スパイダーマン3
他2本

最近観たヤツをまとめて。


【スパイダーマン3】
 最新作「スパイダーマン3」が興行記録を塗り替えるヒットを飛ばしているという。でも映画の出来として、実際の所どうなのよ?と思い、劇場で観てきた。

 結論:良い映画だ。期待を裏切らない出来と言える。

 こういうちゃんとした映画がちゃんとヒットしてくれるというのは本当に良い事だ。宣伝だけで、中身の薄い映画というのがけっこうあるだけに、嬉しかった。

 どこが良いかと言うと、スパーダーマンのテーマ、

 「大きな力には大きな責任が伴う」
 「人を傷つけたり憎んだりする事は、決して良い結果を生まない」
 「憎い人がいるなら、最も困難な事をせよ。すなわち、相手を許せ」

 など、「人間の良心の大切さ」がしっかり描かれている事。

 この精神は劇中、主人公が伯父伯母夫婦から教わるワケだが、彼らの言葉がスパイダーマンの「超自我」となって、彼を善い方向に導いてくれる。

 また悪役にも、それぞれ「どうして悪になったのか」という事情や、彼らの悲しみがきっちり描かれていて、単なる敵役で終わらせていない。

 また今作ではスパイダーマン自身も悪の「黒い力」の誘惑に駆られるが、これがテーマをいっそう引き立てている。そしてこれらのテーマが説教臭くなく描かれている点が高く評価できる。

 「罪を憎んで人を憎まず」の精神とは何か、解った気がする。


【ガメラ・小さき勇者たち】
 金子監督による「平成ガメラ3部作」の後に作られた新しいガメラ映画。監督は東映系ヒーロー物を多く手がけてきた田崎監督。

 ガメラは旧大映時代から「子供の味方」という設定だったが、この作品ではそれを全面に押し出しつつ、しかし単なる子供向けに終わっていない、良質のジュブナイルに仕上がっている。

 ダークな面も見せた「平成3部作」よりも、明るく前向きで、観て元気になれる「小さき勇者たち」の方が一般にはお勧めできる。

 あらすじ: 子供によって発見された不思議な卵から生まれたのはガメラの子供だった。(「トト」と名付けられる)最初は普通の亀だと思っていたが、急激に大きくなるので隠しきれなくなる。

 この子ガメラは、凶暴な人食い怪獣と戦ってくれる事になるのだが、いかんせん、まだ生まれて間もないため小さくて弱い。

 子供たちは、子ガメラには「赤い石」のパワーが必要だと悟り、子ガメラのために勇気を振り絞るのだった。

 映画を観ながら「頑張れガメラ!」と、素直に応援できる。


【怪奇大作戦・セカンドファイル】
 NHKハイビジョンで放送した新作。1時間物で3話のみ。短かっ!!

 第1話は「呪怨」でハリウッド進出した清水崇監督。

 第2話は故・実相寺監督が脚本を書いていて、本当は監督も担当するはずだったと言われている。実際には北浦嗣巳氏が監督を担当したが、「実相寺監督ならこう撮っていたに違いない」と思わせる演出だった。

 第3話は「リング」等で日本ホラー映画の名を上げた中田秀夫監督が撮っている。

 旧作の「科学を応用した奇怪な事件を、科学的に解明する」という姿勢は残っているが、全体にホラー色が強い。それにしても、3話だけというのが何とも中途半端な感じ・・・。

 特撮シーンは、やはりCGを多様、というかCG特撮だけしか使ってない感じ。やっぱ3話だけという事もあって、物足りなかった。

[2007/05/19]


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