行けども行けども同じ立方体の部屋。

 気が付いたらこの「キューブ」の中にいた登場人物たち。偶然合流した6人で何とか脱出を試みるが、中には罠が仕掛けられた部屋もあり、次々と犠牲者が・・・。(人間が一瞬にしてサイの目状に切断されるとか、強酸で溶かされちゃうとか、凶悪強烈な罠ばかり)

 マジ悪夢に出てきそうな恐怖! 永遠にキューブから脱出できないのではないか?という恐怖。どうしてこんな所に入れられてしまったのか? 誰がこんな手の込んだシロモノを作ったのか? そもそも出口なんてあるのか?

 全編、静かではあるが息が詰まるような緊張感。怖くて観るのをやめたくなるが、目が離せない。そんな映画。完成度高し。


【大人のための残酷童話/妖精写真】
 時代は、日本で言えば明治時代の頃であろうか、最愛の女性を事故で失った主人公は、その悲しみを忘れるためかイギリスの田舎に引っ越した。その下宿先にある大きな木の下で、ままごと遊びをしている女の子。その風景を見る内に、彼女らには妖精が見えているらしいと信じるようになった主人公は、彼女らが遊びに使っている不思議な小さな花を手に入れる。

 女の子たちがそうしているように、その花を食べてみると感覚が急激に鋭敏になり、周囲の動きが非常に遅く感じられる、という事を発見。妖精たちは非常に高速で動いているので普通の人間には見えないのだと考えた主人公は、高感度カメラによるハイスピード撮影を試みる。こうして妖精らしきモノの撮影には成功するのだが、不鮮明であったため誰にも信じてもらえない。

 結局、妖精の存在を信じない神父を殺した(本当は事故なのだが)という罪で(自ら望んで)死刑になり、死の直前に妖精たちが舞う(夢?)を見るのだった・・・。

 静かで悲しいお話。登場する女の子たちがとっても可愛い。「不思議の国のアリス」のアリスは、きっとこんな女の子なんだろう。

 この映画で登場する妖精たちは、人形を使って撮影されているのだが、神秘さとグロテスクさを持った良くできた人形だ。それがみんな裸で、股間にボカシが入っているのがおかしかった。たぶん局部までリアルに作ってあったのだろう。


【マトリックス完結編】
 「マトリックス」→「リローデッド」→「レヴォリューションズ」と続く3部作を全部観た。が、これら以外にも「アニマトリックス」というアニメ作品(オムニバス)があり、全部観ないと筋が理解できないような感じ。

 特にアニマトリックスの位置が重要で、どうしてあんな世界になってしまったのかという事は、アニマトリックスで語られている。ただ、アニマトリックスは人間側が敗北を続ける過程を描いた作品が多く、観ていて気が滅入ってしまうのが難点。

 で、完結編「レヴォリューションズ」まで全部観た感想なんだけど、

 「・・・・・・よく解らん」

 3部作になった事で、そして最後に人間対ロボットの戦いが終わり、平和になる(だろう)という結末を描いた事で、「マトリックス」の作品としての品位はかなり高くなったと思うのだけど、まるで押井監督の映画みたいに小難しい所が多く、1回観ただけでは理解できない感じなのがちょっとアレだな、と思った。

 正直、最初の「マトリックス」だけで終わった方が良かったような気も・・・。

[2005/03/20]


戻る